| 0601 RAY OF LIGHT/Madonna レイ・オブ・ライト/マドンナ | 1998. 3. 9 |
| マドンナが母になってからの初アルバム。彼女のポートレイトが美しいジャケットも印象的だし、 内容も今までになく優しさに満ちあふれている。確実にマドンナに変化が訪れた事がよく分かる 音だ。初めてグラミーにもノミネートされ、一般的なイメージも変わり始めた。 | ☆☆☆☆ |
| 0602 RUMOURS/Fleetwood Mac 噂/フリートウッド・マック | 1998. 3.15 |
| 言わずとしれた大ベスト・セラー・アルバム。個人的には前作の方がいいと思うが、さすがに良 い曲が多く、優れたアルバムである事には間違いない。本作制作時、バンドの人間関係は最 悪だったそうだが、今聴くとそんな雰囲気の曲もあったりして興味深い。 | ☆☆☆☆ |
| 0603 TIDAL/Fiona Apple | 1998. 3.21 |
| オルタナ系女性シンガー・ソングライターのデビュー作。歌詞が分からないとその魅力が掴み づらいタイプのようだが、ピアノを基調にしたシンプルなサウンドは仲々良い。アラニス・モリセ ットとともに日本の女性シンガーにもかなり影響を与えているようだ。 | ☆☆☆☆ |
| 0604 NIGHT RIDE HOME/Joni Mitchell ナイト・ライド・ホーム/ジョニ・ミッチェル | 1998. 3.21 |
| 1991年発表。打ち込みを用いたサウンドを模索していたジョニ・ミッチェルが久々にアコース ティックな感触のアルバムを作った。独特のエコー感のあるギター・サウンドとジョニの声のマ ッチングが心地よい。収録曲も粒ぞろいで、素晴らしい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0605 WHATEVER/Oasis ホワットエバー/オアシス | 1998. 3.29 |
| もろビートルズなシングル曲に、アルバム未収録曲を加えた日本企画のミニ・アルバム。ビート ルズみたいでも、やはりタイトル曲は名曲といっていいだろう。「アイ・アム・ザ・ウォルラス」のカ バーも収録されているが、こちらも聴き物。 | ☆☆☆☆ |
| 0606 H/石井竜也 | 1998. 4. 6 |
| 元米米CLUBのフロントマンの初ソロ・アルバム。シンプルなサウンドをバックに、歌を聴かせ る内容になっているのが少々意外でもあり、物足りなくもある。曲自体も真面目な感じのが多い し。ソロ・キャリアのスタートではやはり米米のイメージを払拭したかったのだろうか。 | ☆☆☆ |
| 0607 GOING FOR A SONG/Dannielle & Louise ゴーイング・フォー・ア・ソング/ダニエル&ルイーズ | 1998. 4. 9 |
| オーストラリアのTVタレント2人によるユニットだそうだ。全曲カバーで、企画物みたいだけど好 きな曲を好きなように歌う、という気どりのなさが仲々良い感じ。クイーンの「ボヘミアン・ラプソ ディ」もカバーしているが、これが意外と聴き物。 | ☆☆☆☆ |
| 0608 LEGACY:A TRIBUTE TO FLEETWOOD MAC’S RUMOURS 噂〜フリートウッド・マック・トリビュート・アルバム | 1998. 4.18 |
| かの『噂』の発売20周年を記念して、アルバム一枚をそのままカバーしたトリビュート・アルバ ム。この時点での旬のミュージシャンが参加しているが、全体的にやや考えすぎって気がする 。コアーズの「ドリームス」、ジュエルの「ユー・メイク・ラビング・ファン」あたりの出来が良い。 | ☆☆☆ |
| 0609 OVER THE TOP/Cozy Powell オーバー・ザ・トップ/コージー・パウエル | 1998. 4.26 |
| 1998年4月にバイク事故で亡くなってしまったドラマー、コージー・パウエルが1980年に発表 した初ソロ・アルバム。気心の知れた仲間とレコーディングされ、リラックスしながらもタイトな演 奏が聴ける。ロックを基盤としつつも、多彩な音楽性を披露していて素晴らしい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0610 アンソロジー 1976−1996/ムーン・ライダーズ | 1998. 5. 4 |
| 現役では日本最古のロック・バンド、ムーンライダーズのレーベルを越えた2枚組アンソロジー 。年代順に曲が並んでおり、彼らの20年間での変遷振りがよく分かる。その音楽の先鋭性は 斬新さを今も失っておらず、若いバンド達は彼らを見習うべきである。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0611 CANDY FROM A STRANGER/Soul Asylum キャンディ・フロム・ア・ストレンジャー/ソウル・アサイラム | 1998. 5.13 |
