CDリスト

0201〜0250

0201 THE LA’S
     
1991. 7. 1
90年代初頭に活動していたトリオ・バンド唯一のアルバム。ネオ・アコースティックというか、ビ
ート系ギター・バンドというか、要するにそういう音。この手があまり好きではない僕には馴染め
なかったし、他との違いも分からない。ただ、ジャケットは素晴らしい。実はジャケ買いだった。
☆☆

0202 NITE ROMANTIC−CARNIVAL−TIGER TIGER
     −STRANGE BEHAVIOR/Duran Duran
     ミニ・アルバム×4/デュラン・デュラン
1991. 7. 7
80年代に日本独自企画で発売されていたミニ・アルバム4枚をCD2枚にまとめた物。ヒット曲
のリミックスが中心だが、アルバム未収録曲なども多く、貴重ではないだろうか。海外のコレク
ターから見ると涎が出そうな内容だと思う。
☆☆☆☆

0203 DIGITAGRAM−FOD Y/フェンス・オブ・ディフェンス
     
1991. 7.11
前作で壁にぶち当たったような雰囲気があったが、このアルバムでは当時流行していたデジタ
ルビート的なものも取り入れ、新たな局面を切り開いた感じ。やや無機質なビートとアナクロな
ギターの相性が意外と良く、スリリングな内容になっている。
☆☆☆☆

0204 PILLS’N’THRILLS AND BELLYACHES/Happy Mondays
     ピルズン・スリルズ・アンド・ベリーエイクス/ハッピー・マンデーズ
1997. 7.19
80年代終わりから90年代にかけてのイギリスはマンチェスター・ブームの中枢にいたバンド。
マンチェスター・ブームの事はよく知らないが、抑揚のないリズムと曲調が妙にソウルフルなノ
リを醸し出す、新しいタイプのダンス・ミュージックという印象。
☆☆☆

0205 GEORGE HARRISON
     慈愛の輝き/ジョージ・ハリスン
1991. 7.26
1979年発表。この頃のジョージ・ハリスンは私生活が非常に充実しており、それが音楽に反
映されている感じ。旧友クラプトンも参加し、歌にも音にもかつてないほどの優しさとぬくもりが
感じられる。特に変わった事はしていないが、そこがまたジョージらしくて良いのだ。
☆☆☆☆

0206 I HAVE A DREAM/チェッカーズ
     
1991. 7.26
自作自演が当たり前になってしまったチェッカーズだが、このアルバムになると悪ふざけみた
いなユーモアとか意味のない英語を当てはめた歌詞とかが、鼻につくようになってしまった。曲
自体は一定の水準は保っているのだが。
☆☆

0207 HOW DARE YOU/10cc
     びっくり電話:ハウ・デア・ユー/10cc
1991. 7.28
10ccの通算4作目。オリジナル10ccとしては最後の作品となった。相変わらず高水準の楽
曲に斬新なアイデア、ややねじれたユーモア感覚などが存分に楽しめる傑作である。インスト
のタイトル曲やラストの「電話を切らないで」などがお薦め。
☆☆☆☆☆

0208 LIQUIDIZER/Jesus Jones
     リキダイザー/ジーザス・ジョーンズ
1991. 8.21
90年代初め、彗星の如く現れたジーザス・ジョーンズの1st。テクノでデシタルなダンス・ビート
をキャッチーなロックンロールと融合させてしまった彼らのセンスはもっと評価されても良いの
では。ブックレットに記載されている影響を受けた人達の顔ぶれが凄まじい。
☆☆☆☆

0209 UNUSUAL HEAT/Foreigner
     アンユージュアル・ヒート/フォリナー
1991. 8.24
ボイス・オブ・フォリナー、ルー・グラムの後任ボーカリストにジョニー・エドワーズを迎えて制作
されたアルバム。エドワーズも仲々の実力者であり、新生フォリナーに期待を抱かせたが、あ
まりにも“産業”的な曲作りはどうかと思う。
☆☆☆

0210 LOVE STINKS/The J.Geils Band
     ラブ・スティンクス/J・ガイルズ・バンド
1991. 8.24
キャピトル移籍後のJ・ガイルズ・バンドは、よりポップな方向を目指した。このアルバムも、聴
きやすく覚えやすい曲が並び、非常にいい出来である。以前のワイルドな雰囲気はあまりない
が、B級的な香りは失われていないのはさすがというか、何というか。
☆☆☆☆

