| 0151 REALIZE/徳永英明 | 1990.11.25 |
| 女性に人気のシンガー・ソングライター徳永英明の「最後の言い訳」「恋人」を含むアルバム。 ロック好きからすると軟弱な印象があるだろうが、琴線に触れるメロディは秀逸。歌唱も含め 、かなり‘泣き’が入った世界だが、クォリティが高いので気にならない。 | ☆☆☆☆ |
| 0152 RHYSICAL GRAFFITTI/Led Zeppelin フィジカル・グラフィティ/レッド・ツェッペリン | 1990.12. 2 |
| ZEPの通算6作目にして2枚組。前作あたりから見られる、音の塊をぶつけてくるようなサウン ドが展開される一枚目が聴き物。お遊びみたいな曲もあるが、ボンゾ大活躍のファンキーなハ ード・ロックがとにかくカッコいい。 | ☆☆☆☆ |
| 0153 POWER IN THE DARKNESS/Tom Robinson Band パワー・イン・ザ・ダークネス/トム・ロビンソン・バンド | 1990.12. 9 |
| 1977年「2・4・6・8モーター・ウェイ」が大ヒットし、一躍人気バンドになったTRBのデビュー・ アルバム。パンク・ムーブメントの中から出てきたバンドだが、明らかにパンクとは一線を画す バンドだった。メロディアス且つスピード感溢れるサウントが素晴らしい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0154 THE GREAT BILLBOARD 500×NO.1’s VOL.24 ザ・グレート・ビルボード500×NO.1’s VOL.24 | 1990.12. 9 |
| ビルボードのbPヒット曲のシリーズ、本作は1975年のヒット曲を収録。バックマン・ターナー・ オーバードライブ、オリビア・ニュートン・ジョン、アベレージ・ホワイト・バンドなどの曲が聴ける のが嬉しい。この頃は、ヒットチャートもバラエティ豊かだったな。 | ☆☆☆☆ |
| 0155 TALES FROM THE BROTHERS GIBB A HISTORY IN SONG 1967−1990/Bee Gees ビージーズ・ゴールデン・ヒストリー | 1990.12.11 |
| タイトル通り、ビージーズの「ニューヨーク炭坑の悲劇」以降1990年までの全シングル曲+α を収録した4枚組ボックス・セット。珠玉のメロディがたっぷりと楽しめる。ヒット曲は全て自作と いうのも凄い。個人的には、やはり70年代後半の曲を収めたDisc3をよく聴いた。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0156 DON’T EXPLAIN/Robert Palmer | 1990.12.25 |
| 1990年発表。相変わらず、メロウな曲とハードなロックの両極端な曲調がごちゃまぜになっ たロバート・パーマーらしい世界。マービン・ゲイの曲をメドレー形式でカバーした「マーシー・マ ーシー・ミー〜アイ・ウォント・ユー」が素晴らしい。 | ☆☆☆ |
| 0157 THE RHYTHM OF THE SAINTS/Paul Simon | 1990.12.27 |
| グラミー賞を受賞した『グレイスランド』の続編というか、本作は南米のサンバを取り入れたア ルバム。ただ、今回はどうもアイデア先行というか、サウンド自体は素晴らしいのだがポール・ サイモンの歌とうまく絡み合っていないような印象を受ける。 | ☆☆☆ |
| 0158 ONE/Bee Gees | 1991. 1. 4 |
| 80年代低迷していたビージーズが、1989年に発表した起死回生のアルバム。タイトル曲が1 0年振りにビルボードのTOP10に入るヒットとなった。ブラコン風のサウンドながら、そのメロデ ィとハーモニーはやっぱりビージーズ。 | ☆☆☆☆ |
| 0159 MICK JONES | 1991. 1. 4 |
| フォリナーの中心人物、ミック・ジョーンズのソロ・アルバム。ボーカルも自ら担当し、裏フォリナ ー的サウンドが楽しめる。サイモン・カーク、イアン・ハンター等どういう人脈かよく分からないゲ スト陣も豪華。 | ☆☆☆☆ |
| 0160 有害/聖飢魔U | 1991. 1.11 |
| 人間にとって害のあるものを積極的に肯定した歌詞世界が面白い、聖飢魔Uの傑作。全体的 にソリッドなハード・ロックで、キワモノ的イメージは全くない。実は才能豊かなロック・バンドで ある聖飢魔Uの実力が十分に発揮されている。 | ☆☆☆☆ |
| 0161 THE DISTANCE/Bob Seger & The Silver Bullet Band ザ・ディスタンス/ボブ・シガー&ザ・シルバー・ブリット・バンド | 1991. 1.19 |
