日々の覚書
2000年
11月7日(火)
横浜ジョイナス一階に、いつのまにか2002FIFAワールドカップ・オフィシャルショップがオープンしていた。ちょっと、覗いてみたら、当たり前のことなのだが、ワールドカップの公式グッズを売っている店だった。Tシャツ、ネクタイ、お皿、タオル、携帯ストラップ等々、何の変哲もない品物に「2002 World Cup」の文字やマークが入っているだけのものなのだが、実はこういう物が僕は好きなのだ。どこかへ出かけると、どうってことのないTシャツやマグカップをつい買ってきてしまう。もちろん、このワールドカップグッズにも食指が動いたのだが、今回は我慢した。でも、そのうち何か買ってくるだろう。
店の前にボードが置いてあり、「日韓ワールドカップまで、あと570日」と書いてあった。570日なんて言われると、もうすぐではないか、と思ってしまう。でも、あっという間なんだろうな。
世間で日本で行われるワールドカップを心待ちにしている人がどの位いるのか分からないが、こうやって公式グッズを売る店が登場してくると、気分が段々盛り上がってくるのを感じる。サッカーに興味ない人も多いだろうけど、やはり国民的な盛り上がりを期待したい。どうも、日本のプロ野球のONシリーズなんてのはスケールが小さい。ワールドカップは世界中を巻き込んでのイベントなのだから。そんなすごい大会が、日本で開かれることを少しは誇りに思ってもいいのかも。招致活動中は、日本でワールドカップは早すぎるのでは、と思っていた僕だが、でもやはりワクワクしてくるのを感じる。
この日韓ワールドカップをさらに盛り上げて日本中が熱狂する為には、やはり日本代表チームが大暴れしてくれないと。期待してるよ。
11月2日(木)
今週の週刊文春に、「満員電車で痴漢にされないための五カ条」という記事が載っている。かいつまんで内容を言うと、身に覚えのない痴漢行為によって逮捕され、有罪にされてしまう男性の数が近年非常に多くなっている。満員電車で毎日通勤するサラリーマンなら、いつ何時やってもいない痴漢の罪を着せられてしまうか分からない。そうならない為の5つのポイントを紹介しよう、というものだ。で、その5つのポイントとは、
1.電車内では女性に近寄らず、ドア際でドアに向いて立つ
2.つり革につかまるか、常に手を上にあげておく
3.万が一、痴漢扱いされても、絶対に駅事務室へ行ってはいけない
4.駅事務室や警察へ行くことになったら、すぐ弁護士を呼ぶ
5.弁護士がだめなら、知人・同僚などを呼ぶ
ま、僕も日々電車通勤するサラリーマンである。幸いにして、痴漢の濡れ衣を着せられた事はまだないが、さすがに上記の1と2は常に守っている。
何年か前、嫌いな上司を社会的に抹殺してやろうと、あるOLが友人に依頼して、その上司を痴漢に仕立て上げた、という話を聞いたことがある。気の毒なその上司は、痴漢をやったと社内にその日のうちに知れ渡ってしまった為(もちろん、そのOLがふれ回ったのだが)、結局辞めざるを得ない状況に追い込まれたらしい。OLはまんまと嫌な上司を一人抹殺する事に成功した訳だ。まあ、信じがたい話ではない。
かつては、被害者の供述だけでは痴漢行為を立証するのが不可能だったケースも多かったらしいが、最近は被害に遭った女性の証言だけで起訴出来るようになってきたようだ。確かに、痴漢に遭っても泣き寝入りするしかない女性も多かっただろうし、それをいいことに痴漢行為を繰り返してきた男も大勢いただろう。しかし、女性が嘘でも勘違いでも「この人は痴漢です」と一言言えば、文句なしに有罪というのも乱暴過ぎないか。先の例を挙げるまでもなく、痴漢なんかにされてしまったら、社会的生命は終わりである。言うなれば、電車内の女性たちが、車内の男たちの運命を左右出来る権利を握っているのである。こんな無茶苦茶な話があっていいものだろうか。