0211 黒船/サディスティック・ミカ・バンド
     
1991. 9. 2
日本のロック界が世界に誇るべき名盤。70年代半ばのいわば草創期に、プロデューサーがク
リス・トーマスとはいえ日本人がこのような凄い作品を作っていた事は驚異である。洋楽の影響
下にありながら、単なるコピーでない日本人ならではのアイデンティティがある。凄い。
☆☆☆☆☆

0212 THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST 
     AND THE SPIDERS FROM MARS/David Bowie
     ジギー・スターダスト/デビッド・ボウイ
1991. 9. 5
デビッド・ホウイの代表作にして、これを抜きにはロックは語れない重要作。自身を宇宙人のロ
ック・スターに見立てたコンセプトの斬新さもさることながら、収録曲全てがそういったコンセプト
抜きにしても独立した魅力のある名曲揃いである。まず聴くべきアルバム。
☆☆☆☆☆

0213 IDLE CATTER/アマゾンズ
     
1991. 9. 6
実力派と評判だった女性3人組のボーカル・グループ。何故か米米CLUBと縁があり、アルバ
ムで共演したりメンバーが米米のRYO−Jと結婚したりしている。ジャズ寄りの音楽性だが、メ
ンバーの自作曲も結構出来が良く、仲々の好盤である。
☆☆☆☆

0214 OH!YEAH!/小田和正
     
1991. 9. 6
1991年TVドラマの主題歌になった「ラブストーリーは突然に」を大ヒットさせた小田和正のベ
スト盤。もちろん、「ラブストーリー〜」も入っている。オフコース時代から変わらぬセンチメンタリ
ズムはそのままに、歌詞・サウンドとも都会的な世界を志向しているようだ。
☆☆☆☆

0215 DANCE BOX/中山美穂
     
1991. 9. 6
「ROSA」「WAKU WAKUさせて」などのヒット曲のダンス・リミックスを収めたアルバム。どう
いう意図で作られたのか意味不明だが、リミックス自体も訳分からない。ファン向けという事な
のだろうが、果たして中山美穂のファンがこういうのを聴くのか、という疑問ばかりが残る。
☆☆

0216 LIVIN’ ON THE FAULT LINE/The Doobie Brothers
     運命の掟/ドゥービー・ブラザーズ
1991. 9.14
バンドの主導権が完全にトム・ジョンストンからマイク・マクドナルドに移った事がはっきり分か
るアルバム。1978年発表。ソウルフルで洗練されたサウンドに仕上がっており、仲々心地よ
い。フュージョン的な展開を見せる曲もあって興味深い。
☆☆☆☆

0217 WHAT’S GOING ON/Marvin Gaye
     ホワッツ・ゴーイン・オン/マービン・ゲイ
1991. 9.16
70年代初頭に台頭したニュー・ソウルの先鞭をつけたのがマービン・ゲイであり、このアルバ
ムだった。それまでのR&Bとは違い、ソフィスティケイトされた音とメッセージ色濃い歌は十分
に衝撃的だったろう。ソウル・ファンのみならず音楽好きなら一度は聴くべき。
☆☆☆☆

0218 DAY 1/Robbie Nevil
     
1991. 9.20
ロビー・ネヴィルの3作目。打ち込み中心のブラコン風サウンドは心地よく聴けるものの、他と
の区別がつかないのも事実。ラリー・グラハム、ローズ・ストーンと共演した「テンプテイション」
が出色の出来。
☆☆☆

0219 LOW/David Bowie
     ロウ/デビッド・ボウイ
1991. 9.28
1977年発表。『ヒーローズ』『ロジャー』と共に“ベルリン三部作”と言われており、ボウイ最後
の傑作と言う人も多いが、沈んだシンセのインストを聴いてると陰鬱な気分になるのは僕だけ
か。ボーカル曲の出来は良いと思うけど。
☆☆☆

0220 TIMESPACE/THE BEST OF STEVIE NICKS
     タイムスペース〜ザ・ベスト・オブ・スティービー・ニックス
1991. 9.28
スティービー・ニックスのソロ・ヒットを収めたベスト盤。この時点でのシングルは全て網羅して
おり悪かろうはずがない。ジョン・ボン・ジョビ、ブレット・マイケルズといった若手とコラボレート
した新曲も良い出来である。スティービーの魅惑の世界にただひたるのみ。
☆☆☆☆☆

