日々の覚書
2004年
8月9日(月)
唐突だが、今思い出すとぞっとする、という出来事はありませんか?(笑) その時は気づかなかったけど、後で思うと、ひとつ間違えば大変な事になっていた、っていうヤツ。思い出すたびに背筋が凍りつくとか、夢に出てきて汗びっしょりになって飛び起きるとか。そういう経験のひとつやふたつ持ってる人は多いと思うんだけど。
僕にもそういうの、いくつかあって、中でも毎年この時期になると、よく思い出す出来事がある。今を去ること26年前(!)のこと、当時僕は高校3年で吹奏楽部に所属していた。で、毎年夏休みに行われる吹奏楽コンクールに我が校は参加していたのだが、この時僕は高校生活最後のコンクールを迎えたのである。暑い中、毎日練習に通い、本番も無事終えたが結果は「・・・」、ま、コンクールの結果を書くのが目的ではないので、そちらは省略するが、その最後のコンクールで僕が演奏を担当したのはなんと!櫓太鼓だった。柔道部だか剣道部だかが持っていたのを借りてきたのであるが、櫓太鼓を演奏するのは初めてだったし、実は長いソロもあったりして結構目立つおいしいパートだった事もあり(笑)、僕はかなり気合を入れて練習し、本番に臨んだ訳だ。結果はともかく、自分自身は十分納得出来る演奏が出来たと思っている。このこと自体は悔いはない。
しかし、後年になってぞっとした、というのは実はこの櫓太鼓なのだ。演奏中、櫓太鼓が台から転げ落ちていたら一体どうなっていただろう...演奏もぶち壊しだけど、それ以上に、あんな大きい太鼓がゴロゴロと転げ落ちていたら、ステージの上も客席も怪我人で溢れていただろう(ちなみに、コンクールの舞台は後方に2段の雛壇があり、打楽器は上の雛壇に配置されていた)。よくよく思い返してみれば、あの時櫓太鼓は借りられたけど台がなく、自分たちで即席の物を用意していたのだ。プロが使うような代物ではなく、本当にいい加減な物で、演奏中に事故があっても不思議ではなかった。だが、練習中には何事も起こらなかった事もあって、あの時は太鼓が台から落ちるかもしれない、なんて事はこれっぽっちも頭の中になかったのである。ああ、ほんとに今思い出すとぞっとする。ま、結果的には何も起こらなかったのだから、気にする事はないのだろうけど、でもつい想像しちゃうんだよね...
演奏中いきなり転げ落ちる櫓太鼓、2回3回と大きな音をたててバウンドしながらステージ上の吹奏楽部員を蹴散らし、そのまま客席へ大きくダイブ、阿鼻叫喚のコンクール会場...あ、夢か(大汗)、夢でよかった(笑)
7月3日(土)
近頃、僕の身内も当サイトを見ているらしい(この場合の身内というのは、家族や血縁関係にある人たちの事である)。となると、うっかりした事は書けないなぁ。最近当たり障りのない事ばかり書くようになったな、なんて思ったら、察して下さい(笑)
前から言ってるので知ってる人も多いと思うが、僕は美人に弱い。が、これは僕だけに限った事ではなく、男はだいたいそうだし、女だってそういう傾向がある。例えば、うちの会社に毎朝ヤクルトレディがやって来るのだが、その人が仲々の美人なのだ。ま、小さな子供を抱えて奮闘しているようだし、また炎天下もバイクにまたがってヤクルトを売り歩いているという事もあって、いつも綺麗に決めているとう訳ではないのだが、それでも美人である事はすぐ分かる。で、彼女がうちの会社に来るようになってから、確実にヤクルト製品を毎朝買う人が多くなった。前に来ていた人の時は、全員が買うという事はなかったのに、今の人に変わってからは男連中だけでなく女子社員もジョワやらコーヒーやら買うようになっている。つまり女だって美人には弱いのだ。
とはいえ、美人に対しては(特に女性からの)批判なども多い。よく聞くのは「美人は性格が悪い」というヤツ。小さい頃から周囲にちやほやされて育つので我が儘になる、他人に対する思いやりがないとか、美人である事を鼻にかけて他人をバカにするとか、美人ゆえに自意識過剰で常に自分中心に物事を考えているとか、そういった所が「美人は性格が悪い」と言われる所以である。でも、本当にそうなのか? 今回はここいらについて考察してみたいと思うのである。
断っておくが、僕は美人は好きだが、それはあくまで見て楽しむ範疇の事であって、実際に自分の生活や仕事に関わってくるとなると話は別だ。美人だけど、それこそ頭が悪いとか性格が悪いとか、そういう人とは付き合えない。一緒に仕事をする場合、美人だけど仕事はてんでダメ、なんて人では困るのだ。不細工で仕事も出来ない、ってのも困るけど(爆) だから、僕は美人なら何でもいいという人ではない。そこの所勘違いしないように(笑)