| 1998年発表。前2作と大きく変わったところはないが、相変わらずいいのである。曲も名曲揃 い、暖かみのあるサウンドも健在。これ以上何を期待しようというのか。とにかく素晴らしい。唯 一の気懸かりはあまり売れなかったこと。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0612 TOTO ]](1977−1997) TOTO ]] | 1998. 5.13 |
| 気がつけばTOTOもデビュー20周年を迎えていた。それを記念して出た本作は、これまでの 未発表曲やアルバム未収録曲などを収めたファンサービスとも言える内容だが、どの曲もい い出来で発表されなかったのが不思議なほど。特に初期のテイクが素晴らしい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0613 BLUE/Simply Red ブルー/シンプリー・レッド | 1998. 5.23 |
| この時点でシンプリー・レッドはミック・ハックネルのソロ・プロジェクトみたいになってしまった。 打ち込みやサンプリングを多用したサウンドは悪くはないが、他との違いは感じられない。ボー カルもサウンドの中に埋没してしまった感があり、どうも面白くない。 | ☆☆ |
| 0614 I WILL SURVIVE/真心ブラザーズ | 1998. 5.23 |
| 和製ソウル(と、僕が勝手に思っている)の名盤と言っていいのでは。サウンドも曲もボーカル も文句のつけようがない素晴らしさ。倉持と桜井の異なる個性が見事に一体化した、正に後生 に残る傑作である。ただの洋楽コピーで終わってないアイデンティティが感じられる。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0615 ANOTHER WORLD/Brian May アナザー・ワールド/ブライアン・メイ | 1998. 6. 7 |
| ブライアン・メイの6年振りとなるアルバムは、彼本来の持ち味であるハードなサウンドを前面 に押し出した傑作である。本作で彼は元クイーンの肩書きなど必要ない、一ミュージシャンとし てのアイデンティティを確立した。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0616 BREAKFAST IN AMERICA/Supertramp ブレックファスト・イン・アメリカ/スーパートランプ | 1998. 6.18 |
| 1979年発表、3曲のヒット曲を生みベスト・セラーとなった傑作である。プログレというイメージ のあったスーパートランプだが、徐々にシニカルなポップ・ソングへ移行し、このアルバムで完 成されたと言っていい。独特のピアノを中心にしたサウンドも捨てがたい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0617 オフコース・グレイテスト・ヒッツ 1969−1989 | 1998. 7. 5 |
| オフコースのデビューから解散までの全シングルを年代順に収めた3枚組。個人的には、5人 組のロックバンド時代の曲を収録したDisc2がお薦めである。「I LOVE YOU」のシングルテ イクが聴けるのが嬉しい。 | ☆☆☆☆ |
| 0618 STREETS OF FIRE 「ストリート・オブ・ファイア」オリジナル・サウンドトラック | 1998. 7. 8 |
| ダイアン・レイン、ウィレム・デフォーらが出ていたアクション映画のサントラ。音楽担当はライ・ クーダーだが、ジム・スタインマンに依る仰々しい主題歌が印象的。故ダン・ハートマンの「あな たを夢みて」もヒットした。古典的な題材を扱った映画自体も面白い。 | ☆☆☆☆ |
| 0619 B’z THE BEST “PLEASURE” | 1998. 7.18 |
| デビュー10周年を記念して出たB’zのベスト盤。収録曲の大半がオリコン初登場1位というの には恐れ入る。洋楽のパクリと言われつつも、下世話なだけでない、マニアックな仕掛けが施 してあるのも広く受けた原因では。松本と稲葉の実力も大したもの。 | ☆☆☆☆ |
| 0620 月面讃歌/ムーンライダーズ | 1998. 7.30 |
| またしてもレーベルを移籍したムーンライダーズだが、このアルバムは新作ながらリミックスと いう人を喰った内容である。彼らほどのベテランが、若手にリミックス、プロデュースを委ねて いる所に、したたかさと柔軟性を感じる。長く続いている秘訣はこれか。 | ☆☆☆ |
| 0621 SHINE/LUNA SEA | 1998. 8. 4 |