痴漢行為を罰する法律がもちろんある訳だが、僕の意見では、どんな法律にも盲点というものがあり、必ずその盲点をついて法律を自分の都合の良いように悪用する人間が出てくる。であるので、その法律を施行する側、つまり司法においては悪用されないよう、常に法律の文面だけでない、状況などを厳しくチェックする事を心がけるべきではないかと思う。要するに、女性の証言だけで決めるな、ってこと。確かに、被害に遭った人も多いだろう。しかし、痴漢などしたことないという男も大勢いるのだ。あなたが、痴漢ではない男を痴漢として告発し、彼の人生は狂っていく。それでも平気な顔をしていられるのですか? それでは女性の弱みにつけこみ、絶対告発されない痴漢行為にふける卑劣漢と本質は変わらない。痴漢行為と同じく、無実の男を痴漢にする行為も決して許されるべきではない。
ということで、熱くなってしまったが、互いにもっと冷静に、そして慎重になりましょう、ということである。女性たちよ、すべての男が痴漢という訳ではないのですよ。頭の隅にでも留めておいて下さい。もちろん、僕は痴漢行為を肯定するものではありません。
10月23日(月)
なんと、ここの更新はほぼ一ヶ月振り! ネタもあるんだかないんだかって感じだし。
昨日、アイアン・メイデンのコンサートに行って来たので、そのレポートなど書いてみようと思う。
といっても、僕はアイアン・メイデンをほとんど聴いた事ないのである。彼らがデビューしたのはもう20年も前のことになるが、当時高校生だった僕はハードロック離れを起こしており、メイデンに限らずこの手のバンドは全く聴く気になれなかったのだ。再びハードロックを聴くようになるのは、デフ・レパードがアメリカでブレイクし、ラットが登場する頃である。そんなわけで、特にメタル系は避けて通ってきた。その僕が、知り合いに頼まれたとはいえ、アイアン・メイデンを見に行く事になってしまったのだ。当然知らない曲ばかりなので、その知り合いにベスト盤など録音して貰って聴いてみたが、そんなに悪くはなかった。別に毛嫌いするほどの事はない。改めて好きになるほどでもなかったが(笑)。
で、当日、場所はパシフィコ横浜でアイアン・メイデンを見た。開演前からの客席の盛り上がりは凄かったな。あんなの久しぶりに見た。ステージにバンドが登場すると、そのまま一気に頂点に達してしまった、という感じ。いや、僕がじゃなくて、みんなが(笑)。
肝心の演奏だが、なんかバランスが悪くてボーカルが聞こえなかった。何が何だか分からない。2階席だからだと思っていたが、1階でも似たようなもんだったらしい(ちなみに、僕にチケットを押しつけた知り合いは、自分はちゃっかり1階席で見ていたのだ)。周りの皆はイントロで曲が分かるらしく、ちゃんと一緒に歌ってたけど。他のメンバーは皆達者な人たちで、特にドラムは仲々上手かった。演奏そのものは良かったと言っていいんじゃないか。
しかし、ギターが3人もいたのには驚いた。3人とも、均等にソロを弾いてたけど。あと、途中でお地蔵さんみたいなデカい人形が登場したのにもビックリしたな。普通の人の倍の背丈はあった。当然、中に人が入っているのだろうが、ステージを歩き回っていて、いつ転ぶかとヒヤヒヤしてしまった。
まあ、メイデンも考えてみれば大ベテランだし、メタル一筋でここまで続けてきたのには脱帽する(一時期アメリカ進出を狙って、転向したこともあったようだが)。速い曲で煽り、途中に大曲を挟み込む構成もなかなか。先のお地蔵さんなど、仕掛けも結構あり、飽きさせないステージだったと言ってもいい。ま、僕のようにメイデンを知らない人間でも、途中で退屈するようなことはありませんでした(笑)。ファンなら大満足だったろう。
という訳で、アイアン・メイデンのコンサートレポートでした。
(あとで聞いたのだが、途中で登場したお地蔵さん、名前をエディといってメイデンのアルバムジャケットに登場する鎌持った人なのだそうだ)
9月30日(土)
2〜3日前にかかってきた電話での会話。
僕「もしもし」
男「あの、××地所と申しますが、マンションのご購入などの計画はあおりでしょうか?」
僕「ちょっと、今似たようなことやってるんで」
男「えっ、不動産の方ですか?」
僕「いや、家を増築するもんで、そっちまで手が回んないんですよ」
男「あ、それは大変ですね、どうも失礼致しました。」
もちろん、増築なんて真っ赤な嘘である(爆)。咄嗟に出たでまかせだったのだが、この手の電話勧誘を撃退するには有効かも。もっとも、予算だの工期だの突っ込まれたらしどろもどろでばれてしまっただろうが。
