CDリスト

0351〜0400

0351 LET IT BE/The Beatles
     レット・イット・ビー/ビートルズ
1993.10. 5
ビートルズの“最後っ屁”みたいに言われて、あまり評判の良くないアルバムだが、個人的には
大変好きである。ほとんど一発録りのラフな感じが、肩の力が抜けてるように思えて良い。結
構いい曲あるし。『アビー・ロード』とは好対照だが、これも末期ビートルズの貴重な記録だ。
☆☆☆☆☆

0352 SOUL ALONE/Daryl Hall
     
1993.10.11
1986年の『ドリームタイム』以来となるソロ・アルバム。ダリル・ホール自身が大好きだという
、ソウルの世界にどっぶりと漬かったアルバムだが、そこいらの打ち込みブラコンとまるっきり
変わらない。彼自身のアイデンティティはどこに行ったのか?
☆☆

0353 ABSOLUTELY LIVE/TOTO
     TOTO LIVE
1993.11. 3
1992年のジェフ・ポーカロ追悼ツアーからの音源によるライブ盤。ドラムはサイモン・フィリッ
プスである。新旧取り混ぜて幅広く選曲されており、「ハイドラ」をやっているのが嬉しい。2枚
組ではあるが、かなりの曲がカットされているのが残念。
☆☆☆

0354 STRUGGLE/Glass
     
1993.11. 5
Glassとしては、これがおそらく最後のアルバム。U2、フリー、ツェッペリンなどブリティッシュ・
ロックのギター・バンドに影響されたと思われるスタイルにファンキーなビートを絡ませ、何度も
言うようだが、唯一無比の世界。メジャーになれなかったのが残念でならない。
☆☆☆☆

0355 PHI/米米CLUB
     
1993.11.10
「君がいるだけで」のメガ・ヒット以降、ポップス路線を歩んできた米米の、本当にポップなアル
バム。確かに、良い曲が並び文句のつけようがないのだが、どうしてもこの路線を続ける事が
正解だったとは思えないのだ。カラオケ・フリーク必須アイテムと化している。
☆☆☆

0356 THE CIRCLE/佐野元春
     
1993.11.17
ポップにはじけていた前作とはやや趣を変え、社会的メッセージも見え隠れする重厚なアルバ
ムとなった。サウンドも素晴らしい。佐野元春の裏ベストと言ってもいいアルバムだろう。タイト
ル曲の歌詞に見られる一見投げやりな感じは何を意味するのか?
☆☆☆☆☆

0357 PARSLEY,SAGE,ROSEMARY AND THYME
     /Simon & Garfunkel
     パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム/サイモン&ガーファンクル
1993.11.21
「スカボロー・フェア」を含むS&G通算3作目。アコースティック・ギターの響きと美しいハーモ
ニーが静謐な世界を作り出しているが、その反面当時流行のフォーク・ロック的アプローチの
曲もあり、単なるフォーク・デュオではない彼らの幅広さがよく分かる。
☆☆☆☆

0358 SUEDE
     
1993.11.28
1993年の発表当時、独特の雰囲気のサウンドと同性愛や近親相姦をテーマにしたショッキ
ングな歌詞で話題を集めたスウェードの1st。歌詞の内容はともかく、当時イギリスの主流だ
ったギター・ポップ的サウンドにはどうも馴染めない。
☆☆

0359 DUETS/Elton John
     デュエット・ソングス/エルトン・ジョン
1993.12. 1
リトル・リチャード、クリス・レアなど15人とのデュエット曲で構成されたアルバム。新曲からスタ
ンダードまでを網羅した選曲も良く、企画物には違いないが非常に楽しく聴けるアルバムであ
る。構想から二ヶ月であちこち飛び回って全曲録音してしまったというのも凄い。
☆☆☆☆☆

0360 SPILT MILK/Jellyfish
     こぼれたミルクに泣かないで/ジェリーフィッシュ
1993.12. 7
ビートルズの、いわば孫の世代にあたるバンド。ビートルズからクイーン、10ccあたりへ受け
継がれてきた方法論を駆使している。一聴するとポップだが、かなりマニアックに作りこまれた
音楽であり、ビートルズ的世界を再現する事に必死で、肝心な事が抜けているようだ。
☆☆☆

