最近のお気に入り
(バックナンバー8)
CD、小説、映画など流行に関係なく、また新旧を問わず
最近気に入ったものを紹介します。
=音楽関係
=書籍関係
=映像関係
THE DEFINITIVE COLLECTION/BAY CITY ROLLERS
今BCRがキテいる!かどうかは不明だが、これはBCRの代表的ヒット曲を20曲も
リマスターして収録したベスト盤である。ファンであろうとなかろうと、20年以上も前に
ここ日本でも吹き荒れたあのタータンチェック旋風の凄まじさを覚えている者なら、
あまりの懐かしさに悶絶してしまうであろうヒット曲がぎっしり詰まっている。
正直言って、僕もあまりBCRには好意的とはいえなかったが、当時ラジオなどでイヤに
なるほど聴かされた彼らの曲を、今こうして聴いてみると懐かしいと同時にキャッチーな
名曲揃いである事に気づかされる。当時からオールディーズっぽい雰囲気をたたえた
彼らの曲は、ほんと覚えやすく、僕もこのCDを聴きながらほとんどの曲を一緒に
口ずさんでしまっていた。この20年というもの、ほとんどBCRを聴いていなかったにも
かかわらず、まだ覚えていたのだ。これは若い時にたくさん聴かされたからというのでは
なく、やはりBCRの曲が普遍性を持つ良質なポップスであった事の証明だろう。明るく
て、親しみやすくて、そして少し切なくて...。今でも心の中で「S,A,T,U,R...」と
呟きながらSaturdayと書いている人も多いだろうが(笑)、そんな人たちが聴くと今でも
BCRの曲が一線級のポップスとして通用する事が実感出来るのではないか。そして
思わず言ってしまうだろう、「最近はいい曲ないねぇ」と(爆)。
ま、とにかく、ポップスとしては絶対に良い。買い、である。若い人でもOKだろう。
カーペンターズ、ビージーズ、アバに続いてブレークするのは、実はBCRではないか、
と僕は秘かに思っている。「バイ・バイ・ベイビー」なんてドラマの主題歌に使ったら、
間違いなくウケると思うんですけど、どうでしょう(笑)
NOTE 2001.4.15
ベスト!モーニング娘。1
ようやく買いました(笑) ほとぼりが冷めてからにしようと思ってたので、ゲーム付初回
プレスでなくても仕方ない所だろう。中味の方は文句なし、全シングル11曲にメジャー
デビュー前の「愛の種」など4曲を加えた15曲、どの曲も曲毎に違った状況設定が
され、全く飽きさせない。一曲ごとに解説をかましたい所だが(笑)、やめておきましょう。
改めてモー娘。の楽曲の素晴らしさをウダウダ語る事は紙面の都合もあり別の機会に
譲るとして、今回このベストには曲毎のミュージシャン・クレジットが載っており、それが
結構興味深い。「Memory 青春の光」にウィル・リーやハイラム・ブロックが参加してる
なんて初めて知った。また、コーラスはモーニング娘。としかクレジットがなく、これが
本当ならCDで聴かれる女声は全てモー娘。のメンバーによるものという事になるが、
これがよく聴いてると仲々凄いのだ。特に「LOVEマシーン」のBメロの後ろの黒っぽい
ロング・トーンのコーラスとか、「Memory 青春の光」でメイン・ボーカルに絡んでくる
ファルセットによるユニゾンやハーモニーなどは無茶苦茶上手いしカッコいい。実は
実力派だったのか! とすれば、テレビで見せる学芸会的な芸風はカモフラージュと
いう事になる。いや、凄い。ま、本当の事が知りたい所だが、アイドル歌謡の場合
そこいらを詮索するのは野暮ってもんでしょうな(笑)
NOTE 2001.3.31
上々颱風パラダイス ライブ!