0221 THANKYOU AND GOODNIGHT/It Bites
     サンキュー・アンド・グッドナイト/イット・バイツ
1991.10. 2
超絶技巧プログレ・バンド、イット・バイツの技とセンスが堪能出来るライブ盤。複雑な曲を易々
とやってしまう(ように聞こえる)のがとにかく凄い。ただテクニックを披露するだけでなく、ライブ
ならではのノリもまた素晴らしい。これが最後のアルバムとなったのが残念だ。
☆☆☆☆☆

0222 THE FIRE INSIDE/
     Bob Seger & The Silver Bullet Band
     
1991.10. 5
1991年発表。ボブ・シガーにとっては5年振りの新作だったが、全米アルバムチャートでTOP
10に入り、衰えぬ人気を示した。にもかかわらず、何故か日本発売はなし。今作では、ドン・
ウォズをプロデューサーに迎え、タイトル曲などで熱い歌と演奏が聴ける。
☆☆☆☆

0223 STARS/Simply Red
     
1991.10. 5
このアルバムから、日本人ドラマーの屋敷豪太がメンバーに加わったシンプレー・レッドの4作
目は、前作とは一転、シンプルな音作りでバンドらしさをアピールしている。アップテンポの曲と
ミディアムスローの曲を交互に並べた構成が良い。ミック・ハックネルは相変わらず好調。
☆☆☆☆☆

0224 ABRACADABRA/ABC
     アブラカダブラ/ABC
1991.10.10
レコード会社を移籍してのABCの通算6作目。彼ら独特のブラック・ミュージックを追求する基
本ラインは変わりないが、サウンドに気を遣いすぎてボーカルの個性が薄れてしまっているの
が気にかかる。結果、ABCらしさが希薄になってしまって残念。
☆☆☆

0225 DESTROYER/Kiss
     地獄の軍団/キッス
1991.10.19
キッスが1976年に放った傑作。「デトロイト・ロック・シティ」「狂気の叫び」にノックアウトされ、
ロック道に堕ちた青少年は数知れない。ボブ・エツリンのプロデュースで、SEやオーケストラな
どを導入し、キッスにしては異色作の部類だろう。
☆☆☆☆☆

0226 THE CONCERT FOR BANGLA DESH
     バングラデシュ・コンサート
1991.10.25
ジョージ・ハリスンが提唱したバングラデシュの難民救済の為のコンサートのライブ盤。今では
珍しくないチャリティ・ライブのはしりである。メインのジョージもさることながら、ゲストのボブ・
ディランやリオン・ラッセルらの演奏が聴き物。1972年度グラミー賞受賞作。
☆☆☆☆

0227 BOOKENDS/Simon & Garfunkel
     ブックエンド/サイモン&ガーファンクル
1991.11. 2
A面はコンセプト・アルバム、B面はシングル・コレクションとやや変則的な内容のアルバム。ビ
ートルズの『マジカル・ミステリー・ツアー』みたいな感じ。A面に収められた「アメリカ」はS&G
最高の名曲と言っていいのでは。
☆☆☆☆

0228 SILKSCREEN/南佳孝
    
1991.11. 2
南佳孝との最初の出会いになったのが、「スローなブギにしてくれ」が収録されたこのアルバム
。洒落た大人のシティ・ポップス集といった趣。ジョン・レノンに捧げる曲もある。南佳孝にして
は、あまり趣味に走っていないような感じもするが、その分聴きやすいアルバム。
☆☆☆☆

0229 GREATEST HITS U/Queen
     グレイテスト・ヒッツVOL.2/クイーン
1991.11. 6
フレディの死の直前に出たクイーンのグレイテスト・ヒッツ第二弾。当時は何も知らずに喜んで
聴いていた...。「アンダー・プレッシャー」以降の80年代のヒット曲はほぼ収録されており、
もちろん悪かろうはずがないのである。
☆☆☆☆☆

0230 TWO ROOMS−CELEBRATING THE SONGS OF 
     ELTON JOHN & BERNIE TAUPIN
     トゥー・ルームス/エルトン・ジョン・ソングス
1991.11. 6
錚々たる顔ぶれが参加したエルトン&バーニーのソングライティング・チームへのトリビュート・
アルバム。ビーチ・ボーイズの「クロコダイル・ロック」、フィル・コリンズの「布教本部を焼き落と
せ」あたりがベスト・トラック。もちろん、原曲の良さも再認識出来る。
☆☆☆☆☆

