日々の覚書
2001年
3月23日(金)
今週の週刊文春の竹内久美子という人の連載に、興味深い事が書かれていた。
曰く、タバコを吸う習慣と人間の様々な性質との相関について色々な研究がされているらしい。なんでも、喫煙者の人格上の特徴は「独立心」「反社会的行動」「活動的でエネルギッシュ」「外向性」「享楽的傾向」「弁舌のたくみさ」「低い精神衛生」「固定的ではなく不従順で衝動的」「内的統制よりも外的統制に依存」「チャンス指向性」等々、という事らしい。ついでに、生活様式上の特徴としては「強い職業指向」「アカデミックな行動が少ない」「飲酒者が多い」「宗教的行事への出席が少ない」「結婚及び転職の頻度が高い」「スポーツに積極的に参加」「自動車事故が多い」「コーヒー、紅茶の飲用者が多い」等々、だそうだ。
これは竹内氏が自分で調べた物ではなく、ウィリアム・L・ダンという人が編纂した『喫煙行動』という本に載っているのだそうだ。どういう人が研究してるのか知らんが、喫煙者に対してかなり偏見があるものと思われる。僕も喫煙者だが(一日20本くらい吸う、銘柄はセブンスター)、ここに挙げた項目のうち、当てはまると自覚出来るのは18項目中たったの3つだけだ。喫煙者でも人見知りする奴を知ってるし、無事故無違反の喫煙者も知っている。こういうのを見て、単に面白がるだけならいいが、喫煙者はこういう性格なんだ、と勝手に思い込んでしまう輩が最近多いので面倒なのだ。
この手のデータは、酒の席での話題とかにとどめておいて、人間を判断する物差しにはしない方が良い。人間を判断するなら、他人が集めたデータに頼るのではなく、自分自身の感性に頼りましょう。
ちなみに、これを連載している竹内久美子という人、動物研究家であの『シンメトリーな男』という本を書いて話題になった人である。やはりこの連載の中で明らかになったのだが、この竹内氏の好きな三大ミュージシャンというのがあって、ローリング・ストーンズ、ミッシェル・ポルナレフ、そしてクイーンだそうだ。
3月19日(月)
気づいてみれば、ここの更新を一ヶ月も御無沙汰していた。結構色々あって大変だったんですよ(と、一応言い訳をする)。
で、実は去る3月13日に東京ドームへKISSを見に行ってきた。大変素晴らしいショウだった。感動的ですらあった。一週間近く過ぎても、今尚興奮冷めやらないKISSのコンサート・レポートを、遅ればせながらお届け致します(笑)
開場前に東京ドームに着いてみれば、いるわいるわ、あのKISSメイクにコスチュームの連中が。遠目に見てると結構似てたりして、仲々面白かった。記念写真を撮って貰っている人たちがいたが、僕もカメラを持ってたら撮って貰いたかった(笑)
あと、気づいたのだが、ジーン・シモンズのメイクをしている人は、やはり顔が長い。それと、ポール・スタンレーのメイクの人が少なかったのだが、一説によるとポールのメイクはワンポイントで線対称でない為バランスが難しく、それで敬遠されているのだろうとの事だ(注:Volty氏の説である)。メイクをして背広を着た、『地獄への接吻』コスチュームの人たちもいて、皆さん芸が細かい。メイクをした女性もかなりいた。ミニスカートで、綺麗な足を見せていたピーター・クリスが仲々良かったな(笑)
オープニングは何だろう、と思ったらやはり「デトロイト・ロック・シティ」だった。あの有名な、KISSのコンサートの始まりを告げるアナウンス、“You want the best,You got the best,The hardest band in the world,KISS!!”に続き、あの強烈なイントロが流れ、ポール、ジーン、エースの3人が姿を現すと、もう場内は興奮の坩堝、完全にヒート・アップだ(もちろん、僕も)。2曲目「デュース」、3曲目「狂気の叫び」と立て続けにぶちかまされて早くも昇天、あとはよく覚えていない(爆)
