CDリスト

0251〜0300

0251 THE ALLNIGHTER/Glenn Frey
     オールナイター/グレン・フライ
1992. 4. 4
元イーグルスのグレン・フライのソロ2作目。R&B風味の音楽性は前作と変わらないものの、
テレビ映画のネタ元となった「スマグラーズ・ブルース」、コンピレーションの定番「ラバーズ・ム
ーン」など彼の代表的ナンバーが収められ、取っつきやすい内容となっている。
☆☆☆☆☆

0252 AFTERTONES/Janis Ian
     愛の余韻/ジャニス・イアン
1992. 4. 9
1976年発表のこのアルバムから「ラブ・イズ・ブラインド」がテレビドラマの主題歌に起用され
大ヒットを記録、アルバムもオリコンで一位(!)となり、ジャニス・イアンは一躍日本で人気者と
なった。シンプルな音作りだった前作と比べ、サウンドの幅が広がりバラエティに富んだ内容。
☆☆☆☆

0253 FENCE OF DEFENSE Z/RIDE
     
1992. 4.23
デジタルなビートを取り込んだ前作とは一転し、とてもシンプルでスリー・ピース・バンドの良さ
を最大限に生かした音作りが為されている。やや古めかしいリフで畳み掛けてくる楽曲はどれ
も素晴らしい出来映え。オールド・ロック・ファンならお気に召すこと間違いなし。
☆☆☆☆☆

0254 CLOSE TO THE EDGE/Yes
     危機/イエス
1992. 4.26
イエスの代表作は間違いなくこれだろう。「危機」「同志」と大作が続くが、巧みな構成とテンショ
ン高い演奏で全く飽きさせないのは見事。芸術性と大衆性がうまく折り合っている所が素晴ら
しい。個人的にはラストの「シベリアン・カートゥル」が好きだが。
☆☆☆☆

0255 DOCUMENT/R.E.M.
     
1992. 5. 7
テクノロジーとMTVに音楽界が席巻されていた80年代に、U2と共にロック・バンドらしいロック
・バンドとして活動を続けてきたR.E.M.の功績は誰もが認める所だろう。1987年のこのア
ルバムからは初のTOP10ヒットも出て、彼らは全米bPバンドの階段を確実に昇っていった。
☆☆☆

0256 RELAYER/Yes
     
1992. 5. 7
花形プレイヤーのリック・ウェイクマンが抜け、パトリック・モラツが加入してのアルバム。相変
わらず曲は長いのだが、定評ある構成力に加え、民族音楽的なリズム・パターンを取り入れる
など着実に進歩している様子が窺える好盤。
☆☆☆☆

0257 MIRACLE ROW/Janis Ian
     奇跡の街/ジャニス・イアン
1992. 5.12
1977年発表。ここから「ウィル・ユー・ダンス」がテレビ・ドラマに使われ、またしてもヒットを記
録した。かなり電気化された印象を与えるが、白眉はラストのタイトル曲と「マリア」のメドレー。
プログレ的展開を見せるアレンジには度肝を抜かれた。
☆☆☆☆☆

0258 NEVER LOVED ELVIS/The Wonder Stuff
     
1992. 5.16
ワンダー・スタッフというバンドの事は何も知らないが、このアルバムは彼らの最高傑作と言わ
れており、確かに仲々良い。マンドリンなども使用して、当時主流だったビート系ギター・バンド
とはひと味もふた味も違う所を見せつけている。音楽的にも混沌としており、奥が深い。
☆☆☆☆

0259 THE YES ALBUM/Yes
     
1992. 5.29
イエスの3作目。このアルバムからスティーブ・ハウが加入してサウンドが強化され、イエスは
その卓越した技術とアイデアを駆使して、プログレ・バンドとして頭角を表していく。ライブの定
番曲が多数収録されているこのアルバムは、初期の傑作として評価が高い。
☆☆☆☆

0260 BLOCKBUSTERS/The Sweet
     ブロックバスターズ〜ベスト・オブ・スイート
1992. 5.30
スイートが、チン=チャップマンのプロデュースで発表したシングルを集めたベスト盤。キャッチ
ーでノリが良くてやや猥雑な、いかにもグラムらしい当時のスイートを知るには丁度良いのでは
。後年の彼らがこの頃出来上がったイメージを適当に利用していた事がよく分かって面白い。
☆☆☆☆