0361 WALK THE DOG & LIGHT THE LIGHT/Laura Nyro
     抱擁〜犬の散歩はお願いね、そして明かりはつけておいて
     /ローラ・ニーロ
1993.12. 7
1997年にローラ・ニーロは亡くなってしまうので、結果的にはこのアルバムは遺作となった。
地球、動物といった物に向ける眼差しは優しく、メロウなサウンドと相俟って暖かみのある世界
が素晴らしい。どの曲にもローラの母性が感じられる。
☆☆☆☆☆

0362 COMMOC THREAD:THE SONGS OF THE EAGLES
     コモン・スレッド/ソングス・オブ・イーグルス
1993.12.31
森林保護の為、カントリー界のスターが集まってイーグルスのカバー・アルバムを作った。割と
初期の曲が多く、歌を中心に据えたアプローチが素晴らしい。ほとんど原曲の通りにカバーさ
れているのに、アーティストの個性が際立っているのも良い。カバーのお手本。
☆☆☆☆☆

0363 QUEEN SONGS featuring 矢野顕子
     
1994. 1. 4
矢野顕子が当時の夫、矢野誠のプロデュースでクイーンの曲を演奏(歌なし)したアルバム。も
ともとオーディオチェック用レコードとして1979年に発売されたもの。詩情に溢れた矢野顕子
のプレイが素晴らしい。
☆☆☆☆

0364 CLASSIC HITS LIVE/Foreigner
     クラシック・ヒッツ・ライブ/フォリナー
1994. 1.15
タイトル通り、フォリナーのライブ音源を集めたアルバム。デビュー直後から80年代中期に渡
って幅広くセレクトされており、ファンにはたまらない内容だ。ヒット曲が中心だが、「お前に夢
中」「ダメージ・イズ・ダン」などの1st収録曲のライブ・テイクが聴けるのが嬉しい。
☆☆☆☆

0365 GOODBYE/Cream
     グッバイ・クリーム
1994. 1.16
60年代後半に高い評価と人気を得たクリームのラスト・アルバム。ライブ音源とスタジオ録音
の新曲が半々、というやっつけ仕事みたいな内容だが、ライブはテンション高いし、新曲も色々
実験していて面白い。
☆☆☆☆

0366 GRAVE DANCERS UNION/Soul Asylum
     グレイブ・ダンサーズ・ユニオン/ソウル・アサイラム
1994. 1.23
80年代中頃にデビューしたソウル・アサイラムは、コロンビア移籍第一弾のこのアルバムのヒ
ットで、長い下積み生活に終止符を打った。「ブラック・ゴールド」「ランナウェイ・トレイン」をはじ
めとして、どの曲も出来が良く、アメリカン・オルタナティブの名盤と呼ぶにふさわしい。
☆☆☆☆☆

0367 BHB2/ビッグ・ホーンズビー
     
1994. 1.23
ビッグ・ホーンズビー名義のアルバム第二弾。ニューヨークへ乗り込み、現地のリズム・セクシ
ョンとテンション高い演奏を披露している。彼らの最高傑作と言っていいのでは。とにかくファン
キーでカッコいい。自然に体が反応してしまう。素晴らしい。
☆☆☆☆☆

0368 JAR OF FLIES/Alice In Chains
     アナザー・サイド・オブ・アリス/アリス・イン・チェインズ
1994. 2. 5
90年代前半、シアトル勢として人気だったバンドのミニ・アルバム。ヘビメタ風からラウドなロッ
クまで幅広くこなすバンドだが、このアルバムでは静かな曲が並びそのストライクゾーンの広さ
には驚かされる。「ノー・エクスキューズ」は名曲。
☆☆☆☆

0369 REMIXES/Freddie Mercury
     スペシャル・ミニ・アルバム リビング・オン・マイ・オウン
     /フレディ・マーキュリー
1994. 2. 5
フレディの死後、イギリスで「リビング・オン・マイ・オウン」のリミックス・バージョンがヒットしたが
、それを中心にリミックスを集めた編集盤。非常にマニア度が高く、熱心なファン向けのアイテ
ムといえる。個人的にはリミックス物はあまり好きではないので。
☆☆☆

0370 BUFFALO TOM
     バッファロー・トム
1994. 2.19
80年代終わり頃から活動していたという。いわゆるグランジ系に分類されるバンドで、ダイナ
ソーJr.のJ・マスシスがプロデュースしている。こういう轟音系ギター・サウンドは好きではない
上、曲もあまり面白くなく、そこいらのロック・バンドってな感じ。
☆☆