僕はKISSを生で見るのは初めてだが、火を吹くジーン・シモンズ、煙を吐くエースのギター等々、本物を見れて感激だった。特にエースがカッコ良かったな。ポールは何歳になるのか知らないが、よく動き回ってたし、本当にサービス精神旺盛な人たちだ。急遽、ピーター・クリスの代役を務めたエリック・シンガーも「ブラック・ダイアモンド」でボーカルをとったりして、頑張っていた。ドラム・ソロもあの人得意のパターンだけどカッコ良かったし。「リック・イット・アップ」「アイ・ラブ・イット・ラウド」「サイコ・サーカス」など、80年代以降の曲を結構やってたのも意外だった。そして、もちろんアンコールの最後は「ロックンロール・オール・ナイト」、回転花火を装着したエースのギターが曲をさらに盛り上げ、約2時間のショウは終わった。
いや、ほんと、素晴らしかった。東京ドームなんで音響は最悪だった(正直言うと、何やってるのか分からないこともあった)けど、これだけのショウを見せて貰えるのなら気にならない。
KISSは今回のツアーを最後に解散するらしい。かつて、自分がロックにのめり込むきっかけとなった素晴らしいバンドがまた一つ消えてしまうかと思うと、大変淋しい。別に怒らないから、いつでもひょっこり再結成してツアーをやってほしいものだ。でも、あれだけ大がかりなショウを続けるのは年齢的にきついかな(笑)
という事で、KISSのコンサート・レポートでした。簡単だけど勘弁して下さい。様々な思いが自分の中で交錯して、何をどう書いていいのか分からないのだ。言えるのは、KISSのライブは最高のエンタテインメント・ショウだ、ということ。唯一無比の存在、KISS。これだけのバンドは、もう出てこないだろうな。彼らも間違いなく、ロック史に名を残すバンドだった。
2月17日(土)
以前当サイトの掲示板などで、“グラミー賞の検証”をやるなどと言っていたが、全然実現しないまま気がつけば、2000年度グラミー賞発表が来週に迫ってきてしまった。今のうちにやっとかないと間に合わない、という事で遅れに遅れたが“グラミー賞の検証”、いきたいと思います(笑)
最初に断っておくが、検証なんて大それたものではない。2000年度グラミーのノミネートを見ながら、ああだこうだ思う所を好き勝手に述べようという程度だ。期待している人がいるとは思えないが(笑)、あまり期待しないで下さい。
まずは、今回のノミネートを見てみよう。あ、もう一つ断っておくが、僕の言うグラミー賞とは、“レコード・オブ・ザ・イヤー”“アルバム・オブ・ザ・イヤー”“ソング・オブ・ザ・イヤー”の主要3部門の事である。それ以外の有象無象の賞は、大した価値はないと思うので無視させて頂く。
・レコード・オブ・ザ・イヤー
セイ・マイ・ネーム/ディスティニーズ・チャイルド
アイ・トライ/メイシー・グレイ
ミュージック/マドンナ
バイ・バイ・バイ/イン・シンク
ビューティフル・デイ/U2
・アルバム・オブ・ザ・イヤー
ミッドナイト・バルチャーズ/ベック
ザ・マーシャル・マザーズLP/エミネム
キッドA/レディオ・ヘッド
ユー・アー・ザ・ワン/ポール・サイモン
トゥー・アゲインスト・ネイチャー/スティーリー・ダン
・ソング・オブ・ザ・イヤー
ビューティフル・デイ/U2
ブリーズ/フェイス・ヒル
アイ・ホープ・ユー・ダンス/リー・アン・ウーマック
アイ・トライ/メイシー・グレイ
セイ・マイ・ネーム/ディスティニーズ・チャイルド
いゃぁ〜、困った。見事なまでに聴いたことない曲ばかりである(笑)。検証も何もあったもんじゃない。とはいえ、知らない曲ばかりでも感じることはある。“レコード”に関して言えば、マドンナとU2以外は初ノミネートだ。今回の結果次第では、アメリカの音楽勢力図はかなり書き換えられる事になるのだろうな。
