CDリスト

0001〜0050

0001 YELLOW SUBMARINE/The Beatles
     イエロー・サブマリン/ビートルズ
1987. 9.30
「イエロー・サブマリン」をモチーフにしたアニメ映画のサントラとして発表された。ヒートルズの
カタログの中では色物的扱いだが、新曲もいいし、B面を占めるジョージ・マーティンのオーケ
ストラによるインストも感じが出ていて、個人的には結構好きである。
☆☆☆☆

0002 GREATEST HITS/Queen
     グレーテスト・ヒッツ/クイーン
1987.10.12
1981年発表。クイーンの主に70年代のヒット曲を収録した訳で、悪かろうはずがない。当時
、各国のヒット事情や人気曲を考慮して、国ごとに違う内容で発売された。CD化されたのは本
拠地英国版である。なので「アンダー・ブレッシャー」は入ってない。
☆☆☆☆☆

0003 ABBEY ROAD/The Beatles
     アビー・ロード/ビートルズ
1987.11.16
人によって様々だろうが、僕にとってビートルズの最高傑作はこのアルバムである。一曲一曲
の完成度の高さ、B面のメドレー形式というアイデア、シンフォニックなサウンド、どれをとって
も素晴らしい。芸術的ですらある。正に一家に一枚の名盤。
☆☆☆☆☆

0004 BIG GENERATOR/Yes
     ビッグ・ジェネレイター/イエス
1987.11.26
トレバー・ラビンを中心にした‘9012イエス’の2作目。予想以上の大ヒットとなった前作と比
べると、ややキャッチーさに欠けるが、完成度は素晴らしい。やはり、トレバー・ラビンは凄い
奴だ。イエスというブランド名が却って足枷になっているように思える。
☆☆☆☆

0005 TOUCH THE WORLD/Earth,Wind & Fire
     タッチ・ザ・ワールド/アース、ウィンド&ファイアー
1987.11.27
80年代後半以降のEWFはモーリス・ホワイトとフィリップ・ベイリーのユニットになってしまった
ようだ。1987年発表のこのアルバムは、独特のEWFサウンドをかなり再現していて、仲々い
いではないかと思ったが、やはり古くからのファンには不評だったらしい。
☆☆☆☆

0006 IT’S JUST ROCK’N’ROLL/矢沢永吉

1987.11.27
日本が誇るロックンローラー、我らが永ちゃんがLAでジョン・マクフィー、ボビー・ラカインドら
の元ドゥービー組とレコーディングしていた頃のアルバムで全曲英語詞。CMにも流れていた「
Rockin’ My Heart」などは良く出来てるが、全体的には曲の出来が今ひとつ。
☆☆☆

0007 ALL THINGS MUST PASS/George Harrison
     オール・シングス・マスト・パス/ジョージ・ハリスン
1987.12. 6
ビートルズ解散後、最初にソロとして成功を収めたのはジョージだった。このアルバム、発表当
時はLP3枚組というボリュームにもかかわらず、英米のアルバム・チャートで一位になった。こ
の頃交流のあったスワンプ系ミュージシャンを総動員して作られている。
☆☆☆

0008 EMPTY SKY + LADY SAMANTHA/Elton John
     エンプティ・スカイ(エルトン・ジョンの肖像)+レディ・サマンサ
     /エルトン・ジョン
1987.12. 6
いわゆる‘2in1’というヤツで、エルトンの1stとアルバム未収録曲を集めた編集盤がCD1枚
になって復刻された。1stは、後の‘ピアノの吟遊詩人’的なイメージが定着する前のエルトン
の幅広い音楽性を詰め込んだ物で、荒削りながらスケールの大きさを感じさせる。
☆☆☆☆

0009 YOU CAN DANCE/Madonna
     YOU CAN DANCE/マドンナ
1987.12.15
これはリミックス・アルバムと呼んでいいのだろうか。マドンナのヒット曲をノンストップでつなげ
た物である(超有名な曲は入ってない)。唯一の新曲「スポットライト」はここでしか聴けない。
個人的には好きな曲が多いのだが、これを出した意図は不明。
☆☆☆☆

