日々の覚書



2002年
7月27日(土)

 僕は、インターネットに限らず、“☆○判定テスト”なんてのを見ると、ついやってみたくなるクチである。碌な判定結果が出た試しはないのだけど。しかし、最近ふとネットで見つけてやってみたテストはひどかった。モテ度判定、ということで要するにあなたがどれだけモテるか数字で判定しましょう、ってヤツなのだが、そこではじき出された僕のモテ度はなんと!46点(爆)Cランク、偏差値40.6だそうだ。しかも、全くありがたくない認定証まで頂いてしまった。折角なので、恥をしのんで公開する。↓です。



 ほんとに情けないったらありゃしない。そりゃ、モテないのは自分で一番よく分かってたけどね。こうやって、数字で表現されると結構落ち込んでしまう(笑)

 それにしても、ふざけてるよなぁ、10かそこいらの設問でこんな事言われたんじゃたまんないよ。人を何だと思ってるんだろうか。で、モテ度をチェックする項目が5個ほどあって、正確な名前はうろ覚えだけど、「性格」「外見」「収入」「恋愛テクニック」「フェロモン」とあって、それぞれABCDEの5段階評価が与えられる訳だ。それをトータルしてはじき出されたのが↑の46点っていうことだね。

 それぞれの項目の評価がまたひどい。「性格」「外見」はC、可もなく不可もなくってことね。「収入」もC、貧乏で悪かったね。「フェロモン」に至っては最低ランクのEである。確かにモテる訳ないな。何故か、「恋愛テクニック」のみがBランクで、これは実に不思議。モテる要素はほとんどないけど、テクニックは結構高いということになる。変なの。

 しかも、どうやって判定したのか、あなたのモテ度が一番高かったのは29歳の時でした、なんて言いやがる。くどいようだが、10問かそこいらで、どうして分かるのだ。それに、色々思い出してみたけど29歳の時に今よりモテたという記憶はない。実にいい加減なのである。しかも、これ有料なんですよ、一回300円だけど。

 単に知的ゲームとして楽しめばいいのだろう。でも、僕は良い結果が出ても信用しないけど、悪い結果だと非常に気にしてしまうという、少々厄介な性格なので(だからモテないのだ)、やはりこの手のテストはちゃんとした科学的・学問的根拠に基づいて判定して欲しいものだと思う。僕だって、悪いことせずに地道に生きているんだから。こんな、ゴミみたいな言われ方されるような事はしていないのだ。ま、それにしてもフェロモンゼロとは参ったなぁ(爆)

 あ、忘れてたけど、このテストでたった1人とはいえ、モテ度100点と判定された人がいるらしい。どんなやっちゃ、きっとイヤな奴だろう(笑) 昔から、やたら女にモテる奴はイヤな奴と決まっているのだ(僻むなって)



7月11日(木)

 7月に入ってから暑い日が続いている。そろそろ梅雨も明け、いよいよ夏本番か?

 夏の風物詩、といえば、花火・蚊取り線香・蝉・風鈴・ひまわり等々あるけど、忘れちゃいけないのが冷やし中華である。僕にとっては好物の一つであり、何故夏しか食べられないのだ、なんて憤った事もある(笑) そういえば、昔ジャズの山下洋輔らが中心となって冷やし中華同盟みたいな団体を旗揚げしていたけど、あれどうなったのだろう?

 ところが、先程テレビを見ていて驚いた。色々な職業の人の妻にアンケートするコーナーで、ラーメン屋さんの妻に聞いた辛い事、幸せな事の集計結果を放送していたのだが、なんとラーメン屋さんの妻たちは81%が「冷やし中華は嫌い」だと答えているのだそうだ。冷やし中華は普通のラーメンと具が全然違うので仕込みが大変だし、麺を冷やす為調理にも手間がかかる(水道代もかかる)。具のトッピングもラーメンと違って神経を使う。冷やし中華がメニューに登場するというだけで、夏がイヤになるそうだ。店で冷やし中華を注文するその裏では、こんな葛藤があったとは。知らなかった。

