〜 A Night At RAG 〜
(2004.11.23)

「フレディの勤労に感謝する日」
ライブ・レポート

〜第二幕そして終幕〜

(text by GREAT Jun Green様)


MAKOTO様(Vo)+ラリルレ殿(Gtr)+Sin@ぼじお殿(Dr)が舞台に上がり、少し暗い明かりにキャンドルライトが映える中「Live Killers なLove of My Life」が始まる。彼女の声はJazzで鍛えられただけあってAmericanな発声がライザ・ミネリをちょっと思い出させる。照れた様に弾くラリルレ様のGtrも今回は敢えて阿漕もといアコギでは無く、「特赤」のままVOXで鳴らす「禁断のエレクトリックプレイ」に徹して「我がブライアン道」を頑なに表現する。お客様の口元から歌詞がこぼれるのが聞き取れる。みんなの心の中に居るフレディが響きだした瞬間。しかし、何かが違う、MAKOTOの声なのだ!! この曲はよくアマチュアが「曲に酔って」歌いがちなるが、MAKOTO様の少しかすれた儚げな歌い方は、フレディの世界とは全く違う彩りをこの曲に与えている。伴奏者になりきっているラリルレ殿も自分の指先から零れるフレーズが、彼女の声に絡むのを楽しんでいる。何時の間にか聞き入ってしまい、お約束の「お客様もご一緒に!」を思い出すのは最後「はぁりぃばぁ〜く!!」の頃…Sin@ぼじお殿が「賞賛に値する抑制」とも言える「さりげないシンバルロール」を絡めて、余りにも美しい世界に「クール」な「彼ならでは」の表現を付加する(Junちゃんちょっと感動ウルウル状態)。余りにも静かなお客様に(MAKOTO様は)少し不安げな目をしつつ曲が終る、が、否や大喝采!!! 初回「姫」の時を思い出す反応(てぃくまぃぶれぇすぅあうぇい〜)。後の打上の時にお客様から「Junさんのイベントだし最後までお笑い路線かと思ったら、MAKOTOさんの声に泣かされたよ〜」との声を聞くが、これは私よりも今回のゲストにMAKOTO様を紹介して頂いたRAGへお礼を言ってね!!!(ちなみに先にも書きましたが、MAKOTO様とリハした日が偶然私の『製造年月日』だったもんで、FLASHひかる様やアッピーちゃんにRAGビルの浴場もとい屋上ガーデンでモエシャンドン抜いて、美女軍団のお酌を受ける役得もありましたな…ちょっと自慢!!!)
で、おだやかな余韻の後は、赤戦隊衣装に着替えたリトルクイニーが加わって「お客様の背伸びタイム・Radio GAGA」が始まる。お決まりのSynthのBackTrackが鳴ると、会場が一気に盛り上がる。Sin@ぼじお殿の「熱いリズム」が前曲との最高のコントラストを生む!! 客席後方に目をやると本日の舞台参加者、特に「LILAQUEEN」のメンバーが四十肩にもめげす「拳」をふりあげている(笑)。ある種の新興宗教、土一揆状態(?)だが、誰もが皆この瞬間を待っている、そしていよいよその瞬間、舞台の上のMAKOTO&リトルクイニーがフレディの如くお客様を拳で煽る。お客様の手が高々と上がり、全員が「あの決めポーズ」を決める!!。MAKOTO様の声が素晴らしいし、お客様の笑顔も素晴らしい!! 舞台と客席の隔たりが無くなり、皆が同じ思いになる一瞬。クールなラリルレ殿の「特赤+VOX」も素晴らしく、舞台ではJun Greenと笑顔で音を確かめ合うゆとりが嬉しい!! Sin@ぼじお殿が「自身の言葉(ドラミング)」を持ってこの曲への敬愛を会場に語りかける、そしてJun GreenのBassが2番からかなり「ぶいぶい状態」になったのは、会場の熱気ゆえ!!! この会場でこの曲を知らない人はいないと思うが、舞台から見ていても凄い状態になってしまう「GAGA」の名曲度、MAKOTO様の「れぇでぃおぉぉっ さぁぁむわぁぁんすてぃぃぃるらぁぁぶぅすゆぅぅぅ」が力強く響く、みんな心の中では「れぇでぃおぉぉっ」の部分を「ふれでぃ」に置き換えて歌っているんだろうね!! 今更ながら「名曲」と呼ばれる曲を演奏する時には「多大なるプレッシャー」を受けるのだが、この曲に関してはPV(MTV)世代のイメージが強烈なだけに、今更深く語る気は無いのですが(なら言うなよ!!)、この曲は永遠の「Queenのライブのスタンダート」として、後世に語り継ぐべし!! 自分が歴史の継承を真摯に受け止めた瞬間どした。