| 1983年発表のアルバム。「月に吠える」「イーブン・ナウ」のヒットを生み、ベストセラーとなっ た。それまでのアルバムと比べると、ライトになったような印象を与えるが、その分ボブ・シガー のファンではない人にも受け入れやすい作りだろう。 | ☆☆☆☆ |
| 0162 BLOW YOUR FACE OUT/The J.Geils Band 狼から一撃!/J・ガイルズ・バンド | 1991. 1.19 |
| 70年代のアメリカ屈指のライブ・バンド、J・ガイルズ・バンドのライブの素晴らしさがダイレクト に伝わってくる傑作ライブ・アルバム。ピーター・ウルフのボーカルはもちろん、このバンドの売 りであるマジック・ディックのブルース・ハープも最高。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0163 ABANDONED LUNCHEONETTE /Daryl Hall & John Oates アバンダンド・ランチョネット/ダリル・ホール&ジョン・オーツ | 1991. 1.30 |
| ホール&オーツがブレイクする前、アトランティックに残した名盤。ブルー・アイド・ソウルと呼ば れ、R&Bに影響された音楽を作っていた彼らだが、このアルバムは全体的にアコースティック な雰囲気で、黒っぽい感じはしない。例によって、曲の良さと歌の上手さには脱帽。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0164 INNUENDO/Queen イニュエンドゥ/クイーン | 1991. 1.30 |
| 実質的にクイーンのラスト・アルバム。もっとも、最初このアルバムを聴いた時はそんな事考え もしなかったが...。全体的にヨーロッパ的な雰囲気を感じさせ、クイーンのというよりフレディ のソロ・アルバムみたいに聞こえた。フレディの鬼気迫るボーカルは正しく‘魂の叫び’。 | ☆☆☆☆ |
| 0165 SHAVED FISH/Lennon Plastic Ono Band ジョン・レノンの軌跡[シェイブド・フィッシュ] | 1991. 2. 7 |
| ジョン・レノンが5年間の‘主夫’生活に入る前、1975年にリリースされたベスト盤。「平和を我 等に」に始まり、「ハッピー・クリスマス」に至るまで名曲揃い。政治的活動ばかりがやたらと評 価されているジョンだが、天才ミュージシャンとしての彼にもっと注目すべきだ。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0166 HELP!/The Beatles 4人はアイドル/ビートルズ | 1991. 2.11 |
| ビートルズ映画第二弾のサントラとして発表された。実際には、映画で流れたのはA面の曲だ ったのだが。ジョンの悲痛な叫びであるタイトル曲をはじめ、どの曲も素晴らしい出来で、この 時期の彼らがいかに絶好調であったがよく分かる。 | ☆☆☆☆ |
| 0167 PETER GABRIEL V ピーター・ガブリエルV | 1991. 2.11 |
| 1980年発表のソロ3作目。‘ゲート・エコーの鬼’スティーブ・リリーホワイトのプロデュースに よるクリアな音とエコー処理されたドラムの音が、当時かなりの衝撃を与えたようだ。今の耳で 聴くと、それほど珍しい音ではないが。コンサートでのアンコールの定番「ビコ」収録。 | ☆☆☆ |
| 0168 McGUINN,CLARK & HILLMAN マッギン、クラーク&ヒルマン | 1991. 2.16 |
| 元バーズの残党3人による唯一のアルバム。「ドント・ユー・ライト・ハー・オフ」がちょっとしたヒ ットになった。フォーク・ロック的な感じはせず、フォークやカントリーをウェスト・コースト風のコ ーラスで味付けしたような印象。元バーズって事で聴くと、肩透かしを食うはず。 | ☆☆☆ |
| 0169 CHRISTMAS AND THE BEADS OF SWEAT/Laura Nyro 魂の叫び/ローラ・ニーロ | 1991. 2.16 |
| ローラ・ニーロの「ニューヨーク・テンダベリー」に続くアルバム。基本的なラインは今まで通りだ が、キャロル・キングの曲をカバーしたりなんかして、意外な所も見せている。相変わらず、ボ ーカルの説得力は素晴らしいが、曲がとっちらかってる感じがする。 | ☆☆☆ |
| 0170 LIVE AT LUDLOW GARAGE 1970 /The Allman Brothers Band ラッドロー・ガレージ・ライブ/オールマン・ブラザーズ・バンド | 1991. 3. 1 |