この××地所という会社、よく耳にする名前である。こんな電話セールスなんぞしなくても商売出来るだろうにと思うのだが。向こうも仕事だし、出来ればちゃんと相手してあげたいが、そうもいかない。上手な断り方を日夜模索する日々である(笑)。
9月29日(金)
非常に不謹慎な話題で申し訳ないと思うのだが、先日近所で火事があった。出火時間は午前7時頃で、丁度僕が会社へ行く為家を出る時刻である。出火したのはかなり前から水道設備工事業をやっている家で、僕がいつも利用しているJRの駅前にある。家を出る時、割と近い所に煙があがっており、消防車のサイレンも聞こえていたのだが、まさか駅前とは思わなかった。消防車と野次馬で駅前は大混雑(田舎なんで道が狭いのだ)、火事もさることながら電車に乗れるかどうかが心配になってしまった。
この火事、産経新聞の夕刊にも載ったので、もしかしたら記事を読んだ人もいるかもしれない。その記事によると、出火原因はなんと自動洗浄機付便器、いわゆるウォシュレットらしい。通報者、つまりこの家の主人だが、は「妻がトイレを使用し終わったら、ウォシュレット付近から出火した」と話しているようだ。警察ではこれを受け、原因を調査中ということである。しかしウォシュレットから出火した、というのはすごい話だ。お尻を洗い終わったら背後から火が、なんて想像すると怖いやらおかしいやら。すみません。
火事に遭ってしまった人には大変気の毒だが、近所ではその日一日火事の話題で持ちきりだったらしい。滅多に起こるものではないし、分からなくもない。まあ、記事によれば、幸い死者も怪我人もなく、主人が顔に軽いやけどをした程度だったらしいし、住宅が密集している場所であるにもかかわらず延焼はなかったそうだ。被害が小さかったので、却って話題にできたのかもしれないが。他人の不幸は蜜の味、とも言いますが(笑)。ま、とにかく、これからの季節、火の元には十分注意しよう。
9月15日(金)
今日は敬老の日である。僕にも今年90歳になる祖母がいるがとても元気で、自分で歩くし、頭はしっかりしているし、目もちゃんと見える。孫の顔や名前を忘れたりなんかしない。耳がちょっと遠いだけだ。大したもんだなと思う。長生きするのはいいけど、誰だって寝たきりや痴呆になってまで生きていたくないだろうし。やはり、健康な身体あってこそ、長生きもめでたいと言えるだろう。
今日は敬老の日であると同時に、シドニーオリンピック開会の日でもある。開会式の前に男子サッカーの予選リーグは既にスタートしており、日本は昨日南アフリカを相手に2−1で勝ち、幸先良いスタートを切った。トゥルシエ監督はメダルを獲る、と強気の発言だが素人目にみても今回の五輪代表チームは強いと思う。シドニーで好成績をあげ、それをはずみに日韓ワールドカップで大暴れしてくれる事を期待している。
しかし、いつも驚くのだが、オリンピックの種目ってすごくたくさんあるのだなぁ。公開競技を含めると、とんでもないことになっている。中にはテコンドーとかカバディとか、世界中でそんなに競技人口はないのではないか、とすら思える競技もあり、オリンピックに参加したさに、というかメダル欲しさに一所懸命競技を増やしているような気もする。別に悪いことではないけど。でも、なんか違うなと思うのは、僕だけだろうか。
9月8日(金)
関東ローカルかもしれないが、テレビ朝日で毎日夜11時から12時にかけて放送している『あしたまにあーな』という番組がある。翌日のイベントやら映画やら新製品の発売やらを簡単に紹介する5分にも満たない番組なのだが、僕はこれが好きでよく見ている。翌日のイベントなど、どうでも良いのだが、濱田マリ(あの元モダン・チョキチョキズの人ですね)の軽妙なMCがすごく面白い。放送時間が短いだけに、早口で原稿を読んでいるのだが、テンポもいいし言ってる内容がこれまた皮肉っぽくてよろしい。この濱田マリのトークを聞くためだけに番組を見ているようなものだ。見た事ない人がいたら、是非見て欲しい。別にどうってことはないが、面白いです。
しかし、濱田マリといえば、モダン・チョキチョキズは今でも活動しているのだろうか? フィリップ君は元気かな?