ローカルネタで申し訳ないが、僕がTAHARA藤沢店で上々颱風のミニライブを見た
のは去年の8月末のことだった。その時、9月2日に同じ藤沢の遊行寺という所で
上々颱風パラダイスと称するライブをやります、と言っていたが今回出たライブ盤は
その藤沢・遊行寺での演奏を収めたものだ。こうして聴いてると行けば良かったな、
なんて思ってしまう(笑)
ということで、グレードの高いライブ盤である。演奏も素晴らしいし、会場の雰囲気も
ビビットに伝わってくる。ブックレットに彼らがメジャーデビュー以来こなしてきたライブの
記録が載っているのだが、場所も回数も仲々凄い。場数を踏み、決してファンが
集まっているとは思えないような場所でもライブをこなしてきた事により、非常に安定
していながらテンションも高い、という上々颱風のライブ・バンドとしての姿がよく
分かる。MCもいいです。曲は新作『上々颱風 8』からの曲がほとんどだが、
「愛よりも青い海」なんてお馴染みの曲もやっているので、昔少し聴いた程度の人でも
親しみやすいだろう。ボーナス・トラックとして収録されている、1997年の東大駒場寮
風呂場でのライブ音源が、何やら新興宗教の集会みたいな怪しげな雰囲気で、これも
またいい(笑)
ま、とにかく、大したバンドである。今はメンバー交代もあり、休業中のようだが、活動
再開の折りには、今度こそ彼らのライブに足を運ぼうと思っている。
NOTE 2001.3.17
JUST PUSH PLAY/AEROSMITH
ファンのみならず、ヒットが欲しい業界関係者も待ちに待った超大物、エアロスミスの
新作が発売された。当然のことながら、各方面で早くも話題騒然のこのアルバム、
さすがベテランの名に恥じない出来映えである。
反面、長年のファンとしては気になる所もない訳ではない。最初に聴いてみて感じた
のは妙にクリアな音になっている、ということ。今までの彼らのレコードはひしゃげたよう
なギターの音、ボーカルも含めてグシャッと混然一体になったサウンドが特徴だった。
それが、実に抜けの良い音になっているのである。ドラムの音がくっきりと聞こえる
なんてエアロのアルバムでは初めての事ではないだろうか。
次に、曲自体はエアロの本質とはずれてはいないのだが、演奏に余裕が感じられる
こと。今までのように、初っ端からテンション上げて引きずっていかれるような感じでは
ない。余裕綽々、円熟味さえ感じられる演奏ぶりだ。エアロには‘円熟’なんて言葉は
似合わないと思ってたし、本人たちも分かってると思っていたんだけどね。
また、以前のようにブラッド・ウィットフォードやトム・ハミルトンの書いた曲がなく、作曲
クレジットはほとんどスティーブン・タイラーとジョー・ペリー、そしてバンド外のソング・
ライターのみとなっている。なんだか、タイラーとペリーの双頭バンド体制をアピールして
いるようで、危険な感じがする(笑)。ジャケットも随分違うイメージだし、ハイパーな
ロックバンドへの転身でも計っているのだろうか。
とまあ、褒めるのは他の人がするだろうから(笑)ファンとして少々苦言を呈してみた。
デビュー以来紆余曲折を経ながら、すさまじいテンションで25年以上も駆け抜けてきた
バンドだけに、やはり疲れてきたのだろうか。年は取っても世間やヒット・チャートに
迎合せず、今まで守りつつ続けてきた‘らしさ’だけは失わないで欲しい、と思うのは
単なる我が儘なんでしょうかね。誤解しないで欲しいが、この新作の出来に不満なので
はない。ただ今後エアロスミスが‘守り’に入ってしまうのだろうか、なんて気がして
淋しく思っただけである。出来がいいだけに複雑だな(笑)
NOTE 2001.3.10
SHOWBIZ KIDS:THE STEELY DAN STORY 1972−1980