0261 THE ONE/Elton John
     ザ・ワン/エルトン・ジョン
1992. 6.14
実はドラッグ漬けだったエルトンが治療に成功して、見事に立ち直ってのアルバム。久々の大
ヒットとなったタイトル曲をはじめ、素晴らしいメロディが並ぶ力作である。エリック・クラプトン、
デビッド・ギルモアらゲストも豪華。ただ、打ち込み中心のアレンジには不満が残る。
☆☆☆☆

0262 PAGE OF LIFE/Jon & Vangelis
     ページ・オブ・ライフ/ジョン&バンゲリス
1992. 6.14
イエスのジョン・アンダーソンと『炎のランナー』でお馴染みのシンセ奏者バンゲリスは、80年
代からユニットを組んでアルバムを発表している。シンセをバックにジョン・アンダーソンの幻想
的なボーカルが聴けるのかと思ったら、そうでもなかった。悪くはないが、割と普通。
☆☆☆

0263 LYNCH MOB
     
1992. 6.19
元ドッケンのギタリスト、ジョージ・リンチが結成したバンドの2作目、らしい。こっちの世界には
疎いのだ。クイーンの「タイ・ユア・マザー・ダウン」のカバー目当てで買ったのだが、今いち。他
の曲も悪くはないのだが、インパクトに欠ける。
☆☆

0264 SHADOWS AND LIGHT/Wilson Phillips
     
1992. 6.19
1stが音楽的にも商業的にも大成功だったウィルソン・フィリップスの2nd。名盤と言っていい
前作に比べると、曲の出来もサウンドもかなりレベル・ダウンしている。この頃、メンバーの不
仲は決定的だったらしいが、内容が良くないのはそのせいか。
☆☆

0265 LIVE AT WEMBLEY ’86/Queen
     ライブ!!ウェンブリー1986/クイーン
1992. 6.23
フレディの追悼盤として、1986年のウェンブリーでのライブのコンプリート・バージョンが出た。
クイーン最後のツアーとなったマジック・ツアーのハイライトでもあったウェンブリーでの演奏は
、80年代のクイーンのライブの中でも最高の出来である。
☆☆☆☆

0266 OCTAVE/米米CLUB
     
1992. 6.27
ドラマ主題歌となった「君がいるだけで」が大ヒットして、米米は一躍国民的バンドになった。こ
のアルバムはその「君が〜」を含み、その頃の米米の勢いと自信が漲る好盤。ただ、真面目
なポップス路線はこの時だけかと思ったら、その後も続いていく事になってしまった。
☆☆☆☆

0267 RHYMES IN ROOMS/AL STEWART LIVE 
     FEATURING PETER WHITE
     
1992. 7. 2
60年代からマイペースで活動を続けていたアル・スチュワートの、ピーター・ホワイトとのコンビ
によるアコースティック・ライブ・アルバム。とにかく上手いし、落ち着いた雰囲気でのアルの歌
も素晴らしい。つい引き込まれて聴いてしまう。
☆☆☆☆

0268 RAY PARKER JR.GREATEST HITS
     レイ・パーカーJr.グレイテスト・ヒッツ
1992. 7. 4
セッション・ミュージシャン出身のレイ・パーカーJr.のベスト盤。80年代前半、数々のヒットを
放っただけに、キャッチーなメロディと時流に乗った音作りが聴かれるが、あまり“残る”ものは
ないように思う。センスの良い人だけに残念。
☆☆☆

0269 MEANWHILE/10cc
     ミーンホワイル/10cc
1992. 7. 6
10cc約10年振りの復活アルバム。スチュワート=グールドマン組による復活だが、このアル
バムは実に良い。曲もタイトな演奏もややウェットな雰囲気も、非常に素晴らしい。スチュワート
のスライドが炸裂する冒頭の「ウーマン・イン・ラブ」で勝負あり、てな感じ。
☆☆☆☆

0270 YEAR OF THE CAT/Al Stewart
     イヤー・オブ・ザ・キャット/アル・スチュワート
1992. 7.11
1977年発表のヒット作。アラン・パーソンズをプロデューサーに迎え、叙情性にミステリアスな
雰囲気がプラスされ、素晴らしい仕上がりである。ラストを飾る6分を越えるタイトル曲が白眉
の出来。この曲決して当時の時流に乗っていたとは言えないがヒットした。いい時代だったな。
☆☆☆☆☆

