| 0401 TEN/Pearl Jam ten/パール・ジャム | 1994. 8.15 |
| 1991年に発表されたパール・ジャムのデビュー・アルバム。大ベストセラーとなり、90年代の ロックを語るには欠かす事の出来ない傑作である。グランジというよりエアロスミスやツェッペリ ンの強い影響が感じられるスケールの大きなハード・ロックなのが、少し意外かも。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0402 THE GOLDEN RING/佐野元春 with The Heartland LIVE 1983−1994 | 1994. 8.27 |
| 1994年、佐野元春は長年活動を共にしたハートランドの解散を発表した。本作は、結成以来 のハートランドとのライブ音源を集めた3枚組。多少のメンバーチェンジはあったものの、一貫 して佐野元春を支え、また対峙してきたハートランドのレベルの高い演奏が素晴らしい。 | ☆☆☆☆ |
| 0403 FOR PURE LOVERS/小野正利 | 1994. 9. 8 |
| 特徴あるハイトーン・ボイスの小野正利による洋楽曲のカバーを中心にしたアルバム。「ボヘミ アン・ラプソディ」「素直になれなくて」等を収録。自分の高い声を持て余していたという事だが、 確かにこういう日本的でない路線の方がしっくりくるような気がする。 | ☆☆☆ |
| 0404 EARLY SINGLES/チェッカーズ | 1994. 9.10 |
| タイトル通りチェッカーズが自作路線に入る前、つまりロック・アイドルしてた頃のシングルを一 枚に収録したもの。本人たちは納得していなかっただろうが、ちょっとGSっぽさを漂わせる哀 愁のヒット曲群は、やはり歌謡史に残る名曲揃いといってよかろう。 | ☆☆☆☆ |
| 0405 SOUL ASYLUM AND THE HORSE THEY RIDE IN ON | 1994. 9.17 |
| 90年代に入りブレイクしたソウル・アサイラムが、それ以前にA&Mで発表したアルバム。不 遇の名盤として意外と評価が高いが、曲が面白くないし録音が良くないのか、演奏も冗漫とい う感じ。後の彼らからは全く想像出来ない。これじゃ、売れないよ。 | ☆ |
| 0406 WHITESNAKE’S GREATEST HITS | 1994. 9.17 |
| ゲフィンよりアメリカ進出を果たして以降のホワイトスネイクは、デビッド・カバーデイルによるバ ンド形態のプロジェクトみたいになってしまった。これは、その時代のベスト盤。さすがにヒットし た曲は良い出来だが、面白くない曲との落差が大き過ぎる。 | ☆☆☆ |
| 0407 HAPPINESS?/Roger Talor HAPPINESS?/ロジャー・テイラー | 1994. 9.21 |
| 結局クロスを解散させたロジャーは、ほぼ10年振りとなるソロ・アルバムを発表し来日公演も 行った。本作は、X−JAPANのYOSHIKIとの共演が話題になったが、全体的にはフレディの 死の影響か、非常に内省的なものを感じる。シンガーソングライター的と言うべきか。 | ☆☆☆☆ |
| 0408 ADOLESCENT SEX/Japan | 1994. 9.25 |
| あのジャパンの1stである。1978年発表。後の陰鬱なテクノ・サウンドと違い、妖しげな雰囲 気が充満するグラム・ロック的な世界である。傑作と呼ぶべきアルバムだが、本人たちにとっ ては葬り去りたい過去らしい。そういえば、CD化も遅れていた。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0409 IF I WERE A CARPENTER イフ・アイ・ワー・ア・カーペンター〜カーペンターズに捧ぐ | 1994.10. 3 |
| 90年代はトリビュート・アルバムが花盛りだったが、これはカーペンターズの曲をオルタナ系 のアーティストたちがカバーしたもの。一見ミスマッチだが、これだけ解釈の違う演奏を聞かさ れると、カーペンターズ自身の持つ陰の部分が透けてくるようで面白い。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0410 THE CHRONICLE/Paul Rodgers クロニクル/ポール・ロジャース | 1994.10. 6 |
| 『マディ・ウォーターズ・ブルース』のセッション時のアウトテイクに、既発表曲を追加したアルバ ム。ゲストを迎えての、フリーやバッド・カンパニーの曲の再演が聴き物。過去の遺産に頼って いるかのように見えなくもないが、彼の熱いボーカルにはそんな邪念を吹き飛ばす力がある。 | ☆☆☆☆ |