9月3日(日)
今回はウィノナ・ライダーに関する話題など。
ウィノナの新作がたて続けに公開される。まず本人が製作にも関わった『17歳のカルテ』。精神病と診断され、入院生活を送る思春期の少女達を描いた映画だそうだが、某週刊誌に載っていた映画評で、ある人がこの映画のウィノナはミスキャストだと言っていた。曰く、「性的にルーズな娘には見えない」、う〜ん、御意....ですかね(笑)。ま、確かに外見だけではウィノナはそういう風には見えないだろう。しかし、そういう役なのであるから、そう見えるように演じなければならない。もしかして、ウィノナは失敗したのだろうか。見てないので、何とも言えないが。ちょっと複雑な気分。
もう一本のウィノナの新作は『オータム・イン・ニューヨーク』。不治の病で余命あと一年の女性と中年実業家の悲恋物語で、共演はリチャード・ギア。ウィノナはもちろん、余命一年の女性の役だそうだが、困ったことに僕はこの手の映画が嫌いなのである(いわゆる‘お涙頂戴もの’ですね)。普通なら無視する所だが、ウィノナが出てるとなると見ない訳にはいかないし...。こちらもまた複雑である。どうしましょ?
8月31日(木)
僕は夜のドライブが好きである。夜だと何故かエンジンが軽く感じられて、愛車の調子がすごく良いような気がするし、カーステレオも昼間よりクリアに聞こえるような気がする。これは何故だろう。しかし、車も調子良く、バックのサウンドもゴギゲン、となればドライブが楽しくない訳がない。同乗者がいようといまいと関係なしだ。特に音楽の効果は絶大だ。何が流れててもすごくムーディに聞こえる。ほんとに何故だろう?
僕は意外と夜型らしく、どちらかというと昼より夜の方が体調もよく、気分もハイだったりする。だから夜ドライブすると、快適なのかもしれない。夜の闇もしくは月の光が僕の肉体・精神両面にパワーを与えているのか。不思議だ。
8月29日(火)
この間の日曜日、TAHARA藤沢店で偶然上々颱風(御存知ない方の為に:“しゃんしゃんたいふーん”と読みます)のライブを見た。CD及びライブイベントの宣伝の為に、店内ライブをやっていたのだ。上々颱風と言えば、何年か前J−POPで沖縄ブームみたいのがあって、沖縄出身のミュージシャンが注目されたことがあり、彼らも随分メディアに登場していたと記憶している。その頃から、ホールやライブハウスではなく、縁日や公園などでライブを行うユニークなバンドとして知られていたのではなかったか。あの頃、僕も沖縄の音楽に興味を持ち、色々聴いてみようと思いつつ結局ネーネーズのアルバムを一枚買ったのみで終わってしまった。あれから時が過ぎ、ワールドミュージックとしての沖縄音楽ブームは消えたが、ほとんどのバンドはまだ頑張っているようだ。上々颱風も当時はエピックというメジャーレーベルからレコードを出していたが、今はインディーレーベルに移ったらしい。しかし、もともとインディーっぽい活動をしていた人たちだし、表現は悪いがドサ回りみたいなのはお手の物だろう。この日のライブも非常に良かった。CD買おうか、藤沢の遊行寺でのイベントにも行ってみようか、という気にさせるだけのパワーが感じられた。こういうバンドにもっと頑張って欲しいと思う。売れりゃいいってもんじゃないんだよ。
一応、念の為書いておくが、前述の沖縄音楽ブームというのは、ここ何年かの安室、SPEED、DA PUMP、Kiroroといった沖縄出身のミュージシャンが人気を集めた沖縄ブームとは全然違う。今人気の沖縄出身のミュージシャンがやっているのは、別に沖縄を感じさせない普通のポップスだが、それより前にブームだった上々颱風たちは、沖縄音楽をベースにポップスとも民謡ともつかない独特の音楽をやっていた。沖縄ならではのアイデンティティが感じられ日本発のワールドミュージックとして、海外でも評判だったのだ。単なる洋楽の模倣だけでない、日本人(沖縄人)ならではの音楽、それも立派に海外でも通用するオリジナリティを備えた日本の音楽、思えば今沖縄のミュージシャンだけがそんな音楽を作り得るのかもしれない。
上々颱風頑張れ! 通販でも何でも必ずCD買います。
8月18日(金)
覚書とはいえ、掲示板にちょこちょこ書き込みしてるので、改まってこちらに書くことはあまりない。困ったな。
僕は中日ドラゴンズのファンだが、今年のプロ野球セントラルリーグは巨人の優勝は間違いないだろう。これで優勝出来なかったら、讀賣ジャイアンツの皆さんはプロを辞めた方が良い。とにかく、ドラゴンズファンとしては、巨人のマジック点灯を少しでも遅らせて欲しいと願うのみである。そういう意味で、今日からの東京ドームでの対巨人3連戦には非常に期待している。頑張って、意地を見せてくれぇ。