で、話を戻して、「美人は性格が悪い」って説だが、過去自分の周囲にいた美人や親しくさせて貰っていた美人を見てみると、別に性格の悪い人っていなかったのである。ま、どういうのを以て「いい性格」と評するのかは人によって基準があるだろうが、少なくとも僕が見てきた美人に関しては、前述したような、我が儘とか思いやりがないとか自意識過剰とか美人である事を鼻にかけるとか、そういうタイプはほとんどいなかった。むしろ逆である。周囲の人間関係に気を配り、他人には丁寧に接し、相手の言う事をちゃんと聞き、機嫌悪くても顔には出さず、態度はとても謙虚である、という人が多かったのだ。たまたまか。いや、そうではないと思う。そこそこの美人ならいざしらず、誰もが認めるウルトラ美人は性格もいいものなのだ。次にその根拠を述べる。
推測するに、親の教育なのではないか、と思うのだ。つまり、自分の娘が美人に生まれてしまった場合、これで幸せの半分は手にしたと安堵する反面、美人に対する世間の反発をも考えて、娘に「顔がいいだけではダメだ。みんなに愛される人間になりなさい」「人間の価値は顔で決まるのでありません。その人がどういう人で何をしたかが大切なのです」「世の中には美しくない人も大勢いるのです。そういう人たちの事も思いやってあげなさい」などと、賢明な親は言って聞かせるのではなかろうか。娘が上手く世間を渡っていけるように。そうして育った美人は、自分の美しさを自覚しつつも周囲とも上手に協調していく人になるのではないか。だから美人は性格が良くなるのである。
いわゆる「性格の悪い美人」てのは、ランクの低い、B級以下の美人なのではないかと、僕は思っている。そこそこのレベルであれば親も、美しさゆえに人に妬まれるのでは、なんて思わないだろうから、それほど厳しい教育もしまい。で、蝶よ花よと育ててしまって、結果として自意識過剰の鼻持ちならない人間になってしまうのだろう。この、そこそこ美人、というのが良くないのだな。十人並みもしくはそれ以下の容姿であれば、自意識過剰になることもない。一流の美人であれば厳しい教育によって自意識過剰には陥らない。つまり、そこそこの美人が一番性格が悪い、という事になる。これ、案外間違ってないと思うけどね(爆)
結論:美人は性格が悪い、ということはない。むしろ逆である。で、言うまでもなくMFCのお客様は知的な美人ばかりですよ(笑)
6月14日(月)
僕はよくコーヒーショップに入るのである。喫茶店ではなくて、コーヒーショップ。ここ数年、町でよく見かけるようになった、セルフサービスで値段も割に安い(立ち飲みの所もある)、あのコーヒーショップだ。時間潰しもあれば本当にコーヒーが飲みたい時もあり、用途はいろいろ。店員がうるさい事言わないので、ゆっくり読書にふける事も出来て、非常に重宝している。今や、僕の生活にはコーヒーショップは欠かせない。
先日入ったコーヒーショップでのこと。レジ前に数人並んでおり、その後に続くと店員が一人寄ってきて、「お客様、おタバコはお吸いになりますか?」「吸いますが」「ただ今、喫煙席が満席でございまして、お待ち頂くか禁煙席にするか、どちらかになるのですが」「じゃ、禁煙席でいいですよ」「ありがとうございます」、とまぁ、こんな会話が交わされた訳だ。その店は2階建てで、2階が喫煙、1階が禁煙になっている。いつもなら長居するつもりだから、喫煙席が満席なら他の店を探すんだけど、その日は単にコーヒーが飲みたいだけで飲んだらすぐ出るつもりだったから、禁煙席でもいいよ、と言ったのである。ここまではよろしい。
で、禁煙席でコーヒーを飲もうとしたら、2階から数人の客が一斉に降りてきた。つまり、喫煙席に空きが出た訳だ。当然、僕は店員の「ただ今喫煙席が空きましたので、よろしければお移りになりますか?」の一言を期待した。所が、件の店員はまだレジに並んでいる人に「タバコ吸いますか?」と聞き、その人が「吸います」と答えると、「空いております、どうぞ」と、後から来た人を2階へ通してしまったのだ。
こっちは別にタバコが吸いたかった訳ではないから、別にいいのだけど、でもやっぱ一言あってもいいのではないか。おそらく、「お移りになりますか?」と聞かれても、「ここでいいですよ」と答えたとは思うのだが。それとも、事情はどうあれ禁煙席を選択したのだから、途中で席を移るのは認めません、とでも言うのだろうか。どっちにせよ、やや不愉快になったのは事実である。
後日、知り合いにこの話をしたら、「ああいうとこの時給は安いのだから、そんな気の利いた対応を期待してはいけない」と言われた。ま、それもそうだ。それに、あちらからすると、僕は日に何百人と来る客のうちの一人な訳で、たった一人の機嫌を損ねたくらいでは大勢に影響はあるまい。
あと、時々見かけるのだが、コーヒーショップでやたら会計に時間がかかる人ってのがいる。5人分くらいをまとめて会計しているのなら話は分かるが、見てると一人分それもドリンクと菓子パンがひとつだけ、なんてのが意外と多い。一体何故あんなに時間がかかるのか。注文するのに無茶苦茶迷ったのか。それとも、300円かそこいらの会計に一万円札を出したとか。しかも、偏見ではないと思うが、こういう場面で時間かかってる奴って、ほとんど男なのだ。本当に不思議で仕方ない。