僕が以前から感じている事だが、グラミー好みのアーティストというのが厳然として存在する。上記の顔ぶれの中では何と言ってもポール・サイモンであろう。S&G時代から数えるとなんと通算13回目のノミネートである。ま、もっと凄いのは他にもいて、例えばフランク・シナトラは18回、ビートルズは15回(活動期間を考えると驚異だ)、バーブラ・ストライザンドは14回、それぞれノミネートされている。これは単に活動期間が長いとかヒットを続けて出せるとか、の問題ではなく、グラミーの(選考委員の)好みのアーティストだからだ、と言ってよかろう。活動期間の長さやヒットの規模でいうならローリング・ストーンズなどはもっとノミネートされてもいいはずだが、実際には一度しかノミネートされたことはない。エルトン・ジョンだって6回ノミネートされたが受賞はゼロ。グラミーの好みに合わなかったとしか言いようがないではないか。ちなみに、他にもビリー・ジョエル、スティング、U2などがノミネート回数が多く、最近10年くらいではシェリル・クロウ、セリーヌ・ディオン、エリック・クラプトン、ボニー・レイットなどがノミネートの常連だ。そう、グラミーは実は保守的なのだ(皆分かってるよね)。でも、何となくグラミー好みであるというのも納得のいく顔ぶれではある。
ポール・サイモンの場合、凄いのは前回までで12回ノミネートされ7回受賞していることだ。なんと打率0.583! イチローも真っ青だ。その点から見れば、“アルバム”の本命はポール・サイモンだろう。しかし、面白い事にベックとレディオ・ヘッドも実は前作に続いて2回目のノミネートなのだ。彼らも新たな常連になりつつある訳で、保守的でありながら、意外とトレンドにも目配りするグラミーの特徴がよく出ている。過去にも本命視された大物が落選し、若いアーティストが受賞した事もあったし、そういった期待も込めて僕の“アルバム”受賞者予想は、ベックにしておこう。
常連といえば、マドンナはこれまでグラミーなんて全く縁のない人だった。まあ、分かるような気もするけど(笑)。マドンナは前作『レイ・オブ・ライト』で“レコード”“アルバム”の両部門で初めてノミネートされた。で、今回2作続けてのノミネート。どうやらグラミーに気に入って貰えたらしい。意外と今回“レコード”受賞者はマドンナではないか、と僕は思っている。
去年のサンタナのように、常連でも何でもなかったのに主要部門独占の例もあるし、そうでなくても本命が敗れる波乱はある。ここ数年でもショーン・コルビン、シールといった大番狂わせの受賞もあった。今回は3部門全てにノミネートされた人がいない、という近年では珍しい事になっているので、ちょっとした波乱が起きそうな気もする。新世紀だし、あっと驚く結果を期待している。
長くなってしまったが、“検証”はここまで(笑) グラミー賞については色々語りたい事はあるのだが、それはまたの機会に。
2月13日(火)
まったくもって、どうでもいい事なのだが、僕の所有するアルバム(LP+CD)のトータル枚数が1000枚に到達した。世の中にはもっとレコードを集めている人が大勢いるので、1000枚くらい大した事ではないのだが、でも感無量である(笑)。
で、誠に勝手ながら1000枚のアルバムを100番毎に紹介させて頂く(CD700枚到達の時もやったような...)
100 America In Concert
200 You Can Dance/Madonna
300 Gatecrashing/Living In A Box
400 4/Foreigner
500 Miracle Row/Janis Ian
600 Parsley,Sage,Rosemary And Thyme/Simon & Garfunkel
700 Mirror Ball/Neil Young
800 Sad Caper/Hootie & The Blowfish
900 Car Wheels On A Gravel Road/Lucinda Williams
1000 Good Singin’ Good Playin’/Grand Funk Railroad
とにかく脈絡というか一貫性がないのには、我ながら感心する(笑)。次なる目標は2000枚達成という事になるが、現在のペースだと到達するのは20年後だ(爆) その時までこのサイトを続けているのだろうか?