 こんな話を聞いてしまうと、なんだか冷やし中華を注文しににくなる(笑) 仕方ないからコンビニので我慢しようか。あれも結構おいしいのだけどね。

 それにしても、ざるそばやもりそばは年中食べられるけど、冷やし中華だけが夏限定というのは何故なんだろう。冷やし中華って日本オリジナルなんだろうか、アイスコーヒーと同じく。韓国には冷麺ってのがあるけど、全く違うもんだしなぁ。世の中には知らない事って、ほんとたくさんあるもんだ(笑)



6月27日(木)

 先月の31日にFIFAワールドカップが始まってからというもの、テレビの中継に見入る日々である(笑) 当然更新も全然してなくて、ここの更新も一月振りだ。

 その一ヶ月に及ぶワールドカップも大詰めを迎え、決勝戦と3位決定戦の2試合を残すのみとなった。もうすぐワールドカップも終わってしまうかと思うと、まるで夏休みが終わる時のような寂しさを感じたりする(笑) ワールドカップが終わってしまったら、夜何をして過ごせばいいのだろう?(爆)

 今回のワールドカップ、韓国と日本の共催ということで、両国ともこれまでになく盛り上がったと思う。両チーム共に、ホスト国の最低ノルマといわれた決勝リーグ進出を果たし、日本はベスト16で敗退したが、ご存知の通り韓国はベスト4まで勝ち進み、決勝進出は逃したものの、トルコとの3位決定戦が待っている。正に快挙と言っていいだろう。

 共催国として、日本が消えた後は韓国を応援しようというムードが、メディアを中心に日本ではあったと思う。しかし、本当に日本人は韓国を応援してるのだろうか。僕自身は、韓国は凄い試合をしてるし、確かに素晴らしいとは思うのだが、なんとなく口惜しい気持ちがあって、素直に韓国を応援出来なかった。日本だってここまで来れたのではないか、なんて思ってしまうのだ。なのに韓国に先を越されてしまった。そんな思いをぬぐい去る事が出来ない。同期入社の同僚が先に課長になってしまったような、そんな感じだ(笑)

 とある雑誌のレポートによると、韓国の町中で日本戦をテレビ観戦してたら、周囲の韓国人は誰も日本の応援なんてしていなかった、という事が書いてあった。日本がトルコに負けた瞬間、皆で拍手していたそうだ。なるほどと納得した。韓国人にとって、日本は憎むべき宿命のライバルであり、決勝トーナメントでの韓国チームの快進撃は、絶対日本より上に行くんだ、という対抗意識が為せるものだったのかもしれない。

 これが逆だったら、おそらく韓国内はワールドカップなんて終わったしまった、と無関心を装うだろう。自国を含めてサッカーの世界的イベントを楽しんでいる日本人と韓国人の違いはここにある。韓国は外国、とりわけ日本との勝負に勝ちたいだけなのだ。これが愛国心ってものなのだろう。ちょっと理解し難いが、否定する気はない。

 ほんと、ワールドカップで、日本と韓国のお国柄の違いが鮮明になった。意外な所で勉強になるものだ。

 しかし、そうなるとやはりこっちだって口惜しい。4年後を見てろ、絶対アジア予選で1位になってワールドカップ・ドイツ大会に堂々と出場してやる。そして目指すはベスト4だ。次の大会でアジア旋風を巻き起こすのは、絶対に日本なんだからね。でも、その為には代表のさらなるレベルアップが必要だ。その点は、今大会の韓国を見習うとしようか(爆)



5月27日(月)

 明日は健康診断(正確には成人病検診)なんである。胃部レントゲン撮影があるので、前日(つまり今日)の午後9時以降は飲み食い禁止なのだ。今回は言うことが厳しくて、検診当日は朝から飲み食いしてはいけないのはもちろん、喫煙もダメ、唾や痰も飲み込まずに吐き出せ、なんてお達しが出ている。これが結構つらい。

 もう既に夜9時を過ぎたので、明日の検診が終わるまでは何も食べられないし、飲むこともできない。食べるのはともかく、飲むのもダメってのはつらいものがある。僕は冬でも夏でも家にいるとコーヒーなりお茶なりを飲んでいることが多い。普段は何気にやっているけど、飲むなと言われるとよけい欲しくなる。何故か喉が渇くのだ。風呂上がりとか朝起床直後とかなんて、何か飲まなきゃいられないし。