変な奴といえば、こないだドーナツだけ3個ほどトレイに載せて席に着いた若い男がいて、普通飲み物もオーダーするから、あとで誰か連れが持ってくるのかな、と思ったら、彼はドーナツだけ一気に食べて店を出てしまった。あれも不思議だったなぁ。ドーナツを飲み物なしで食べるなんて。というか、物を食べる時は飲み物(たとえ水だけでも)も一緒というのが普通なのではなかろうか。僕の知り合いで、とある行列に並んだ時、前にいた若い男がおもむろにアイスクリームのパーティサイズを取り出して、その場で全部一人で食べてしまったのを見て気持ち悪くなった、という経験を持つ人がいるが、それに近い物を僕は感じてしまった。ま、アイスクリームのパーティサイズよりドーナツ3個の方が罪は軽いけどね(笑)
断言するが、巷で見かける変な奴というのは、圧倒的に男が多い。
変な奴ではないが(笑)、とあるホテルの一階に喫茶コーナーがあり、食券を買って中のカウンターで飲み物に変えるシステムだったのだが、ここに上司と入って、そしたらその上司が「水が欲しい」というので、カウンターへ行って「水下さい」と言ったら、「水はエビアンのみの販売で、160円になります」と平然と言われたのでブッたまげた。近頃では、喫茶店でも水を金出して飲むのが当たり前なのか。知らなかった。仕方ないので、買いましたけどね。
コーヒーショップではないが、ついでなので書かせて貰うと、ハンバーガーショップとかうどん屋の店先に黒板に何やら書いて置いてあるのを見かけた事のある人は多いだろう。あれ、店員が書いていると思われるが、一体何の為にあんな物を置いておくのだろう。大した事書いてないよ、「今日は久々に晴れました。あとで久々に洗濯します」「今日は給料日!!欲しかったブラウスがあるので、早速買いに行きます」とか、どうでもいいことばっかり。「阪神昨日も勝ちました。今岡最高!」なんてのもある。書く方もネタがなくて困ってるのがよく分かってしまうのだ。毎日、ワールドカップやら世界陸上やらが行われてる訳じゃないしね。そんなつまらん事書くくらいなら、もっと赤裸々な事でも書いてくれた方がずっと面白い。「彼ったら二股かけてたんですよ。ひどいと思いません?もう別れる事に決めました」とか「夫の様子がどうもおかしいと思ったら、不倫してたんです。それも私より20歳も若い娘と。夫は彼女とは別れる、と言ってますけど信用していいのかしら。どう思います?」とか「彼氏欲しい22歳です。よろしかったら声かけて下さいね。会計の時メモ渡してくれてもいいですよ」とか「妻が子供を連れて蒸発してから早や半年。どんな小さな事でもいいから情報待ってます by 店長」とか「最近、目つきの怪しい客がよく来ます。さてはバレてしまったか。もうここにはいられないかもしれません。お世話になりました」とか書いてあれば、道行く人も熱心に読んでくれるし、客も増えるかもしれない。皆さんはどう思います?
という訳で、コーヒーショップは人生の縮図なのだった(思いっきり意味不明)
5月29日(土)
ここ10日ほど、当サイトのゲストブックがアクセス不能になっている。おそらくサーバのトラブルだろうけど、今までにも何回かこういう事があり、だいたい2〜3日で復旧していたので、そんなに心配していなかったのだが、今回はちと長過ぎる。応急処置的に別の掲示板を使って貰う様アナウンスはしているけど、そろそろ復旧して貰わないと大いに困るのだ。あと一週間くらいこういう状況が続くようなら、ゲストブックを新しいものに変えなければなるまい。今回のトラブルについては、例によってサーバからは何の連絡もないし(問い合わせしたってなしのつぶてなのだ)、本当に不親切だ。当サイトをご贔屓にして下さっている皆さま、ご迷惑をおかけして申し訳ありません m(_ _)m
話変わって、随分前になるけど、“カバーによるクイーンのグレイテスト・ヒッツ”を企画中、とここにも書いたのだが、色々とすったもんだの末、ようやく完成(?)した。内容をご紹介させて頂くと、
QUEEN GREATEST COVER HITS
1. Bohemian Rhapsody/The Braids
2. Another One Bites The Dust
/Illya Kuryaki & The Valderramas(from Los Grandes Del Rock En Espanol)
3. Killer Queen/Valensia
4. Fat Bottomed Girls/キリンジ
5. Bicycle Race/David Palmer & The Royal Philharmonic Orchestra
6. You're My Best Friend/Jason Scheff, Richie Kotzen, Paul Taylor,
Marco Mendoza, Vinny Appice(from Stone Cold Queen)
7. Don't Stop Me Now/Stephen Lloyd