| 1997年いっぱいメンバー各々ソロ活動に専念していたLUNA SEAが再集結してのアルバ ム。ポジティブな印象のシングル曲と従来通りのイメージの曲がバランス良く並べられた好盤で ある。河村隆一のソロ作の延長に過ぎない、という批判は的外れもいいところ。 | ☆☆☆☆ |
| 0622 THE BEST OF DAVID BOWIE 1974/1979 ザ・ベスト・オブ・デビッド・ボウイ1974−1979 | 1998. 8. 8 |
| グラムを経て、ソウルに接近したり、ベルリンでアルバム作りをしていた時期のベスト盤。個人 的にはリアルタイムで聴いていた時期なので、非常に思い入れ深いものがある。前作同様、ボ ウイのソングライターとしての才能には脱帽するしかない。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0623 A FEW SMALL REPAIRS/Shawn Colvin ア・フュー・スモール・リペアーズ/ショーン・コルビン | 1998. 8.16 |
| キャリアが長い割には、あまり知られていない人だったが、本作収録の「サニー・ケイム・ホー ム」が1997年度グラミー賞のレコード・オブ・ザ・イヤーに輝き、注目された。この曲をはじめ 、一見シンプルなサウンド作りながら色彩感が感じられるアルバム。 | ☆☆☆☆ |
| 0624 LARSEN−FEITEN BAND ラーセン・フェイトン・バンド | 1998. 8.16 |
| ニール・ラーセンとバジー・フェイトンが組んだフュージョン系AORバンドの1st。1980年発表 。ヒットした「今夜は気まぐれ」に代表されるように、キャッチーなメロディを高度な技術とセンス の良いアレンジで聴かせる好盤。摩訶不思議なインスト曲も仲々。 | ☆☆☆☆ |
| 0625 THE LAST DAYS OF DISCO 「ラスト・デイズ・オブ・ディスコ」オリジナル・サウンドトラック | 1998. 8.22 |
| 日本未公開の映画のサントラ。80年代初頭のディスコを舞台にした、というだけありこのサン トラ盤は当時のディスコ・ヒットのオン・パレード。オリジナルとカバーの両方が聴ける「アイ・ラ ブ・ザ・ナイトライフ」の他、シェリル・リンやシスター・スレッジなどのヒット曲を収録。 | ☆☆☆☆ |
| 0626 MUSICAL CHAIRS/Hootie & The Blowfish ミュージカル・チェアーズ/フーティー&ザ・ブロウフィッシュ | 1998. 9.14 |
| 彼らにとって3枚目のアルバムも、良い曲を揃えた好盤である。歌を聴かせるのみならず、ダ イナミックなバンド演奏も披露しておりバンドとしてかなり完成されてきた事が窺える。新人発 掘の為のレーベルを発足させたりもして、“アメリカン・ロックの良心”ぶりは相変わらず。 | ☆☆☆☆ |
| 0627 THE GLOBE SESSIONS/Sheryl Crow グローブ・セッションズ/シェリル・クロウ | 1998. 9.19 |
| シェリル・クロウ2年振りの3rdも文句なしの傑作である。前2作と比較すると、かなりカントリー っぽさが前面に出ているが、“女一人でストーンズ”みたいな曲もあり、正に現代のアメリカン・ ロックを代表するミュージシャンと言ってよかろう。例によって曲も良い。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0628 CHASE 追跡/チェイス | 1998. 9.26 |
| 「黒い炎」のヒットでお馴染みのブラス・ロック・バンドの1st。同傾向のシカゴやBS&Tと比べ るとジャズ的要素が強いが、組曲風の曲もあって、かなり実験的な印象を受ける。その分、一 般には受け入れづらかったかも。 | ☆☆☆ |
| 0629 アーリー・デイズ(二十歳の原点+未発表ライブ)/四人囃子 | 1998.10.11 |
| 四人囃子が1st発表前に手掛けた映画のサントラ盤がライブ音源を加えて復刻された。原作 者の書いた詩に弾き語りで曲をつけたのがメインだが、フォークでもウェストコースト風でもな い奇妙な雰囲気で、彼らの先鋭性が窺える。ライブは色々な意味で凄い。 | ☆☆☆☆ |
| 0630 A LITTLE SOUTH OF SANITY/Aerosmith ア・リトル・サウス・オブ・サニティ/エアロスミス | 1998.10.17 |
| エアロのヒット曲満載のライブ・アルバム。70年代から90年代までの曲を満遍なくやっていて 、彼らのキャリアに改めて敬服してしまう。意外とタイトな演奏ぶりだが、独特のノリは十分堪 能できる。しかし、スティーブン・タイラーのテンションの高さはいつ聴いてもすさまじい。 | ☆☆☆☆ |