0010 SINGLE COLLECTION/村田和人
    
1987.12.15
山下達郎プロデュースでデビューした村田和人のベスト盤。キャッチーなメロディと爽やかなサ
ウンドで、よくCMで曲が使われる事が多かった。ただ、そういった耳に馴染んでいる曲以外
は印象に残る曲がなく、ミュージシャンとしての指向も見えてこない。
☆☆☆

0011 BRASIL/The Manhattan Transfer
     ブラジル/マンハッタン・トランスファー
1987.12.25
このアルバムは、ブラジルの作曲家の曲ばかりを取り上げたもの。歌詞とタイトルは英語にな
っている。もちろん、僕などは知らない曲ばかりで、いかにも80年代AOR風のアレンジが施さ
れていると、他のとは区別がつかない。例によって、評論家筋には評判良かったが。
☆☆☆

0012 MIHO NAKAYAMA COLLECTION/中山美穂
    
1987.12.25
1985年のデビュー曲「C」から角松敏生作の「CATCH ME」までのシングルを収録したシン
グル・コレクションの第一弾。この後、トレンディ女優としてカリスマ的存在となるミポリンが、結
構年相応の歌を歌っていた時もある、という貴重な記録。
☆☆☆☆

0013 POISON/レベッカ
    
1987.12.29
『レベッカW』ほどではないが、前作『TIME』よりは良い仕上がりである。この頃、レベッカは人
気絶頂であり、その勢いと自信がアルバムを通して感じられる。レベッカ・サウントを確立した
一枚と言っていいだろう。ファンキーな味付けだが、結構色々な事にチャレンジしている。
☆☆☆☆

0014 REVOLVER/The Beatles
     リボルバー/ビートルズ
1988. 1. 7
このアルバムが発表された1966年当時、ビートルズはライブは一切せず、スタジオにこもって
レコーディングに集中していた。その結果、このアルバムは斬新かつ柔軟なアイデアに満ちた
野心作となった。後世に残る名曲も多い。
☆☆☆☆

0015 風のように/松本伊代
    
1988. 1. 7
脱アイドル宣言ともとれる音楽活動をしていた松本伊代だが、このアルバムはその時代のベス
ト盤的内容。林哲司に依るシングル曲を中心に大人のバラード・シンガーに撤する伊代の姿が
、今となっては貴重だ。この路線、決して成功だったとは思えないが。
☆☆☆

0016 POP GROOVER THE BEST/荻野目洋子
    
1988. 1.14
80年代後半、一番勢いのあったアイドルは荻野目洋子だろう。その当時のダンサブルなヒット
曲がまとめて収録されているベスト盤である。ハイパーなディスコチューンの他、「湾岸太陽族」
みたいなニューウェイブ歌謡曲もあり、確かな歌唱力も相俟って、聴き応え十分。
☆☆☆☆

0017 GOOD!〜THE BEST OF BABE〜
    
1988. 1.14
これまた80年代後半、「Give Me Up」のカバーでデビューした2人組Babeのベスト盤。ヒッ
ト曲はあったが、あまり長続きせず、おそらく今ではカルトなB級アイドルマニア御用達だろう。
キャラクターも曲も元気の良さが売り物だった。
☆☆☆

0018 DEDICATION/河合その子
    
1988. 2. 1
元おニャン子として知られる河合その子の、ヒット曲中心に初期シングル3曲のリメイクと新曲
3曲を加えた編集盤。アイドルという一言で片づけてしまうには、あまりにも惜しい表現力を持っ
た歌手だっただけに、どの曲も情感豊かに聴かせる。初めて自作曲を披露している。
☆☆☆☆☆

0019 HEAVEN ON EARTH/Belinda Carlisle
     ヘブン・オン・アース/ベリンダ・カーライル
1988. 2.16
元ゴーゴーズのベリンダ・カーライルは、1987年に「ヘブン・イズ・ア・プレイス・オン・アース」
の全米Y1ヒットを放った。その曲をフューチャーしたアルバムは、やや鼻にかかった声とエコ
ーたっぷりのサウンド・プロダクションで、スティービー・ニックスを連想させる。
☆☆☆

0020 RUBBER SOUL/The Beatles
     ラバー・ソウル/ビートルズ
1988. 2.17
ビートルズ中期の名盤。シングルよりアルバムを重視するレコード制作、ラブソング一辺倒か
らより幅広いテーマでの曲作り等々、過渡期にあったビートルズを象徴する内容となっている。
いつもの事ながら名曲も多く、ファンならずとも必聴。
☆☆☆☆☆