2月8日(木)
今日の朝日新聞夕刊に気になる記事があった。
『ハリー・ポッターと賢者の石』といえば、名前くらい聞いた事があるだろう。翻訳物のベストセラーである。これの第二弾『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の中に、先天的疾患に対する差別的表現がある事が分かり、各教育委員会や図書館などが子供の目にふれにくいようにするなどの対応に追われているらしい。また出版社は、昨年末の増刷分から問題の箇所を削除しているそうだ。
ま、これだけの記事である。こういう話はよくあるし、決して珍しいことではない。ただ僕が気になるのは、問題の“差別的表現”そのものについては全く触れられていない事だ。これでは、どこが差別的表現なのか全然分からない。僕は読んでいないけど、この本を読んだ人の中には、差別的表現など気づかなかった、という人もいるだろう。ハリー・ポッターの本の中に差別的表現があった、と言うだけでは片手落ちではないのか。どこがどういう理由で差別的なのか、きちんと説明しないと分からないだろう。差別的表現が良くないなら、二度とこういう事のないように「ここがいけないんだ」と説明する必要がある。一番肝心なその部分を隠蔽してしまっては、次に違う人が同じ事をやらかすおそれだって大いにある。何故、この朝日の記事には“差別的表現”について触れられていないのか? どうせ、新聞紙上で公表すると「差別的表現を助長した」とか何とかいう抗議が来ることを面倒臭がっているのだろう。
本当に差別的発言をなくそう、と少なくとも新聞が考えているのなら、その部分を公表し「こういう表現はいけませんよ。こういう風に直しましょう」とアピールすべきだろう。抗議が来るのが煩わしい、とか何とか目先の事ばかりで逃げていては問題の本質から目をそらすばかりで、何の解決にもならない、と僕は思うのだが。そして、決して差別されている側の人たちに対して誠意を見せたという事にもならない。
所で、この『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、読んだ方がいらしたら、問題の差別的表現の箇所について、僕に教えてくれませんか?
2月4日(日)
去る1月30日の火曜日、東京国際フォーラムへジャーニーのコンサートを見に行ってきた。仲々良かったです。遅ればせながら、コンサート・レポートなど。
会場に着いて、客席を眺めてみると割に年代の高い人が多かった。古くからのファンが大部分なのだろう。歴史の長いバンドだから当然だが、反面若いファンが少ないというのも淋しいものを感じる。それと、やや空席が目についた。これはひとえにプロモーターの怠慢だろう(笑)。実際、ジャーニー来日公演の告知は新聞にも載らず、前売り開始日やチケット購入方法が分からなくて、あたふたした記憶がある。ジャーニー好きだけど、来日する事を知らなかった、という人も多いのでは。もっと、ちゃんと宣伝してくれないと。
オープニングは何だろう、なんて開演前に言ってたが、いざ始まってみたら「Message Of Love(『Trial By Fire』1996年発表の収録曲)」だったのには驚いた。その後も、「Ask The Lonely」とか「Stone In Love」とか渋い曲が続いて意外だった。もちろん、そういうのは歓迎なのだが。古い曲をかなり演っていて、「Lights」と「Stay Awhile」をメドレーでやってみたり、「Just The Same Way」をグレッグ・ローリーならぬジョナサン・ケインが歌ってみたり、と長年のファンには意外ながらも嬉しい選曲だった。
音響的にはバランスが今いちだったように思う。でも、そんな事気にならない充実した内容だったと言っていいのでは。ボーカルのスティーブ・オーブリーも、スティーブ・ペリーに声が似てるせいか全く違和感なく、すっかりバンドに溶け込んでいたし。ロス・バロリーの元気そうな(?)姿も見れたし。欲を言えば、もう少し演出に気を使って欲しかった気もするけど。
ベテランだけに、演奏もしっかりしているし、満足出来るコンサートであったと思う。渋めの選曲だったけど、アンコールで必殺の「Don’t Stop Believin’」と「Separate Ways」も演ってくれたし(ここいらを聴かなきゃ家に帰れない、という人も多かったろう)、ファン・サービスに徹しつつ、今なお現役である事をアピールした素晴らしいライブであった。
新譜が良かったので期待はしてたが、ほんとに期待通りのステージを見せたジャーニー、まさしくプロのコンサートだったと思う。さほど熱心なファンでない僕が言うのだから、間違いない(笑)。
1月24日(水)
宝島社発行の『別冊宝島:音楽誌が書かないJポップ批評』に「ヒットチャート“トップ30”シングル試聴&ランダムノーツ」というページがある。タイトル通り、最新のチャートをもとに、ヒット曲を短くコメントする、というもの。これが仲々面白いので、ここでも真似してやってみようと思う。
チャートはTSUTAYAセルCDランキング2001/1/14〜2001/1/20のトップ10をもとにした。
1.ミニモニ。ジャンケンぴょん!/春夏秋冬だいすっき! ミニモニ。
こういうのもありかっ!?、としか今の所コメント出来ない。すごく書きにくいタイトル。
2.fragile/JIRENMA Every Little Thing
これは「フラジール」と読んでも、「フラジャイル」と読んでも正しいのです。勉強になります(笑)
3.come again m−flo
すいません、まだ聴いてないです。ボーカルの人が何歳なのか不思議。
4.M 浜崎あゆみ
ビデオクリップで、黒い衣装で歌う浜崎がカッコいい。
5.進化論〜GOOD MORNING−HELLO!21st CENTURY〜 SOPHIA
こういうタイトル、嫌いだ!!