| 0631 NO SECURITY/Rolling Stones ノー・セキュリティ/ローリング・ストーンズ | 1998.10.21 |
| こちらはストーンズの1997年から1998年にかけてのツアーからの音源を収録した、彼らに とっては通算6枚目のライブ・アルバム。ベテランらしい円熟味と余裕を感じさせる演奏だ。渋 めの選曲もファンには嬉しいところ。 | ☆☆☆☆ |
| 0632 RED SPECIAL JAPANESE TOUR MINI ALBUM /Brian May レッド・スペシャル・ジャパニーズ・ツアー・ミニ・アルバム /ブライアン・メイ | 1998.10.27 |
| 来日公演直前に出た日本企画のミニ・アルバム。聴き物は「ハンマー・トゥー・フォール」のアコ ースティック・バージョンだろう。最後に故コージー・パウエルに捧げるメッセージが収録されて いる。コレクターズ・アイテムか。 | ☆☆☆ |
| 0633 ELECTRIC FIRE/Roger Taylor エレクトリック・ファイア/ロジャー・テイラー | 1998.11. 2 |
| 1998年発表のロジャーのソロ名義としては4作目にあたるアルバム。クイーンやクロスでは 成し得なかった独自の世界を完成させており、彼のアルバム中ではベストと言える内容だ。彼 も“元クイーン”の看板は必要ないミュージシャンとなった。 | ☆☆☆☆ |
| 0634 B’z THE BEST “TREASURE” | 1998.11. 5 |
| デビュー10周年ベスト盤企画の第二弾。“PLEASURE”に封入されていた葉書でファンから リクエストを募り、上位14曲を収録した。やはりシングル曲が多いが、一般には知られていな い曲もあったりして、いかにもファンによる選曲という感じ。とても興味深い内容だ。 | ☆☆☆☆ |
| 0635 LADIES & GENTLEMEN /THE BEST OF GEORGE MICHAEL レディーズ・アンド・ジェントルマン...ザ・ベスト・オブ・ジョージ・マイケル | 1998.11.11 |
| ジョージ・マイケルのワム!時代の曲も含んだ2枚組ベスト。エルトン・ジョン、アレサ・フランク リンとの共演曲や新録も収録され、文句のない内容だ。やはりこの人は凄い。個人的にはア ップテンポ曲を集めたDisc2がお薦め。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0636 QUEEN GREATEST KARAOKE HITS FEATURING THE ORIGINAL QUEEN HIT RECORDINGS クイーン・グレイテスト・カラオケ・ヒッツ | 1998.11.18 |
| 日本独自企画盤。タイトル通りクイーンのヒット曲のカラオケ集で、本物の演奏をバックにフレ ディになりきって歌える、というファンにはたまらないアルバムだ。バック・トラック集として聴い ても、緻密に練り上げられた彼らのサウンドが楽しめる。 | ☆☆☆☆ |
| 0637 TAMING THE TIGER/Joni Mitchell テイミング・ザ・タイガー/ジョニ・ミッチェル | 1998.11.28 |
| 1998年発表。前作よりインターバルがあったものの、ジョニ・ミッチェル健在を印象づける力 作である。ただ、今回はかなりエレキギターを弾いており、アコースティックな感触を期待して いた僕などには、少々物足りない内容だった。 | ☆☆☆ |
| 0638 SOMEWHERE FAR BEYOND/Blind Guardian サムホエア・ファー・ビヨンド/ブラインド・ガーディアン | 1998.12. 8 |
| ジャーマン・メタルのバンドということだ。クイーンの「永遠の翼」をカバーしている。凝った曲構 成と泣きのメロディが特徴で、ただうるさい・速いというバンドに比べれば聴きやすいが、この 手のバンドはどうも唸っているようなボーカルが好きではない。 | ☆☆☆ |
| 0639 THE BEATLES ザ・ビートルズ | 1998.12.13 |
| 通称“ホワイト・アルバム”。発売30年を記念し、通し番号入りの紙ジャケ仕様で復刻された。 メンバー各自が好き勝手に作ったテイクを並べたという印象のアルバムだが、個人的には非 常に好きなアルバムである。2枚組だが飽きずに聴ける。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0640 CLEAR HORIZON−THE BEST OF BASIA クリア・ホライズン〜ベスト・オブ・バーシア | 1998.12.23 |