0271 MICK TAYLOR
     ミック・テイラー
1992. 7.11
ブルース・ブレイカーズ〜ローリング・ストーンズで活躍したミック・テイラーの初ソロ・アルバム
。1979年発表。非常にアメリカ的なものを感じさせるアーシーなサウンドで、意外ではあるも
のの、実に素晴らしい出来だ。全て自作で、ボーカルも披露しており、これがまた良い。
☆☆☆☆☆

0272 GEORGE HARRISON LIVE IN JAPAN 
     WITH ERIC CLAPTON AND BAND
     ライブ・イン・ジャパン/ジョージ・ハリスンwithエリック・クラプトン
     andヒズ・バンド
1992. 7.20
1991年暮れのジョージとクラプトン・バンドとの来日公演を収めたアルバム。バックが上手過
ぎて、ジョージの歌とはミスマッチなような気がしないでもないが、ジョージらしい味わいは出て
いる。実際に見に行った人には楽しめるだろう。
☆☆☆

0273 STRANGE WEATHER/Glenn Frey
     ストレンジ・ウェザー/グレン・フライ
1992. 7.30
グレン・フライ通算ソロ4作目。今回は打ち込みを多用した音作りになっており、以前のアルバ
ムで聴かれた独特の雰囲気は全くない。加えて、社会性の強い、どちらかというと沈んだ曲調
の物が多く、要するに彼らしさが感じられなくて、大いに不満。
☆☆

0274 SWEET 16/佐野元春
     
1992. 8. 2
一時の迷いから吹っ切れた佐野元春会心の一枚。収録曲全て、弾けるような若さと前向きな
意志が感じられて実に素晴らしい。聴いていると、こちらも気力が漲ってくるような感じがする。
聴く者をハッピーにするボップスの力強さを認識させられる大傑作である。
☆☆☆☆☆

0275 EXTREME U PORNOGRAFFITTI
     
1992. 8. 7
エクストリームの2nd。バン・ヘイレン的だった1stに比べ、ホーンを導入したりして、ファンキー
な色合いを強めている。バラードの「モア・ザン・ワーズ」が大ヒットしてしまった事で、全く違うイ
メージを植え付けられてしまったのは、当人たちにとっても残念なことであった。
☆☆☆☆

0276 HOT!MENU/サディスティック・ミカ・バンド
     
1992. 8.16
ベーシストが後藤次利に交代してのアルバム。通算3作目。前作同様クリス・トーマスのプロデ
ュースだが、フュージョン風アプローチも随所に見られ、またしても凄い事をやってしまっている
。70年代半ばでは早過ぎた、と言うしかない傑作。
☆☆☆☆☆

0277 SEVENTH AVENUE SOUTH/南佳孝
     
1992. 8.16
念願のニューヨーク録音。デビッド・サンボーン、リック・マロッタ、トニー・レビンら強者が参加し
ている。音はムーディーなジャズで、ジャケットも含めて正に夜のニューヨークといった雰囲気
を作り出す事に成功している。この頃は数少なかった大人の為の音楽。
☆☆☆☆☆

0278 UNION/Yes
     結晶/イエス
1992. 8.18
トレバー・ラビン中心の“表イエス”とジョン・アンダーソン率いる“裏イエス”が、なんと合体して
アルバムを作ってしまった。一緒に演奏している訳ではなく、それぞれの曲が並べられている
のだが、ジョン・アンダーソンが歌うと違和感ゼロ。何とも不思議にまとまったアルバム。
☆☆☆☆

0279 SLOW SONGS/佐野元春
     
1992. 9. 2
タイトルが何とも心憎い、佐野元春のバラード曲を集めた編集盤。一般にはあまり知られてい
ない曲も入っており、どれも素晴らしい曲ばかりで、彼のソングライターとしての力量には改め
て恐れ入った。通常のベスト盤より、こちらを買った方が良いのでは。
☆☆☆☆☆

0280 FENCE OF DEFENSE
     
1992. 9. 5
FODの記念すべき1st。ややアナクロなギターにシーケンサーと連動したリズムが絡み合う様
は、実に衝撃的だった。彼らの全てはこのアルバムにあると言っても過言ではない。また、「Fa
ithia」のような名曲もあり、ソングライターとしても優れていた。名盤。
☆☆☆☆☆

