LONG HARD LOOK/LOU GRAMM
ご存知、元フォリナーのボーカリスト、ルー・グラムが1989年に発表した、彼にとって2枚目のソロ・
アルバムである。1stソロ『Ready Or Not』の時もそうだったけど、このアルバムも、実質的に
フォリナー離脱状態の頃に作られたのだが、全米TOP10ヒットも出て、ルーとしては、ソロでやって
いく自信がついたのではなかろうか。結局、この後、正式な発表はなかったけど、ルー・グラムは
フォリナーを一時的に脱退し、本家フォリナーはジョニー・エドワーズというボーカリストを加入させて
アルバムを一枚発表した、というのはファンなら知ってる(はずの)事実である(笑)
“ボイス・オブ・フォリナー”と呼ばれ、名実共にフォリナーの顔だったルー・グラムのソロなのである
から、当然フォリナー的な内容ではあるのだが、決してフォリナーそのものではない、というのが面白い
ところ。本作『Long Hard Look』は、ストレート&シンプルなロック・アルバムだった『Ready Or
Not』に比べると、かなりポップな仕上がりである。つーか、キーボードを多用した、いわば“産業ロック”
的な音だ。それもそのはず、プロデューサーにスターシップ等でお馴染みのピーター・ウルフを迎えて
いるのだ。ウルフはプロデュースするだけでなく、ほぼ全曲でキーボードを弾き、何曲かでソング・
ライティングにも加わっている。その結果、単にハードなだけではない、メロウな感触も持つポップな
ロック・アルバムとなった、という訳。かといって、軟弱ではない。ルーの歌の魅力を最大限に生かし、
フォリナーでやっても不思議ではない曲もあるけど、ルーのボーカリストとしての違った一面を見る事
も出来るし、なかなかの好盤である。産業ロック的とはいえ、コテコテのバラードをやってないのも
よろしい(笑) 曲もいいしね。『Ready Or Not』との最大の違いはここかな(笑)
ま、そんな訳で、フォリナーのファンではなくても、機会があったら聴いてみましょう(笑) ルー・グラム
の歌の素晴らしさに酔って頂きたい。
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NOTE 2008.10.7
FORCE IT/UFO
あのUFOが1975年に発表したアルバム。マイケル・シェンカー加入後では2作目にあたる。で、
これが実にカッコいいのである。今さらだけど(笑)
前にも書いた事があるが、70年代半ばから後半にかけて、パープルやツェッペリンには及ばないに
しても、UFOは結構人気あった。マイケル・シェンカーというギター・ヒーローがいたのは大きいが、
キャッチーな曲作りと、いかにもブリティッシユらしい哀愁を帯びた雰囲気も、人気の要因だったと思う。
今聴いても思うけど、ほんと“ブリティッシュ・ロック”という感じなのだ。決して暗くもおどろおどろしく
もないバンドで、どちらかというと、明るめのハードロックだと思うが、それでもアメリカのバンドのように、
突き抜けた感じではない。適度な湿り気を帯びたメロディ・ラインとサウンドがたまらないのである。
マイナーなフレーズを得意とする、マイケル・シェンカーの資質も見逃せない。確かに、このアルバム
でもシェンカーは大活躍で、ほとんどの曲のソング・ライティングに関わっているし、アンサンブルも
明らかにギター中心。けど、フィル・モグという強烈な声を持つボーカリストの存在もあり、一歩引いてる
ような感じがする。そこがまた、古き良き時代のブリティッシュ・ロックらしくて良い。80年代のMSG
を見ても分かるように、マイケル・シェンカーという人は、自らリーダーになるより、使われる立場に
いた方が生きるタイプと思うので、そういう点では、UFO時代のシェンカーの方がいい仕事してる(笑)
この『フォース・イット』は、そんなUFOにとってもシェンカーにとっても、納得のいく出来栄えなのでは
なかろうか。なんたって、後に発表された名作ライブ盤に、このアルバムから5曲も収録されてる