先頃発表された第43回グラミー賞で、見事最優秀アルバム賞を獲得したスティーリー・
ダン、そのお祝いという訳でもないだろうが、受賞作『トゥー・アゲインスト・ネイチャー』
以前の作品を集めたリマスター・ベスト2枚組が出た。もっとも『トゥー〜』以前というと
70年代の作品になってしまうのだが。
さすがに2枚組全33曲というボリュームだけあって、7枚のオリジナル・アルバムから
4〜5曲づつ収録されていて、しかも発表順に並んでいるので、スティーリー・ダンの
歴史を分かりやすくたどる事が出来る。デジタル・リマスターで音もいいし、アルバム
未収録曲が2曲あり、長年のファンも初心者も‘買い’であろう。2枚のCDを通して
聴いてみると、20年以上も前の作品とは思えない先鋭的なアイデアに、改めて脱帽
する。ほんと、今のバンドみたいなのだ。しかも、彼らは当時から商業的成功を収めて
いた訳だから余計に感心する。あの頃は、演奏者もリスナーも高いレベルにあったと
いう事か。
いつものようにくだくだ言わないが(笑)、このリマスター・ベストを聴いてスティーリー・
ダンが気に入ったら、是非オリジナル・アルバムも聴いてみて下さい。
誠に勝手ながら、僕のお薦めは1975年の『うそつきケティ』と1976年の『幻想の
摩天楼』である。もちろん、他のアルバムもいいですよ。
NOTE 2001.3.7
NUDE VOICE/南佳孝
南佳孝の約一年八ヶ月ぶりの新作はジャズのスタンダードナンバーを中心にしたカバー
集である。彼のジャズ好きはファンの間では周知の事実であり、デビュー後25年以上を
経てこういう趣のアルバムが出るのは、むしろ遅いくらいなのかもしれない。
実際の所、雰囲気といい南佳孝の歌いっぷりといい、文句のつけようがない。知った
かぶりの若造がジャズに取り組んだりするのとは解釈の深みが違う。今の日本には数
少ない大人による大人の為の音楽だ。冬の夜長、バーボンのロックなど片手に一人で
じっくり味わいたい、という気にさせる。
ま、文句のつけようのない内容なのではあるが、ファンとして複雑なのは純然たる新曲
集ではないこと。CMでも耳にする「Sky Blue」というオリジナル曲が一曲だけ収めら
れてはいるものの、やはり新しい曲を聴きたかったと思う。また、南佳孝がジャズの
スタンダードを歌うという企画自体、ヒーリング系のブームで今ジャズが人気だという、
言ってみればレコード会社がブームに便乗したものなのではないか、という感じがして
しまうのも気になる。そういう点においては、非常に複雑なものがあるのだが、だからと
いって内容の素晴らしさが色褪せてしまうものではない。出来れば、南佳孝ファン以外
にもこのアルバムが受け入れられる事を願いたい。
NOTE 2001.2.27
そして粛清の扉を/黒武洋
第一回ホラーサスペンス大賞の大賞受賞作だそうだ。世の中には、随分とたくさん
文学賞があるものだ。
ま、それはさておき、いわゆるホラーのイメージとは違うが、痛快な作品である事は確か
である。卒業式の前日、とある高校の教室が殺戮の現場となる、というとあの『バトル・
ロワイヤル』を連想させるが、これは生徒が殺し合うのではなく、女教師が一人また一人
と教室に閉じこめた生徒を殺していくのである。これがとにかく痛快なのだ。気分爽快
ですらある。舞台となる宝厳高校はワルの巣窟で、この女教師が担任するクラスはその
中でも選りすぐりのワルばかりが集まっている。そのワルどもを女教師はその悪行
(これがまた凄いのだ)を告発しながら血祭りにあげていく。同時に、高校を包囲した
警察を手玉にとり、テレビ局を思うままに操り、素晴らしい悪役ぶりを見せるのだ。
こんな痛快なシチュエーションがあるだろうか。殺される高校生たちが、殺されて当然と