| 0411 SAN FRANCISCO/American Music Club | 1994.10.15 |
| 先のカーペンターズのトリビュートにも参加していた90年代風サイケデリック・バンド。タイトル からも察せられるように、かつてのフラワー・ムープメントの再現を狙っているのかもしれない 。「夢のカリフォルニア」をカバーするあたりにも、そんな志向を感じる。 | ☆☆☆ |
| 0412 RHYTHM OF LOVE/Anita Baker | 1994.10.15 |
| 久々に出たアニタ・ベイカーだったが、以前のアルバムに比べるとかなり劣る。声が疲弊し切 っているようで、あの艶が全くないのだ。上手いんだけどね。バックのサウントは相変わらずゴ ージャスだが、本作に関しては、歌が負けてしまっている。 | ☆☆ |
| 0413 KANSAS 伝承/カンサス | 1994.10.19 |
| 70年代後半、スティクスと並ぶアメリカン・ハード・プログレの雄として大人気だったカンサス の2枚組コンピレーション。やはりというか何というか、オリジナル・メンバーによる70年代の 作品からのセレクトだ。難解になりがちなプログレをキャッチーに聞かせているのは凄い。 | ☆☆☆☆ |
| 0414 HORIZON/Carpenters 緑の地平線(ホライズン)/カーペンターズ | 1994.11. 6 |
| カーペンターズ1975年発表のスタジオ録音盤。選曲、アレンジ、サウンド・プロダクション、そ してカレンの歌声と、どれを取っても隙のないカーペンターズ・ワールドだ。bPになった「プリー ズ・ミスター・ポストマン」収録。イーグルスの「デスペラード」なんて意外なカバーもある。 | ☆☆☆☆ |
| 0415 HELL FREEZES OVER/Eagles ヘル・フリーゼズ・オーバー/イーグルス | 1994.11. 8 |
| 解散声明から13年、なんとイーグルスが復活した。本作は復活後のMTVでのライブ音源に新 曲4曲を加えたもの。ライブでは、かつてはやらなかったであろう渋めの選曲が嬉しい。新曲も 出来が良く、復活後の活躍をイヤでも期待してしまう内容になっている。 | ☆☆☆☆ |
| 0416 BEDTIME STORIES/Madonna ベッドタイム・ストーリーズ/マドンナ | 1994.11.18 |
| 流行には敏感なマドンナが、ベイビーフェイス、ダラス・オースティンら旬のプロデューサーを複 数起用して作ったアルバム。サウンドも楽曲も申し分なく満点の出来ではないだろうか。「テイ ク・ア・バウ」が全米bPとなり、彼女はまだまだ女王の地位は渡さないのだった。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0417 BHB3/ビッグ・ホーンズビー | 1994.11.18 |
| ビッグ・ホーンズビーの第三弾は、ハニー・ビーなる女性コーラス隊を加え、ポップな仕上がり となった。もちろん、彼らのファンク魂は健在だが、あまり表面には出て来てないのは残念な 気がする。洒落っ気は相変わらずだけど。 | ☆☆☆ |
| 0418 THE LONG RUN/Eagles ロング・ラン/イーグルス | 1994.11.23 |
| あの『ホテル・カリフォルニア』に続く作品として、1979年に発表された彼らの通算6作目。前 作の雰囲気をさらに暗くしたような内容だ。当然のことながら、ファンの間での評判も良くなか ったらしい。「言いだせなくて」とか良い曲はあるんだけど、どこか退廃的。 | ☆☆☆ |
| 0419 シューク・スーパー・グレイティス・ヒッツ(デラックス) /シュークリームシュ | 1994.11.29 |
| 米米CLUBのライブには欠かせない踊り子2人組、シュークリームシュのアルバム。米米のメ ンバーが全面的に協力し、どこまで本気か分からない、ギャグとポップスがないまぜになった ナンセンスで実に楽しいアルバムだ。この時期の米米に欠けていた物が全て詰まっている。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0420 GREATEST HITS /Bob Seger & The Silver Bullet Band グレイテスト・ヒッツ/ボブ・シガー&ザ・シルバー・ブリット・バンド | 1994.12. 6 |
| ボブ・シガーの、その長いキャリアの中で初のベスト盤。これでも漏れているヒット曲がまだある のだから恐れ入る。力強くも優しい歌声、豪快な演奏、スケール感、どれをとってもアメリカそ のものであり、アメリカン・ロック好きなら必携の名盤である。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0421 MR.MOONLIGHT/Foreigner Mr.ムーンライト/フォリナー | 1994.12. 6 |