8. Save Me/Bruce Kulick, Jeff Scott Soto, Bob Kulick, Eric Singer,
Ricky Phillips, Michael Sherwood(from Dragon Attack)
9. Crazy Little Thing Called Love/The Brian Setzer Ochestra
10. Somebody To Love/Stephen Lloyd
11. Now I'm Here/Def Leppard
12. Good Old-Fashioned Lover Boy/矢野顕子
13. Play The Game/Aterciopelados(from Los Grandes Del Rock En Espanol)
14. Flash/U96(from Queen Dance Traxx T)
15. Seven Seas Of Rhye/ベース・クイーン
16. We Will Rock You/Warrant
17. We Are The Champions/Robbie Williams(from A Knight's Tale)
<edited by MFCオーナー>
とまあ、こんな感じである。自分の手持ちの音源からセレクトしたので、もっといいカバーがあるのかもしれないけど、そこいらはご容赦下さい(笑) ちょっと残念なのは、インストが多くなってしまったこと、同一アーティストの音源を入れざるを得なかったこと。でも、仲々マニアックで面白いお遊びになったのでは、と思っている(笑)これを見て、興味を持たれた方がいらしたら、MFCオーナーまでお問い合わせ下さい。限定10枚生産です(笑)
5月19日(水)
ここんとこ雨の日が続いていて、鬱陶しいのである。梅雨にはまだ早いだろうに。そして、そんな雨続きのある日、傘を失くしてしまったのである。
実は、自慢じゃないが、僕は傘を失くした事はあまりない。今までの生涯でも、失くしてしまった傘は、おそらく5本くらいではなかろうか。何故、失くさないかというと、どこかに置き忘れてもすぐに気づくからであろう。ふと、「あっ、傘がない!」と気づき、記憶を手繰って何処に忘れてきたかを瞬時にして判断し、取りに戻る。で、だいたいこれで見つかる。発見率90%以上かな(笑)。失くしてしまって発見出来なかったケースはいずれも、電車やバスに置き忘れてすぐ取りに行けなかった場合である。多分他の乗客が持っていってしまったのではないだろうか。電車を降りてすぐに気づいて、駅員に頼んで回収するよう連絡して貰い、翌日終着駅まで取りに行った事もある。我ながら、ようやるなぁ(笑)たかが1000円程度の傘なのに。
僕は元々、傘を持ち歩くのは嫌いだし、忘れる可能性も考えて安い傘しか使わない。今回失くした傘もコンビニで600円かそこいらで買った物だ(でも、白のビニール傘ではない)。そんな傘なんて忘れて新しいのを買えばいいのだが、金が惜しいのではなく傘を失くしたという行為が情けない。だから、傘を失くした事に気づくと、あちこち回って必死で探す。記憶を探りながら。名誉回復の為に。ただ、今回ばかりは勝手が違う。傘をどこかへ置き忘れたのは、どうも月曜日と思われるのだが、気づいたのはなんと翌日の火曜日だったのだ。これじゃ遅すぎる。手遅れ。It’s Too Late。夕食を買ったコンビニ、昼食を食べたうどん屋、どこにもない。だいたい記憶も曖昧で、今度ばかりはアテにならない。どこに置き忘れたか、ポイントを絞れない。あの時傘を持っていたか、あの時はどうだったか、というのが全く思い出せないのだ。困ったものである。40の声を聞いてから確実に記憶力は低下している。これから僕は、年間何十本もの傘を失くす事になるのだろう。老化現象の始まりだ。悲しいなぁ。
ま、忘れたのは自分が悪いのだが、他人が自分のと間違えて僕の傘を持って行ってしまった場合は、泣くに泣けない。以前、とあるビルの入口にあった傘立てに傘を置いておいたら、どっかの馬の骨に持って行かれた事がある。そこには受付嬢も警備員もいたのに、誰にも気づかれずに奴は僕の傘を持ち出したのだ。しかも、その時傘立てには2本しか傘が置いてなかった。たくさんあるならともかく、2本しか置いてないのに自分の傘と間違えるかねぇ。似ても似つかぬ傘だったのだよ。しかし、本当にあの時はアタマにきた。こういう時は警備員なんて、ほんと役に立たないね。傘を持ってかれた、とブツブツ言ってたら、受付嬢が「では、この傘お持ち下さい」なんて言い出したりして、そういう問題じゃないでしょ。ほんとに、あの時は一日気分が悪かった。雨はざんざん降りなのに傘はないし...(いくらなんでも、他人の傘と分かってて持ってこれないでしょうが)
ま、そんな事もあって雨が降る日は憂鬱なのである。早く梅雨明けしないかな。
5月5日(水)
