CDリスト

0301〜0350

0301 INDIAN SUMMER/Go West
     
1992.12.26
映画『プリティ・ウーマン』の挿入曲がヒットし、シーンに戻ってきたゴー・ウェストの通算3作目
。前述の曲の他、聴きやすいブラコン系AOR風の曲が並んでいる。曲もアレンジも大変良く
出来てはいるものの、アルバムとしては可もなく不可もなくといった印象なのが惜しい。
☆☆☆

0302 ONE OF THESE NIGHTS/Eagles
     
1993. 1. 9
説明するまでもない、イーグルス1975年発表の通算4作目。彼らの人気を不動のものにした
傑作である。イーグルスにとって、このアルバムは丁度過渡期に当たり、後の「ホテル・カリフォ
ルニア」タイプの曲とウェスト・コースト風の両方の曲が無理なく同居している。
☆☆☆☆☆

0303 RISKY/B’z
     
1993. 1.17
1989年にデビューして以来、日本におけるCD売り上げの記録を塗り替えてしまったB’zの4
枚目。この頃から、打ち込みポップス風からハード・ロック路線に移行し始めているが、ボーカ
ルとギターをひたすら前に出したミックスにはどうも馴染めない。
☆☆

0304 THE QUEEN COLLECTION
     
1993. 1.21
これはちょっとしたレア・アイテムではなかろうか。フレディの死後、アメリカで発売された『Clas
sic Queen』『Greatest Hits』の2枚とインタビューCDをセットにした限定盤。アメリカ編集
のベスト盤は、当然本国イギリス盤とはやや異なる選曲で、国民性の違いが分かる。
☆☆☆☆☆

0305 MONTREUX EP/Simply Red
     モントルー/シンプリー・レッド
1993. 1.24
タイトル通り、モントルーでのライブ・ミニ・アルバム。収録曲はカバーばかりで、ミック・ハックネ
ルのアカペラみたいな曲もあり、ボーカルの素晴らしさは堪能出来るものの、やはり熱心なファ
ン向けであろう。
☆☆☆

0306 SELECTIONS FROM 25 YEARS−THE CHAIN
     /Fleetwood Mac
     セレクションズ/フリートウッド・マック
1993. 2. 1
フリートウッド・マックの結成25周年記念4枚組ボックス・セットの曲を2枚組に抜粋したもの。
やはり“バッキンガム”時代の曲が大半を占めているが、“グリーン”時代、“ウェルチ”時代の
曲もちゃんとセレクトされており、マックの全貌を知るには最適。
☆☆☆☆☆

0307 RARE MASTERS/Elton John
     イエス・イッツ・ミー〜レア・トラックス/エルトン・ジョン
1993. 2. 1
エルトンのデビュー時からロケット・レコードに移るまでの、アルバム未収録曲を集めた2枚組。
サントラ『フレンズ』の全曲収録が目玉だろう。しかし、シングルB面曲でもレベルの高い曲が結
構あり、エルトンの才能と創作意欲に改めて感心した。
☆☆☆☆

0308 ABBA GOLD(GREATEST HITS)
     アバ・ゴールド
1993. 2. 8
1992年頃、イレイジャーによるアバのカバー・ヒットをきっかけにアバ再評価の気運が高まり、
このベスト盤が発売された。イギリスでは大ベストセラーになったそうだ。とにかく名曲のオン・
パレード、時を経ても色褪せない良質なポップスの宝庫である。
☆☆☆☆

0309 WANDERING SPIRIT/Mick Jagger
     ワンダリング・スピリット/ミック・ジャガー
1993. 2.18
御存知ストーンズのミック・ジャガーの3枚目のソロ・アルバム。前2作に比べると、原点に帰っ
てロック・サウンドを追求しており、実に素晴らしい出来である。タイトなバックの演奏もいい。
決して懐古趣味ではなく、時代性にもしっかり目配りした音になっているのがまたいい。
☆☆☆☆☆

0310 TIME OUT!/佐野元春 with The Heartland
     
1993. 2.18
後で聞いた話によると、このアルバム制作時(1990年頃)佐野元春はスランプ気味で、何を
歌えばいいのか分からない状態だったらしい。そのせいか、彼のイメージとは随分違う印象を
受けるが、逆にソングライターとして非常に優れている事を証明した形になった。
☆☆☆