0281 SHADOW KING
     シャドウ・キング
1992. 9.13
フォリナーを脱退したルー・グラムが旧知のブルース・ターゴン、ビビアン・キャンベルらと結成
したバンドの唯一のアルバム。実権はグラムとターゴンで、キャンベルは一歩下がっていたせ
いか、ギターはあまり目立っていない。曲も含め、平凡な印象。
☆☆☆

0282 KINGDOM OF DESIRE/TOTO
     キングダム・オブ・デザイア〜欲望の王国〜/TOTO
1992. 9.19
しょっちゅうボーカルが変わっていたTOTOだが、ついにこのアルバムではスティーブ・ルカサ
ーがリード・ボーカルを務めた。これは正解。仲々いい雰囲気だし、アルバム全体も吹っ切れ
た感じで良いのだが、残念ながらジェフ・ポーカロの遺作となってしまった。
☆☆☆☆

0283 O−X−O/渡辺香津美レゾナンス・ヴォックス
     
1992. 9.19
渡辺香津美がバカボン鈴木らと組んだバンドのアルバム。2作目にあたる。とにかく、何をやり
出すか分からない人なのだが、このバンドでもジャズともフュージョンとも言い難い、摩訶不思
議でスリリングなインストを展開している。でも、この人は凄い。
☆☆☆☆

0284 V SIDES TO EVERY STORY/Extreme
     スリー・サイズ・トゥー・エブリー・ストーリー/エクストリーム
1992. 9.22
エクストリームの3rdは、3パートに分かれた大作となった。力作である事は間違いないのだが
、長過ぎて最後まで聴いているのはちょっとつらい。せめて2枚組だったら、聴きやすくなった
のに。個人的には、パート1のメタル系ナンバーが非常にスリリングでカッコ良いと思う。
☆☆☆

0285 BACK TO THE LIGHT/Brian May
     バック・トゥー・ザ・ライト〜光にむかって〜/ブライアン・メイ
1992.10. 3
クイーン解散後の初ソロ。もっと早く完成していたらしいが、フレディの死もあり、発売が遅れた
らしい。真面目な性格の人だけに、どの曲も手堅く出来ていて無駄がない。クイーンのイメージ
を損なわないように作られていて、正に人柄が滲み出た好盤。
☆☆☆☆

0286 TELEVISION
     テレビジョン
1992.10. 3
70年代、ニューヨーク・パンクの中心的存在として活躍した伝説のバンド、テレビジョンが90
年代に復活した。僕は70年代の彼らを知らない(名盤と名高い『マーキー・ムーン』も聴いたこ
とない)ので比較しようがないのだが、割と普通のギター・バンドって感じ。
☆☆☆

0287 涙の洪水/Glass

1992.10.16
新宿ロフトなどを中心に活動していたGlassは、それなりに知られる存在であったと思う。この
アルバムは、当時ライブでよく披露されていた曲が中心となっており、ブリティッシュの香り高
いオリジナル曲は独特の美学と雰囲気に満ちている。
☆☆☆☆

0288 NAKED SONGS/Al Kooper
     赤心の歌/アル・クーパー
1992.10.18
60年代から70年代にかけて、アル・クーパーはミュージシャンとしてもプロデューサーとしても
大活躍であった。このアルバムはソロとしては通算6作目にあたり、彼の最高傑作との声も高
い名盤である。決して上手くはないボーカルが、非常にいい味を出している。
☆☆☆☆☆

0289 EROTICA/Madonna
     エロティカ/マドンナ
1992.10.26
『SEX』なる写真集と連動した、マドンナのまたまたお騒がせなアルバム。しかし、内容は非常
に素晴らしい。全体的に押さえめのトーンで統一された雰囲気もいいし、ボトムが強調された
サウンドもいい。タイトルとはやや違い、真摯な愛をテーマにした楽曲も粒揃いである。
☆☆☆☆☆

0290 UNPLUGGED/Eric Clapton
     
1992.10.30
90年代の特徴であったアンプラグド・ブームの頂点に立つアルバム。1992年度グラミーの
アルバム賞を受賞した文句なしのベストセラー。ゆったりとした雰囲気の中、クラプトンはさす
がベテランと思わせる、渋く円熟味に溢れたプレイを聴かせる。
☆☆☆☆

