CDリスト

0051〜0100

0051 FOOTPRINTS/本多俊之
     
1989. 5. 2
ジャズの枠を飛び越えて活動していたサックス奏者・本多俊之の、東芝移籍後のアルバムから
選曲されたベスト盤。映画『マルサの女』のテーマ曲や『ニュース・ステーション』で使われていた
曲なども収録されている。ジャンルにとらわれないサウンドは素晴らしい。
☆☆☆☆☆

0052 A NEW FLAME/Simply Red
     ニュー・フレイム/シンプリー・レッド
1987. 5. 8
1989年発表の3作目。間違いなくシンプリー・レッドの最高傑作と言っていいだろう。元々80
年代UKソウルの連中とは明らかに一線を画すグループであるが、ここで聴かれるクールでム
ーディーなサウンドは、正に彼らにしか作り得ない世界である。
☆☆☆☆☆

0053 EVERYTHING/Bangles
     
1989. 5.10
80年代後半、ガールズバンドとしては初の全米Y1ヒットを放つなどして活躍したバングルス
が、全曲メンバーのオリジナルで固めたアルバム。仲々手堅くまとまっている。大ヒットした「Et
ernal Flame」や「In Your Room」などの出来が良い。
☆☆☆

0054 REPEAT OFFENDER/Richard Marx
     
1989. 5.10
1stがロングセラーとなったリチャード・マークスの期待の2nd。収録曲のうち2曲が全米Y1に
なるなど、前作の余勢をかってベストセラーになったが、ハードな面ばかりが強調され、一本調
子な感じがする。
☆☆☆

0055 DANCIN’ IN THE LIGHT/河合その子
     
1989. 5.13
このアルバムでは、河合その子の自作曲が4曲収録され、それ以外は外人の曲で占められる
など新しい試みをしている。ディスコ風の味付けをされた曲もあり、その子の新境地を開拓した
と言えるだろう。自作曲が仲々良い出来だ。
☆☆☆☆

0056 一触即発/四人囃子

1989. 5.13
70年代の日本ロックが誇るべき名盤。四人囃子の実質デビューアルバムである。ピンク・フロ
イドなどのプログレッシブ・ロックを見事なまでに翻訳しており、単なる物真似でないオリジナリ
ティとアイデンティティが感じられる。かつて日本にはこんな凄いバンドがいたのである。
☆☆☆☆☆

0057 THE COMPLETE THOM BELL SESSIONS/Elton John
     
1989. 5.19
これは1989年にCDで初めて発売されたものであり、1977年にエルトン・ジョンがトム・ベル
と行ったセッション音源が完全収録されている。この時期エルトンは、それまでのイメージから
脱却すべく様々な試みをしていた。エルトンとフィリー、意外な組み合わせだが仲々いい。
☆☆☆☆

0058 THE BEST OF THREE DOG NIGHT
     
1989. 5.19
70年代前半、ヒットチャートを席巻したスリー・ドッグ・ナイトのベスト盤。チャートインした曲は
全て収録され、お買い得。当時から無名だが有能なソングライターの曲を発掘する事にかけて
は定評があり、良い曲にこだわった制作姿勢はミュージシャンの鑑。
☆☆☆☆☆

0059 WHAT UP,DOG?/Was(Not Was)
     
1989. 5.19
後々プロデューサーとして成功したドン・ウォズ率いるグループのアルバム。ファンキーな「ウォ
ーク・ザ・ダイナソー」がヒットしたが、確かにこの曲はアルバムの中でも群をぬいてカッコいい
。そのせいでもなかろうが、他の曲の印象が薄い。色々やりすぎって気もする。
☆☆☆

0060 COMPLEX
    
1989. 5.26
元BOφWYの布袋寅泰と吉川晃司が組んだユニットの初アルバム。デジタルなサウンドと吉
川の相性が良く、それほど悪くはないが単調な感じ。もっと吉川が全面に出た方が面白かった
のではないか。布袋は氷室より吉川の方が合うと思ったけど、短命だった。
☆☆☆

0061 DRESS/TM Network
     
1989. 5.26
TMのヒット曲をナイル・ロジャースをはじめとする外国のプロデューサーたちがリミックスした
アルバム。ハウスになった「Come On Everybody」とか目から鱗、みたいなのもあったけど
、果たして成功だったと言えるのだろうか。要するに企画モノ。
☆☆☆