くらいだし。ライブ盤を先に聴いた僕のような人間からすると、そういう点でも親しみの沸くアルバムだ。
そんな訳で、最後の“古き良きブリティッシュ・ハード・ロック”であるUFO、ホワイトスネイクと共に、
最近再びハマっているのである(笑)
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NOTE 2008.10.4
さまよう刃/東野圭吾
以前、同じ東野圭吾の『殺人の門』を取り上げた時にも書いたが、世の中には殺されても構わない
ような人間がいる。そういう人間のクズに娘を殺されて、犯人に復讐しようとする男が、この『さまよう
刃』の主人公だ。罪もないたった一人の娘を殺されたにもかかわらず、法律は被害者や遺族には、
何の救いにもならない。たまたま通りかかったから、という理由でクズたちに娘を陵辱され殺されても、
このクズたちは未成年であるが故、罪に問われる事はなく、2〜3年すれば大手を振って街を歩き、
また悪事を繰り返す。愛する者を理不尽に奪われた遺族だけが、補償されるでもなく恨みをぶつける
事も出来ず、ただ精神は荒廃し生きる屍と化していくのである。これが、日本の法制度なのだ。
そんな中、犯人をこの手で殺してやろうと、娘を殺された父親が決意したからといって、誰がそれを
止められよう。いや、誰にも止める権利などない。日本の法律は、加害者に甘く被害者に冷たい。
法が裁かない悪を、個人が裁いて何が悪いのか。僕個人は、“仇討ち”はケースにもよるが、賛成と
いう考え方だ。何故なら、犯人を法律が裁いてくれないからである。
というテーマを真っ向からぶつけてくるのが、本書である。物語は、娘の復讐を決意する男、逃亡する
犯人たちを追う刑事、犯人の仲間の少年、ひょんな事から男に接触し、復讐を止めさせようと必死に
なる女、等の登場人物が入り混じり、読み進むにつれて、緊張が高まっていく。随所に盛り込まれる
“復讐は正しいのか?”“なぜ、犯人を裁けないのか?”という問いに、誰も答えを出せないまま、
一気に緊迫のラストへなだれ込んでいくのである。意外と無難な結末にやや拍子抜けするものの、
深いテーマといい、スリリングなストーリー展開といい、謎めいた仕掛けといい、どれをとっても東野
圭吾の面目躍如。犯人側からの視点が全くないせいもあり、誰が読んでも「こいつら許せねぇ。殺し
てしまえ」という気持になると思うが、それは東野圭吾の計算なのか主張なのか。そこいらは、読んだ
貴方が判断して下さいませ(笑)
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NOTE 2008.9.25
TUMBLEWEED CONNECTION DELUXE EDITION/ELTON JOHN
エルトンが1970年に発表した、通算3作目のアルバムのデラックス・エディションである。近頃流行り
のデラックス・エディションだが、エルトンのアルバムでは4枚目となる。2枚組で、Disc1にオリジナル・
アルバムのリマスター、Disc2に未発表を含むデモ・テイクやライブ・テイクなどが収められており、
シングル・カットがなかったせいか、やや地味目の扱いとはいえ、初期エルトンの名作だ。ファンなら
“買い”でしょう(笑)
中味については、今さら説明するまでもないだろう。エルトンというか、相棒の作詞家バーニーのアメ
リカへの憧れを綴ったアルバムと言われており、実際西部劇みたいな歌詞が多いらしい。そういえば、
タイトルの“Tumbleweed”とは、西部劇によく出てくる、ゴーストタウンで見かける、木の枝を丸めた
みたいな、風に吹かれてコロコロと転がっていくあれ、のことなんだそうな。なるほどね(笑) ま、
音楽的には、カントリー調のアレンジも取り入れたりして、確かにアメリカに接近した音になっている。
が、すっかりアメリカナイズされてるわけでもないのが、エルトンの凄い所で、3作目とは思えないほど、
自身の世界が確立されていることがよく分かる。あの「僕の歌は君の歌」を含む前作とは違い、ピアノ