0291 ユンタ/ネーネーズ
     
1992.11. 3
90年代初頭、沖縄の音楽(バンド)がちょっとしたブームだった。その波に乗って登場したネー
ネーズは、女4人組のコーラス・グループで、そのいでたちといいハーモニーといい、本土の人
間が持つ沖縄のイメージを具現化していたと言っていいだろう。
☆☆☆

0292 STUFF/Bill Wyman
     スタッフ/ビル・ワイマン
1992.11.17
長年在籍したストーンズを脱退したビル・ワイマンが発表した、ファンキーでお洒落なソロ・ア
ルバム。ほとんどの曲は自作でボーカルも担当し、ストーンズでは見えなかった彼の志向がよ
く分かって面白い。ストーンズがやりそうな曲があったりするのも興味深い。
☆☆☆☆

0293 NEW STANDARD/南佳孝
     
1992.11.25
実は流行に敏感な所もある南佳孝が、アンプラグド・ブームをにらんでかアコースティックな感
触のアルバムを作った。でも、本人の志向としては、元々こういうのがやりたいのだろうとも思
わせる。テクノロジーを一切排除したサウンドは、暖かみがあって素晴らしい。
☆☆☆☆

0294 NEO GEO/坂本龍一
     
1992.11.29
80年代終わり頃に出たアルバムだと思うが、沖縄を素材にワールド・ミュージック的アプロー
チが展開されている。ファンクと沖縄が融合したような曲もあり、さすがは世界のサカモト、ワ
ールドワイドに勝負出来るアルバムと言っていいのでは。
☆☆☆

0295 THE FREDDIE MAERCURY ALBUM
     ザ・フレディ・マーキュリー・アルバム
1992.12. 3
フレディの死後一年を経て登場したベスト盤。シングル曲は全て収められ、フレディのソロ活動
を簡単に振り返るには、十分な内容。ほとんどの曲がリミックスで、姿を変えてしまっているの
が不満ではあるが。入門者向き。
☆☆☆☆

0296 INTRO.U/徳永英明
     
1992.12. 5
徳永英明の「最後の言い訳」以降のシングルを収めたベスト盤。ヒットチャートの常連となって
からの曲ばかりで、聴き応え十分。ソングライターとして非常に優秀な人であり、もっと幅広い
層に評価されるべきではないか、とこのアルバムを聴くたびに思う。
☆☆☆☆

0297 THE ULTIMATE EXPERIENCE/Jimi Hendrix
     ジ・アルティメイト・エクスペリエンス/ジミ・ヘンドリックス
1992.12. 8
ジミヘン生誕50年を記念して発売されたベスト盤。全曲デジタル・マスタリングされ、かつての
名曲たちが装いも新たに甦る。アイデアの先鋭性もさることながら、ソングライターとしての才
能には圧倒的されてしまう。つくづく凄い人だったのだ、と思うのみ。
☆☆☆☆

0298 NO DAMAGE U(GREATEST HITS 84−92)/佐野元春
     
1992.12. 8
佐野元春のベスト盤第二弾。シングル・コレクションも出ているのでややこしいが、本人のお気
に入りナンバーを収録したベスト、という事だ。必ずしもヒット曲ばかりという訳ではないが、後
世に残る曲を書きたいという彼の言葉通りの名曲が並び、文句なし。
☆☆☆☆☆

0299 聖米夜/米米CLUB
     
1992.12.14
予約のみの限定販売された米米のクリスマス・アルバム。“ありがとうハンカチ”など貴重なお
まけ付きだった。中味はこの頃の米米の路線に忠実に沿ったもので、良質なポップスを聴か
せている。が、あまりに人畜無害な路線には大いに不満あり。
☆☆☆

0300 AN EVENING WITH THE ALLMAN BROTHERS BAND 
     FIRST SET
     
1992.12.26
80年代後半、3度目の再結成を果たしたオールマンズは、以来重量級ロック・バンドとして活
動を続けており、このライブ・アルバムはその迫力たっぷりの演奏が聴ける。しかし、再結成
以後、スタジオ作は2枚だけで、あとはライブ盤ばかりというのもどうかと思う。
☆☆☆☆