| オールマンズのタイトル通り、1970年のライブが1991年になって初めてフルアルバムとして CD化された。デビュー直後のものだが、音が少々悪いものの、熱気溢れる豪快な演奏が楽し める。定番曲ばかりを並べた構成も良い。「フィルモア・イースト」と聴き比べるのもいいかも。 | ☆☆☆☆ |
| 0171 BLUE/RCサクセション | 1991. 3. 3 |
| ライブ・バンドとして人気だったRCサクセションが、そのライブの雰囲気をレコードに生かしたと 言っていいアルバム。倉庫かどこかでの一発録りだったらしいが、目の前で演奏しているかの ような生々しさがある。冒頭の「ロックンロール・ショー」からして、もう生の雰囲気。 | ☆☆☆☆ |
| 0172 FAR EAST CAFE/小田和正 | 1991. 3. 6 |
| 小田和正のソロ第二弾(だと思った)。正直な所、可もなく不可もなくといった印象。これが彼の 本質だと言うなら、ちょっと違うような気がしなくもないが、あまりにも手堅すぎるような気がする のが不満。オフコース時代とは確実に違う世界だというのは理解出来るのだが。 | ☆☆☆ |
| 0173 JOURNEY HOME/Will To Power | 1991. 3. 9 |
| 最近では名前を聞かないが、かつてピーター・フランプトンのカバーで全米bPになった事もあ る男女二人組。このアルバムでも10ccの「アイム・ノット・イン・ラブ」などを演っている。これは 良い出来だが、「フライ・バード」以外のオリジナル曲の出来が今いち。 | ☆☆☆ |
| 0174 沢田研二SUPER BEST | 1991. 3.10 |
| 何を隠そう、10代前半の頃の僕のヒーローはジュリーだった。これは彼のソロ・デビュー曲か ら1980年の「酒場でDABADA」までを収録した2枚組シングル・コレクション。懐かしくもある が、ジュリーの歌が何と言っても素晴らしいし、また名曲揃いでもある。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0175 HOMO DEMENS/デル・ジベット | 1991. 3.23 |
| 美形ボーカリストISSAYを中心にした、今で言うビジュアル系バンドのアルバム。余談だが、 ISSAYは一時期僕と同じ大学に通っていた。グラム・ロックに影響を受けたと思われる音だが 、しっかりとしたアイデンティティがあり、クォリティは高い。 | ☆☆☆☆ |
| 0176 LOVE WARS/松任谷由実 | 1991. 3.23 |
| バブル期、ユーミンはメディアへの大量露出とえげつないほどのタイアップで、年末の風物詩 的なイメージを作り上げ、CDの大量セールスに結びつけた。必ずしも内容が伴っていたかと いうとそうでもなく、このアルバムなどは曲も半端で、あのユーミンとは思えない。 | ☆☆ |
| 0177 ボレロ・カリフォルニア/加藤和彦 | 1991. 3.25 |
| AORの大御所、ニック・デカロのゴージャスなストリングス・アレンジに乗せて、加藤和彦らしい フィクションの世界が展開される。80年代初頭の名盤群と比較すると緊張感がなく、牧歌的に すら聞こえてしまうのは仕方ない所なのだろうか。 | ☆☆☆ |
| 0178 K2C/米米CLUB | 1991. 3.29 |
| これは、米米の既発表曲のリメイクと新曲とで構成された、やや変則的なアルバム。ベスト盤 ではない。「I・CAN・BE」とかはこちらのアレンジの方がカッコいいと思う。どの曲もお洒落に決 め、笑いもしっかり取る、という米米らしさに溢れた傑作。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0179 WHO MADE WHO/AC/DC フー・メイド・フー/AC/DC | 1991. 4. 7 |
| よく知らなくて申し訳ないが、サントラとしてリリースされたらしい。インスト曲も入っている。「悪 魔の招待状」「地獄の鐘の音」などの有名曲も収録されているが、何と言ってもタイトル曲がカ ッコいい。シンプルなリフから次第に盛り上がっていく様子は圧巻。 | ☆☆☆☆ |
| 0180 THE SINGLES 1969−1973/Carpenters シングルズ1969−1973/カーペンターズ | 1991. 4. 7 |
| カーペンターズの全盛期のシングル曲を集めたベスト盤。とはいえ、何曲かはこのベスト盤の 為に録り直ししたらしい。しかし、不世出のボーカリスト、カレンの瑞々しくも憂いを帯びた歌声 を十分に堪能できるので文句はない。サウンド・プロダクションも芸術的と言っていい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0181 HOUSES OF THE HOLY/Led Zeppelin 聖なる館/レッド・ツェッペリン | 1991. 4. 7 |