0311 PERVERSE/Jesus Jones
     
1993. 2.20
2nd『ダウト』以来久々のアルバムだったのだが、大して話題にならず、このままジーザス・ジョ
ーンズは失速していく事になる。サウンド的には新しい試みも見られるが、曲自体がキャッチー
さに欠け、沈んだ雰囲気になってしまっている。
☆☆

0312 HIT PARADE 2/The Wedding Present
     
1993. 2.20
実は全然知らないバンド。この人たち、1992年に12ヶ月連続でシングル(A面オリジナル、B
面カバー)を出し、その後半6ヶ月分を収録したのがこれ。アイザック・ヘイズの「シャフト」から
ボウイ、エルトンまで取り上げたカバーが仲々興味深いが、オリジナル曲はちょっと...。
☆☆

0313 ZABRISKIE POINT
     「砂丘」オリジナル・サウンドトラック
1993. 3. 3
ミケランジェロ・アントニオーニ監督の映画のサントラ(映画は未見)。グレイトフル・デッド、ヤン
グブラッズらの曲が収録されているが、何と言っても聴き物はピンク・フロイドによる3曲だろう(
「若者の鼓動」「崩れゆく大地」「51号の幻想」)。このために買っても損なし。
☆☆☆☆

0314 WISH YOU WERE HERE/Pink Floyd
     炎(あなたがここにいてほしい)/ピンク・フロイド
1993. 3. 7
1975年発表。元メンバーのシド・バレットに捧げたという長尺の「クレイジー・ダイアモンド」が
話題となったが、アコースティックなタイトル曲やロイ・ハーパーが参加した「葉巻はいかが」など
の出来も素晴らしい。フロイドの分岐点となった傑作。
☆☆☆☆☆

0315 DURAN DURAN
     
1993. 3. 9
80年代終わり頃からセールス的に低迷していたデュラン・デュランだが、このアルバムから「オ
ーディナリー・ワールド」が久々に大ヒットとなった。初めて打ち込みを使用したというサウンドは
、あまり成功したとは言い難く、冒頭の2曲の出来が良い以外は今いち。
☆☆☆

0316 SINGLES A’S & B’S/Deep Purple
     
1993. 3.13
イギリスの熱心なファンが企画したというディープ・パープルのシングル・コレクション。デビュー
曲「ハッシュ」から第W期の曲まで、アルバム未収録音源も収められ仲々貴重盤。バンドの音
の変遷もたどることができ、非常に濃い内容である。一般の人も大丈夫。
☆☆☆☆☆

0317 THE PIPER AT THE GATES OF DAWN/Pink Floyd
     夜明けの口笛吹き/ピンク・フロイド
1993. 3.26
1967年発表、ピンク・フロイドの記念すべき1stアルバム。この頃音楽的実権はシド・バレット
が握っており、収録曲の大半は彼の作品である。後に精神に異常をきたし、バンドを離れるこ
とになる彼のシュールでサイケな世界は、今聴いても魅惑的だ。
☆☆☆☆

0318 MUDDY WATER BLUES−
     A TRIBUTE TO MUDDY WATERS/Paul Rodgers
     マディ・ウォーター・ブルース/ポール・ロジャース
1993. 3.26
不世出のボーカリスト、ポール・ロジャースがマディ・ウォーターズの作品を、曲毎に違うギタリ
ストを招いて録音したアルバム。ジェフ・ベック、ブライアン・セッツァー等豪華なギタリスト陣の
プレイもさることながら、ロジャースの入魂のボーカルが感動的な名盤。
☆☆☆☆☆

0319 DISCO BABY/Van McCoy & The Soul City Symphony
     ディスコ・ベイビー/ヴァン・マッコイ&ザ・ソウル・シティ・シンフォニー
1993. 4. 2
1975年、一世を風靡したディスコ・ヒット「ハッスル」が収録されたアルバム。スタイリスティック
スのアレンジャーとして知られたヴァン・マッコイのリーダー作で、自作曲の他、当時のヒット曲
のカバーで構成されている。今の耳では古臭く聞こえるのもご愛敬ってことで。
☆☆☆

0320 BILLBOARD TOP HITS・1978
     
1993. 4. 2
ライノ監修によるヒット曲のコンピレーション。プレイヤーの「ベイビー・カム・バック」、イボンヌ・
エリマンの「アイ・キャント・ハブ・ユー」など懐かしいヒット曲が収められ、昔を思い出すと同時に
、かつてのヒット曲がちっとも古びていない事に驚く。
☆☆☆☆☆