 結局、ダメだと言われると欲しくなる、というのが人間の悲しい習性なのだろう。たとえ一晩とはいえ、こういう苦しみを強いるなんて、ほんとに健康診断なんて有り難迷惑だ。

 だいたい会社で行う健康診断なんて何の意味があるのだろう。単なる儀式ではないか。麗々しく血液検査や血圧測定とかしたりして、後で結果を送りつけてきて「中性脂肪が高いです」なんていきなり驚かせる。言われたこちらは意味不明の数字を見てビビッてしまう訳だ。どうしたらいいんだろう、なんて焦りながらよく見ると、所見として「異常なし」とか「健康とみなす」とか書いてあって、なおさら訳分からない。異常がないのなら、わざわざ言うな。健康オタクならいざ知らず、こちとら中性脂肪だのコレステロールだの知識は疎いんだから、異常ではない数字を見せて「高いですね」なんて、結局素人を脅かしているだけではないか。そういうのは本当に危ない時だけ言うもんだろう。しかも、数値を見せるだけで、具体的にどうすればいいのか、なんて一言も言ってくれないし。結局、素人を煙に巻いて喜んでるだけなのだ。趣味悪い。

 結局、前の晩からつらい思いはするわ、訳分からん数字見せて暗い気分にさせるわ、で健康診断なんてちっともいいことはないのである。



5月22日(水)

 僕はここ10年くらいミュージック・マガジン発行のレコード・コレクターズ誌(以下レココレ)を購読している。毎号のアーティスト別特集記事が目玉だが、知ってるアーティストにしても知らないアーティストにしても色々勉強になって面白いし、詳細なディスコグラフィーなど資料的価値もある。旧作の再発情報なども重宝している。内容が分からなくて特集記事についていけない事もあるが、割合満足度は高い雑誌である。

 そのレココレだが、最新号(2002年6月号)の特集は「ラスト・ワルツ」である。1976年にザ・バンドのフェアウェル・コンサートとして開催され、アメリカン・ロックの終焉を告げた、とされる歴史的イベントであるのは、ロック・ファンなら周知の事実だが、最近そのライブの完全版がCD4枚組となって登場した。それを機に、この歴史的イベントを振り返ってみよう、というのが企画の趣旨であろう。よくあるパターンだ(笑)

 で、その特集は非常に興味深く読んだ。「ラスト・ワルツ」が終わらせたものとは一体何だったのか?を今の視点で検証するのに始まり、コンサートが企画されてから実現に至るまでの舞台裏、実際に見に行った人によるコンサート・レポート、完全版に改めて収録された音源のチェック等々、ややマニアックながらとても充実した内容だ。僕が特に面白く読んだのは、やはり舞台裏についての記事だろう。

 このレココレの記事について書くのが目的ではないので、内容については省略するが、とにかく充実した内容だったのは事実だ。しかし、いつも(というかここ数年)レココレを読んでいて思うのだが、こういう記事をリアル・タイムで経験していない世代も読む訳で、結局そういった若い人たちは実際の音に触れる前に、知識(それも音楽そのものとはほとんど関係ないものも含めて)を吸収する事になる。どうしても知識先行(要するに頭でっかち)になり、“ラスト・ワルツってこういうイベントだったんだよ”なんて言いながら、リマスターされたCDやDVDに向き合う事になる訳だ。

 もちろん、悪いことではない。しかし、知識先行になれば先入観だって生まれる。そうすると、実際の音に接する時に感じ方、楽しみ方が違ってきたりはしないか? しかも、その先行した知識がオトナたちによる過剰な思い入れや一方的な嗜好によって歪曲されていたならどうなる? 本当に自分の感性だけで楽しめるのか? なんて僕は心配になってしまうのだ。

