| 001 CARPENTERS 決定盤カーペンターズ | 1976.12.31 |
| 日本編集によるカーペンターズのベスト盤。2枚組というボリュームでシングル曲のみならず、 アルバムトラックも収録され聴き応え十分。僕の見た所、これを超えるカーペンターズのベスト 盤は出ていないのではないだろうか。 | ☆☆☆☆☆ |
| 002 A DAY AT THE RACES/Queen 華麗なるレース/クイーン | 1977. 1. 9 |
| クイーンの通算5作目。前作でその華麗でドラマチックなサウンドを極めた感があっただけに、 やや行き詰まりを感じさせる部分はあるものの、「ミリオネア・ワルツ」など隠れ名曲が多く、水 準は高い。日本語で歌われる「手をとりあって」も素晴らしい。 | ☆☆☆☆ |
| 003 COME TASTE THE BAND/Deep Purple カム・テイスト・ザ・バンド/ディープ・パープル | 1977. 7.25 |
| リッチー・ブラックモアの後釜として加入したトミー・ボーリン参加の唯一のスタジオアルバム。 バンドに新風を吹き込んだボーリンの功績は大きく、このアルバムは地味な扱いではあるが、 名盤と呼ぶべき。カバーデイル、ヒューズの二人も生き生きとしている。 | ☆☆☆☆☆ |
| 004 BOOK OF DREAMS/The Steve Miller Band ペガサスの祈り/スティーブ・ミラー・バンド | 1977.11. 9 |
| 1976年『鷲の爪』がベストセラーになったのを受けて、翌1977年に発表された。前作に比べ ると、バンドのメンバーも増やし非常にポップになった印象を受ける。そういう点では前作より 聴きやすいかも。こちらも連続ベストセラーとなった。 | ☆☆☆☆ |
| 005 NEWS OF THE WORLD/Queen 世界に捧ぐ/クイーン | 1977.12. 5 |
| これまでの凝ったアルバム作りから一転し、ややシンプルなサウンドになったクイーンの通算6 枚目。今や世界中で歌われるようになった「ウィー・ウィル・ロック・ユー」「伝説のチャンピオン」 の2曲を含む。見かけはシンプルでも、緻密な音作りは健在。 | ☆☆☆☆☆ |
| 006 HERE AT LAST...BEE GEES...LIVE ビージーズ・グレイテスト・ライブ | 1978. 3. 8 |
| 『サタディ・ナイト・フィーバー』でバカ当たりする直前に出たライブ盤。意外な程にダイナミックな 演奏に驚かされる。曲もこの当時のダンサブルなヒット曲が多く、ノリもよく親しみやすい。もち ろん、売り物のコーラスワークもたっぷり聴ける。 | ☆☆☆☆ |
| 007 ROCKS/Aerosmith | 1978. 7.31 |
| 70年代ロックが産み落とした恐るべき名盤。もともとノリが勝負という感じのバンドだが、この アルバムで聴けるすさまじいまでにテンションの高い演奏は、今聴いても眩暈がするくらい素 晴らしい。最新のテクノロジーではとても再現出来ない‘空気’がある。 | ☆☆☆☆☆ |
| 008 BOSTON 幻想飛行/ボストン | 1978.10.31 |
| 1976年の終わり頃、彗星の如く登場し、あっという間にチャートを駆け上がったボストンのデ ビューアルバムにして最高傑作。ハイトーンボーカルに爽やかなコーラス、独特のギターの音 にプログレ的展開、どれをとっても70年代ロックの名盤と呼ぶにふさわしい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 009 JAZZ/Queen ジャズ/クイーン | 1978.11.25 |
| かなりクイーンが‘遊んでいる’という印象を受けた。冒頭の「ムスターファ」からして遊び心い っぱい、って感じ。もちろん、緻密に曲を練り上げるクイーンの姿勢には変化はなく、新しい試 みも効果的だが、当時ファンの間では賛否両論だった記憶がある。 | ☆☆☆☆ |
| 010 DOUBLE VISION/Foreigner ダブル・ビジョン/フォリナー | 1979. 1.31 |
| 1978年の初来日公演のあとに出たフォリナーの2枚目。ファーストがベストセラーになった事 で、プレッシャーもきつかったろうが、路線変更はせずあくまで曲の良さで勝負する姿勢を崩し ていない。ハードロックからバラードまで幅広く聴かせる。 | ☆☆☆☆☆ |