| 一時期バンドを離れていたルー・グラムが復帰し、メンバーもレコード会社も変わって、心機一 転で制作されたアルバムなのであるが、どうも出来は良くない。とにかく曲がつまらない。彼ら はこの程度のバンドではなかったはずだ。復活を切に願う。 | ☆ |
| 0422 NO FUN ALOUD/Glenn Frey ノー・ファン・アラウド/グレン・フライ | 1994.12.14 |
| イーグルス解散後、1982年に発表されたグレン・フライのソロ第一弾。暗く沈みきっていた末 期イーグルスのイメージを振り払うかのように、フライ本来の明るく陽気なサウンドが聴かれる 。ジャケットの笑顔も印象的。再出発を飾るにふさわしい傑作。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0423 THE BEST OF JOE WALSH ベスト・オブ・ジョー・ウォルシュ | 1994.12.14 |
| ジョー・ウォルシュがイーグルスに加入する前の作品からセレクトされたベスト盤。ジェイムス・ ギャング時代の曲も含んでいる。ライブ・バージョンの方がカッコいいと思えたりもするが、フッ クの効いたリフは正にこの人ならでは。 | ☆☆☆☆ |
| 0424 MELODY FAIR | 1994.12.29 |
| ビージーズの故郷オーストラリアのミュージシャンたちによる、ビージーズのトリビュート・アル バム。参加した人たちはほとんど本国でも無名だったらしい。ビージーズの多様性がよく分か るが、かなり渋めの選曲なので馴染みにくいのが難点。 | ☆☆☆ |
| 0425 SUPER HITS OF THE 70’S HAVE A NICE DAY VOL.18 | 1994.12.29 |
| お馴染み米ライノ編集による、70年代のヒット曲のコンピレーションである。「愛はそよ風」「愛 とは強いもの」「愛に狂って」「恋のムーンライト」「秋風の恋」等々、懐かしさで気が狂いそうに なる名曲の数々がいっぱい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0426 SUPER HITS OF THE 70’S HAVE A NICE DAY VOL.19 | 1994.12.29 |
| 引き続き70年代ヒットのオンパレード。こちらには、「恋のバン・シャガラン」「やすらぎの季節」 「ロンリー・ボーイ」「愛ゆえに」などを収録。今では手に入りにくい曲が多いのも、このシリーズ の有り難い所。邦題だけでピンと来る人、僕と同類ですな。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0427 BILLY JOEL GREATEST HITS VOLUME T & VOLUME U ビリー・ザ・ベスト/ビリー・ジョエル | 1995. 1.15 |
| 1985年に出たビリー・ジョエル初のベスト・アルバムで2枚組。さすがにビリー・ジョエルだけ あり捨て曲なし、ベストの名がこれほどふさわしいベスト盤も珍しい。ブレイクする前の曲にも 佳曲が多く、彼の素晴らしい才能に改めて敬服する。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0428 TUESDAY NIGHT MUSIC CLUB/Sheryl Crow チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ/シェリル・クロウ | 1995. 1.20 |
| 個人的には90年代最大の収穫。タイトル通り、火曜日の夜にプロデューサーのビル・ボットレ ルの家に集まってセッションをする中で出来上がったアルバムだとか。70年代の香りあふれ る楽曲を90年代風に処理したセンスは素晴らしい。90年代ロックの名盤。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0429 THE SONG REMEMBERS WHEN/Trisha Yearwood ソング・リメンバーズ・ホエン/トリーシャ・イヤーウッド | 1995. 1.25 |
| “90年代のリンダ・ロンシュタット”と言われた美人カントリー歌手のアルバム。確かな歌唱力と 守備範囲の広さはリンダの後継者にふさわしい。やや手堅すぎる感もあるが。ドン・ヘンリーと 共演した「ウォークアウェイ・ジョー」は名曲。 | ☆☆☆ |