でロックするロックンローラー・エルトンが堪能できます。説明しにくいけど、このアルバムで聴かれる
“エルトン節”というのか、ちょっと落としたテンポで、独特のハネるようなピアノのバッキングに乗せて
歌うエルトンを、アルバム全編に渡って楽しめるのは、意外とこのアルバムが最後かも、という気すら
する。「BalladOf A Well−Known Gun」や「Amoreena」みたいな曲調は、この後段々少なく
なっていくし。ある意味では、3作目にして、自分のスタイルに一旦区切りをつけてしまった、ともいえる
訳で、やはりエルトン、只者ではない。という事を、改めて思い知った次第(笑)
今回買ったのは輸入盤なので、ブックレットも当然英語なんだけど、読んでみると、なかなか興味深い
ことが書いてある。このアルバムは前述の通り、1970年に出ており、同じ年にあの2ndも出して
いるのだが、出世作「僕の歌は君の歌」がヒットするのは、翌1971年で、つまりこの3作目が出た後
なのだ。う〜む、知らなかった^^; ちょっと注意してディスコグラフィーを見れば分かりそうなもん
なのに^^; あと「Country Comfort」の意外なカバーの多さ、とか。そっち読んでるのが楽しかった
りして(爆)
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NOTE 2008.9.4
CHICAGO ]]]U:STONE OF SISYPHUS
相変わらず続いている(笑)シカゴのマイブームだが、今回の『ストーン・オブ・シシファス』は15年程
前にレコーディングされながらお蔵入りになっていた、いわば幻のアルバムである。その幻の作品が
今年になってようやく世に出る事となった。何故、今になって発売されることになったのか、詳しい
経緯は知らないが、その存在は知られていたとはいえ、埋もれていたアルバムが陽の目を見るのは
喜ばしいことだ。ちなみに、当初は『22』のタイトルで発売される予定だったらしいが、今回『32』として
お目見えする訳で、そうすると『22』は永久欠番になるのかな、と、どうでもいい事が気になったり
する(笑)
で、その幻のアルバム、最初に聴いてみて感じたのは、何故15年前にこれが発売されなかったのか、
という事だ。ご存知のように、シカゴは80年代にバラードヒットを連発し、確固たる地位を築いたかに
見えたが、90年代に入ると失速し、ヒットメーカーとしての面影はなくなっていた。いくら売れていた
バンドでも、そんな状態になるとレコード会社は冷たいもので、新作の発売を拒否されたとか、作り直し
を強要されたとか、そういう話はよく聞く。ビージーズやジョージ・ハリスンですら、似たような経験を
してるらしい。なので、シカゴの一件についても、あまりにも80年代の頃とは違うイメージの作品だった
ので、どうせ売れないに違いない、とレコード会社が相手にしなかったのだろう、と思っていた。が、
聴いてみると、発売を拒否されるような内容でもない。80年代とはイメージが違うどころか、そのイメ
ージを残しつつちょっと新しい試みもしてる、という感じなのだ。その“ちょっと新しい”というのが良く
なかったのか。別に、荒々しいデビュー当初に立ち戻った訳ではなく、80年代のAOR的作風は、
そのまま引き継いでいる。言うなれば、TOTOみたいな感じなのだ。タイトル曲なんて特に。ただ、
内容はともかく、あの当時では、このアルバムは確かに売れなかったのかもしれない。時は既にグラ
ンジ全盛、80年代風AORなんて、完全に時代遅れだっただろう。かといって、シカゴにグランジをやれ、
というのも無茶な話だ。結局、売れる売れないとは別の所で何かがあった、としか思えない。ま、
知らなくてもいい事ではあるが(笑)
という訳で、内容にほとんど触れてないが(笑)、15年ぶりに陽の目を見た本作、なかなか良い出来
である。TOTOみたい、と書いたが、タイトな演奏ぶりが、ほんとTOTOを連想させる。プロデューサー