 レココレという雑誌は、リアルタイムで経験していない若い人たちに過去の音楽のガイド役をも果たしている、というのは間違いない。ただ、長い間読んでいると分かるのだが、かなり偏りのあるガイドなのだ。先月号は「ロック・ニュー・スタンダード200」と銘打ち、60年代から80年代に至るまで、ロックというフィールドに含まれるアルバムを、発表当時の重要度、現在の視点で見た再評価の動き、などを基準にして200枚選んでいた。ベテラン・リスナーと若い人たちとの橋渡しになれば、なんて書いてある。が、しかし、このセレクト自体どう見ても偏っているのだ。スタンダードという以上、分け隔てなく幅広いジャンルが網羅されていなければならないはずだが、実際には無視されたジャンルやムーブメントもかなりある。特に80年代のセレクションはひどい。当時、一部のファンの間でしか話題にならなかったようなアーティストが多く選ばれており、これでは単に選者の好みでしかない。それでは当サイトの「名盤100選」と大して違わないではないの(笑) 一応、公に「スタンダード」と謳うのなら、偏りを無くすべきだ。若い人たちからすれば、一方的な趣味の押しつけでしかない。しかも知らないのだから、これを信じ込んでしまう。選択肢を限定してしまっているのだ。これは絶対に良くない。

 ロックだって4半世紀の歴史がある。表も裏もあるだろう。当時の評価(人気)が今と全く逆になっていることだってある。それは分かる。だからといって、これは意味がないから、なんて選者の独断で闇に葬ってもよいものではなかろう。若い人たちのガイド役を務めようと思うのなら、全て公平に紹介し、選ぶのは任せればいい。それがイヤなら、スタンダードなんて言葉は使わず、選者の名前を前面に出し、独断であると断りを入れるべきだ。

 僕はレココレを否定するつもりはない。ほぼ毎月楽しませて貰っているのであるから。ただ、若い人も読んでいるということを意識して、その影響力を考えてもっと幅広い取り上げ方をすべきだろう。過去の音楽にもスポットを当てる、という意味ではレココレの存在意義は大きいのだから。また、若い人たちにも、読む前にまず聴いてみる事をお薦めしたい。頭デッカチはやはり良くない(笑)

 ああ、また長くなってしまった、こういうネタだとつい興奮してしまっていかんな(爆)



5月8日(水)

 またまたコンサート・レポートが続きますが、お付き合い下さい(笑)

 今回見に行ったのは、“ROCK LEGEND 四人囃子vsスモーキー・メディスソ”と銘打たれた、文字通り日本のロック界伝説のバンドが復活して共演するという、夢のようなコンサートである。このコンサートは最初東京と大阪の2回公演が予定されていたが、話によると2公演とも即日ソールド・アウト、僕が幸運にも見ることが出来たのは東京で行われた追加公演である。友人に教えられてこのコンサートの事を知った時には、既に本公演は売り切れで、追加公演の売り出しを待つしかない状況だったのだが、その友人からの情報でインターネットで抽選に応募できる事を知り、ダメでもともと、と応募したところ、当選してしまった、という訳なのだ。くじ運は無茶苦茶悪いこの僕が、である。もしかしたら運が向いてきたのかもしれない、なんて有頂天になったりしたが、とにかく四人囃子が見れるのである。チケットを入手する時、訳もなく興奮したなぁ(笑)

 四人囃子については今さら説明するまでもないが、今回のメンバーは森園勝敏、岡井大二、坂下秀実、佐久間正英の4人。残念ながら佐藤満の参加はなかった。彼らは、1989年の再結成以降、思い出したように集まってはステージに立っており、また去年の暮れに発売された5枚組ボックスも好評で、単なる伝説のバンドではなくなりつつある。今回のライブも、再評価の気運をさらに高めることになるのは間違いないと言えた。

 対するスモーキー・メディスソ、こちらは若干説明が必要かな。本当の名前は“スモーキー・メディスン”といい、今回の復活ライブにはオリジナル・メンバーのキーボードが参加しない為、少し名前を変えての出演となったらしい。このバンドはなんといっても、あのCharが在籍した事で有名だ。当時まだ16才くらいだったらしい。加えて、迫力ある歌を聴かせる金子マリに鳴瀬喜博といった錚々たるメンバーが集まっていた。非常に短命なバンドだったそうだが、Charや鳴瀬喜博のその後の活躍振りはご存知の通り。