6.Puple The Orion DA PUMP
タイトル・コールは「オライオン」だけど、歌う時は「オリオン」らしい。
7.I miss you〜時を越えて〜 MISIA+DCT
今時珍しく、歌以外の付加価値のないMISIAは貴重な存在。実は応援してます(笑)
8.Gamble Rumble move
ここのメンバーの木村貴志って、フェイバリット・ブルーの人だったのでは...
9.恋愛レボリューション21 モーニング娘。
目下の悩みは、今月末発売のモー娘。のベストを買うかどうか。
10.サボテン ポルノグラフィティ
メジャーデビュー前はコンテスト荒らしだったそうだが、その時ドラムはいたのか?
ま、こんなとこで(笑)
本人は結構楽しいのだが、読んでる方はどうだろう。もし、好評なら(←ないない)またやってみたい(自爆)。
1月21日(日)
皆さんは御存知だろうか。「576通り占い」というのがあるらしい。これは、干支と星座と血液型でそれぞれ今年の運勢を占い、それを掛け合わせて2001年の運勢の順位を算出するものだそうだ。本人がちゃんと理解してないもんで、あやふやな説明で申し訳ない(笑)。576という数字は、干支が12、星座も12、血液型が4、で組み合わせると576通りになる、という事らしい。
で、その順位が週刊文春に載っていた。それによると、2001年の運勢ベスト5の組み合わせ及びそれに該当する有名人は、
1.天秤 子 A 白川由美
2.天秤 酉 A 石田ゆり子
3.天秤 牛 A 浜崎あゆみ
4.蟹 子 A 沢田研二
5.蟹 酉 A 野村弘樹(横浜ベイスターズ)
という事になるらしい。全体的に天秤座と蟹座、及びA型は今年の運勢はいいようだ。ちなみに僕も天秤座で寅年のA、順位は24位、該当する有名人はケイン・コスギだそうだ(爆)。
当たるも八卦当たらぬも八卦、占いなんて信じる信じないは個人の勝手だが、良いと言われれば嬉しいもの。ま、せいぜい今年はいい事がある、と前向きに暮らしていこうではないの(自爆)。
1月14日(日)
今月も半分過ぎ、本来だったら明日が成人式だった訳だ。でも、8日に終わってしまった。祝日というのはそれなりに意味があって、その日に決めたのだろうと思うのだが、成人の日や体育の日のようにその年によって日が変わってしまう、というのでは祝日の意味が全くなくただの休日という事になってしまう。これでいいのだろうか?