は意外なことに、あのピーター・ウルフ(元J・ガイルズ・バンドのボーカルではない)が担当していて、
彼が同時期に手がけたゴー・ウェストのアルバムにも近い雰囲気がある。多少シカゴらしさが希薄な
気はするけど、外部の人との共作が多いとはいえ、メンバーによる新曲で固めた本作、新生シカゴを
アピールする事も出来たように思う。何より、“らしさ”を取り戻すべきだ、とメンバーたちに発破をかけ、
自分たちの納得のいく作品を作らせるように誘導したのが、他ならぬピーター・ウルフだった、という
のをライナーで読んで、少し感動してしまった(笑) 単なる売れ線プロデューサーだと思ってたのに
...(爆)
ま、とにかく、一聴の価値はあるアルバムだ。相も変らぬシカゴ節、といったものは、最新作の『シカゴ
]]]』の方が上だけど、40年近くにわたるシカゴのキャリアの途中で、たくさんあったであろう分岐点
や転換期の貴重な記録のひとつである、と言えると思う。15年過ぎてるからこそ、余計そう感じるの
だろう。当時、ちゃんと発売されていて、糞味噌に叩かれていたとしても、今となっては愛おしいアル
バム、そんな感じではなかろうか(笑)
所で、シカゴの熱心なフアンでもあるfxhud402さんが、シカゴへの想いを綴って下さったので、是非
皆さんに読んで頂きたいと思う。こちらです。僕も色々と勉強させて貰ってます(笑)
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NOTE 2008.8.19
FINDERS KEEPERS/TRINE REIN
ちょっと前にブログにも書いたトリーネ・レインのデビュー・アルバムである。12〜3年前の北欧ブー
ム(?)に乗って、日本のメディアにも取り上げられていたノルウェーの人気歌手だ。今だから告白
するが(笑)、実はジャケットに惹かれてレンタルで聴いてみたのだが(爆)、トリーネ自身が実力派で
あり、アルバムも非常に良質なポップスであったので、すぐ気に入ってしまった。けど、ここ10年近く
全く聴いてなくて、ふとトリーネの名前を思い出したら無性に聴きたくなり、BOOK OFFに行って
みたら250円(!)で売ってたので^^;、買ってきたという次第。曲目を見てもピンと来ない感じだった
けど、聴いたらすぐ思い出した。やはり、10年という時を経ても、いいものはいい。(と言いつつ、トリ
ーネの2ndを聴いたら、僕としては今イチで、それきりになってしまったんだけど^^;)
という訳で、なんといっても一曲目の「ジャスト・ミスト・ザ・トレイン」である。これは名曲だ。本国ノル
ウェーでは、トリーネを代表するヒット曲だそうだが、それも当然。イントロなしで歌から始まる展開も
ドキッとするし、この歌いだしがミョーに艶っぽくて、一気にトリーネの虜になってしまうこと請け合いで
ある。淡々としたメロディも心に残る。実に素晴らしい。この曲の為にアルバムを買っても損はない、
と断言できるが、その後に続く曲たちも佳曲揃い。全く飽きさせるという事はない。当時流行っていた、
ミョーに仰々しい“歌い上げバラード”(マライア・キャリーやセリーヌ・ディオンが得意としてたパターン)
系の曲が全然ないのもよろしい。速くもなく遅くもなく、という雰囲気でゆったりと聴けるのだ。トリーネ
の歌も変幻自在で素晴らしいし、ボーナストラックを入れても40数分という演奏時間も丁度良い。
ほんと、よく出来たアルバムだ。日本でもウケるタイプと思ったけどな。
という訳で、今からでも遅くはない(笑)、ポップス好きなら是非聴いて欲しいアルバムだ。残念ながら、
中古でしか買えないようだが...^^;
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NOTE 2008.7.24
失格社員/江上剛
文庫本帯の“お客のために、家族のために、そして自分のために働け。決して会社のために働くな”
という著者の言葉(あとがきより)に惹かれて買ってしまった(笑) 江上剛という作家は知らなかったが、