0062 GREATEST HITS/KC & The Sunshine Band
    
1989. 5.30
70年代後半、出す曲全てが大ヒットしていたKC&ザ・サンシャイン・バンドの文句なしのベスト
盤。有名な「ザッツ・ザ・ウェイ」など単純なリフレインとキャッチーな歌メロが魅力だった。一歩
間違えれば単なるキワモノなのだが、不思議と耳をひきつける何かがあった。
☆☆☆☆☆

0063 BLONDSAURUS/レベッカ
    
1989. 6. 1
オリジナル・アルバムとしてはこれが最後になった。レベッカ・サウンドはこれで極めたのだろう
。同じバックトラックで違う歌を入れてみたりなどして、色々試している所にも余裕と遊び心が感
じられる好盤。タイトな演奏も聴き物。
☆☆☆☆

0064 THE MIRACLE/Queen
     ザ・ミラクル/クイーン
1989. 6.10
群雄割拠の80年代を生き抜いてきたクイーンの、80年代最後を飾った名盤。全編に漲る躍
動感がとにかく素晴らしい。決して過去のバンドでは終わらなかったクイーンが90年代も第一
線であり続けるであろう事を満天下に知らしめた傑作である。聴くべし。
☆☆☆☆☆

0065 SOMETHING COMING ON/本多俊之ラジオ・クラブ
    
1989. 6.23
本多俊之が鳴瀬嘉博(Bs)らと結成していたバンドのアルバム。一応ボーカルもいるが、フュ
ージョンとも何とも言い難いノンジャンルな演奏が魅力である。インプロビゼーションはあまりな
いが、バンドの技術レベルは高くスリリングで心地よい。本多自身による楽曲もいい。
☆☆☆☆☆

0066 OCEAN RAIN/Echo & The Bunnymen
     オーシャン・レイン/エコー&ザ・バニーメン
1989. 7. 1
エコバニについては良く知らないのだが、おそらくこのアルバムは代表作だろう。パンク以降の
ニューウェイブの中から出てきたイメージがあったが、本作はアコースティックな感触が特徴。「
キリング・ムーン」は名曲と呼んでいいだろう。
☆☆☆☆

0067 ALONE AGAIN/Gilbert O’Sullivan
     アローン・アゲイン/ギルバート・オサリバン
1989. 7. 1
おそらく日本編集によるベスト盤。70年代初頭「アローン・アゲイン」の大ヒットで注目されたが
故に一発屋扱いされる事もあったが、他にもいい曲をたくさん作っている人だ。リアルタイムで「
アローン〜」を知らない世代の方が却って受け入れやすいのでは。
☆☆☆☆

0068 NEW LIVE AND RARE/Echo & The Bunnyman
     まぼろしの世界/エコー&ザ・バニーメン
1989. 7.11
12インチ・シングルなどに収録されていた曲やライブ音源などを集めた企画盤。「キリング・ム
ーン」の長尺バージョンやドアーズ、ビートルズのカバー、ライブではストーンズ、テレビジョンな
どのカバーもやっている。パンク世代らしい選曲。
☆☆☆

0069 晴天/サディスティック・ミカ・バンド・ライブ・イン・トーキョー1989
     
1989. 7.13
期間限定で再結成したミカ・バンドの再結成コンサートを収録したもの。『天晴』を逆さにしたタ
イトルは洒落てるが、内容はあまり良くない。サポートを多数起用しての大所帯バンドでの演奏
のせいか、ライブのダイナミズムが全く感じられない。
☆☆

0070 SEVEN HEAVEN/チェッカーズ
     
1989. 7.27
チェッカーズもオリジナル曲のみでアルバムを作るのが当然になった訳だが、そろそろ単に‘
オリジナル’を作る、という行為から一歩脱却して欲しい所。良い曲を作れるのは分かったから
、もっとオリジナリティのあるオリジナルを聴かせてもらいたい、と感じた。
☆☆☆