いう腐りきった連中ばかりなだけに、余計な感傷など関係なく、殺される事を楽しんで
読める。溜飲が下がる、とは正にこのことだろう。
この女教師は復讐の為にこの事件を引き起こす訳だが、そこいらはちょっと説得力
弱いかな、という気もする。どうせだったら、最後まで動機は伏せたままにしておいた方
が不気味で良かったかもしれない。あと、登場する人物の心理を全て描こうとしている
のも、ちょっとわずらわしい。でも、そういった小説の技巧上の事など特に気にならない
ほど、この小説は痛快だ。常日頃からいわれのないストレスを溜め込んでいるあなた、
そんな日頃の鬱憤をはらすには最適の小説である。鬱陶しい上司や後輩などを殺され
る生徒に重ね合わせて読めば、一層のカタルシスが得られるでしょう(笑)
NOTE 2001.2.23
WRECKING BALL/EMMYLOU HARRIS
こないだ紹介した『Red Dirt Girl』が非常に良かったので、1995年に出たという
このアルバムを聴いてみた。こちらも仲々素晴らしい。ますますエミルー・ハリスに
ハマってしまいそうである。
このアルバム、カントリーの聖地ナッシュビルを飛び出して、ダニエル・ラノワをプロ
デューサーに迎えて制作されたもの。自作曲がほとんどだった『Red Dirt Girl』と
違い、他人の曲が大半を占めている。タイトル曲はニール・ヤング作。他にもボブ・
ディラン、ルシンダ・ウィリアムス、意外なところではジミ・ヘンドリックスの曲まで取り
上げている。ジャケットも彼女の美しいポートレイトではなく、何かパンクあたりを連想
させるもの。音はもちろんパンクとはほど遠いが、カントリーの枠からはみ出し、当時の
オルタナ系を彷彿とさせるサウンドに挑戦する事はエミルー・ハリスにとって心境的には
正にパンクだったろう。
ここでは、単なるカントリー歌手ではないエミルー・ハリスが聴ける。オルタナ・カントリー
、とは言い得て妙だが、僕は前から古いスタイルの音楽を新しい感覚で演奏する人たち
をオルタナティブと捉えているので、そういう点ではこのアルバムは新しい感覚のカント
リーと言っていいだろう。もちろん、カントリーという狭い枠では捉えきれないスケールの
大きさを感じるのだけど。
このアルバムを作った事でエミルー・ハリスには新たなる音楽的指標が見えてきたで
あろう事は、最新作『Red Dirt Girl』を聴けば分かる。この『Wrecking Ball』
から始まった新たなチャレンジが、見事に結実しているのだ。彼女に新たな道を示した
ダニエル・ラノワという男は、やはり只者ではない。
このダニエル・ラノワとかドン・ウォズとか、ベテラン・ミュージシャンにそれまでの
キャリアを放棄させることなく新たな一面を引き出し、結果旬のミュージシャンとして再生
させてきたプロデューサーとしての功績は表彰ものである。今後もクラシック・ロックなど
と言われようとも、古くからのカントリーやブルースなどのアメリカ伝統音楽を、今の感覚
でも古臭くないロックとして作り続けていって欲しいと思う。
NOTE 2001.2.16
GOOD SINGIN' GOOD PLAYIN'/GRAND FUNK RAILROAD
僕は昔からグランド・ファンクが好きであり、カタログ不足なのか訳分からんアーティスト
の訳分からんアルバムまで続々とCD化される現在において、グランド・ファンクの
何枚かのアルバムが全くCD化されないのはおかしいと憤っていたが、このアルバムも
1976年発表だけど長らくCD化されていなかったものだ。偶然某輸入盤屋で見つけた
時は狂喜したが、買って帰ってクレジットをよく見ると本国では2年前にCD化されていた
らしい。不覚にも知らなかった。グランド・ファンクの棚はマメにチェックしてたはずなの
に...。