| 011 WORLDS AWAY/Pablo Cruise ワールズ・アウェイ/パブロ・クルーズ | 1979. 2.28 |
| 1978年夏にヒットした「恋の水平線」を含むアルバム。キーボードを全面に出したAOR的な 作りになっており、仲々心地よく聴けるのだが、バラードが多いのが残念。アルバムタイトル曲 のようなアップテンポでキーボード弾きまくりの曲をもっとやって欲しかった。 | ☆☆☆ |
| 012 ELTON JOHN’S GREATEST HITS,VOL.U グレイテスト・ヒッツVOL.U/エルトン・ジョン | 1979. 3.27 |
| 70年代中期のエルトン・ジョンのヒット曲を収録。当時はシングルのみでしか聴けなかった曲 や『トミー』の曲なども収められお買い得だった。この頃のエルトンのシングルは才気走ったア イデアに溢れていて、キキ・ディーとの「恋のデュエット」などその典型。 | ☆☆☆☆☆ |
| 013 QUEEN LIVE KILLERS クイーン・ライブ・キラーズ | 1979. 6.28 |
| 個人的には熱望していたクイーンの初ライブ・アルバム。当然のことながらスタジオ録音とは違 い、エネルギッシュなライブバンドとしてのクイーンが堪能できる。収録曲も当時のベスト選曲 で、後年ライブでは聴けなくなってしまった曲も多く、その点でも今となっては貴重。 | ☆☆☆☆ |
| 014 HEAD GAMES/Foreigner ヘッド・ゲームス/フォリナー | 1979.10.10 |
| フォリナーはこのサードアルバムで、前2作よりハードなサウンドを打ち出した。タイトな演奏は 素晴らしく、またルー・グラムのボーカルもより一層魅力的になっている。セールス的には前2 作にやや劣るものの、内容は決して負けていない。 | ☆☆☆☆☆ |
| 015 FREEDOM AT POINT ZERO/Jefferson Starship フリーダム・ポイント・ゼロ/ジェファーソン・スターシップ | 1980. 1.31 |
| 60年代から活動を続ける大物バンドが、大幅なメンバーチェンジをして発表したアルバムで、 シングルカットされた「ジェーン」は名曲だが、ジェファーソンがこういう事をやる必然性はあまり 感じられない。後年の産業ロックへの転向を予感させる作品。 | ☆☆☆ |
| 016 KYLYN/渡辺香津美 | 1980. 3.31 |
| 当時の日本はフュージョンブームだったが、その第一人者でもあった渡辺香津美が、坂本龍 一とプロジェクトを組んで発表したアルバム。一流のミュージシャンを集めたビッグバンドの白 熱した演奏が聴けるA面が実に素晴らしい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 017 TO CHI KA/渡辺香津美 | 1980. 5.31 |
| 今度はマイク・マイニエリをプロデューサーに迎えて作ったアルバムで、全編ギター弾きまくり のアルバムになっている。渡辺香津美はフュージョンの枠で括られる事が多かったが、ここで はかなりロック的ニュアンスの演奏も聴かせ、多彩な所を見せている。 | ☆☆☆☆☆ |
| 018 TOTO | 1980. 6.30 |
| TOTOの最高傑作はやはりこのファーストアルバムだろう。高度な演奏力もさることながら曲も いいし、決してテクニックに溺れていない。メンバーの様々なセッション活動で培った幅広い音 楽性が上手に生かされている。素晴らしい、の一言。 | ☆☆☆☆☆ |
| 019 THE GAME/Queen ザ・ゲーム/クイーン | 1980. 7.21 |
| クイーンは80年代に入り、それまでとは違うアプローチで活動を続けたが、このアルバムで既 にその兆候が見えている。コンパクトにまとめた曲が多く、当時はライトな印象も与えた。全米 アルバムチャートで1位を獲得した記念すべきアルバム。 | ☆☆☆☆ |
| 020 FLASH GORDON/Queen フラッシュ・ゴードン/クイーン | 1981. 1. 6 |
| これはサントラである。よって、クイーンのオリジナルアルバムとしては聴かないほうがいい。お そらく、がっかりしてしまうだろう。しかし、サントラとしてはいい出来である。メンバー全員がシン セを操ったインスト曲は、映画のイメージをうまく伝えていると思う。 | ☆☆☆ |
| 021 TAKE MY TIME/Sheena Easton モダン・ガール/シーナ・イーストン | 1981. 4. 2 |