0231 PAUL SIMON’S CONCERT IN THE PARK
     ライブ・イン・セントラル・パーク/ポール・サイモン
1991.11.23
ポール・サイモンが1991年8月15日にセントラル・パークで行ったフリー・コンサートのライブ
盤。大所帯バンドの演奏が圧巻。この年の東京ドームでの来日公演とほぼ同じ構成で、曲目
もS&G時代からソロ全般まで幅広く網羅している。ドームの感動が甦る。
☆☆☆☆

0232 MOATAGE/南佳孝
     
1991.11.23
南佳孝が注目され始めた1980年に出たアルバムで、ラジオなどでもかなりプッシュされてい
た記憶がある。坂本龍一らYMO周辺のメンバーをバックに、スカっぽいサウンドを聴かせる
が、収録された10曲全てが捨て曲なしという、地味だが実は名盤なのである。
☆☆☆☆☆

0233 THIRTY THREE & 1/3/George Harrison
     33 1/3/ジョージ・ハリスン
1991.12. 1
ジョージ・ハリスン自らが設立したダークホースからの第一弾アルバムで、1976年発表。相変
わらずの世界だが、デビッド・フォスターなどをバンドに起用してAOR風のサウンドに仕上がっ
ており、ジョージの声及びギターとのマッチングは絶妙。
☆☆☆☆

0234 EVERYTHING COULD BE SO PERFECT/Anne Pigalle
     青春の彷徨/アン・ピガール
1991.12. 4
1985年、トレバー・ホーンのZTTレーベルからデビューした異色の女性シンガーの(おそらく)
唯一のアルバム。英語とフランス語がごっちゃになった歌詞、シャンソンを連想させる退廃的
な歌とサウンドがエキゾチックな世界へ誘う傑作。
☆☆☆☆☆

0235 EXTRA TEXTURE−READ ALL ABOUT IT
     /George Harrison
     ジョージ・ハリスン帝国/ジョージ・ハリスン
1991.12. 7
ジョージの最高傑作はこれだと思っている。どの曲も良く出来ていて、ジョージのアルバムの中
では随一の完成度である。いつも以上に線の細いボーカルとギターがまたたまらないのだ。ど
こを切っても、ジョージ・ハリスンにしか作り得ない魅力に溢れている。
☆☆☆☆☆

0236 LIVE AND LET LIVE/10cc
     10ccイン・コンサート
1991.12.17
6人の大所帯となった10cc(なんとツイン・ドラム!)の2枚組ライブ盤。この時点での最新作
『愛ゆえに』の曲をメインに、レコードの音を完璧に再現しているが、ライブならではの臨場感
や緊張感が乏しく、盛り上がりに欠ける。
☆☆

0237 MILD & WILD/P・SMOKE

1991.12.17
米米CLUBのカール・スモーキー石井とCHARが組んだユニットの4曲入りミニ・アルバム。ボ
ーカルとギター以外は打ち込みのようだが、都会的雰囲気がなかなか良い。CHARがこういう
ギターも弾けるとは意外、というプレイが随所で聴ける。
☆☆☆☆

0238 THE ESSENTIAL KING CRIMSON:FRAME BY FRAME
     紅伝説1969−1984(ジ・エッセンシャル・キング・クリムゾン)
1991.12.21
キング・クリムゾンの4枚組ボックス・セット。1〜3までは、オリジナル・アルバムからのセレク
トで、4枚目が未発表音源を含むライブCDとなっている。ファンにはとにかく貴重なアイテムだ
ろう。やはり『レッド』の頃のクリムゾンは凄い。日本盤のライナーが結構笑える。
☆☆☆☆

0239 BHB1/ビッグ・ホーンズビー
     
1992. 1.10
米米CLUBでお馴染みのホーン・セクションの初アルバム。ファンキーなインスト曲が中心だが
、定評あるテクニックとセンスで聴かせる。米米のメンバーもゲスト参加し、随所で盛り上げて
いるのも楽しい。ビッグ・ホーンズビーが歌う曲があるのもご愛敬。
☆☆☆☆

0240 McDONALD AND GILES
     
1992. 1.24
初期キング・クリムゾンのメンバーだったイアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルスの二人によ
るアルバム。ロック史に残る隠れた名盤として今日でも評価が高い。初期クリムゾンを牛耳っ
ていたといわれるマクドナルドのマルチな才能が光る。
☆☆☆☆