最近、beatlegなる雑誌を買った。もちろん、というか、またしても、というか(笑)クイーンの特集が載っていて表紙もクイーンだったので、つい手を出してしまった訳だ。で、ご存知の方も多いと思うが、これブートレッグ専門誌だったのである。
僕はブートの事はまるで分からないので、読んでみてひたすら驚くばかりだった。なんと、そのアイテムの多いことか。クイーンにしても、今回特集されているのは70年代の音源のみなのだが、聞いてはいたけどこれほどたくさんのブートが出ているとは思いもしなかった。主要なライブはほとんどブートで出回っていると言っていいくらい。来日公演のブート、それも初来日が結構ある。6回出演したというBBC音源を2枚にまとめたセットなど、冗談抜きでよだれが出てきてしまった。しかもここで紹介されているのは、全てレアなLPなんぞではなくCDなのだ。クイーン以外でも、ザ・フー、ディープ・パープル、デビッド・ボウイ等の最新ブートが紹介されているが、何が驚いたかって、今年の3月に来日公演が行われたばかりのパープルとボウイの、その来日公演のブートが既に出回っているのである。いやいや、びっくりだなぁ。こんな事で驚いていては笑われてしまうかもしれないが、ブートに疎い僕にとっては、驚き以外の何者でもないのだよ。ブート専門の会社があって、専門の小売業者がいて、専門の雑誌があって、専門のマニア(ファン)がいて、立派に市場を形成しているのである。正に初めて覗く世界であった。
ただ、なんとなく違和感も感じる。実は僕、ブートは買わない主義なんである。“一寸の虫にも五分の魂”なんて言うくらいで、こんな僕にも主義主張というものがあるのだ(笑) ブートに関しては全く知らないのもそのせいで、買わないのだから情報を集める必要もないという訳。何故、ブートを買わないのかというと、それが非合法なものだから。アーティストサイドの意向を無視して販売されているから、なのである。
よく考えてみると、ブートレッグの販売って違法なのではないのか? レコードは著作物である。著作権を有する人の許可なくしては販売出来ないはずだ。所が、堂々と会社が存在し、堂々と売っている人たちがいる。買う方も堂々としている。日本は海外では例をみないブートレッグ天国だそうだが、やたら著作権に関してはやかましい日本の著作権協会が、ブートレッグに関しては知らん顔というのはどういうことなのだ? 海外のアーティストだから構わないのか? なんか、おかしいなぁ。
海外には故フランク・ザッパのように、ブートレッグと闘い続けた人もいる(ま、この人は常に色々な物と闘っていたのだけど)。ジミー・ペイジやロバート・フリップなどもブートには神経質になってるらしい。けど、日本ではブートに関して論争される事すらない。ファン(マニア)の中には、オフィシャルとブートの両方が揃ってこそ完璧なコレクションだと思ってる人もいるようだ。そういえば、自分のブート・コレクションをネット上で公開している人もいる。はっきり言うが、日本人はブートが著作権侵害という認識が全くないのではないか。それとも、著作権侵害は犯罪ではない、とでもいうのか(これは調べてみる必要あり)
確かに、ブートを買う人の心理も理解出来る。前述のクイーンのライブのブート、正直言うと、僕も欲しい、聴きたい、けど手を出しちゃいけないのだ。これはファンとしての節度だと思っている。アーティストが出さない、という事は作品として不十分だとアーティスト側が認識しているということだ。考えてもみて欲しい、ライブ音源ならいざ知らず、未完成のデモ音源なんぞファンに聴かせたいと思いますか? 子供の頃に書いた作文や絵を大人になった今世間に公開されたら、あなたは恥ずかしくありませんか? 他人に作品を披露するなら自信のあるものを見せたい、というのが普通の心理ではないでしょうか? いやプロのアーティストなんだから、一般人とは違うという論理も成り立つかもしれない。それは分かる。でも、ファンを自認するのなら、そこいらの心理は理解してあげるべきではないのか? 第一、ブートがいくら売れてもアーティスト側には一銭も入らないのだよ。
ま、ブートを買わないというのは、あくまで僕の個人的な主義であり、他人に強制するものではない事はよく分かっている。だけど、これだけ堂々と流通しているのは、やはりおかしいと思う。願わくば、地下でこそこそとやっていて欲しいものだ。少なくとも、ブートは非合法なのだ、という事を認識すべきだね。ファンを自認するなら。
4月29日(木)
あっという間に4月も終わりである。今日から世間はゴールデン・ウィーク。今年の連休は天気いいらしいので、行楽にはもってこいであろう。でも、確かに連休ともなると、どこ行っても混んでるし、交通費は高くなるしで、結局家にいた方が、って事になるんだけど。それにしても、JRや航空各社は人が大勢移動する連休には運賃を高くする、なんて楽な商売してるよなぁ。安売り切符やクーポンも連休中は使えないし。これ、公取法にひっかからないのだろうか。政府も国民にもっとレジャーに出かけて欲しいと思うなら、連休中の運賃をなんとかすべきだ。