| シーナ・イーストンは「モダン・ガール」のヒットで、正に彗星の如く登場した。これはデビューア ルバムで、いきなり全米Y1になった「モーニング・トレイン」なども収められ、当時まだ20才そ こそこだったシーナの若々しい歌声が堪能できる。 | ☆☆☆☆ |
| 022 MECCA FOR MODERNS/The Manhattan Transfer モダン・パラダイス/マンハッタン・トランスファー | 1981.10.11 |
| ジャズ畑の実力派コーラスグループとして活躍していたマン・トラは、前作よりジェイ・グレイド ンをプロデューサーに迎え、ポップなアルバム作りを始めた。これはその第二弾で、粋なサウ ンドとお洒落なコーラスワークが楽しめる。4ビートもちゃんとやってます。 | ☆☆☆☆☆ |
| 023 11−17−70/Elton John | 1981.11.30 |
| タイトル通り、’70年11月17日に録音されたライブアルバム。もともとFM放送用の音源だっ たらしい。エルトンの他、ディー・マーレイ(Bs)、ナイジェル・オルソン(Ds)によるトリオでの演 奏だが、非常に迫力たっぷりのパフォーマンスである。 | ☆☆☆☆ |
| 024 PLAYER | 1982. 1. 3 |
| 1978年「ベイビー・カム・バック」を全米Y1に送り込んだプレイヤーのファーストアルバム。も ちろん、「ベイビー〜」も入っている。TOTOなどに近い、AOR風味のロックで曲もアレンジも良 く出来ていて、一発屋などと呼ばれてしまうのがとても残念。 | ☆☆☆☆ |
| 025 FRANKE & THE KNOCKOUTS スイートハート/フランキー&ザ・ノックアウツ | 1982. 2.23 |
| 知る人ぞ知る、1981年「スイートハート」をデビュー曲ながら全米トップ10ヒットにしたバンド のファーストアルバムがこれ。後に産業ロックと呼ばれた音楽に近いものがあるが、曲の良さ とボーカルの実力は非常に将来を期待させたが、アルバム3枚で解散してしまった。 | ☆☆☆☆☆ |
| 026 TOTO W TOTO W〜聖なる剣 | 1982. 4. 1 |
| 言わずと知れた、TOTOの代表作にして最大のヒットアルバム。1982年度のグラミーでは主 要2部門で受賞した。練りに練られたサウンド作りが成功の要因か。「ロザーナ」「アフリカ」とい ったヒット曲は今でもよく耳にするスタンダードになっている。 | ☆☆☆☆ |
| 027 HOT SPACE/Queen ホット・スペース/クイーン | 1982. 6.13 |
| 発表当時あちこちからブーイングが浴びせられた問題作。大胆にブラスやシンセベースを導入 し、ブラコンに接近した音作りが不評だった訳だが、常に前進し続けるロックバンドにはこうい った批判はつきものである。誤解をおそれず変革を続けたクイーンの姿勢に拍手! | ☆☆☆☆☆ |
| 028 RIT/Lee Ritenour RIT/リー・リトナー | 1982. 7.23 |
| この頃ジャズ、フュージョン系の人たちがポップなアルバムを作るのが目立ったが、早弾きギタ リストとして知られたリー・リトナーのこのアルバムもそう。エリック・タッグをボーカルに据え、イ ンスト曲も聴きやすくラジオ番組のBGMになったりしていた。第二弾も出た。 | ☆☆☆☆ |
| 029 BELOW THE BELT/Franke & The Knockouts ビロウ・ザ・ベルト/フランキー&ザ・ノックアウツ | 1982. 8.27 |
| 知る人ぞ知る、ノックアウツのセカンドアルバム。AOR的だった前作から一転し、ハードロック 的アプローチを試みている。NWOBHMの影響か。個人的にはファーストの路線で行って欲し かったが、実力派だけに優れたアルバムにはなっている。トップ40ヒットも出た。 | ☆☆☆☆ |
| 030 MARK,DON & MEL 1969−71/Grand Funk Railroad グランド・ファンク・ゴールデン・ディスク | 1982. 8.30 |
| 栄光のB級バンド、グランド・ファンクの3人組時代のベスト盤。単純だけどカッコ良くてテンショ ンの高い演奏が魅力的だ。「ハートブレイカー」「孤独の叫び」などアマチュアバンドにコピーさ れた曲も多く、ロックバンドの原点がここにある。理屈抜きで楽しめる。 | ☆☆☆☆ |