 

 

会場の熱が上がったところで、今度は本日の意外な1曲「Ressurrection」 VoにSin@ぼじお殿の友人の積田Sin殿(from 六合)を迎えて、ゲストChoにYukari様(妄想座)が入り、QueenROCKSならぬBrianROCKSの真髄とも言えるステージ。この曲の言い出しっぺはラリルレ殿では無く(本人は最初「マジで演るんですかぁ〜」と言ってた…)、ぢつはSin@ぼじお殿でして、彼の「怒涛のSolo」が今回も仕込まれています。軽くラリルレ殿が鳴らしたコードにSin@ぼじお殿のフィルがきっかけで曲に雪崩れ込む。今までのステージとは異なるドライブ感がお客様を圧倒するが、サビではお客様も歌っているのに驚く!! この日初めて全員で1回だけのリハで合わせたメンバーなのに、どんどん加速的にお互いの信頼感が「グルーヴ」になるのが判る。舞台の上でメンバーとのアイコンタクトが楽しい!! でもお客様、なんで「歌っているの?」、Bassを弾きながら客席の様子を見て驚くJunGreen!!
そして中間部のブレイクをラフにラリルレ殿が決めるとDrumsSoloへ…派手ながら確実なスティックコントロールとダイナミクスで押し切り気味のプレイは彼の所属バンド「Freewill(かっこええよぉ〜)」では決して見られないスタイル。ツインペダルを駆使し、バスドラム16分音符連打の中で上着を脱いだ彼の胸には「We(はぁとまぁく)Queen」の文字が(^o^)/ やがてハイハットのロールの中でFadeInしてくる「1812年」にお客様の歓声が沸き起こる(推定対象年齢40歳以上)。2年振りのネタだが、観客の中で特に私の「LILAQUEEN」な仲間は「あの時代」を呼び起こすCozyPowellの名演。私が彼等に「こいつ(Sin@ぼじお殿)のドラムは嶋村もっち(私の旧友で我々学生当時最高の2バス使いの手数野郎、現在JunkyFunk等で大活躍)以上かも知れない!!」と言っていた理由が判って貰えただろうか?? 噂によるとcharly様が「Cozyさまぁ〜」とお目目ウルウル状態だったとか…流石女泣かせのSin@ぼじお殿だぜいっ!!
軽くスティックを投げてDrumsSoloを〆ると再びシャッフルパターンから「Ressurrection」に戻り、派手にラリルレ殿とJun Greenが動き、積田Sin殿 & Yukari様が腕を振り上げ「れいざれくしょん!!」の歌詞を煽る。お客様が揺れているのが舞台から見える、このRAGのステージはお客様の反応が目前に確認出来るのが嬉しくて怖いところ!! 舞台人は気合が入ります!! そして最後のカッティングフレーズをラリルレ殿が決めるとSin@ぼじお殿が派手にフィルで引っ張る中、積田Sin殿がメンバー名を叫びつつ〆る。あ〜体力のいる曲どしたわ… 舞台を降りたSin@ぼじお殿がお客様から「Ressurrection演って頂いてありがとうございます!!」と声をかけられてちょっと感動したとか…自分の楽しみだったモノが何時か人の感動になる…音楽の魔力であり、もう一度切磋琢磨の上でQueenとの対自をすべしと感じる瞬間ですね。

 