0371 THE FIRST SONGS/Laura Nyro
     ファースト・ソングス/ローラ・ニーロ
1994. 2.19
ローラ・ニーロの1st。このアルバム収録曲の多くが、他のアーティストに取り上げられてヒット
を記録し、彼女はソング・ライターとして一部で注目される存在となる(でも本人の歌ではヒット
しなかった)。とにかく曲が良い事もあり、他の作品と比べると非常に聴きやすい。
☆☆☆☆

0372 VS./Pearl Jam
     VS./パール・ジャム
1994. 2.19
グランジとかシアトルとかいったキーワードは関係なく、90年代アメリカを代表するロック・バン
ドであるパール・ジャムの大ベストセラーとなった2nd。とてもオールド・スタイルなロックだが、
全米の若者の圧倒的支持を受け、ロックはまだ死んではいない事を証明した。
☆☆☆☆☆

0373 STAR/Belly
     スター/ベリー
1994. 2.27
全然知らないバンド。Vo&Gのタニヤ・ドネリーを中心とした4人組だそうだが、音の方は当時
流行りのギター・ポップ風だが、それほどキャッチーではなく、要するにタニヤ・ドネリーにシン
パシーを感じられなければちっとも面白くない、そういう世界。
☆☆

0374 LIVE AT THE BRIXTON ACADEMY
     /The Brian May Band
     ライブ・アット・ザ・ブリクストン・アカデミー/ブライアン・メイ・バンド
1994. 3. 1
ソロ・アルバムを発表後、ブライアンは自分のバンドを率いてツアーに出たが、このライブ盤は
その最中に録音されたもの。日本公演とほとんど同じ内容なので、コンサートに行かれた方は
思い出しながら聴くのもよかろう。やや臨場感に乏しいミックスなのが残念。
☆☆☆

0375 HOTEL CALIFORNIA/Eagles
     ホテル・カリフォルニア/イーグルス
1994. 3. 6
説明不要。このアルバムでイーグルスはウェスト・コーストどころか全米を背負って立つバンド
になってしまった。もちろん、内容の素晴らしさは認めるが、これまでのイーグルスが持ってい
たポジティブさがすっかり消えてしまった感があり、決して好きなアルバムではない。
☆☆☆

0376 A TRIBUTE TO CURTIS MAYFIELD
     
1994. 3. 6
R&B界の巨人、偉大なるカーティス・メイフィールドのトリビュート・アルバムであり、各方面か
ら錚々たる顔ぶれが参加している。曲がどうとかカバー振りがどうとか言う以前に、これだけの
人に影響を与えていたという事実に感嘆。
☆☆☆

0377 TALK/Yes
     TALK/イエス
1994. 3.15
トレバー・ラビンのイエスにおける最後のアルバム。大所帯イエスではなく、『ロンリー・ハート』
のメンバーによるタイトでスリリングなサウンドが聴ける傑作。何度も言うがトレバー・ラビンは
凄い。このバンドでもっと続けて欲しかった。
☆☆☆☆☆

0378 BEST OF MOONRIDERS 1982→1992 
     Keiichi Suzuki Sings MOONRIDERS
     
1994. 3.31
(日本の)現役最古のロックバンド、ムーンライダーズの80年代以降のベスト盤。鈴木慶一が
ボーカルの曲のみを収録しているので、このタイトルが付いた。比較的ポップな曲が多いので
、非常に聴きやすい。入門編としては最適では。
☆☆☆☆☆

0379 RITCHIE BLACKMORE’S RAINBOW
     銀嶺の覇者/ブラックモアズ・レインボー
1994. 4. 3
リッチー・ブラックモアがパープル脱退後に結成したレインボーの1st。ハード・ロックというカテ
ゴリーには収まりきれない、多彩な音楽性を見せている。この頃は無名だったロニー・ジェイム
ス・ディオのボーカルも歌心たっぷりで素晴らしい。評価は低いが、実は名盤なのである。
☆☆☆☆☆

0380 FUMBLING TOWARDS ECSTASY/Sarah McLachlan
     
1994. 4.10
あまりよく知らない人だが、後に女性のみによるリリス・フェアなどを成功させたシンガー・ソン
グライター。タイトルからも察せられる通り、かなり直線的に欲望について歌っているらしいが、
歌詞が分からないとその魅力が掴みにくい人だと思う。
☆☆☆