そんな訳で、今日は「みどりの日」、英語で言うなら“Green Day”、そういう名前のバンドがいるなぁ。彼らは4/29に結成されたので、この名前になったのだろうか。そうすると、5/5なら“Child’s Day”、7/21だったら“Sea Day”、11/3であれば“Culture Day”ってなバンド名になった訳だ。バンド結成した日が父の日じゃなくて良かったね。
国民の祝日になると、必ず姿を見せるのが右翼の街宣車だ。街であれに出くわすと、せっかくの休日が台無しって気分になる。ひたすらうるさいし。誰があれを歓迎しているのだろう。僕の周囲にも、右翼の街宣車が来るとワクワクする、なんて言ってる人は皆無だ。ゴミを集めてくれるとかいうのなら、多少うるさくても我慢するが、ただ大音量で軍歌(?)を流しながらゆっくり走ってる(この、ゆっくり、がまた頭に来る。アッという間に立ち去ってくれるならまだマシというもの)だけだし。ほんと迷惑。大迷惑。♪町外れでシュビドゥワ〜。
何故、あの、ひたすらうるさいだけの街宣車を警察は放っておくのだろう。間違いなく憲法違反だと思うが。まさか路上使用の許可を取ってるから、というのではあるまい。政治家から圧力がかかってるんだよ、きっと。もし右翼の街宣車が人を撥ねても、おそらくおとがめなしだろう。逆に、市民が街宣車に爆弾投げつけたら、即刻有罪にされてしまうに違いない。なんて理不尽なんだ。ほんとに日本の警察っておかしいよ。暴走族も野放しにしてるし。そのくせ、小市民のちょっとした駐車違反には情け容赦なしだ。右翼や暴走族に比べたら、酒気帯び運転なんて可愛いもんだと思うけどね。道を訊ねても答えられない交番も多いし。ちゃんと市民の為に働け、警察。税金払ってやらないぞ。
それ以上に不思議なんだけど、あの街宣車に乗ってる連中、大音量で軍歌流していて、自分らはうるさくないのだろうか? ありゃ絶対車内で会話出来ないよ。耳栓して運転してるのだろうか?
3月19日(金)
ここの更新も久しぶりだ。ネタがない訳ではないのだけれど...今は何書いてもクイーンの事ばかりになりそうなもんで(笑)
近頃になって少し下火になってきたような気がするが、ドラマ『プライド』で曲が使われ新編集のベスト盤『クイーン・ジュエルズ』が発売された事に端を発するクイーン・ブーム、昔からのファンとしては複雑というか意外というか、とにかく驚きだったのである。それにうっかり踊らされてしまった自分も情けない(爆) 何しろCDにせよ雑誌にせよ、ここ一ヶ月程はクイーン絡みのモノばかり買っている。オリコンで3週連続で一位になりミリオンまで達成してしまった『ジュエルズ』には、さすがに手は出さなかったが、続いて出たオリジナル・アルバムの紙ジャケシリーズ、これは結局買ってしまった。『戦慄の王女』から『カインド・オブ・マジック』までの12枚、全て揃えてしまいました(笑) この12枚はLPでしか持ってなかったし、いつかはCDで買い直す時が来るだろう、と思っていたので、時ならぬクイーン・ブームに便乗して買い漁った訳である。今しかない、と。でなきゃ紙ジャケだしボーナス・トラックもレア音源もないし、意地でも手は出さない所なんだけど...実際手に取ってみるとよく分かるけど、今回の紙ジャケはかなり細かい所までLPと同じに再現されていて、なるほどよく売れているというのが分かる気もする。ゆっくりと揃えていこうなんて思ってたんだけど、すぐに品切れになるんじゃないか、という恐怖感に捕らわれひたすらクイーンばかりを買い続ける、という事になってしまった。事実、東芝EMIのホームページでも、品切れを詫びるメッセージが掲載されてたし。それでも何とか揃える事が出来たのだから、この一ヶ月クイーンのみに集中したのは間違いではなかったようだ(笑)
本家のみならず、カバーバージョン熱も再燃してきた(爆) 実は最近、クイーンブームであるし、『グレイテスト・ヒッツ』をカバーバージョンで再現したCDを作ってみよう、なんて事を思いつき、手持ちの音源だけでは足りないのもあるので、あちこちで調べてみたら面白そうなのが結構出ているのに気づいて、どれもこれも聴きたくなってしまったのだ(爆) 当然のことながら、店頭では入手困難なのが多いので、アマゾンに発注したりしている。カバーによる『グレイテスト・ヒッツ』仲々面白い物が出来そうだ。内容が決まったら即発表しますので。さらなるカバー企画としては、「ボヘミアン・ラプソディ10連発」「ウィー・ウィル・ロック・ユー10連発」などを考えています(・・・・)