そして怒涛の 「Final Session」は「Tie Your Mother Down」から、むらっち殿(Dr)+大石社長(B)の若手リズム隊にボス殿(Gtr) +忍者様(Gtr)の2本のオヤヂ(笑)Gtrが乗るが、ボス殿はリハ不参加の為ぶっつけ本番、忍者様曰く「正にハニフラセッション in RAG!!」どすわ〜。ボス殿がイントロを弾き出すが、何時の間にかラリルレ殿も舞台で軽く絡んでいる(^^) 1番はムスターファ・サモキュリーが「普通服にヅラ」で登場!! マイクスタンドを客席へ差出してサビを煽る熱演。2番は名古屋コンベンションで満場のウケをとったまっつが「名古屋そのままのネタ」で「ヅラ+My特赤(卓球ラケット)」で歌う。続くGtrSoloではステージ後方の遠慮気味なボス殿を「皮ジャン」はじめちゃんが舞台中央に引き摺りだし、客のテーブルから拝借したビール缶でボス殿がスライドGtrのSoloを決める!! さすが「キッチンギタリスト(Jun Green命名!!)」。ボス殿が舞台中央から退くと同時に、手元のマイクを掴んだはじめちゃんが渋く3番を歌い込み(でも何時の間にかまた脱いでいる…)、あれ、良く観るとラリルレ殿もリフ弾いているよ〜ん(笑)、ギタリストパワーを魅せ付けたSessionになりました、みんなおおきに!!。

 

杏奈様が舞台に登場し、Pianoに向かう。Jun Greenが「彼女はぢつは素晴らしい変拍子ドラマーでもあり…」と紹介すると、Sin@ぼじおが「どぅつったたつたん!!(ぷれすとびぃばぁちぇ)」と、150人近く居る会場の10人弱にしか受けない様なフレーズを叩き、判った人間から笑いが出る(さて、誰でせう…)。たに殿が「次はお客様の歌う番ですよぉ〜」とクネクネしながら煽るのは「Bohemian Rhapsody」、Sin@ぼじお(Dr)+大石社長(B) のリズム隊、TOMちゃん+ボス殿のGtrコンビに代わる。たに殿が歌う1番で既にお客様の声が聞こえる、そして2番の入りで細かいパーカッション技をボス殿が披露しSin@ぼじお殿が苦笑する(ハニフラ常套手段!!)。満場のお客様がある者は優しく、ある者は懐かしく、ある者は瞼を閉じて歌っているのが舞台から見える。下手袖に居た忍者様を舞台に引き上げて一緒に歌う。みんなこの曲には特別な想いを持っているんだろうね、おおきに!! そしてGtrがあのフレーズを奏でるがボス殿の「号泣フレーズ」が美し・uー瓩・・・ そして儚げな余韻を残しながらオペラパートに突入するが、ちょっとアクシデント。なんとお決まりのオペラパートのテープ再生の音が出ない!!慌てて足元をみるとコネクターが折れている!!(x△x) 「あっちょんぷりけぇ〜」と「恐怖の頭脳改革」状態のJunGreenの耳に聞こえるのは、気配を察して杏奈様の弾き出すPiano、そしてたに殿が舞台前面に出て精一杯煽り、忍者様に続いてはじめちゃんも舞台に上がり、オペラパートをお客様の助けを借りて歌う!! アクシデントなのに逆に舞台と客席の一体感が強まる!! たに殿が「まっまっみぃぁあ〜」まで見事に繋いでくれた!! おおきに!!!!!! そして「ふぉおみぃぃっ〜」の絶叫の後、HardRockパートの始まりだが、TOMちゃん+ボス殿のGtrが冴え渡る!! がそれ以上にお客様を驚かせたのが、マイクスタンドを握り締め、上手から飛び出た佐藤様☆、しかも上半身裸で!!(今日はみんなよく脱ぐなぁ…)。フレディ追悼ライブのアクセルローズよろしく、最前列のテーブルに駆け上がり歌いだす。流石にこのパフォーマンスにはバック陣も思わず笑顔、お客様は大興奮、やるねBad Boy!! 将来はきっとBad Guyだぜい!! そして再び2本のGtrが絡むようにリフを弾く。舞台のJunGreenちょっと感極まって2人のGtrの肩に手を回し、その瞬間に出来る、いや、その瞬間にしか出来ない「言葉にならない」思いを伝える(だってさぁ〜ボス殿&TOMちゃんが自分のイベントの為にこのSoloを弾いてくれるなんて…余りにも俺は幸せ過ぎるぜ!! ゴメンなフレディ!!!)。一瞬のブレイクの後Pianoの上昇フレーズ(みんな聞くのに必死で逆に合わなかったのはご愛嬌)。「ううぅっいえっ〜ううっいえっ〜」と会場全員が歌う中で下手袖からは「黒地に白矢印」jazz様が登場する。「なっしんぐりぃりぃまぁたぁ〜」の大合唱の中2人のGtrがお互いの手元を見ながらハーモニーを奏で、琴線に響くビブラートを…アウトロ最後のGtrのフレーズが美しい、さすがTOMちゃん+ボス殿!!東西名ギタリスト対決!! …「えにぃうぇいざうぃんどぅぶろぅ〜」では会場全員が一つになり、誰もがもう感じている同じ思い、そして余韻…幾つかの思い出…天を指差すたに殿が無言で語る!!、お客様も無言で頷く。