| バーシアのベスト盤だが、こちらも文句なしの内容。R&Bをルーツに持ち、それにボサノバな どの要素を取り入れたサウンドだが、バーシアの美声で歌われると独特の世界となる。人力 中心のバック・トラックもセンスの良さが感じられる。曲も良し。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0641 ドミノ/山崎まさよし | 1998.12.29 |
| 「僕はここにいる」のヒットでブレイクした山崎まさよしが、その余勢をかって出したアルバム。 売れることを意識した感じはなく、彼本来のブルースを基盤にした楽曲が自然に並んでいると いった印象。日本でこういうミュージシャンが出てきた事が驚異ですらある。 | ☆☆☆☆ |
| 0642 #1’s/Mariah Carey THE ONES/マライア・キャリー | 1999. 1. 3 |
| 20世紀最後の歌姫、マライア・キャリーの新曲を含むベスト盤。一位になった曲ばかりを集め て一枚にしてしまったというあたり、ヒットメーカー・マライアの面目躍如。さすがにどの曲も出来 がよく、コンテンポラリー・ポップスとしては文句なし。 | ☆☆☆☆ |
| 0643 ON TOUR /Delaney & Bonnie & Friends with Eric Clapton オン・ツアー・ウィズ・エリック・クラプトン/デラニー&ボニー&フレンズ | 1999. 1.10 |
| 60年代終わり頃イギリスでブームとなったスワンプ・ロックの代表格、デラニー&ボニーが自 身のバンドにエリック・クラプトンを迎えて行ったツアーのライブ盤。クラプトンにとっても大きな 転機となった。あまりキャッチーではないが、豪快な演奏ぶりが魅力。 | ☆☆☆ |
| 0644 LIVE ON TWO LEGS/Pearl Jam LIVE ON TWO LEGS/パール・ジャム | 1999. 1.20 |
| パール・ジャム初のライブ・アルバム。代表曲を網羅した選曲もさることながら、熱さが伝わっ てくる演奏が素晴らしい。ここで聴かれるのは技術云々を超越したバンドの持つパワーである 。今時珍しい魂のあるロック・バンドと言っても過言ではあるまい。 | ☆☆☆☆ |
| 0645 TO BONNIE FROM DELANEY /Delaney & Bonnie & Friends デラニーよりボニーへ/デラニー&ボニー&フレンズ | 1999. 1.24 |
| 豪快かつ包容力のあるアメリカ南部サウンドにどっぷり浸れるアルバムである。ゴスペル風バ ラードあり、デュアン・オールマンのスライドが唸るロックンロールあり、とスワンプ・ロックのサ ンプル盤てな趣の好盤だ。アメリカン・ロック好きは必聴。 | ☆☆☆☆ |
| 0646 POP AND DECADENCE/Moon Child | 1999. 1.27 |
| 「ESCAPE」のヒットでブレイクしたMoon Childだが、このアルバムではタイトルからも察せ られるように、かなり実験的な試みをしている。成功したとは言い難いが。シングルの「requie m for the man of nomad」は必聴。本作発表後、解散を表明した。 | ☆☆☆ |
| 0647 DEEP/石井竜也 | 1999. 2. 9 |
| これぞカールスモーキー石井である。往年のディスコ・サウンドを下敷きに、ゴージャスで軽薄 で下世話でポップなサウンドが楽しめ、まるで一人米米CLUBといった雰囲気。やはりこうでな くちゃ。生真面目路線はやはり石井竜也には似合わない。 | ☆☆☆☆☆ |
| 0648 THE GREAT SKELETON’S MUSIC GUIDE BOOK /TRICERATOPS | 1999. 2.14 |
| 1998年にデビューしたスリー・ピース・バンドの2nd。3人で出来る事は何でもチャレンジする 姿勢が仲々勇ましく、このアルバムでもパンク風からブルース・ロック風に、なんとディスコ・ビ ートまでも取り込んでいる。日本ロック界期待の新星であった。 | ☆☆☆☆ |
| 0649 HOME/山崎まさよし | 1999. 2.26 |
| 山崎まさよしが世間に知られるきっかけとなった「One more time,One more chance」 、SMAPがカバーした「セロリ」を含むアルバム。ブルースやファンクを独自に消化した彼のス タイルが完成した作品では。歌詞も面白い。 | ☆☆☆☆ |
| 0650 HIGH ADVENTURE/Kenny Loggins ハイ・アドベンチャー/ケニー・ロギンス | 1999. 3. 7 |
| 80年代はサントラ歌手として有名になってしまったケニー・ロギンスが1982年に発表したアル バム。ギターがハードなAORといった趣だが、ヒットした「ハート・トゥー・ハート」をはじめ曲の出 来がよく、音作りにも単に売れ線狙いではない芯の通ったものを感じさせる。 | ☆☆☆☆ |