0321 UMMAGUMMA/Pink Floyd
     ウマグマ/ピンク・フロイド
1993. 4.12
一枚目はフロイドのライブ、2枚目はメンバーのソロ・ワークを収めた変則的な構成の2枚組。
長い曲ばかりのライブは、当時の彼らの幻想的な演奏が楽しめる。ソロ・ワークについては、
非常に前衛的で、リック・ライトとデビッド・ギルモアの曲以外は意味不明。
☆☆☆

0322 BILLBOARD TOP HITS・1979
     
1993. 4.20
米ライノ編集のタイトル通り、1979年のヒット曲を集めたもの。この年のヒット曲は名曲が多
かった事がよく分かる。ディスコが多いのも時代を感じさせる。チャーリー・ダニエルズ・バンド
の「悪魔はジョージアへ」が入っているのが、個人的には嬉しい。
☆☆☆☆☆

0323 BARE TREES/Fleetwood Mac
     枯れ木/フリートウッド・マック
1993. 4.25
ボブ・ウェルチ時代のアルバム。ジャケットからして実に渋い内容で、ファンの間でも評価が高
いようだ。ウェルチともう一人のギタリスト、ダニー・カーワンが仲々頑張っている。後にソロで
再演した「悲しい女」が収録されているが、これはソロ・バージョンの方が数段良い。
☆☆☆☆

0324 THE BEST OF JAMES BOND:
     30TH ANNIVERSARY COLLECTION
     ジェームズ・ボンドに捧ぐ!私たちの愛したスパイ
1993. 4.27
「007」シリーズ30周年を記念して、一作目の「ドクター・ノオ」からこの時点での最新作「殺し
のライセンス」までの主題歌が全て収録されたアルバム。こうして聴いてみると、映画のイメー
ジにぴったりで実にいい曲ばかりである。ポップス好きにも十分楽しめる。
☆☆☆☆☆

0325 BLUE MOVES/Elton John
     蒼い肖像/エルトン・ジョン
1993. 5. 5
エルトン・ジョンが1976年に発表した2枚組アルバムを一枚にまとめたもの。70年代ヒットを
飛ばし続けたエルトンが試行錯誤の時代に入る直前の作品で、いわば過渡期に当たるものだ
。それまでの彼のイメージとは違う曲も多く、賛否両論だったような記憶がある。
☆☆☆☆

0326 E.C.WAS HERE/Eric Clapton
     エリック・クラプトン・ライブ
1993. 5. 6
クラプトンといったら、やはりブルースを避けては通れない。1975年に出たこのライブ・アルバ
ムでは、ひたすら好きなブルースを弾きまくっている。女性の圧倒的支持を受ける90年代型ク
ラプトンからは想像し難いくらい渋い世界だ。
☆☆☆

0327 GET A GRIP/Aerosmith
     
1993. 5.15
『Pump』から4年振りのアルバム。全体に漲る若さ、躍動感といったものは素晴らしいが、曲
の出来が今いちという気がする。ヒット曲は多かったけど。とはいえ、全米アルバム・チャートで
一位を獲得し、デビュー20年を過ぎても第一線に君臨するエアロはやっぱり凄い。
☆☆☆

0328 JOHN McVIE’S “GOTTA BAND” WITH LOLA THOMAS
    
1993. 5.15
フリートウッド・マックのベーシスト、ジョン・マクヴィーが酒場で見つけたという無名の女性シン
ガー、ローラ・トーマスをフィーチャーして作ったアルバム。こういう歌手がそこいらにゴロゴロし
ているという所にアメリカの奥深さを感じる。ブルージーで洒落た大人のロックだ。
☆☆☆☆

0329 A MOMENTARY LAPSE OF REASON/Pink Floyd
     欝/ピンク・フロイド
1993. 5.15
ロジャー・ウォーターズが脱退して解散状態にあったフロイドが、デイブ・ギルモア主導で復活し
て発表したアルバム。1987年発表。“ピンク・フロイドの張りぼて”などと言われはしたが、か
つてのイメージを損なうことなく、時代にマッチしたサウンドを作り上げている。
☆☆☆

0330 LIVE/Glenn Frey
     ライブ/グレン・フライ
1993. 5.21
1992年にあちこちツアーして回った(日本にも来た)グレン・フライのライブ盤で、ダブリンでの
模様を収めたもの。ソロの代表曲からイーグルス時代の曲まで網羅された選曲は、ファンなら
ずとも満足だろう。手堅すぎるような気もするが。
☆☆☆