ま、とにかく、良いアルバムだと言っておこう。グランド・ファンクは御存知の通り、3人組
でデビューしたが後に4人組となった。評価が高いのはトリオ編成だった頃で、この時期
のアルバムは早い段階でCD化されている。僕はもちろん、この頃の彼らも好きだが、
リアルタイムで聴いていた70年代中頃のグランド・ファンクの方に思い入れがある。
剛球一直線だったトリオ時代に比べ、キーボードが入った事で豪快ながらもポップで
キャッチーなサウンドになった訳だが、意外な曲作りのうまさもあり、非常に質が高い
のだ。評価が低いのは、おそらくこの頃のアルバムがあまり売れなかったからだろう。
しかし、売れるアルバム=良いアルバムとは限らないのは皆分かってる事だ。この時期
のグランド・ファンクだって十分素晴らしい。
この『Good Singin’ Good Playin’(当時の邦題は“熱い激突”だった)』に
ついて少し触れておくと、プロデューサーはあのフランク・ザッパ(余談ながら、ボーナス・
トラックとして収められている未発表曲ではザッパのボーカルが聴ける)、前述のように
内容は素晴らしいものの売れず、結局彼らはこのアルバムを最後に解散する(1982年
と1996年の二度再結成)。口惜しかったろうな、今も昔もショウビジネスの世界は結局
売れたもんの勝ちなのだ。音楽シーンが変わったようでも、これだけは変わらない。
(一応御存知ない人の為に断っておくが、グランド・ファンクは売れずに終わったバンド
ではない。70年代に2曲の全米Y1ヒットを放った、立派に成功したバンドだったので
ある。70年代中期のアルバムがあまり売れなかったというだけなのだよ、誤解しない
ように)
NOTE 2001.2.14
カルトの子/米本和広
これはオウム心理教、エホバの証人、統一教会、ヤマギシ会など(エピローグで一年
ほど前に世間を騒がせたライフ・スペースにも触れられている)、世に‘カルト’と
呼ばれる組織に所属する者たちの子供について書かれたものだ。著者も述べている
ように、こういったカルトの事は話題になるし、マスコミにも多く取り上げられているが、
不思議とそこの子供たちについては報道される事が少ない。ここまでカルトの子供たち
の実態についてレポートした本は初めてのようだ。
で、読んでみてどうか、というとひどい、の一言。こんなひどい状況に置かれている子供
がまだいるのかと思うと、暗澹とした気分になる。施設に閉じこめられほったらかしに
されて発育不全になっていたオウムの子供、信者である親の布教活動についていかな
ければならない為一切の学校行事に参加出来ないエホバの証人の子供、実顕地で生活
し世話係に虐待を受けていたヤマギシ会の子供、どれをとっても信じがたいひどい話
ばかりだ。これらの子供のほとんどが、小さい頃に親と引き離され、または親にかまって
もらえず、自分は捨てられたという意識の中で育ち、結果として情緒不安定になり、また
閉鎖された社会で生きてきた為、脱会して世間に出ると一般常識も何も知らず、碌に
仕事も出来ず他人ともうまく付き合えない、などの問題を抱えている。前述の発育不全
もある。人間というものは、子供の時に親からちゃんとした愛情と関心を受けていないと
まともに育つ事すら出来ないのである。
本書を読んでいると、今さらのようにこういったカルトそして信者たちに怒りが涌いてくる
が子を持つ親にとっては、より深刻な内容であろう。なんてひどい話なんだ、と憤るだけ
でなく、親と子の関係、子供への接し方、など改めて考えさせられる事も多いと思う。
是非一読をお薦めする。
最後に書かれている、ライフ・スペースから保護された女の子がお祈りしたという一言が
泣かせる。
‘ママの魔法がとけて、早く帰ってきますように’
NOTE 2001.2.10