 

しかし、それを突き破るかの様なjazz様の「でぇ〜ろ」タイム、フレディが「プラコップで水撒き」ならば、jazz様は「紙コップで北海道土産のチョコ撒き」とゲイもとい芸の執念を見せる。今年発売の「みるとんきぃんず(On Fire)」な「あっせいっくぅ〜ぅぅぅぅっ」でお客様をノせるが、時々妙に「○○べやっ!!」等方言が入るのは気のせいかな?? お客様が十分にノリきったところで「Okay, let's do it !!」でドラムを指差すと、叩き出すのは何故か「5?才のナイスガイ」B.B.Aマスター(笑)、「We Will Rock You(どんどんぱん!!)」が始まる。合同公開リハの自主トレ成果の見せ所!!! 派手にテーマのGtrが鳴ると思えばラリルレ様のVOXサウンド、やっぱりこの人の音にはかなわない。そしてヘヴィなBassが聞こえると思いきやはじめちゃんが弾き始めている。なんか何時の間にかBAND全員総入替なのだが、テンションは落ちぬまま進むのがこの「Final Session」の凄いところ。1番をMETAL主婦YK様(卑下いやヒゲ着用)が歌い派手に拳を突き上げる、お客様が盛り上がったところで負けじと2番「Bad Girl」HIROCKちゃん!!思いっきりはじけてお客を煽る!! 何時の間にか推定3歳の見知らぬお子様も舞台に上がっているぞ!? ムスターファ・サモキュリー氏が振付の指導をしている(笑)、いいねぇっ!! サビの「うい〜うぃるっうい〜うぃるっろっきゅう!!」ではRUYKI(YK様と親子共演!!)や他のメンバーが続々舞台に駆け上がり歌いだす。3番はB.B.A看板娘IYO様が歌い込む。なんとこちらも親(B.B.Aマスター)娘共演状態。横に音海様も雪崩て絡む。全員サビを歌い続ける中、舞台後方で響くVOXサウンドのフィードバックがやがて爆音なコードをかき鳴らす。B.B.Aマスターが反応してブレイクを入れ、スネアドラム2発でコードカッティングを呼び出す(特訓の成果!!)。ああっこの日初めて会うはずなのに何故みんなお互いの呼吸が読めるの?? お客様には判らない舞台人だけの密かな喜びをここに見出してしまう。ラリルレ様の見事なカッティング(私のカミさん曰く、ブライアンよりブライアンらしい!!)で曲が終る。お客様は判っている、もう後1曲だと…