0071 DANCE/四人囃子
     
1989. 7.27
ミカ・バンドに続き、70年代の伝説のバンドが再結成アルバムを出した。最後のアルバムから
10年を経ての復活だが、この間バンドを続けていればこういう内容になったであろう、という必
然性が感じられる内容になっているのが凄い。さすが、四人囃子である。
☆☆☆☆

0072 TUBULAR BELLS/Mike Oldfield
     チューブラー・ベルズ/マイク・オールドフィールド
1989. 8. 5
マルチ・プレイヤーとして知られるマイク・オールドフィールドが全ての楽器を自分で演奏して、
計50分にも及ぶ壮大な世界を作り上げた1973年のアルバム。曲の一部が映画『エクソシス
ト』に使われたので、意外と知られている。とにかく感嘆するしかない作品。
☆☆☆☆

0073 REEL LIFE/Boy Meets Girl
    
1989. 8.12
ホイットニー・ヒューストンなどへの曲提供でも知られる男女デュオのアルバム。1988年にヒッ
トした「スター・トゥー・フォール」は完璧なまでの名曲。ただ、それ以外の曲は大した事はない。
「スター〜」を聴くためだけに買っても損はないと思うけど。
☆☆

0074 CAPTAIN & TENNILLE’S GREATEST HITS
    
1989. 8.12
70年代半ばA&Mからデビューし、‘夫婦版カーペンターズ’なんて言われたキャプテン&テニ
ールはデビュー曲の「愛ある限り」を全米Y1に送り込み、その後も数々のヒットを放った。こ
のベスト盤にはそれらのヒット曲がほとんど網羅されていて、文句なし。
☆☆☆☆

0075 BAND ON THE RUN/Paul McCartney & Wings
     バンド・オン・ザ・ラン/ポール・マッカートニー&ウィングス
1989. 8.15
ビートルズ解散後のポールの作品では、文句なく最高傑作だろう。曲もアイデアも演奏も全て
が完璧だ。間違いなくロック史に残る名盤であり、ロックファンなら必携アイテムだ。1974年
の発表当時、ファンから大喝采を持って迎えられたらしい。納得。
☆☆☆☆☆

0076 MIND BOMB/The The
     MIND BOMB/ザ・ザ
1989. 8.22
このグループの事はほとんど知らないが、マット・ジョンソンを中心とするユニットらしい。しかし
、予備知識ゼロでもこのアルバムは圧倒的な説得力を持っている。聴く者を捉えずにはおかな
い何かがある。肉体より精神に訴えかけてくる音楽と言っていいだろう。
☆☆☆☆

0077 13 CATS
     13 CATS
1989. 8.22
最近よく名前を見かけるドラマーの沼澤尚が在籍していたバンドの1st。店によっては邦楽の
棚に置かれたりしていた。クールなファンク・ミュージックで、とても心地よく聴ける。曲もいい。
日本人のドラマーがこういうタイプの音楽で評価されるというのは、とても嬉しい。
☆☆☆☆

0078 THE FIRST OF A MILLION KISSES
     /Fairground Attraction
    
1989. 8.25
現在ソロとして活動するエディ・リーダーが在籍したバンドの唯一のオリジナル・アルバム。80
年代後半に流行ったネオ・アコースティック・バンドのひとつと見ていいだろう。素朴な響きのサ
ウンドにエディの清楚な歌声が心地よい、極上のポップ・ミュージック。
☆☆☆☆

0079 JEFF BECK’S GUITAR SHOP WITH TERRY BOZZIO
     & TONY HYMAS
     ギター・ショップ/ジェフ・ベック
1989. 9. 5
孤高のギタリスト、ジェフ・ベックの『フラッシュ』以来久々の、しかもオール・インストのアルバム
。新たにテリー・ボジョ(Ds)、トニー・ハイマス(Key)と組んだサウンドはファンならずとも注目
の的だったが、ヒートアップするベックのギターに対してバックが盛り上がらないのが興ざめ。
☆☆☆

0080 WHEN THE WORLD KNOWS YOUR NAME
     /Deacon Blue
 
1989. 9. 9
80年代、イギリスで国民的人気を博したディーコン・ブルーのおそらくラスト作。バンド名はステ
ィーリー・ダンの曲名に由来するらしいが、正直な所何故そんなに人気があったのか、理解に
苦しむ。男女のツイン・ボーカルだが、あまりにもオーソドックスで面白味のない音。
☆☆