0331 ATOM HEART MOTHER/Pink Floyd
     原子心母/ピンク・フロイド
1993. 6. 4
ピンク・フロイドのみならず、プログレッシブ・ロックを広く一般に浸透させた重要作。牛のジャケ
ットの印象も今だに鮮烈だ。A面のオーケストラを導入した組曲が評判となったが、個人的には
小品を集めたB面が捨てがたい。
☆☆☆☆

0332 FIVE LIVE/George Michael & Queen
     ファイブ・ライブ−愛にすべてを−/ジョージ・マイケル&クイーン
1993. 6. 6
ジョージ・マイケルが1992年のフレディ・マーキュリー追悼コンサートで演奏した「愛にすべてを
」「輝ける日々」に、自身のソロツアーの音源を加えた変則的なアルバム。彼の歌の上手さを堪
能出来る。
☆☆☆☆

0333 SPEED OF LOVE/フェンス・オブ・ディフェンス
     
1993. 6. 8
FOD通算8枚目だが、この頃から作風にかなり変化が見られる。売れ筋を意識しているような
、まるでB’zみたいな音になっているのだ。彼らには、こういうのは似合わない。独自のハード・
ロック道を追求し続けて欲しい、と思ったのは僕だけではあるまい。
☆☆☆

0334 MEDDLE/Pink Floyd
     
1993. 6.12
1971年発表。『原子心母』と似たような構成だが、こちらは大曲「エコーズ」がB面に収められ
ている。A面はプロレスでも知られた「吹けよ風、呼べよ嵐」をはじめ佳曲が多く、非常に素晴
らしい出来だ。派手さはないが、聴けば聴くほど効いてくるアルバム。
☆☆☆☆☆

0335 THE DARK SIDE OF THE MOON/Pink Floyd
     狂気/ピンク・フロイド
1993. 6.18
70年代ロックが産み落とした恐るべき名盤。このアルバムを聴かずしてロックをプログレを語
るなかれ。巧みな構成、美しいサウンド、斬新なコンセプト、狂気を孕んだ歌詞...どれをとっ
ても不滅の名盤の名に恥じない大傑作である。ロックファンならずとも聴くべし。
☆☆☆☆☆

0336 THE MADCAP LAUGHS/Syd Barrett
     帽子が笑う...不気味に/シド・バレット
1993. 6.26
初期ピンク・フロイドの中心メンバーだったシド・バレットの初ソロ・アルバム。摩訶不思議なバ
レット独特の歌世界が堪能できるが、この世界を完全に理解出来る人は少ないのではないだ
ろうか。理解出来るか出来ないかで、かなり評価の分かれる人であり、アルバムである。
☆☆☆☆

0337 BLESSING IN DISGUISE/Cleveland Watkiss
     ブレッシング・イン・ディスガイズ/クリーブランド・ワトキス
1993. 7. 2
実は全然知らない人。ジャズの方法論とレゲエのリズムを合体させたような音であるが、どの
曲も同じように聞こえて最後まで聴いてるのはつらい。ボーカルも変化に乏しいし。レコード屋
の店頭で偶然聴いた時は、えらくカッコ良く聞こえたのだが...。
☆☆

0338 SPACY/山下達郎
     
1993. 7. 8
山下達郎の2nd。今聴いても非常にオシャレで洗練された音楽を作っていた達郎だが、この頃
は全く売れなかった。こういう音楽が日本では本流ではなかったせいか。このアルバムも結局
、マニアが喜ぶ音楽という感じが強い。
☆☆☆

0339 THE WALL/Pink Floyd
     ザ・ウォール/ピンク・フロイド
1993. 7.21
人と人との間に横たわる「壁」をテーマに、多分にロジャー・ウォーターズの自伝的内容が盛り
込まれた一大コンセプト・アルバム。2枚組にもかかわらずベストセラーとなり、なんと全米bP
ヒットをも生んでしまった。内容は素晴らしいが、フロイドらしさは希薄。
☆☆☆☆

0340 ナポレオンフィッシュと泳ぐ日/佐野元春
     
1993. 8. 8
1988年発表。初めて外国人(コリン・フェアリー)にプロデュースを委ねた訳だが、非常に元春
らしさの出た好盤。タイトル曲をはじめ、「雪−あぁ、世界は美しい」「ジュジュ」など、彼のキャリ
アで忘れる事の出来ない名曲が多く含まれている。
☆☆☆☆