0021 EVERYTHING/Climie,Fisher
     EVERYTHING/クライミー・フィッシャー
1988. 2.26
サイモン・クライミーとロブ・フィッシャーによるデュオ。クライミーはソングライターとしても知ら
れアレサ・フランクリンの「愛のおとずれ」を書いた人。フィッシャーはかつてネイキッド・アイズ
に在籍。話題性は十分だったが、アルバム自体は面白くない。
☆☆

0022 シャリシャリズム−新米感覚/米米CLUB
    
1988. 2.26
米米CLUBの記念すべきデビー・アルバムなのだが、ライブなどで見せていたファンキーな音
楽性がここでは感じられない。せいぜい「かっちょいい」くらい。お祭り騒ぎの好きなバンド、と
いう印象があったが、妙に真面目な作りで拍子抜けした。
☆☆

0023 GIFT FOR FANKS/TM Network
    
1988. 2.28
この頃、レベッカと並んでJ−POPの人気バンドだった小室哲哉率いるTMの編集盤。タイトル
通り、「Get Wild」のヒット意向急激に増えたファンの為のもので、デビュー時からの特徴であ
るテクノ・ポップ的なものとデジタルなダンス曲が存分に楽しめる。
☆☆☆☆☆

0024 TIMES〜筒美京平 20TH ANNIVERSARY(ビクター篇)
    
1988. 3. 2
日本歌謡界の重鎮、筒美京平の作曲家生活20周年を記念したコンピレーション。この後CBS
ソニー篇とか期待したけど出なかった。新旧入り混じった選曲で、幅広いジャンルにまたがる
筒美京平の凄さが実感できるが、この時点でまだ現役のヒットメーカーだったのがもっと凄い。
☆☆☆☆

0025 OVER−LOOK/ルック
    
1988. 3. 7
ルックの通算4作目。アルバムを重ねる毎に方向性がぼやけていってしまったのは残念でなら
ない。曲もどうも良くないし。このアルバムには「ONE DIMEの夢」という起死回生の名曲が収
録されているが、それ以外に聴くへき所はない。
☆☆

0026 OVER/オフコース
    
1988. 3.13
80年代初頭、オフコース人気は凄かった。このアルバムは1982年に世間の熱い期待の中
発表されたのだが、なんとNHKでレコーディングのドキュメンタリーまで放送されたのである。
期待されただけあり、オフコース独特の透明感のあるサウンドと歌世界に溢れた傑作。
☆☆☆☆☆

0027 PAST MASTERS VOLUME TWO/The Beatles
     パスト・マスターズVOL.2/ビートルズ
1988. 3.24
1986年から1987年にかけて、ビートルズのオリジナル・アルバムがCD化されたが、これは
オリジナル・アルバム未収録音源を集めたCDの第二弾。「デイ・トリッパー」「レディ・マドンナ」
など意外な有名曲が多数収録されている。
☆☆☆☆

0028 JUST A HERO/BOφWY
    
1988. 4.10
80年代後半、日本のロックシーンを席巻し、人気絶頂の1988年にあっさり解散したBOφW
Y。その人気振りは凄かったし、後のJ−POPに与えた影響も計り知れない。このアルバムは
ブレイク前のものだが、ニュー・ロマンティックの影響が感じられる内容。氷室の趣味か。
☆☆☆☆

0029 月に濡れたふたり−安全地帯Y
    
1988. 5.15
玉置浩二がソロ・アルバムを出したりして、解散説が噂されていた安全地帯だが、このアルバ
ムでバンドとしてやっていく事を示した。とにかく、玉置の作曲能力には驚嘆する。「I LOVE 
YOUからはじめよう」はもっとシンプルなバンドサウンドで聴きたかった。
☆☆☆☆

0030 THE BEST OF EARTHSHAKER
 
1988. 6. 4
80年代中頃、日本にもヘビー・メタル旋風が吹き荒れた時があった。ラウドネスと並んでその
メタル・ムープメントの中心的存在だったのがアースシェイカーだ。メタルというより、メロディア
スなハードロック・バンドだった彼らは、日本人ならではのロックを提示した。
☆☆☆☆☆