成人式といえば、高松市で市長が祝辞を述べている時に、静かに聞いていなかったばかりか、クラッカーを投げたりして式を妨害した新成人が逮捕された。かなり話題になり、近頃の若者はけしからん、といった論調がほとんどであったと思う。ま、僕に言わせればどっちもどっちという気がするけれど。
近頃の若者に礼儀知らずが多い、というのは確かだと思うが、若者を静かにさせられる大人が少ない、というのもこれまた事実である。若者は年上の言う事など端から聞く意志はないし、大人は大人で「やっぱり経験を積んでいる人は違うな」と思わせるような説得力のある人がいない。これは、いつの時代にもあることで、若者を批判すれば済む問題ではない。若者が未熟だということは社会自体が未熟だということだ。
だからと言って、若者の肩を持つ気もない。自分たちが批判された事に対して、「社会が悪い」「大人が悪い」と言う事は簡単だ。いくらでも言うがよかろう。しかし、年をとって、かつて自分が言った事を若者から言われた時に平然としていられるかね。何でもかんでも他人のせいにして勝手な事をほざくな、と言いたくなるのではないか。世間の事など何も知らんくせに、とか。結局同じ事の繰り返しなのだ。自分が大人になったら、あんな大人にはなるまい、という固い決意があるのならいいが、今の立場に甘えて勝手な事を言ってるだけなんだよ、結局。それに、立場が変わると人間というものは、それまでの事は全て忘れてしまうし。いつまでも学生気分が抜けないのも困るが、学生の頃何を考えてたか、という事まですっかり忘れてしまうのも多い。そういうのが、若い頃の事は棚に上げて、「近頃の若い者は」なんて言い出すのだ。カッコ悪いと思わないか。
自分たちが若かった頃の事はしっかり記憶していて、当時の自分たちがいかに未熟であったかを自覚できて、文句を言えばいわれのない批判が返ってくる事は覚悟の上で、何年かの間に諸々の事情がすっかり変わってしまった事も理解できていて、でも自分が正しいという自信がある、若い者に言うべき事は言わねばならない、たとえ誰も聞いてくれなくても。どうせ若者に文句を言うのなら、少なくともこれだけの心構えはして臨みたい。
1月4日(木)
今回は、今月末来日公演を見に行く予定のジャーニーについて。
暮れに、友人がジャーニーの新譜『Arrival』をCD−Rにコピーして持ってきてくれた。早速聴いてみようと思ったのだが、僕のCDプレーヤーでは読み込めない。ディプレイに表示すらされないのだ。ピックアップを掃除したりしてみたが、効果なし。結局パソコンのCD−ROMドライブで再生して聴いてみた。
で、これが大変素晴らしいのである。ジャーニーの熱心なファンという訳ではない僕が聴いても、実にいい、傑作だと思う。もしかしたら、ジャーニー黄金期の『Escape』『Frontiers』をもしのぐ出来映えではないか。スティーブ・ペリーに代わるボーカルがまたペリーに良く似てるので、まるっきり違和感なくジャーニーとして聴けてしまうのも凄い。ジャーニーの全アルバムの中でも最高と言ってしまって良いのではないか、とすら思える。もし、これを読んでいる人の中で、別にジャーニーのファンじゃないけど「Don’t Stop Believin’」とか「Separate Ways」は好きだ、なんていう人がいたら、是非聴いてみて欲しい。あの当時の雰囲気はそのままに、現役バンドとしてのジャーニーも楽しめる、間違いなく新たなファンも獲得できるクォリティだ。正直、彼らがここまでやれるとは思わなかった。とにかく、『Arrival』お薦めです。
御存知の通り、ジャーニーは1986年のアルバム『Raised On Radio』を最後に解散したが、1996年に『Trial By Fire』で復活した。その後、ツアーを続けバンドの結束を高めてきた訳だ。その結果がこのアルバム。もしかしたら、あの黄金期の頃よりジャーニーはいい状態にあるのかもしれない。復活アルバムの『Trial By Fire』が悪くないけど、かつてのジャーニーをなぞったような内容であったのに対し、今回の『Arrival』には今のジャーニーがある。スティーブ・ペリーのソロみたいに聞こえる部分もあった『Trial By Fire』とは違い、バランスもいい。21世紀のジャーニー、要チェックだ。来日公演も非常に楽しみである。
所で、その『Arrival』をコピーしてくれた友人というのが、ジャーニー(というかニール・ショーン)のファンで、今月のコンサートも一緒に行くのだが、彼がこのサイトでもっとジャーニーを取り上げて欲しい、と言うもんで今回ジャーニーについて書いてみたという訳である。ハ☆※◇君、こんなもんでどうでしょうか?(爆)
あ、ジャーニーの新譜がいい、というのは本当です(笑)。