| 031 BUSINESS AS USUAL/Men At Work ワーク・ソングス/メン・アット・ワーク | 1982.10.24 |
| オーストラリアのメン・アット・ワークはこのアルバムの大ヒットで、一躍時の人ならぬ時のバン ドとなった。ポリスみたいなサウンドだが、「ノックは夜中に」「ダウン・アンダー」といったシング ル曲につられて買った僕にはどうも馴染めなくて、あまり聴かなかった。 | ☆☆ |
| 032 ALONG THE RED LEDGE/Daryl Hall & John Oates 赤い断層/ダリル・ホール&ジョン・オーツ | 1982.10.26 |
| 80年代に入りホール&オーツは大ヒット連発、すっかりミュージックシーンをリードする存在に なり、70年代の作品は無視されがちになってしまった。が、僕は70年代の彼らの方が好きで あるし、中でも目立たない1978年発表のこのアルバムは名盤だと思う。 | ☆☆☆☆☆ |
| 033 FLY LIKE AN EAGLE/The Steve Miller Band 鷲の爪/スティーブ・ミラー・バンド | 1982.12.23 |
| 1976年に発表されて大ヒットとなったこのアルバム、僕がようやく手に入れた頃には古典扱 いだった。しかし、ブルースを基盤にクールな演奏を聴かせるこのアルバムは、時を経ても色 褪せない名盤と言っていいだろう。タイトル曲は名曲だが、後にシールがカバーした。 | ☆☆☆☆☆ |
| 034 GETTIN’ SMILE/Smile ゲッティン・スマイル/スマイル | 1983. 1. 3 |
| クイーン結成以前、ブライアン・メイとロジャー・テイラーが組んでいたバンドの音源がついに日 の目を見た!しかも、当時は日本のみ!あまりブルース臭やサイケ色の強くない音楽性は後 のクイーンを連想させる。「ドゥーイン・オール・ライト」はクイーンの1stにも収録された。 | ☆☆☆☆ |
| 035 BEST OF THE J.GEILS BAND | 1983. 2.14 |
| アメリカ版ストーンズ、みたいに言われた事もあるJ・ガイルズ・バンドのアトランティック時代の ベスト盤。ライブバンドとして評価が高かったが、ここに収められている曲を聴くとライブのノリ がスタジオ録音では再現出来てない感じがする。 | ☆☆☆ |
| 036 ROD STEWART GREATEST HITS | 1983. 2.14 |
| 大御所ロッド・スチュワートの70年代のヒットを収録。フェイセズ解散後の曲がほとんど、という のは仕方のない所だろう。後々やりたい事が意味不明になっていくロッドだが、この頃はまだ ロック魂みたいのがあったと思う。たとえ、ディスコヒットを飛ばしても。 | ☆☆☆☆ |
| 037 ROCK OF THE WESTIES/Elton John | 1983. 2.23 |
| エルトンの1975年発表のアルバム。ビルボード・アルバムチャートで初登場一位になった。当 時は大事件だったのだ。内容的には、バンドのメンバーを一新、訓練の意味もあってかロック 色が強いアルバムになっている。「さすらいの弾丸」は名曲。 | ☆☆☆☆☆ |
| 038 PRETENDERS U | 1983. 3. 4 |
| 衝撃的なデビューを果たしたクリッシー・ハインド率いるプリテンダーズのセカンド。相変わらず カッコいい。パンク以降のニューウェイブの中から出てきたバンドだが、速いばかりでなくとても 聴きやすい曲が並ぶ。この後、メンバーが相次いで死んだりして悲劇のバンドとなる。 | ☆☆☆☆ |
| 039 HERE AND THERE/Elton John ヒア・アンド・ゼア/エルトン・ジョン | 1983. 8. 5 |
| 1976年発表のライブアルバム。落ち着いた雰囲気のロンドンサイド(A面)、熱狂のニューヨー クサイド(B面)の対比が仲々良い。個人的には弾き語りが多いA面の方が好きだが、B面のバ ンド演奏もテンション高く捨てがたい。 | ☆☆☆☆ |
| 040 CAPTAIN FANTASTIC AND THE BROWN DIRT COWBOY /Elton John | 1983. 8.18 |
| 個人的にはエルトンの最高傑作はこれ。史上初の全米アルバムチャート初登場一位という派 手な話題がつきまとうが、別に派手な内容ではない。どちらかというと、この時期のエルトンか らすれば地味かも。しかし、一見地味でも収録曲全て胸を打つ名曲揃い。必聴!! | ☆☆☆☆☆ |