 という70年代に活躍した伝説のロック・バンドが同じステージに立つわけだ。期待しない方がおかしい。ま、僕はひたすら四人囃子目当てだったんだけど(笑)

 さてさて、その日がやってきた。5月2日渋谷公会堂へワクワクしながら到着した僕であったが、2バンドのうち、どちらが先に登場するのかがちょっと気になっていた。
 定刻の19:00になり、時間通りにステージに現れたのは、四人囃子だった。黙々と観客に手を振るのでもなく、演奏し始めたのはやっばり「
おまつり」。あのイントロが聞こえてきた瞬間は本当に鳥肌ものだった。10代の頃から憧れ続けてきたバンドをついに見ることが出来る、大げさでなく感動のそして至福の瞬間であった。

 ここで、当日のセット・リストを。

 
1.おまつり
 2.空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ
 3.泳ぐなネッシー
 4.カーニバルがやってくるぞ(パリ野郎ジャマイカへ飛ぶ)
 5.泳ぐなネッシー
 6.レディ・バイオレッタ
 7.なすのちゃわんやき
 8.一触即発
 9.知らない曲(アンコール)

 最初のうちはポーッと見ていた訳だが、しばらくして我に帰るとやはりその確かな演奏力には感嘆するしかない。師と仰ぐ(笑)岡井大二のプレイなど、職人芸とか言いようがない。人間国宝に指定されるべきだ(爆) ま、そんな戯れ言はともかく、高い技術、ツボを心得た演奏振り、聴かせる上手さ、など昨今の若手バンドが束になっても敵わないであろう圧倒的な凄さで過去の曲にも新たな魅力を吹き込み、観客を魅了した。なんて素晴らしいミュージシャン魂だろう。圧巻はなんといっても「一触即発」だが、その他の曲も凄かった。長くて構成の複雑な曲が多かったけれど、緊張感に溢れた演奏で一気に聴かせてしまう。かといって、聴いてる方は疲れるなんて事はない、理想的なプレイヤーとリスナーの関係がここにある。正に至福の時、この場に存在てきた事を僕は神に感謝する。

 もう10年以上も新作を出していないバンドだし、昔の曲ばかりなのは当然だが、どの曲も現在の音楽シーンでも十分通用しそうな曲ばかり、というのも凄い。アンコールで知らない曲をやっていたが(カバーか)、この曲がまた素晴らしかった。リハーサルをしているうちに何となく出来てしまった新曲だというのなら、尚素晴らしい。まだこういう曲をやれるのなら、絶対復活してアルバムを発表すべきだ。ブランクがありながらも、これだけのステージがこなせる彼ら、やはり同窓会ノリでは勿体ない。今のJ−POP界にも四人囃子を受け入れる土壌は十分にあると思う。

 しかし、それにしても寡黙なバンドだったね(笑) MCはほとんどなし。何か喋ったと思ったらメンバー紹介だけ。ま、余計なMCは必要ないんだけどね、彼らの場合。演奏が全てを語っている。あと、佐久間正英が中村俊輔に見えてしょうがなかった(爆)

 あ〜、しかし折角四人囃子を見れたのに、大した事が書けない自分がもどかしい。こんなんで、あのライブの素晴らしさが伝わるのだろうか。

 かなり長くなってしまった(長いばかりで内容なし...反省)。スモーキー・メディスソについては、また書く機会があると思うので、今回は省略します(笑) でも、四人囃子を見たあとじゃ、分が悪いよな(爆)

 このコンサートを見れたのは、ひとえに情報を下さったKEMNPUSさんのおかげです。ありがとうございました。この場を借りて、お礼申し上げます。



4月19日(金)

 去る4月15日、ダリル・ホール&ジョン・オーツのコンサートに行ってきた。CM効果で最近日本でも人気再沸騰という彼ら、僕もベスト盤を聴いているうちに再び彼らにハマってしまった訳で、正にグッド・タイミング、非常に期待しながら会場に向かったのであった。