0381 THE DIVISION BELL/Pink Floyd
     対(TSUI)/ピンク・フロイド
1994. 4.13
1987年の『欝』以来、7年振りとなるフロイドの新作。はっきり言って、前作の焼き直しに過ぎ
ず、この程度でごまかすようなバンドになってしまったのかと思うと情けない。同時期に出たイ
エスの新作が素晴らしかっただけに、余計にフロイドの堕落ぶりが目についてしまった。


0382 ローリング・ドドイツ/モダンチョキチョキズ
     
1994. 4.13
謎の大所帯バンドのデビュー作。曲間に挿入されたダジャレといい、出るかどうか分からない
次作の予告編を入れてしまったことといい、どこまで本気なのか不明だが、そこがまた笑える
ので良しとしよう。お笑いだけでなく、その音楽性も見事である。
☆☆☆☆☆

0383 THE BEST OF JEFF BECK
     ベスト・オブ・ジェフ・ベック
1994. 5. 2
ジェフ・ベックのソロ活動初期の曲を集めた編集盤。珍しいベックがボーカルをとったシングル
曲や、悪名高き「恋は水色」などが聴けるのが貴重である。第一期ジェフ・ベック・グループの
曲もちゃんと収められている。
☆☆☆☆

0384 SHADES OF DEEP PURPLE
     ディープ・パープルT/ハッシュ
1994. 5. 2
オルガンのイントロで始まるこのファースト・アルバムは、サイケな雰囲気に満ちていて、“イギ
リスのバニラ・ファッジ”的売り方をされたのも納得できる。中心となっているのはジョン・ロード
とロッド・エバンスで、ポップなメロディのオリジナル曲が仲々良い。
☆☆☆☆

0385 MOZART
     モーツァルト
1994. 5. 9
“クイーン・サウンドの正統なる後継者、しかもプロデューサーはあのロイ・トーマス・ベイカー”と
いう帯のコピーに惹かれて買ってしまった僕がバカだった。これでもプロか、というくらい曲の出
来がひどい。これで終わりだろう、と思ったら2ndが出たのには呆れてしまった。


0386 GIVE OUT BUT DON’T GIVE UP/Primal Scream
     ギブ・アウト・バット・ドント・ギブ・アップ/プライマル・スクリーム
1994. 5.21
アルバム毎に音楽性を変化させるという彼らが、なんとトム・ダウドをプロデューサーに迎え、
南部の香りがプンプンする本格的アメリカン・ロックを作ってしまった。スタイルは借り物かもし
れないが、実に素晴らしい出来だ。結構実力派なのかも。
☆☆☆☆☆

0387 「ボンゲンガンバンガラビンゲンの伝説」/モダンチョキチョキズ
     
1994. 5.25
モダチョキの2ndだが、ちょっと捻り過ぎたのでは、という感じがする。要するに1stほど笑えな
いのだ。別に真面目にならなくてもいいのに。音だけを聴いてる分には、仲々凝ってて良いの
だけれど。
☆☆☆

0388 HOT DOGS/フェンス・オブ・ディフェンス
     
1994. 6. 1
FOD通算9作目も前作のポップHR路線を踏襲した内容となった。で、再三言ってるようにこれ
が全然さまになっていない。もう一度原点に立ち戻って欲しい、という願いも虚しく、彼らはさら
に迷走を続けていく。
☆☆

0389 STREET ANGEL/Stevie Nicks
     
1994. 6.11
スティービー・ニックスなので悪かろうはずはないのだが、本作はバーニー・リードンなども参加
して、非常にアーシーな雰囲気を強めている。ボブ・ディランのカバーも意外と言えば意外。と
はいうものの、唯一無比のあの声は健在であり、やっぱりスティービーなのだった。
☆☆☆☆

0390 INSOMNIAC’S DREAM/Soul Asylum
     
1994. 6.11
アンプラグド・ライブなどを収めたミニ・アルバム。もともとがアコースティックな曲をやってるの
で、特に意外な面はない。「サムバディ・トゥー・ショーブ」を弦楽四重奏だけの伴奏でやってい
るのには驚いたが。
☆☆☆