雑誌にしても、シンコー・ミュージックと河出書房のアーカイブ・シリーズはまだ買ってないが、『ストレンジ・デイズ−クイーン特集−』『別冊宝島クイーンを聴け!』『まるわかりクイーン(シンコーミュージック)』は買った。宝島のが一番面白かったな。個人的な思い入れや的外れなクイーン論などが少なく、様々な切り口で楽しめた。ただ、あまりにクイーンを凄い凄いと賛美していると、なんだか居心地が悪いような気がしてくるのは僕だけだろうか(笑) ちなみに、みんな知ってると思うけど、『クイーンを聴け!』にはROYさん、『まるわかりクイーン』にはすぬっちさん、と当サイトでもお馴染みの人が登場している。こういうのも楽しい。自分もファン代表して登場したいな...なんて事はこれっぽっちも思いませんよ、ほんと(笑)
しかし、ファンになって20ン年、これだけ巷にクイーンが溢れた事は初めてのような気がする。僕個人としてもこれだけクイーンのモノを買い漁ったのはフレディが死んだ時以来だと思う。バンドがなくなっても根強く人気があり、新しいファンも増やしているというのは知っていたけど、ここへきて一気に爆発したって感じかな。キムタクのドラマのおかげだよ、なんて言われるのも面白くないが。それにしても、やたらクイーン・ファンが巷に溢れて妙な感じもする今日この頃(爆)
思えば、MTV全盛の頃、ジャーニー好きの友人に“今どきクイーンなんて聴いてる奴はいねーよ”なんて言われた事を思うと、隔世の感がある。確かに、あの頃日本ではクイーン人気はデュラン・デュラン、ジャーニー、ボン・ジョビといったバンドの後塵を拝していた。しかし、クイーンはしぶとくファンを増やし続け今に至っている。先の友人が今では、ジャーニー関係のアイテムが少なすぎる、と嘆いているくらいですっかり形勢は逆転した。
紙ジャケで揃えたオリジナル・アルバムを改めて聴いてみると、ほんとクイーンというバンドの凄さを思い知る。その音楽性、アイデア、演奏技術、どれもが超一流だ。願わくば、僕と同世代で、かつてクイーンを敬遠していた人、または昔聴いていたけどずっと聴かなくなっていた人に、今改めてクイーンを聴いて貰いたいと思う。70年代から90年代までを第一線で走り抜けたクイーンの偉大さに気づいて欲しい。今からでも遅くはない(笑)
最近うちのサイトを見てメールをくれた人とよくやりとりをしているのだが、その人先日(3/14)クイーン感謝祭に行ってきたそうだ。そのレポートをうちで掲載して貰える事になったので、是非お楽しみに。カバー企画もお楽しみにね(笑) それにしても、このクイーンまみれの日々、いつまで続くのか...
2月15日(日)
今回は久しぶりにライブ・レポートです。去る2月13日の金曜日(笑)に、マーク・ファーナーを見てきたので、早速その模様を報告させて頂きます(笑) 長いですが、最後までお付き合い下さい。
サイト内のあちこちで触れているのだが、改めておさらいしておくと、グランド・ファンク・レイルロード(以下GFR)は、1996年にオリジナル・メンバー、すなわちマーク・ファーナー(G&Vo)、ドン・ブリューワー(Ds&Vo)、メル・サッチャー(Bs)の3人で再結成され、翌年には来日も果たした。この再結成プロジェクトは2000年までの期間限定で、その後マーク・ファーナーはソロ活動を開始するのだが、残るドンとメルの二人は他のメンバーを補充して(その補充メンバーには元キッスのブルース・キューリックも含まれている)GFRを名乗って活動しているらしい。マークは「ドンとメルの二人には失望した」と怒ってるとか。
そのマーク・ファーナーが、ソロで来日公演を行う、と新聞で見たのが去年の11月下旬。その告知広告には「Mark Farner of the original Grand Funk Railroad」なんて書いてあって、GFRの名前を強調して客引きをしよう、というよりマークと他の二人との確執を感じさせた。とはいえ、数年前の再結成コンサートに行かなかった僕としては、ソロであってもマーク・ファーナーが見れるのなら、と思いチケットを購入したのであった(ちなみにチケットだが、どこで取り扱っているのか分からず、ネットで調べたりあちこち電話しまくったりして、ようやくゲットしたのだった。近年チケット一枚取るのにこんなに苦労するのは珍しい)。
チケットが手に入ると、すっかりGFRモードになってしまって(笑)、ライブ盤『Live The 1971 Tour』を買い、旧譜を引っぱり出して聴いたりして、「やっぱGFRはいいなぁ」とライブが待ち遠しくて仕方なくなってしまった。で、ついにこの日が来た、という訳である(笑)
そしてライブ当日、僕は前日から予想外の出張が入ってしまったのだが、なんとか開場前に到着する事が出来た。今回の会場はなんばHatch、湊町リバープレイス内にある(ローカルでゴメンなさい)。インターネットで調べたら、収容人員1500人オールスタンディング、となってる。あれ、僕のチケットには、はっきりと「1階 C列 12番」と書いてあるが...? と、別に不思議でもなんでもなく、今回は椅子が並べてあるというだけだった(爆)