| ZEP通算5作目。個人的には、このアルバムが一番いいと思う。前作あたりから、ブルース・ベ ースのハード・ロックという概念を超越した音楽性を見せ始めていたが、ここではそれをさらに 掘り下げており、実験的ではあるが音楽的レベルも高い。ツェッペリンはやっぱり凄い。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0182 THE LAW | 1991. 4. 9 |
| ポール・ロジャースがケニー・ジョーンズと組んだユニットの唯一のアルバム。デビッド・ギルモ ア、クリス・レアら豪華なゲストを迎え、シンプルなロック・サウンドを聴かせる。自作・他作を問 わず、収録曲はどれも出来が良く、売れ筋も押さえているが、大して話題にならなかった。 | ☆☆☆☆ |
| 0183 BANG/James Gang | 1991. 4.11 |
| ジョー・ウォルシュの後任としてトミー・ボーリンが加入しての、ジャイムズ・ギャングの最初のア ルバム。初参加ながら、トミー・ボーリンはほとんどの曲を手掛け、ジョー・ウォルシュ時代より もややファンキーなテイストのサウンドになっている。B級的な雰囲気が良い。 | ☆☆☆☆ |
| 0184 FLASHPOINT/Rolling Stones フラッシュポイント(発火点)/ローリング・ストーンズ | 1991. 4.13 |
| 1989年から1990年にかけてのワールド・ツアーの音源によるライブ盤。日本公演でのテイ クも収録されている。いかにもPAライン録りといった音で、ストーンズらしからぬ分厚いサウン ドで臨場感はあまりない。2曲収められたスタジオ録音の新曲がカッコいい。 | ☆☆☆ |
| 0185 SGT.PEPPERS LONELY HEARTS CLUB BAND /The Beatles サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/ビートルズ | 1991. 4.22 |
| ビートルスの代表作であり、ロックの概念を変えたとすら言われる、史上初のコンセプト・アル バム。(当時としては)最新の機材を使っての斬新な内容には感心するが、彼らにしては曲そ のものの出来より、アイデアが先行し過ぎている感じがする。 | ☆☆☆ |
| 0186 DREAMS/The Allman Brothers Band ドリームス/オールマン・ブラザーズ・バンド | 1991. 5. 1 |
| オールマンズのデビュー20周年記念という事になるのか、1989年に出た4枚組ボックス・セッ ト。オーマンズ結成以前のアワ・グラスやセカンド・カミングといったバンドの音源や、未発表ラ イブテイクなどもふんだん収められ、ファンにはたまらない内容。 | ☆☆☆☆ |
| 0187 米米CLUB | 1991. 5. 9 |
| 米米がライブのみで披露する冗談みたいな曲がたくさんあるのは、見に行った事のある人なら 御存知だが、それらの曲をまとめて収録したのが、このアルバム。音楽的には何でもありで、 ギャグも秀逸、やりたい放題のハチャメチャさがとにかくいい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0188 人間失格/人間椅子 | 1991. 5. 9 |
| 懐かしきイカ天出身のヘビー・メタル・トリオ。イカ天組が次々と脱落していく中で、まだしぶとく 活動中だ。青森の出身だとかで、方言混じりで独特の世界を持つ歌詞も面白いが、サウンドも 重量感に溢れ、仲々大したもんである。決してキワモノではない。 | ☆☆☆☆ |
| 0189 GO FUNK/米米CLUB | 1991. 5.10 |
| 米米1988年のアルバム。通算4作目だが、それまでの3枚が米米がステージで見せる面白 さを伝え切れていなかったのに比べ、本作はそこを初めてクリアしている。遊び心満載、黒っ ぽい曲調も良し、本来の米米の姿を世間にアピールした傑作。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0190 THE BEST OF DREAMS・ANOTHER SIDE/レベッカ | 1991. 5.10 |
| 1990年頃に解散を表明したレベッカはベスト盤を出したが、これはその第二弾。第一弾に収 まり切れなかったヒット曲や隠れた人気曲などを収録。個人的には「London Boy」「Motord rive」あたりが収録されたのが嬉しい。 | ☆☆☆☆ |