0031 COLORS/河合その子
    
1988. 6. 4
河合その子はこのアルバムあたりから、後藤次利オンリーではなく、松尾清憲ら様々なソング
ライターの曲を歌い始めた。詞の内容も年相応に大人の女性を主人公にしたものが増えてい
るが、まだアイドル然とした所が残っているのが不満。スタッフの無理解であろう。
☆☆☆☆

0032 THE BEST OF ERIC CARMEN
     ハングリー・アイズ〜メイク・ミー・ルーズ・コントロール
     /ベスト・オブ・エリック・カルメン
1988. 7.24
70年代後半に「オール・バイ・マイセルフ」などのヒットを飛ばしたエリック・カルメン。80年代
に入ってからは不調だったが、映画『ダーティ・ダンシング』に使われた「ハングリー・アイズ」の
ヒットで甦り、その勢いでこのベスト盤をリリースした。やはり70年代の曲に名曲多し。
☆☆☆☆

0033 BRIDGE OVER TROUBLED WATER
     /Simon & Garfunkel
     明日に架ける橋/サイモン&ガーファンクル
1988. 7.24
アメリカン・ロックを語る際、避けては通れない名盤と言い切ってしまおう。S&Gのラスト作で
あり、1970年度のグラミー賞総なめというデータもさることながら、収録曲一曲一曲が21世
紀に残る名曲ばかりであり、ボーカルやアレンジも素晴らしく、語るべき言葉もない。
☆☆☆☆☆

0034 ZERO/吉川晃司 LIVE
    
1988. 7.24
ロック・アイドル的扱いをされていた吉川晃司だが、確かにテレビで見てると男の僕が見てもカ
ッコ良かった。このライブ・アルバムでもそのカッコ良さは十分伝わってくるのだが、お馴染み
のヒット曲をライブ感を出そうとして、却っておかしなアレンジにしてしまっているのが残念。
☆☆☆

0035 SIESTA/河合その子

1988. 8.20
これは河合その子の2作目である。この頃はベタベタのアイドル路線で売っていた訳だから、
当然アルバムもそのノリで、正直聴くに耐えない。秋元康の彼女に対する認識は絶対間違って
いた。ラスト2曲で大人のシンガーへの脱皮を予感させるのがせめてもの救い。


0036 IN THE GARDEN/ゴンチチ

1988. 9. 3
マイペースな活動振りがとても楽しそうに見えるゴンザレス三上とチチ松村のコンビ。ギター・デ
ュオという認識があったが、アルバムを聴いてみるとギター中心だが、バンド編成でやっている
曲も多く、ユニットという印象。押しつけがましさがなく、ごろりと横になって聴くと心地よい。
☆☆☆☆

0037 SCREW/チェッカーズ

1988. 9. 3
チェッカーズがオリジナル曲のみでアルバムを作るようになってからの2作目。メンバーのソン
グライターとしての成長はめざましいものがあり、このアルバムも佳曲揃いで素晴らしい出来と
なった。所々遊びの精神が感じられるのもいい。
☆☆☆☆☆

0038 DAILY NEWS/南佳孝

1988. 9.23
「Chat Noir」みたいなアルバムにしたかった、と本人が言っているように、非常にシンプルな
サウンドとなった。バンド単位での録音で、アレンジも南佳孝を含むバンドメンバーのクレジット
になっている。ただ、意図は理解できるが、捻りが無さ過ぎて各曲の印象が薄いのが残念。
☆☆☆

0039 FENCE OF DEFENSE V/2235 ZERO GENERATION
    
1988.11.15
フェンス・オブ・ディフェンスの3作目は、オリジナルのSFを元にしたコンセプト・アルバムという
体裁をとっている。こういうSFチックな世界には、彼らのネオ・ハードロックともいうべきサウン
ドは実にハマる。傑作である。
☆☆☆☆☆

0040 DELIGHT SLIGHT LIGHT KISS/松任谷由実

1988.12. 7
バブル期以降、露骨なまでに商業主義と連動してしまったユーミンはほとんど聴いていない。1
988年のこのアルバムがユーミン最後の傑作だと僕は思っている。テーマは‘純愛’、ユーミン
のことだから一筋縄ではいかない‘純愛’なのだが、「リフレインが叫んでる」には泣ける。
☆☆☆☆☆