ホール自体は綺麗でよろしい。ただ、開場前にはほとんど人がおらず、係員が「入口までご案内しますので、2列に並んで下さい」なんて言ってるけど、列を作る必要はないのでは、と思ってしまうくらいだった。なんだか心配になってきたね(笑) とまあ、余計な心配をしつつ会場に入って、自分の席でスリー・ドッグスを飲みながらBGM(ちなみに、この日のBGMは「対自核」「ナットロッカー」「アイム・ノット・イン・ラブ」「ジョーカー」等60〜70’sロックの名曲のオンパレードであった)に浸っているうちに、もう開演の7時だ。
定刻を10分程過ぎた頃、場内の灯りが落とされ、ベースとドラムがステージに現れてスタンバイ。そして、太ったオッサンが出てきて「Please welcome, Mark Farner of the original Grand Funk Railroad!!」と叫ぶと、ステージ袖から赤いギターを担いだ兄ちゃん、失礼マーク・ファーナーが飛び出してきて、いきなりカウントと共に始まったのは「アー・ユー・レディ」、ちょっと驚いたな。嬉しかったけど(笑) 気のせいか、ややテンポを落としていたようだけど、マーク自身は既に全開って感じ。外見はともかく声にはほとんど変化はなく、一曲目だというのにステージを走り回る。客は当然の如く大喜び。まさにノリノリの状態である。
マーク・ファーナーはおそらく50代半ばだと思うが、昔と同じようにステージ狭しと動き回って、ギターを弾きまくっている。といっても、彼を見るのは初めてなんだけど(笑) 凄いなぁ、全く年なんて感じさせない。ちょっと太ったような気はしたけど。
ここで、またしてもうろ覚えですが(笑)、セットリストを
1.アー・ユー・レディ
2.ロックンロール・ソウル
3.フットストンピン・ミュージック
4.タイム・マシーン
5.ハートブレイカー
6.イントゥー・ザ・サン
7.アメリカン・バンド
8.パラノイド
9.知らない曲でした、すいません
10.ミーン・ミストリーター
11.バッド・タイム
12.ロコモーション
13.オー・ワンダフル
(アンコール)
14.孤独の叫び
15.アイム・ユア・キャプテン(クローサー・トゥー・ホーム)
なんと意外といえば意外、全曲GFRのレパートリーだった。聞けば、マークはこの所ソロ活動も行っていて、CDも出しているという事だったので、ソロの曲も演るのでは、と思ってたけど、まさか全曲GFRナンバーでくるとは...いや、こっちはGFR体験が出来たような気がして、嬉しかったけどね(笑) おそらく、この日会場にいた人全てが同じ気持ちだったろうと思う。皆さん、イントロですぐ反応していた。さすが。
バンドはマークの他、ベース、ドラム、キーボードの計4人。キーボードの人は出番少なくて気の毒だったけど(トリオ時代の曲がほとんどだったからね)。でも、「アメリカン・バンド」では、そのキーボードの人がリードボーカルを取っていた。誰が歌うんだろう、と一瞬?だったけど(笑) 今回は、GFRの曲を演るとしても「アメリカン・バンド」のようにドンが歌った曲は演らないだろう、なんて勝手に決めてたので、結構意外だった。あと、ついでに「オー・ワンダフル」では、ドンのパートはベースの人が歌っていた。
いやそれにしても、マーク・ファーナーには恐れ入る。とにかく手抜き一切なしの全力投球のステージだった。サービス精神も旺盛。MCも日本人相手という事を考慮してくれたのか、ゆっくりと分かりやすく喋っていた。かつて湯川れい子氏もベタ褒めだった人柄の良さが感じられた。バンドも若手ばかりだったようだけど、マークはかなり信頼してるように見えた。確かに実力派だけど、GFRの曲を演るといっても、全くコピーしてるという感じがしないのがいい。自分なりの解釈を加えて演奏している、という感じだった。たとえ演り慣れたGFRの曲でも、マークは随分と新鮮な気持ちでプレイしていたのでは。
アンコールの時、「呼んでくれれば、いつでも来るよ」と言っていたマーク。また見たい、と思うライブだった。出来れば、次はドンとメルついでにクレイグも一緒にステージに立って欲しいな。
約一時間半のステージ、たっぷりと堪能させて貰った。皆も大満足だったのでは。以前の僕は、かつての大物のリユニオンというのには懐疑的で、古い曲ばかりを演奏して懐メロバンドみたいになってしまっているのを見るくらいなら家でCDを聴いている方がずっとマシ、と思っていたが、ここ数年やや考えが変わった。懐かしい曲を生で聴けるというのはやっぱりいいものだし、ベテランが昔と変わらずに頑張っている姿を見てると感極まるものがある。そして何より、それを楽しんでいる観客が大勢いるという事実。結局楽しめればいいのだ、なんて思うようになってしまったのだ(笑) 但し、この場合オリジナル・メンバーでのライブに限る。知らない人がステージに立っていたら興ざめだ。
てな次第で、レポートにも何もなっていないが、相変わらず元気なマーク・ファーナーが見れて、GFRの曲もマーク自身の歌とギターでたっぷりと聴けて大満足の一夜でした。一晩経ってもまだ興奮してたし(笑) 正しくマーク・ファーナーに二日酔い(爆)