| 0430 KING OF WALTZ/デイト・オブ・バース | 1995. 2. 1 |
| TVドラマの主題歌「You Are My Secret」やゴジラ映画の主題歌などでブレイクした宅録ユ ニットのベスト盤。この手の人たちは、とかくマニアックな方向に走りがちだが、このベストを聴く 限りぎりぎりの所でポップに踏みとどまっている。仲々強者たちと見た。 | ☆☆☆☆ |
| 0431 WELD/Neil Young & Crazy Horse ウェルド〜ライブ・イン・ザ・フリー・ワールド /ニール・ヤング&クレイジー・ホース | 1995. 2.11 |
| 永遠のロック小僧、ニール・ヤングが1988年に発表した2枚組ライブ・アルバム。予想してい たほど破天荒ではなく、むしろ重くシリアスな雰囲気である。曲の方は彼のベスト選曲と言って いいのではないか。 | ☆☆☆ |
| 0432 PHI U/米米CLUB | 1995. 2.16 |
| 真面目&健全路線を走っていた米米だが、このアルバムでは久々にオバカな曲もあり、真面 目なヒット曲とのバランスがうまくとれている。才能ある人たちだけに、キャッチーなシングルで チャートを席巻し、アルバムでハチャメチャに遊ぶ、という路線で行って欲しかったが。 | ☆☆☆☆ |
| 0433 MADMAN ACROSS THE WATER/Elton John マッドマン/エルトン・ジョン | 1995. 2.19 |
| エルトンにとって、ある意味初期の重要作と言っていいだろう。文学青年的なイメージはこのア ルバムが最後だ。ポール・バックマスターによるストリングスが壮大な世界を演出しているが、 タイトル曲や「可愛いダンサー」以外に目玉の曲がなく、地味な印象も与える。 | ☆☆☆ |
| 0434 VITALOGY/Pearl Jam バイタロジー(生命学)/パール・ジャム | 1995. 2.25 |
| 前作から1年という昨今では異例のスピードで発表されたパール・ジャムの3rd。学術本を形 取った装丁が面白い。音楽的にはパンキッシュな曲が目立ち始め、現在の彼らのイメージが 出来上がったと見ていいだろう。 | ☆☆☆ |
| 0435 THE VERY BEST OF CREAM ベリー・ベスト・オブ・クリーム | 1995. 3. 1 |
| ライブでの壮絶なインプロビゼーションばかりがクリームではなく、こうしてシングル曲を含むベ スト盤を聴いてみると、ポップな曲、サイケな曲と多岐に渡っており、幅広い音楽性とともに実 験的でもあった彼らの姿が見えてくる。 | ☆☆☆☆ |
| 0436 MADE IN ENGLAND/Elton John メイド・イン・イングランド/エルトン・ジョン | 1995. 3. 6 |
| エルトン20数年振りの単独来日公演の感動も冷めやらぬ中で発表されたアルバム。サウンド 、曲のタイトル、歌詞、どれをとってもシンプルにまとめられた味わい深い世界である。ピアノ弾 き、という原点に立ち戻ったかのようなエルトンの姿勢が清々しい好盤。 | ☆☆☆☆ |
| 0437 EXILE ON MAIN ST./The Rolling Stones | 1995. 3.13 |
| 70年代ストーンズの最高傑作と言われるアルバムだが、ボリュームが多過ぎて印象がほやけ ているように感じられる。とはいえ「ロックス・オフ」などは圧倒的にカッコいい。アメリカ音楽を 追求してきたストーンズの一つの到達点である事は間違いない。 | ☆☆☆ |
| 0438 29/奥田民生 | 1995. 3.28 |
| ユニコーン解散後、初のソロ・アルバム。タイトルは当時の年齢らしい。既発シングル「愛のた めに」「息子」を聴いてある程度想像してはいたが、やはりユニコーン時代より歌をメインにした 内容になっている。人を喰ったような歌詞と歌いっぷりはこの人ならでは。 | ☆☆☆ |
| 0439 100% FUN/Matthew Sweet 100%ファン/マシュー・スイート | 1995. 4. 6 |
| カーペンターズのトリビュートにも参加していたシンガー・ソングライターで、一聴するとパワー・ ポップ風のサウンドだが、かなりマニアックな志向である事が見て取れる。大ヒットを出すより、 熱心なファンの支持を受けそうなタイプ。 | ☆☆☆ |
| 0440 ENCOMIUM:A TRIBUTE TO LED ZEPPELIN レッド・ツェッペリン・トリビュート | 1995. 4. 8 |