銀行員の経験があるらしい。その経験を生かしたサラリーマン小説集である。ユーモラスに、また
辛辣に、そしてリアルに綴られるサラリーマンの悲哀。身につまされたり、ニタニタしたりしながら
楽しめる短編が10編。サラリーマンの人はもちろん、その関係の人たちにも是非お薦めしたい(笑)
面白いです。
収められた10の短編は、モーゼの十戒からタイトルを頂いており、転職がテーマの「二神に仕える
なかれ」、セクハラ問題を扱った「汝、姦淫するなかれ」など、タイトルでなんとなく内容が分かるのも
あるが、頭取の威を借るやり手常務が暗躍する「主の名を妄りに唱えるなかれ」や、定年になった
モーレツ社員が転職先のゆるい雰囲気を改革しようとする「安息日を聖とせよ」あたりは、なかなか
皮肉たっぷりの結末が用意されていて侮れない。リストラされた自分を拾ってくれた社長とその会社を、
必死で守ろうとする男が主人公の「汝の父母を敬え」なんて、結構ジーンとさせるものがある。前述
したように、著者は大手銀行勤務の経験があるそうで、本作も舞台はほとんど銀行なのだが、僕の
ように中小企業のサラリーマンからすると、銀行っていい商売だよな、なんて感じてたけど、意外と
大変らしい、というのもなんとなく分かった(笑) 面白いだけでなく、勉強にもなります(笑)
冒頭の著者の言葉を、しっかりと受け止めながら読みましょう(笑)
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NOTE 2008.7.12
WHAT THE WORLD NEEDS NOW IS LOVE/WYNONNA
MFCのゲストブックでも、最近少し話題になったが(笑)、ワイノーナである。いや、ワイノーナ・ジャッド
が正しいのもかもしれない。が、このCDのどこにもワイノーナとしかクレジットされていないので、
アーティスト名はワイノーナという事にする(笑)
で、ワイノーナである。いわゆるカントリー系の女性シンガーだ。かつて、お母さんとデュオを組み、
“ジャッズ”と名乗って活動していた。ソロになってから、もう10年は経つのではなかろうか。本作は、
2003年発表らしい。僕は常々、カントリー系の方がよっぽどロックらしい、と思っているが、この
『What The World Needs Now Is Love』、実にオーソドックスなロック・スピリットが感じら
れる好盤である。
ま、もともとカントリー系は好きだが、何故このアルバムを買ったかというと、ズバリ、フォリナーの
「I Want To Know What Love Is」のカバーが収録されているからである(爆) このカバー、
実によろしい。本家よりロックらしい(笑) オリジナルよりもややゆっくりめのテンポで、力強さを感じ
させる。アレンジもドラマチックだ。ギターが結構フィーチャーされてるのもいい。ちなみに、このギター
はジェフ・ベックだそうだ。どういう繋がりなんだろう?(笑) 僕は、フォリナーのファンではあるが、
「I Want To Know What Love Is」は好きではない。なんというか、あざといというか、ウケ
狙いというか、軟弱というか、そういう物を感じてしまうからなのだが、このワイノーナのバージョンを
聴くと、そんな悪い印象が一変する。実に素晴らしい曲だ(笑) やはり、アレンジの勝利とも言えるが、
ワイノーナのボーカルもバックの演奏も、実に骨太で説得力たっぷりなのだ。是非、一聴をお薦め
します(笑)
アルバム全体も、とにかく骨太・豪快・実にカッコいい(女性シンガーに対して言う言葉ではないな
...笑)。フォリナーのカバーがなくても、気に入っていただろう。ほんと、聴き惚れてしまうね。正に
姉御って感じ。それほど美人でないのもよろしい(爆) やっぱり、女性ロッカーを聴くなら、カントリー
に限るな、うん(爆)
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NOTE 2008.7.9