| 0191 GRAND FUNK/Grand Funk Railroad グランド・ファンク/グランド・ファンク・レイルロード | 1991. 5.18 |
| GFRトリオ時代の傑作。この頃は、大音量で豪快にハード・ロック一本でねじ伏せる痛快なバ ンドだった。この時点ではライブ及びアルバムでの人気が高く大ヒットはないが、このアルバム 中の「孤独の叫び」「パラノイド」などは有名。 | ☆☆☆☆ |
| 0192 DRESSED TO KILL/Kiss 地獄への接吻/キッス | 1991. 5.18 |
| キッスの日本におけるデビュー・アルバムで、通算3作目。1975年発表。僕が初めてキッス のアルバムを聴いたのもこれだった。シンプルでノリのいいハード・ロック、曲も粒揃い、仲々 重量感もあり、思い入れもあるものの、今聴いても飽きない素晴らしいアルバムである。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0193 YOUNG AMERICANS/David Bowie ヤング・アメリカン/デビッド・ボウイ | 1991. 6. 1 |
| アメリカへ渡りプラスティック・ソウルを標榜したボウイの1975年のアルバム。「フェイム」の全 米bPを生んだ。ソウルの方法論に乗っ取ったサウンドに、ボウイのボーカルが意外とよく合っ ている。CD化の際、2曲のボーナス・トラックが追加された。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0194 STATION TO STATION/David Bowie ステーション・トゥー・ステーション/デビッド・ボウイ | 1991. 6. 1 |
| 『ヤング・アメリカン』に続くアルバム。前作と比べると今度はかなりファンクに傾倒している。長 尺のタイトル曲が圧倒的にカッコいいが、ヒットした「ゴールデン・イヤーズ」も名曲だ。こちらの ボーナス・トラックは「ステイ」のライブ・テイク。これも聴き物。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0195 忘れられた夏/南佳孝 | 1991. 6. 9 |
| 南佳孝がCBSソニーに移って最初のアルバム。1975年発表。印象を一言で言うなら‘早すぎ たシティ・ミュージック’といった所か。ジャズ、サンバなどを巧みに取り込んだ音楽性は、ニュー ・ミュージックが台頭し始めた70年代半ばの日本では、受け入れにくかったろう。 | ☆☆☆☆ |
| 0196 SPEAK LOW/南佳孝 | 1991. 6. 9 |
| 個人的には南佳孝のアルバムでは、最高傑作だと思う1979年の作品。郷ひろみが「モンロー ・ウォーク」をカバーしたりして、南佳孝も少し世間に知られるようになった。一流ミュージシャン をバックに、クールで洒落た南佳孝流アーバン・サウンドが堪能できる。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0197 ELTON JOHN −GREAT BOX− エルトン・ジョン・グレート・ボックス | 1991. 6.14 |
| アメリカで発売された『To Be Continued』という4枚組ボックスの日本盤、と言っていいの かどうか、内容はほぼ同じの4枚組。80年代までのヒット曲はほとんど網羅され、アルバム未 収録音源などもふんだんに聴ける。ほんとにエルトンは素晴らしいミュージシャンだ。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0198 SUPERFLY/Curtis Mayfield スーパーフライ/カーティス・メイフィールド | 1991. 6.26 |
| 70年代のニュー・ソウルにおける重要人物、カーティス・メイフィールドが手掛けたブラック・ム ービーのサントラ。『黒いジャガー』と共にソウルにとっても映画界にとってもエポック・メイキン グな作品と言われている。タイトル曲がカッコいい。 | ☆☆☆ |
| 0199 どこか遠くへ/南佳孝 | 1991. 6.26 |
| 1991年発表。タイトルが表す通り、都会脱出願望というか田舎志向というか、かなりエコロジ ーな内容。音的には、打ち込みを多用して、あまりエコロジーではないが。収録曲が多くて、印 象がほやけてしまうのが、難点だと思う。 | ☆☆☆ |
| 0200 PETER GABRIEL | 1991. 7. 1 |
| ジェネシス脱退後の初ソロ・アルバム。1977年発表。ジェネシス時代のイメージはあまりなく、 一ミュージシャンとしてのピーター・ガブリエルの音楽性をさらけ出している。「ソルズヘリー・ヒ ル」など名曲もあり、非常に聴きやすいアルバム。 | ☆☆☆☆ |