0341 FENCE OF DEFENSE U
     
1993. 8. 8
1987年発表の、タイトル通りFODの2nd。1stと基本線は変わらずデジタル・パーカッションと
アナクロなギターの絡みが最高である。ここでは、ポップ性も加味しており、印象がバラバラの
曲が並んでいるが、結果的に統一感を持たせてしまっているのはさすが。
☆☆☆☆☆

0342 BURN/Deep Purple
     紫の炎/ディープ・パープル
1993. 8.15
デビッド・カバーデイルとグレン・ヒューズが加入しての第V期パープルの傑作。ソウルフルな
資質を持ったこの二人の加入で、間違いなくパープルは音楽的な幅を広げ、パターン化したハ
ード・ロック路線から脱却した。パープル王道パターンのタイトル曲もこれまでとはひと味違う。
☆☆☆☆

0343 ANIMALS/Pink Floyd
     アニマルズ/ピンク・フロイド
1993. 8.15
『炎』以降、フロイドのメッセージは社会的な物に変化し、サウンド共々非常に分かりやすいも
のになった。1977年のこのアルバムはその典型で、デイブ・ギルモアのギターを中心としたソ
リッドな演奏で、長い曲も飽きさせずに聞かせる。
☆☆☆☆

0344 THE FREE STORY
     ザ・フリー・ストーリー
1993. 8.27
70年代前半、イギリスのブルース・ロックに新風を吹き込んだフリーのベスト盤。終わり頃にな
ると、メンバーが入り乱れてややこしいが、その頃の曲までしっかり網羅して聴き応え十分。ポ
ール・ロジャースはもちろん最高だが、独特の重たいノリは一度病みつきになるとたまらない。
☆☆☆☆

0345 DAYS WENT BY 1988−1993/Char
     
1993. 9. 2
日本が世界に誇れるギタリストといっていいCHARの江戸屋レーベルでのベスト盤。ソロだけで
なく、ピンク・クラウドやサイケデリックスの曲も収録し、その素晴らしいギタープレイを心ゆくま
で堪能出来る。曲の出来に差があるのが、やや不満。
☆☆☆☆

0346 WET DREAM/Richard Wright
     
1993. 9.11
ピンク・フロイドのキーボード、リック・ライトが1978年発表したソロ・アルバム。インスト中心だ
が、どれも同じように聞こえて、今ひとつの出来。とはいえ、フロイドでの彼のオルガン・プレイ
は絶品である。
☆☆☆

0347 RUN WITH THE PACK/Bad Company
     ラン・ウィズ・ザ・パック/バッド・カンパニー
1993. 9.15
バッド・カンパニーの3作目。1975年発表。既にワン・パターンにはまりかけている感も無きに
しもあらず、といった所だが素晴らしい。ポール・ロジャースは無条件でいいのだが、バンド・サ
ウンドも実に良い。好きな人はとにかく好き、といった所だろう。
☆☆☆☆

0348 MAGICAL MYSTERY TOUR/The Beatles
     マジカル・ミステリー・ツアー/ビートルズ
1993. 9.22
ビートルズ初の失敗作、と言われたテレビ映画のサントラだが、後半はヒット曲を収録している
。映画はともかく、使われた曲は粒よりで、何といっても「フール・オン・ザ・ヒル」「アイ・アム・ザ
・ウォルラス」の2大名曲が同じアルバムに入っている事自体がすごい。
☆☆☆☆

0349 THE BEATLES/1962−1966
     ザ・ビートルズ/1962年〜1966年
1993. 9.22
LPで出ていた頃は「赤盤」として親しまれた、ビートルズ初期のベスト。ギター・ポップ・バンドか
ら徐々にスタイルを変えていく過程が楽しめる。とにかく、どの曲もメロディが印象的でつい口
ずさんでしまう。じっくり聴いて良し、一緒に歌って良しの名盤。
☆☆☆☆☆

0350 THE HENDRIX SET/Paul Rodgers & Company
     シングス・ジミ・ヘンドリックス・ライブ/ポール・ロジャース&カンパニー
1993. 9.26
1993年にポール・ロジャースはニール・ショーンを含むバンドを率いてツアーに出た(日本に
も来た!)が、その時ジミヘンの曲を多数取り上げていた。そのジミヘン・カバーだけを収めた
ライブ盤である。ロジャース入魂のボーカルで、ジミヘンの名曲は新たな生命を得て甦った。
☆☆☆☆