| 041 JAILBREAK/Thin Lizzy | 1983. 8.18 |
| 2枚組のライブ盤が素晴らしい出来だったので、かなり期待して買ったが、個人的には今ひと つだった。ライブ盤のような重量感溢れるサウンドは残念ながら、ここでは聴けない。「ヤツら は町へ」は名曲だけど、他の曲の出来が今いち。 | ☆☆ |
| 042 DAYDREAM/南佳孝 | 1983. 9.30 |
| 南佳孝のそれまでに出たアルバムを一通り聴いた後でこのアルバムを聴くと、どこか違う印象 がある。それはA・B面それぞれのラストに収められた曲から来るもので、その2曲がこのアル バムを味わい深いものにしている。地味な扱いの一枚だが、内容は素晴らしい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 043 STAR FLEET PROJECT/Brian May & Friends 無敵艦隊スター・フリート/ブライアン・メイ&フレンズ | 1983.12.31 |
| ブライアンのクイーンを離れての対外活動第一弾は、気の合う仲間たちとのセッションアルバ ムだった。彼がエディ・バン・ヘイレンとお友達とは...。TV番組の主題歌をロックにアレンジ して演奏するという、本当に肩の力が抜けているアルバム。 | ☆☆☆☆ |
| 044 頭狂奸児唐眼(TALK YOU ALL TIGHT)/渡辺香津美 | 1983.12.31 |
| 渡辺香津美名義だが、実際は彼が腕利きたちと結成したカズミ・バンドのアルバム。スタイル にとらわれず、とにかくインストを追求するという言葉通り、4ビートから変拍子からハードロッ クから、様々なインスト曲が絶妙のテクニックとセンスで繰り出される。カッコいい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 045 GANAESIA/カズミ・バンド | 1983.12.31 |
| このアルバムではカズミ・バンド名義となった。前作と同じコンセプトながら、より一層変態度を 深め、常人には理解し難い世界かもしれない。しかし、難解な曲でもやたらとテンションが高く 、改めて凄い人たちなんだと恐れ入ってしまう。ジャンル分け不能な音楽。 | ☆☆☆☆ |
| 046 MAIN COURSE/The Bee Gees メイン・コース/ビー・ジーズ | 1984. 1. 6 |
| 誰がなんと言おうとビージーズの最高傑作はこれ。それまでビージーズのウリだったメロディと ハーモニーにダンスビートをプラス、極上のポップミュージックである。当時(1975年)低迷して いた彼らが一線に返り咲いたのも当然の名盤。 | ☆☆☆☆☆ |
| 047 STRANGER IN TOWN /Bob Seger & The Silver Bullet Band 見知らぬ街/ボブ・シガー&ボブ・シルバー・ブリット・バンド | 1984. 2.28 |
| デトロイトのローカルスターだったボブ・シガーが全米でブレイクした記念すべきアルバム(19 78年)。僕もこのアルバムでボブ・シガーを知っただけに、非常に愛着のある一枚である。ス ケールの大きな歌と演奏は正にアメリカそのもの。 | ☆☆☆☆☆ |
| 048 THE WORKS/Queen ザ・ワークス/クイーン | 1984. 3.16 |
| 『ホット・スペース』で顰蹙を買って以来沈黙していたクイーンが、この次作で見せたのは、あま りにもオーソドックスなクイーンワールドだった。個人的にはあまり変化の感じられないこのア ルバムが不満だったが、本国ではベストセラーとなり、結果クイーンは国民的バンドとなる。 | ☆☆☆ |
| 049 摩天楼のヒロイン/南佳孝 | 1984. 3.31 |
| これは南佳孝のデビューアルバムである。と、同時にはっぴいえんど解散後の松本隆のプロ デューサーとしてのデビューでもあった。デビューした頃から、南佳孝は時流とはずれた音楽を やっていた訳だが、歌詞においては松本隆やりすぎって感じ。 | ☆☆☆ |
| 050 冒険王/南佳孝 | 1984. 8.31 |
| デビューから10年後のアルバムがこれ。奇しくも松本隆と組み、少年時代の夢をテーマに、ジ ュブナイル仕立てのアルバムになっている。例によって松本隆やりすぎ、なのだが曲とアレン ジ、そして南佳孝のボーカルが心地よくあまり気にならない。成長したってこと? | ☆☆☆☆☆ |