 今回の会場は大阪厚生年金会館、もちろん初めての場所だ。雨がパラパラと降る中会場に到着すると、既に長蛇の列。いやいや凄い人気だなぁ、と列の最後尾に並び、ぞろぞろと会場の中に入っていったのだが、どうも様子が変だ。コンサートは大ホールなんだけど、なんか違う方角へ向かっている気がする。そのうち係員が「葉書は手に持ってお入り下さい」などと意味不明な事を言い出し、また並んでいる人たちが一斉に葉書を取り出したりしたものだからすっかり混乱してしまった。もしかして、違う列だったりして...恐る恐る側にいた人に聞いてみたら、なんと試写会の行列だった。ほんとにもう、ややこしいからコンサートと同じ日に試写会なんてやるなよ(笑)、とブツブツ言いながら列を離れ、改めて大ホール入口の行列に合流した。ほんとに参った。しかし、後で冷静に考えてみると、試写会の行列は妙に若い女性が多くて、おかしいとは思ったんだよな(爆)

 会場に入って、席を目指す。今回は3階席なので、階段で3階へ。疲れた。エレベーターくらい付けろよな(笑) 古い建物はこれだからイヤだ、なんて毒づきつつチケットを見ながら自分の席を探すと、またなんかおかしい。チケットには3階I列となっていたので、てっきり一番前と思ったら、列はアルファベット表示、1ではなくIだった!9列目ではないか! 騙されたような気がした(爆)

 与太話はさておき、コンサートが始まった。まずバンドのメンバーが登場し、ヒット曲のイントロを繋げて演奏する。面白い趣向だ。そして、いよいよダリル・ホール、ジョン・オーツ、二人の登場だ。大歓声の中、ステージに姿を現した二人は、3階席から見る限り昔とほとんど変わっていない。ホールの金髪、オーツのヒゲ、以前のまんまだ。中年太りもなかったし。なんだか嬉しいな。

 一曲目は「アダルト・エデュケイション」、やや意外だった。確かに、いきなり「プライベート・アイズ」をやる訳にはいかないしね(笑) その後は懐かしのヒット曲のオンパレード、まるでグレイテスト・ヒッツを聴いているかのよう。ホールは声も昔と変わらない。「ワン・オン・ワン」の時、高音がきついかな、とは思ったけど。オーツがボーカルの曲は「ハウ・ダズ・イット・フィール」だけだったけど、彼の声も変わってない。かなりギターソロを弾いていた。彼はホールの影に隠れてあまり目立たないけど、実はギターが上手い、というのは昔テレビで見たライブで知ってたが、やはり見事なソロだった。バックバンドもファンにはお馴染みのT−BONE(ベース)、チャーリー(サックス&キーボード)をはじめ、手堅い演奏振りで、ホール&オーツの二人も機嫌良さそうにプレイしていた。観客の反応も良かったし、いいライブだったのではないか。

 馴染みのヒット曲ばかりだったけど、知らない曲を2曲やっていた。一曲は数年前に出た『マリ・ゴールド・スカイ』の中の曲(と、ホールが言ってた)、もう一曲は新曲(「I Do It For Love」って紹介したように思う)、もちろん初めて聴く曲だったけど、どちらもいい曲だった。90年代に入り、ヒット曲が出なくなった彼らだけど、ちゃんといい曲は作っていたのだ。聴いていなかった自分を恥じる気になった。

 アンコールは2回、最後の最後はやはり「プラベート・アイズ」で締めた。僕としては大満足。改めて彼らの曲の素晴らしさに感動した。懐かしいといえば懐かしいのだけど、単なるオールディーズでない、時代を越えて輝き続ける曲たちであることを再認識した夜であった。そして、こんな素晴らしい曲をたくさん世に送り出した彼らにも敬服。新曲がいい曲だったというのも感動的だった。今年出るという新譜、十分期待できる。

 もうひとつ、これだけいいコンサートになったのには、会場のキャパがちょうど良かったからではないか、とも思った。2000〜3000人程度のホールの方が音響はいいし(ドームなんて音楽を聴く場所じゃないもんね)、3階席からでもステージがよく見える。チケットを買うのが遅くて、3階席になってしまった訳だけど、全く問題はなかった。オールスタンディングのライブハウスより、椅子がある方がのんびり見れるし(笑) やはりコンサートを見るなら、これくらいのホールが一番だ。