0041 NEGOTIATIONS AND LOVE SONGS 1971−1986
     /Paul Simon
     ネゴシエイションとラブソング1971−1986/ポール・サイモン
1989. 1.16
ポール・サイモンのソロ・デビューから『グレイスラント』までの曲からセレクトされたベスト盤。そ
の曲作りの上手さとサウンド面での冒険心は、とにかく素晴らしいの一言。所で、ポール・サイ
モンは本作含めベスト盤を数種類出しているので、買う時は注意が必要だ。
☆☆☆☆☆

0042 PRINTED JELLY/四人囃子

1989. 1.16
今や伝説となっているロック・バンド、四人囃子が1977年に発表したアルバム。間違いなく、
70年代の日本のロックを代表する超名盤である。高度な音楽性と技術、斬新なアイデア、ど
れをとっても日本における最高のロック・バンドの名にふさわしい。
☆☆☆☆☆

0043 包/四人囃子
    
1989. 1.16
名盤『Printed Jelly』に続き、1978年に発表された四人囃子通算4作目。前作よりシンセの
比重が増え、ポップな印象である。メンバー4人がソングライターとしても一流である事を見せ
つけた傑作。やはり、四人囃子は素晴らしいバンドである。
☆☆☆☆☆

0044 THE BEST OF THE ART OF NOISE
     ザ・ベスト・オブ・アート・オブ・ノイズ
1989. 1.28
80年代の音楽シーンを語る時、プロデューサーとして大成功したトレバー・ホーンを忘れる訳
にはいかない。彼が設立したZTTレーベルの第一弾アーティストとしてデビューしたのがこのア
ート・オブ・ノイズ。当時としてはアバンギャルドなポップスが楽しめる。
☆☆☆☆

0045 MACHINE HEAD/Deep Purple
     マシン・ヘッド/ディープ・パープル
1989. 2.26
説明不要の名盤。パープルにとっても、70年代ロックにとっても重要な作品だ。「ハイウェイ・
スター」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」等の名曲を生み、演奏にも余裕が出て、とにかく素晴
らしい仕上がりとなっている。これを聴かずして、ハード・ロックを語るなかれ。
☆☆☆☆☆

0046 DEEP PURPLE LIVE IN JAPAN
     ディープ・パープル・ライブ・イン・ジャパン
1989. 2.26
全盛期のパープルを見事にパッケージした、ライブ・アルバムの名作。音質も良く、演奏のテン
ションも高いし、臨場感もたっぷり、とこれだけ優れたライブ・アルバムを僕は知らない。長尺
演奏もあるが、場の緊張感が高いので全くだれていないのが、また凄い。
☆☆☆☆☆

0047 SUCH A FUNKY THANG!/久保田利伸
    
1989. 4.17
このアルバムで、久保田利伸の人気は定着したのではないだろうか。CMにも出ていたし。日
本語でブラコンをやろう、というデビュー時からの彼の試みが一応完成されたアルバムと言っ
ていいと思う。ただ、遠慮してるのか、もうちょっと趣味的になった方が面白いのではないか。
☆☆☆

0048 TRAIN−TRAIN/THE BLUE HEARTS
    
1989. 4.22
このアルバムと「TRAIN−TRAIN」のヒットでブルーハーツはブレイクした。確かに「TRAIN−
TRAIN」は名曲だと思う。アルバム全体も分かりやすい詞とメロディの曲が多く、日本式パンク
・ロックを一般的にした功績大。
☆☆☆

0049 DECEPTIVE BENDS/10CC
     愛ゆえに/10CC
1989. 5. 2
分裂後の10cc最初のアルバム。10ccといえば、『オリジナル・サウンドトラック』が代表作にな
る訳だが、このアルバムもポップさとシニカルさがいいバランスで同居しており、素晴らしい出
来である。「愛ゆえに」は、とにかく名曲。1977年発表。
☆☆☆☆☆

0050 天晴/サディスティック・ミカ・バンド

1989. 5. 2
加藤和彦、小原礼、高橋幸宏、高中正義にミカの代わりに桐島かれんをメンバーにして、ミカ・
バンドが再結成されたのは1989年のこと。曲は全て新曲だが、洒落たポップセンス溢れた曲
ばかり。解散後も一線で活躍してきた人たちばかりなだけに、素晴らしい仕上がりとなった。
☆☆☆☆☆