| ストーン・テンプル・パイロッツ、シェリル・クロウ、4ノン・ブロンズなどオルタナ系が多数参加し たツェッペリンのトリビュートは、それぞれが熱演で非常に質の高いものとなった。渋めの選曲 もまた嬉しい。やはり、ツェッペリンは凄い。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0441 THANK YOU/Duran Duran サンキュー/デュラン・デュラン | 1995. 4.13 |
| すっかりベテランとなってしまったデュラン・デュランの初めてのカバー・アルバム。タイトル曲は ツェッペリンで、他ドアーズ、スライ・ストーン、ルー・リードなど妙に納得のアーティストの曲が多 いが、ディラン、パブリック・エナミーといった意外な所もある。仲々面白い。 | ☆☆☆☆ |
| 0442 BUFFALO SPRINGFIELD AGAIN | 1995. 4.24 |
| ニール・ヤングとスティーブン・スティルスという2大巨頭が組んでいたバンドのアルバム。この 二人が長続きするはずもなく短命に終わったが、この2ndはアメリカン・ロックの名盤として非 常に評価が高い。サウンドが貧弱なような気がするけど。 | ☆☆☆ |
| 0443 TERENCE TRENT D’ARBY’S VIBRATOR | 1995. 4.24 |
| TTD通算4作目。非常にクリアでタイトなサウンドが素晴らしく、70年代ロックの影響が見え隠 れする曲も良い。レニー・クラビッツあたりとよく比較されるが、古いロックをマニアックに再生 するだけのクラビッツと違い、TTDの場合はしっかりと血肉になっている。 | ☆☆☆☆ |
| 0444 3+3/The Isley Brothers 3+3/アイズリー・ブラザーズ | 1995. 5. 3 |
| 60年代から活動を続けるベテラン兄弟バンドが1973年に発表したアルバム。ソウルというよ り、かなりロックに接近した音作りが為されており、ジェームズ・テイラーの曲を取り上げていた りもする。ワム!もカバーした名曲「イフ・ユー・アー・ゼア」を含む。 | ☆☆☆ |
| 0445 LED ZEPPELIN U | 1995. 5.15 |
| ロック史に残る傑作として名高いツェッペリンの2nd。ブルースの影響が色濃く残るハード・ロ ックだが、制作当時のバンドの勢いか、非常にテンションが高い。音のみならずその場の雰囲 気まで閉じ込めてしまったような緊迫感が感じられる。 | ☆☆☆☆ |
| 0446 LED ZEPPELIN V | 1995. 5.15 |
| 前作と落差がありすぎて、ハード・ロックを期待したファンからは総スカンを食った、というのも 分からなくはない。が、「移民の歌」「アウト・オン・ザ・タイルス」などはメタリックに決めているし 、批判の対象となったアコースティック曲も奇妙なコード感で面白い。 | ☆☆☆☆ |
| 0447 MIRROR MIRROR/10cc ミラー・ミラー/10cc | 1995. 5.23 |
| エリック・スチュワートとグラハム・グールドマンのソロ・ナンバーを交互に並べたような構成だ が、このアルバムの一番の失敗はバージョン違いとはいえ「アイム・ノット・イン・ラブ」を収録し てしまった事だ。他の曲の出来は決して悪くないのに、この超名曲に食われてしまっている。 | ☆☆ |
| 0448 LET YOUR DIM LIGHT SHINE/Soul Asylum レット・ユア・ディム・ライト・シャイン/ソウル・アサイラム | 1995. 6. 6 |
| 前作の成功を受けてのコロンビア移籍第二弾。相変わらず良い曲が並び、文句のつけようが ない。加えて、サウンド的にも様々な試みをしており、アルバム全体を通して飽きずに聴ける。 暖かみのあるバンド・サウンドにも一層磨きがかかった。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0449 COLLECTIVE SOUL | 1995. 6.11 |
| 90年代に入ってからデビューしたバンドだが、多彩な音楽性が売り物でその点では他のバン ド達に比べると80年代的な感じがする。全曲を手掛けるエド・ローランドのワンマンバンドみた いに見られるのを避ける為バンド・サウンドを強調したそうだが、仲々カッコいい。 | ☆☆☆☆ |
| 0450 CRACKED REAR VIEW/Hootie & The Blowfish | 1995. 6.11 |
| 奇妙な名前のバンドだが、このデビュー・アルバムが全米だけで1500万枚を売り上げるとい う驚異的なベストセラーとなった。カントリー、フォーク、ゴスペルなどの要素を取り込んだルー ツロック的サウンドが実に素晴らしい。誰が呼んだか、“アメリカン・ロックの良心”。 | ☆☆☆☆☆ |