 最近、80年代の洋楽に注目が集まっているらしい。そんな中で、80年代を象徴する存在だったホール&オーツの来日は正にタイムリーであり、その成功は彼らにとって追い風になること間違いなしだろう。今回の来日公演もチケットの売れ行きは好調で、追加も出たそうだし。若い人が少なかったのはやや残念だったけど、久々の新譜も出るというし、これを機に再びホール&オーツ人気が再燃することを願ってやまない。そんなことをつい考えてしまうほど、素晴らしいコンサートだったと言っておこう。

 なんだか、カラオケで「サラ・スマイル」歌いたくなってしまった(爆)



4月11日(木)

 今年になってからケーブルテレビに加入した。チャンネル数が多すぎて、ろくに把握していないのだが、最近になってJスカイスポーツなどを見るようになった。

 で、ケーブルテレビに加入したおかげで見れるようになったのがMTVである。もっとも、気づいたのはつい最近なんだけど(笑) 暇な時にプロモーション・ビデオをぼんやりと眺めているのもまた面白いものだ。そのMTVのプログラムの中に『US TOP20 with SUPER DRY』というのがある。タイトル通り、全米チャートの1位から20位までを紹介しようという1時間番組だ(ビルボードのチャートかどうかは不明)。元々ヒットチャート好きの僕にとっては非常に有り難い番組のはずなのだが、見てみたら愕然としてしまった。もちろん、知らない曲(アーティスト)ばかり、というのもあるのだが、それ以上に20曲中15曲くらいまでをいわゆるヒップホップ系のサウンドに占められている、ということに驚いてしまったのだ。しかも、これらのヒップホップ系のヒット曲がどれもいいとは思えなかったのである。とにかく、どれもこれも単調なリズムの繰り返し、歌(ラップ?)も起承転結も何もなく、サウンドも似たり寄ったりで区別もつかないし、ちっとも面白くなかった。

 ロック系と呼んでいいのはミッシェル・ブランチ、アラニス・モリセットら2〜3組。僕が見た時1位だったのはブリンク182なるバンドだったけど、これがいわゆるパンクというメロコアというか、決して好きな傾向の音ではないのだが、単調なヒップホップ系ばかりを聴かされていたせいか、すっかり安心して聴き入ってしまった(笑)

 今さらながら、時代に乗り遅れてしまった自分を嘆かわしく感じる反面、こんなチャートは健全ではない、と思ったりもする。ヒップホップが好きでないというだけではなく、同じような曲ばかりでチャートが成り立っている事自体が問題なのだ。もちろん、いつの時代にも流行りというものは存在する。昔からそれは変わらない。ディスコが上位を占める事もあったし、エレクトロ・ポップに席巻された時もあった。しかし、そんな中で流れに逆らうかのように異彩を放つ曲というのが必ずあったはずだ。今回のチャートには、そういう曲は全く見られなかった。ヒップホップ以外の曲もあったけど、勢いでは負けていた。

 本来、チャートの面白さというのは、タイプやジャンルの異なる曲が混在することにあったはずだ。だから、僕などは毎週飽きもせずに全米TOP40とかを聴いていた訳だ。今のチャートだったら、月に一度でも十分過ぎるだろう。何故ヒップホップばかりなのだ。ロック系、ソウル系のアーティストたちには、このヒップホップ全盛の今において対抗できるほどの力がないのか。それとも、本当に現代のアメリカ人たちはヒップホップしか聴かないのか。

 ヒップホップは好きじゃないけど、否定する気はない。だけど、これだけチャートがヒップホップ一色だと疑問に思わずにいられない。いくら主流とはいえ、どこかおかしい。アメリカという国は日本のように多数派を全面肯定する事はなく、反主流派を支持する動きが活発だという。そのアメリカでヒップホップ一色の現状がここ数年続いているというのは、やはり変でないか。ヤバい事の前兆でなければいいが(←考えすぎだっちゅうの!)