珍しくここでJunGreenが参加バンドを紹介、満員の舞台の上からスタッフやお客様への謝辞を述べるが「ごめん、これでラスト、お客様おおきに!!ありがとう!!!」のMCで杏奈様の弾き出すPianoは「We are the Champions」、1番はアッピーが歌い出す。3年前、必死になってオープニングの挨拶をしていたアッピーが何時の間にかトリの曲を歌うなんて…馴染みお客様からも「イベントの成長と同じくして、人の成長を見れるのが嬉しい」との言を打上で頂くのだが、「継続する困難」を知っている関係者には涙の出る誉め言葉、しかし、これを体現しているのは紛れも無くアッピーなのだから、彼女がまず傍受すべき名誉と思っています。追いつく様に響くラリルレ様+TOMちゃんのアルペジオが美しい、そしてSin@ぼじお殿+はじめちゃんの2人が強烈なアクセントを「お〜んぁんどお〜んぁんどおおおっ〜ん」で加え、バラードでありながら盛り上がる「ダイナミクス」をこの曲に与える。「うぅ〜ぃあざちゃんぴぃお〜ん」ではお客様のウエーブが始まる。あっぴーの歌う「おぶっずわっわぁ〜るどぅっ」に満場の拍手が沸き起こるが、これは歌だけで無く、マイクスタンドを全身を使って振り回し、存在感をアピールするアッピーの熱演ゆえ。Voって「声」以上に「立ち振る舞い(あてぃちゅうど)」が大事なのをQueenファンは無意識に知っているからだぴょ〜ん!!フレディは居なくとも、この曲の持つ力を痛感し、自らの未熟を「その不在」を以って感じるが、お客様の笑顔の前に「絶叫」をもって応える舞台人。そして本日のラストの歌い手はMAKOTO様、Jazzに留まらない意欲的な才能の持ち主ですが、さすがにこの瞬間(お客様はもう止まらない猛獣状態)に2番の舞台に上がったのはビビられた様子。出だしちょっと振り返り「私、本当にここで歌っていいの?」みたいな顔で後ろのメンバーに向かって笑顔を見せるが、もうみんな同じ気持ちで通じ合っているから大丈夫。TOMちゃんが「ほら、お客様が待ってるよ」と言わんばかりの笑顔でMAKOTO様に無言で語る。少し照れながらもフレディが乗り移ったかの様にマイクスタンドを振り上げ、拳を突き上げ歌うMAKOTO様、その声質ゆえ、フレディ追悼ライブのライザ・ミネリを想像させるのだが、歌いっぷりは見事に彼女自身のスタイルなのが才能か?? 舞台も客席も一体となって腕を振り、声を張り上げ「うぅ〜ぃあざちゃんぴぃお〜ん」の歌詞にみんなの気持ちが宿る、聞こえるかい? フレディ!? 貴方の魂はみんなの心に生き続けているんだよ! ほら!! そして最後の「おっぶっざぅわぁぁぁ〜るど!!」でMAKOTO様がバックを仕切る様に拳で合図を送る。舞台人溢れるステージで、楽器人の心が繋がっている。みんな心の目でお互いを見ている。誰もが判っている瞬間、引き伸ばしたいがそれは無し、このB♭〜Fのコードがこの日の全てとも言う感動の瞬間であり、終わりの瞬間、Sin@ぼじお殿のスティックが振り下ろされる、杏奈様が「これだけは譲れない!!」とばかりにPianoのグリッサンドを入れる。「お客さん、おおきに!!」と「Jun & MAKOTO・京都弁の叫び」が会場内に響き渡る。多分お客様は大歓声なのだろうが、舞台に居る人間は放心状態のまま、お互い抱き合い、握手し、「God Save The Queen」の音にあわせて並ぶ。流石に30近い舞台陣だとお互いモミクチャ状態。でもみんな笑顔だね。今日初めて会ったはずなのに心が通い合う、お客様も同じ事、さぁ打上では「初めて会う人」とどれだけ語り合うのだろうか?? 「God Save The Queen」が終る、みんなで深く頭を下げる、お客様以上にフレディに感謝して…。やっと拍手が聞こえる、今日の終わりを感じる。今年も色々な人々に感謝する時間を持てました。

 

 



 

お客様たった2.000円のチケットですが、それ以上の感動はあったのかな、足りないモノはありませんでしたか? 舞台人、色々と無理難題を叶えてくれておおきに!! とにかく「モエシャンドン」栓を抜いて祝おうよ…ステージでバラしをしながらTOMちゃんが笑顔で語りかける「Junちゃん(ここまで来たら次は)どーすんねん?」、Sin@ぼじお殿が真顔で、でも笑顔で聞いてくる「今から来年の(このQイベント)打合せですね!!」…と。
客席を歩く、見知らぬお客様からお礼の言葉を頂く「なんでこんなQイベントが他(府県)で出来ないのか??」 ああっそれは簡単、この「京都LIVE SPOT RAG」がまず、音楽を愛する人の為にある場所、そしてJunGreenは普段は「立ちの悪い」常連客。ただ、このQueenと言う音楽はお互い無視出来なかっただけ…そしてお互いが出来る事を演っただけ…そして他で演っているQイベントとは「似ていない」事が基本ですから…RAGでしかない、RAGだけの、RAGならではのQイベントどす。JunGreenもその意思です。他のQイベントとは異なる感動を創造しようと、努力しているのみです。まずは参加頂いた「舞台人」「お客様」があっての事、何時か我々リアルタイマー世代が「土に帰る時」が来ても、誰かがこのQイベントを継続出きる様な「雛形」を作る事が一番の使命と思っています。その為に「今、欠けているモノは何か?」<
イベントを演る度に学ぶ日々どすわ…