0391 KISS MY ASS−CLASSIC KISS REGROOVED
     KISSトリビュート −KISS MY ASS−
1994. 6.15
日本からX−JAPANのYoshikiが参加した事でも話題になったキッスのトリビュート・アルバム
。ガース・ブルックスなんて意外な人もいるが、割に原曲に忠実にカバーされており、それほど
斬新なものはないものの、楽しく聴けるアルバムだ。やはり、キッスは良い曲多い。
☆☆☆☆

0392 別冊モダチョキ臨時増刊号/モダンチョキチョキズ
     
1994. 6.21
この頃徐々に人気が出始めていたモダチョキのシングルなどを集めた編集盤。どの曲もキャッ
チーに出来ているが、やはり一筋縄でいかないのがモダチョキたる所以か。ボーカルの濱田マ
リの素っ頓狂な個性が面白く、ここでは彼女を前面に出している感じ。
☆☆☆☆

0393 ROCK AND ROLL OVER/Kiss
     地獄のロック・ファイアー/キッス
1994. 6.25
勝手に『接吻』『軍団』と並ぶ三部作と呼ばせて頂く。この当時のキッスは半年に一枚のペース
でアルバムを出していたが、曲のクォリティが全く落ちていないのには驚嘆する。このアルバム
も、キャッチーでカッコいい曲ばかりで、全く飽きさせない名盤である。
☆☆☆☆☆

0394 TURN IT UPSIDE DOWN/Spin Doctors
     
1994. 7. 2
ファンキーかつ泥臭いサウンドを売り物にしていたスピン・ドクターズの2nd。ヒップホップ全盛
の時代にあって、人力でこれだけのグルーブを叩き出すとはさすがである。1stほど売れなか
ったが、彼らの持ち味が十分に発揮された好盤。
☆☆☆☆

0395 PURPLE/Stone Temple Pilots
     
1994. 7. 2
90年代半ばのオルタナ・ブームの中枢を担ったバンドといっていいだろう。レッド・ツェッペリン
の強い影響を感じさせる。やや、おどろおどろしい雰囲気があるので、かなり好みが分かれる
バンドであろう。シークレット・トラックでは結構遊んでいる。
☆☆☆

0396 VOODOO LOUNGE/Rolling Stones
     ヴードゥー・ラウンジ/ローリング・ストーンズ
1994. 7.13
前作から5年振りのアルバム。ドン・ウォズをプロデューサーに迎え、70年代初期のストーンズ
に戻ったようなサウンドが聴かれる。このアルバムからビル・ワイマンがいなくなったが、却って
リズム体がカッチリして聞こえるのは皮肉。
☆☆☆☆

0397 THE SONGS OF QUEEN/Jazz Express
     ソングス・オブ・クイーン/ジャズ・エキスプレス
1994. 7.17
おそらく日本のレコード会社による企画盤。クイーンの曲をジャズっぽいアレンジで聴かせよう
、というもので同様の企画でエルトン・ジョンやストーンズも出ている。「ボヘミアン・ラプソディ」「
キラー・クイーン」といった耳慣れたヒット曲が、非常に新鮮に聞こえて仲々良い。
☆☆☆☆

0398 I WANT YOU/Marvin Gaye
     
1994. 8. 6
マービン・ゲイが1976年に発表した傑作。特徴のあるギターのカッティングに導かれて始まる
タイトル曲がやはりいい。全体的にセクシーというか淫靡な雰囲気が漂い、心地よく聴ける。曲
間に短いインストを配した構成もよろしい。
☆☆☆☆

0399 ARE YOU EXPERIENCED?
     /The Jimi Hendrix Experience
     
1994. 8. 6
ジミ・ヘン衝撃のデビュー・アルバム。英オリジナル盤に先行シングル3枚のA・B面計6曲を追
加したお買い得仕様となっている。とにかくどの曲もカッコよく、発表から30年以上経っても全く
古くささを感じさせないのが凄い。
☆☆☆☆

0400 HOMEBELLY GROOVE/Spin Doctors
     ホームベリー・グルーブ/スピン・ドクターズ
1994. 8.13
これはスピン・ドクターズのライブ盤である。彼らの魅力が全て凝縮されていると言っても過言
ではない。10分以上の長い曲も全くだれずに聴かせるし、演奏自体がとてもスリリングだ。メ
ンバー全員実力派であり、尚かつグルーブ感もバッチリ。素晴らしいライブ盤である。
☆☆☆☆☆