0241 BLUE ROCK/The Cross
     ブルー・ロック/ザ・クロス
1992. 2. 1
クイーンのロジャーの別バンドの3作目。これがラスト作となった。前作に比べると、ロジャー以
外のメンバーの力量は確実に上がり、曲もアレンジもスケールアップしている。イギリスらしい
ウェット感もたっぷりで、素晴らしい出来映えとなった。
☆☆☆☆☆

0242 STORMBRINGER/Deep Purple
     嵐の使者/ディープ・パープル
1992. 2. 9
様式系HRの祖としてパープルを崇める人たちからは不評だが、V期パープルはハード・ロック
にとらわれることなく、ファンキーなテイストを加えて素晴らしいアルバムを作った。このアルバ
ムもそうで、カバーデイルとヒューズのツイン・ボーカルが個性的だ。
☆☆☆☆☆

0243 THE SONGSTRESS/Anita Baker
     
1992. 2.15
“シルクの歌声”アニタ・ベイカーがデビュー前、インディ・レーベルからリリースしたアルバムが
メジャーから再発されたもの。ブラコン全盛の80年代において、このアルバムで聴けるのは正
に新感覚のソウルとでも呼ぶべき音楽。とにかく素晴らしい声だ。
☆☆☆☆

0244 CARRY ON/Crosby,Stills & Nash
     キャリー・オン/クロスビー、スティルス&ナッシュ
1992. 3. 1
CSNの4枚組ボックス・セットからセレクトされた2枚組。4枚組を買う必要があるのか、と思え
るほど代表曲は全て収録されており、文句なし。とにかく、そのハーモニーは素晴らしい。優れ
たポップ・ミュージックは、時を越えて輝き続ける事を実感させられる。
☆☆☆☆☆

0245 GOING FOR THE ONE/Yes
     究極/イエス
1992. 3. 8
1977年、脱退していたリック・ウェイクマンが復帰して発表されたアルバム。プログレの代名
詞だったイエスが変わり始めた事が感じられる。もちろん大曲もあるが、タイトル曲や「パラレ
ルは宝」のようなコンパクトな曲に、変化の兆しが見える重要作。
☆☆☆☆

0246 STAGE/David Bowie
     ステージ/デビッド・ボウイ
1992. 3.13
1978年発表の2枚組ライブ盤。エイドリアン・ブリューらを含むバンドが分厚いサウンドを聴か
せる。選曲もヒット・パレードみたいな雰囲気だが、『ジギー・スターダスト』からの曲が多いのは
、やや意外。このアルバムのメンバーで来日し、各地で大盛況だった。
☆☆☆☆

0247 YESTERDAYS/Yes
     イエスタデイズ/イエス
1992. 3.13
イエスの初期の曲を集めた編集盤。オリジナル・アルバム未収録だった「アメリカ(S&Gのカ
バー)」が収録されているのが、最大の目玉だろう。この頃のイエスはプログレ的イメージは少
なく、ビートルズやCSNに影響を受けたと思われるサウンドが特徴だった。
☆☆☆☆

0248 9012 LIVE THE SOLOS/Yes
     ライブ/イエス
1992. 3.13
トレバー・ラビン在籍時のライブ盤。とはいえ、タイトル通り各メンバーのステージでのソロ・パ
ートが中心となっており、バンドで演奏してるのは2曲のみ。このタイトな演奏は素晴らしい。ソ
ロ・パートでは、クリス・スクワイアとアラン・ホワイトによる「ホワイト・フィッシュ」が迫力満点。
☆☆☆

0249 HEART IN MOTION/Amy Grant
     ハート・イン・モーション/エイミー・グラント
1992. 3.30
元々クリスチャン・ミュージックの人だったらしいが、ポップ・フィールドに転向しての大ヒット・ア
ルバム。マイケル・オマーティアンなどがバックアップしている。ジャケットを見てると静謐なイメ
ージだが、中味は賑やかなポップスでやや拍子抜けした。
☆☆☆

0250 ADRENALIZE/Def Leppard
     アドレナライズ/デフ・レパード
1992. 4. 3
名盤『ヒステリア』から5年振りとなったアルバム。1992年発表。スティーブ・クラークをアルコ
ール中毒で亡くし、彼に対する追悼の意も込めてフィル・コリンが全てのギター・パートを弾いた
らしい。あまり仰々しい所はなく、キャッチーな佳曲が並ぶアルバム。
☆☆☆☆