RAG店内でそのまま「レアビデオ大会兼二次会」が始まる。が、私自身座る暇無くお客様や舞台人と語り合い、何度も乾杯する。みんなの笑顔が嬉しい。秋葉様と〆の「Back」の話になるが、まぁ怒られずに済んで「ほっ」と一息。「来年は?」と聞かれると「逃げる」私ですが、3回目にしてやっと「土台」が出来た感の有る「A Night at the RAG」、どうなるかは皆様のQueenへの愛情次第とはいえ、ここに「来られなかった」多くの方々の顔を思い出し「モエシャンドン」を煽る。そして、楽屋から裏口のドアを開け、グラスの中の「モエシャンドン」を夜空に向かって投げる、フレディの分け前として…。
在りし日のフレディの勇姿がスクリーンに映るとみんなが一斉に声を上げる、ああっまだShowは終っていないんだね…リトルクイニーがやっと落ち着いてご飯を食べているが、その横の「おっさん&おばはん」はグラス片手にまだまだ盛り上がる。フレディが、Queenがくれた「喜び」と言う財産をみんなが個々に受け止めて、僅か年一回の「大きな夢」が終ろうとしている。そろそろ11時「また、来年ここでね!」と笑顔で帰るお客様に苦笑い(^^;) 
「神(Queen)が居て、教会(LIVE SPOT RAG)があって、聴衆(舞台人&お客様)が居れば宗教(ライブ)が成り立つ」と言うが、ホンマ似ているね!! 多分日々の生活の中で何かにつけて「祈る」代わりに「口ずさみ」、そして仲間と語り合い、喜びを共有する。でも誰が司祭(例えばアナタ)でも構わないんだよ…あなたの心にQueenの音楽が在れば、きっとこのQイベントは続くはずだから…

舞台人、お客様と一緒になって三次会の「お茶漬け屋さん」に向かう。総勢15名、一足先に来たHoneyFlashのボス殿&杏奈様が焼酎「たんたかたん」を入れて置いていってくれている(おおきに!!)。みんなで乾杯!!! おひつご飯をよそいながら、緑茶&ほうじ茶で暫し「日本人」を痛感しつつ、お漬物でついビールが進んでしまう。ビーフシチューも美味なり!! ああっやっと落ち着いて食事が出来る。Sin@ぼじお殿は無言でひたすら食している。
四次会は10名になり、京都の有名なROCK Bar「治外法権」へ向かう。マスターが顔を見るなり「如何でしたか?」と語りかけるが、ほとんど壊れかけの皆の様子を見て苦笑い…。「ナイトキャップ」が配られた所でまたもや乾杯。程なくリクエストの「黒面」がアナログのパチパチノイズと共に「轟音」で店内に響く。全員の「合唱」がはじまり、みんな完全に壊れていくのが判るが止まらない(笑)。みんなお互いが狂っているのが面白く、さらに狂っていくのが楽しい(あぃむ強引すらいとりぃまっどぉ〜)。アルコール、ドーパミン、アドレナリン、絶叫、ヘッドバンギングなんでもござれの宴が終るとJunGreenの実家にタクシーで移動、全員撃沈、爆睡する。が、ここでなんとJunGreenと一つの布団で寝た方が居ましたが、はたして誰でせう???

翌日昼前に全員なんとか起床(全員顔色無し)、社会復帰困難な状態だが、昼ご飯の為、再びRAG近辺でSin@ぼじお殿+α、ボス殿&杏奈様と合流、近場の料亭で「湯葉」を食しながら結局10名以上の人間で宴会となり、事実上の五次会…もう、ここまですればみんな満足!! ああっ社会人失格を自覚した瞬間どすわ…これで、今回のレポートは〆ますが、この後約一名が社会復帰出来ず、マジで「退職願」を出してしまったこのイベント、来年に向けてのお願い!!

求む、幹事兼用務員!!

・ 能力資格問いませんが、Queenまみれになっても耐えられる体質である事
・ 家庭をおろそかにしても離婚の心配が無い事、もしくは自由な独身者
・ 報酬はありませんが、名誉と苦労と小間使いとお小言はたっぷりとあります
・ 無謀な若者や厄年前後のおっさん、変なおばはんの相手が苦にならない事
・ 何があっても平常心でひたすら呑み続けられる事
・ 月1回はLIVE SPOT RAGに行ってボトル1本空ける事
・ 出来れば楽器、PA、編曲、舞台設営、進行、打上施設に詳しい事
・ 他の地方のQueenイベントにも積極的に参加する事

まぁこんな感じですね…応募待ってます。


  


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