0081 BADLANDS
     バッドランズ
1989. 9.16
オジー・オズボーン・バンドの3代目ギタリストだったジェイク・E・リーが結成したバンド。同じ頃
デビューしたブルー・マーダーやMR.BIGらと共にスーパー・グループとして話題になったが、
中味は今いち。一応ハード・ロックだけど、方向性が見えない。
☆☆

0082 SLEEPING WITH THE PAST/Elton John
     スリーピング・ウィズ・ザ・パスト/エルトン・ジョン
1989. 9.16
エルトンの80年代最後を飾った名盤。意外だが、シングル・カットされた「サクリファイス」が彼
にとって初の全英Y1となった。全曲バーニー・トーピンとの共作で、派手ではないが聴けば聴
くほど味わい深い名曲ばかり。エルトンの裏名盤と言ったら、これ。
☆☆☆☆☆

0083 ANTHOLOGY OF BREAD
     アンソロジー・オブ・ブレッド
1989.10.16
デビッド・ゲイツを中心に結成され、70年代中期にヒットを飛ばしたブレッドのベスト盤。ソフト・
ロックと呼ばれたりしていたようだが、美しく優しいメロディとサウンドは時代を越えて輝き続け
る。「イフ」「愛の別れ道」などは今でもCM等で耳にするスタンダードになっている。
☆☆☆☆

0084 FENCE OF DEFENSE W〜RED ON LEAD
    
1989.10.16
タイトル通り、フェンス・オブ・ディフェンスの4作目。テクノロジーが一歩下がり、ギターの音が
大きくミックスされ、目の前で演奏しているかのような生々しさが感じられいやでも興奮してしま
う。前作あたりから、歌詞にメッセージ性を持たせようとしているように感じられる。
☆☆☆☆☆

0085 WORST/聖飢魔U

1989.10.18
デビューして4年経った聖飢魔Uが出した初めてのベスト盤。こうして聴いてみると、色物と誤
解されがちだった初期の頃から、曲作り、演奏共にハード・ロックの王道を行くバンドだった事
が実感出来る。デーモン閣下自身による曲解説も必読。
☆☆☆☆☆

0086 EAT ME IN ST.LOUIS/It Bites

1989.10.19
80年代後半に登場したイギリスの超絶技巧プログレ・バンド、イット・バイツの3作目。である
が、僕が買ったのはアメリカ盤で、1st,2ndの曲も収録された変則的な内容。とはいえ、テク
ニックだけでなくユーモアも感じさせるサウンドを十分堪能出来る。
☆☆☆☆

0087 PUMP/Aerosmith

1989.10.30
80年代に入ってからの低迷が嘘のように『パーマネント・バケイション』で復活を遂げたエアロ
スミスが1989年に放った大傑作。一曲目からテンション上がりっ放しの凄まじさで、聴く者を
離さない。クスリに頼らずにこのテンションを維持出来るのが、また凄い。必聴。
☆☆☆☆☆

0088 DR.FEELGOOD/Motley Crue

1989.10.31
モトリーはあまり好きではなく、まともに聴いたのもこのアルバムだけなのだが、でもこのアル
バムは素晴らしい。傑作だ。あまりのカッコ良さに言葉もないタイトル曲をはじめ、どの曲も充
実しており、非常に気合いが入った状態で作られた事がよく分かる。
☆☆☆☆☆

0089 BEST OF DARK HORSE 1976−1989
     /George Harrison
     ダーク・ホース1976−1989/ジョージ・ハリスン
1989.11.12
ジョージ・ハリスンのワーナー移籍後のアルバムから選曲されたベスト盤。「人生の夜明け」「
愛はすべての人に」「ブロウ・アウェイ」など名曲多し。ジョージの音楽を聴いていると皆優しい
気分になってしまうだろう。これこそ‘癒し’の音楽である。
☆☆☆☆

0090 LIVING YEARS/Mike + The Mechanics
     リビング・イヤーズ/マイク+ザ・メカニックス
1989.11.12
ジェネシスのマイク・ラザフォードによるサイド・プロジェクトだが、タイトル曲が全米Y1になり、
本家より忙しくなってしまったらしい。先鋭的なアイデアより曲の良さが売り物で、その分手堅く
まとまり過ぎているきらいがある。
☆☆☆