4月4日(木)

 覚えている方がおられるかどうか。

 丁度一年前、僕はある誓いを立てた。仕事がある日の昼食代を一回につき500円以内に押さえる、というものだ。覚えておられない方はこちらを参照下さい(笑)
 で、あれから一年経った訳で、大々的にここで告知した手前、その成果をここで発表したいと思う訳だ。下記です。


             総計      回数     一回平均
  2001年4月  7,334円     19回    386.0円
        5月  8,611円     20回    430.6円
        6月  8,070円     20回    403.5円
        7月  6,836円     20回    341.8円
        8月  9,417円     20回    470.9円
        9月  6,608円     18回    367.1円
       10月  9,655円     21回    459.8円
       11月  8,470円     21回    403.3円
       12月  7,703円     19回    405.4円
  2002年1月  8,694円     18回    483.0円
        2月  8,447円     19回    444.6円
        3月  9,835円     20回    491.8円

  年間トータル  99,680円    235回    424.2円

 
 ま、こんな所である。見事に平均500円以下に押さえることには成功したものの、毎回500円以下という訳にはいかなかった。また、この場を借りて、人に御馳走になったり食欲がなくて昼抜いたりして結果0円というのが何回かあった事を、正直に告白してお詫びさせて頂く(爆)

 一年間続けてみて、500円で昼飯を食べるのがいかに大変かを実感した。社員食堂は本当にありがたい存在だ。まずいの飽きただの言ってるとバチが当たるよ(笑)
 マクドナルド、吉野家等低価格のチェーン店に頼ることが多かったが、ほんとにこれらの店はサラリーマンの心強い味方である。非常に感謝している。また、駅の立ち食い蕎麦屋もかなり利用させて貰った。うまく工夫すれば、500円以下での昼飯も何とかなる、ということも同時に感じた一年であった。

 一年間、結構昼食の時間を楽しんでいたような気もする。それなりに成果も出たし、今後もこの500円キャンペーンは続けていくつもりである。

 以上 簡単ですが、報告とさせて頂きます(笑)



3月20日(水)

 ほとんどの男性諸君には経験あるだろうと思うが、男子トイレを使用する際、暗黙のルールが存在する。

 会社やビル、ファミリー・レストランやファースト・フードのトイレに入った時、個室に先客がいた場合、わざと足音をたてたり咳払いをしたりして、ことさらにここに人間がいる事を強調する、そして出ていく時は必要以上に音をたててドアを閉めたりして、出ていった事をはっきりさせる、というのがそれだ。これはおそらく、個室にいる人間に対して「今一人入ってきましたよ、今用を足してますよ、今出ていきましたよ、だからトイレ内には誰もいませんよ」という事を教えてあげているのだと思う。何故こういう事をしなければならないのか、よく分からないけど。

 実際、僕はいつもトイレを使う時これを実行している。自分だけかと思っていたが、作家のジェームス三木氏がエッセイに全く同じ事を書いていたので、他の人も実行しているのだ、と分かったのだ。何故こういう事をするのかも不思議だが、もっと不思議なのは誰に教えられた訳でもないのに、いつの間にか実行するようになっていた、ということ。本当に不思議だ。考えれば考えるほど訳が分からない。

 ただ、自分が個室に入っていた場合、外の人がこうして教えてくれると有り難い。どういう訳か、トイレ内に人がいる時に個室から出ていくのは非常に恥ずかしいというか、照れ臭いというか、とにかく勇気がいる。今、人がいると分かれば出て行くまで中で待っている事が出来る。男は皆その感覚を理解しているから、逆の立場になった時、それとなく教えてあげようと思うのだろう。でなければ説明がつかない。

 しかし、何故公共のトイレで個室に入る事が恥ずかしいのだろう。小学生の頃、学校でウ○コをしたりすると恥ずかしくて、誰にも言わなかったものだ。ひどい時はウ○コをするのすら嫌で、必死で我慢して家まで飛んで帰ったりした。一体何故なのだ。誰にでもある生理現象ではないか。しかも、花も恥じらう乙女ではなく、男が恥ずかしがるなんて。本当に不思議だ。

 女性には理解し難い感覚だろうな。それとも、女子トイレには女子トイレの作法があるのだろうか? 一度じっくりと聞いてみたい気もする(笑)
 


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