0091 5 1/2/米米CLUB
     
1989.11.24
米米がライブで見せる娯楽性をうまいことCDにパッケージしたアルバムと言っていいのでは。
技術レベルの高さはもちろんのこと、彼ら得意の洒落の効いた曲も粒ぞろいで、米米の最高
傑作だと思う。それにしても「FUNK FUJIYAMA」にはブッ飛んだ。
☆☆☆☆☆

0092 BEAUTY/坂本龍一

1989.11.24
世界のサカモトがヴァージンと契約して1989年に発表したアルバム。洋楽チャートにランクさ
れてたりした。内容的には、日本特有の音階やリズムを欧米の方法論で再構築した、とでも
言うべきエキゾチックな感じ。日本発のワールド・ミュージックか。
☆☆☆

0093 CHANGE/The Alarm
    
1989.11.25
あまり良く知らないが、ウェールズ出身の4人組。U2にかなり影響されたであろうギター・サウ
ンドが特徴だが、このアルバムは曲も良く、とてもいい出来だ。U2の影響だけでなく、オリジナ
リティも感じられるようになってきている。
☆☆☆☆

0094 BEST OF ENGLAND DAN & JOHN FORD COLEY
     
1989.11.25
知る人ぞ知る存在だが、1976年に「秋風の恋」を大ヒットさせたデュオのベスト盤。まろやか
なメロディとハーモニーは極上である。カントリーが基盤のAORといったサウンドだが、曲によ
ってはプログレ的展開をも見せたりしてあなどれない。是非聴いて欲しい。
☆☆☆☆☆

0095 YUKI’S MUSEUM/斉藤由貴
     
1989.12. 2
斉藤由貴の1989年の時点での全シングルを網羅したベスト盤であり、悪かろうはずがないの
である。デビュー当初の叙情派歌謡路線からダンサブルなポップスへの変遷振りが楽しめる。
豊かな表現力は言わずもがな。歌手としての評価が低いのが惜しい人である。
☆☆☆☆☆

0096 TOUGH BANANA
     
1989.12. 2
ヒット・メーカー織田哲郎が小田原豊(Ds)、江川ほーじん(Bs)らと作ったセッション・バンドの
アルバム。面子に惹かれて聴いてみたが、大した事はない。織田のオリジナル曲が今いちだ
し、ファンキーなロックをやろうとしてるのだが、完全に空回りしている。
☆☆

0097 東京物語/南佳孝
    
1989.12. 2
南佳孝が出身地の東京をモチーフに作ったアルバム。様々な‘東京’の情景が歌われている
が、決してお洒落だったりロマンチックだったりするのではない所が面白い。東京もまた地方
都市のひとつなのだ、という事か。久々にジャズの香り濃厚な曲もある。
☆☆☆☆

0098 STRUTTIN’ MY STUFF/Elvin Bishop
     ストラッティン/エルビン・ビショップ
1989.12.12
ブルース・ギタリストとして出発したエルビン・ビショップが1976年に発表したポップなアルバ
ム。シングル・カットされた「愛に狂って」はまぎれもない名曲である。後にスターシップのメン
バーになるミッキー・トーマスがボーカリストとして起用されている。
☆☆☆

0099 JOY/山下達郎
     
1989.12.22
山下達郎が発表した2枚組ライブ・アルバム。10年以上に渡る彼のライブ音源から選曲され
ており、山下達郎の歴史をライブで振り返る内容となった。生演奏にも一家言持つ彼のこと、
アレンジや構成にも職人的こだわりを感じさせる優れたライブ・アルバムだ。
☆☆☆☆

0100 YONINBAYASHILIVEFULLHOUSEMATINEE/四人囃子

1989.12.22
1989年9月、四人囃子はMZA有明で再結成ライブを行い、その模様がCD2枚に収められ
た。復活アルバムの曲とかつての名曲を当時のメンバーで演奏するのと、2つのパートに分
かれているが、新曲も昔の曲も違和感なく聴けてしまうのが、彼らの凄さを物語っている。
☆☆☆☆