CDリスト

0801〜0850

0801 SLOWHAND/Eric Clapton
     スローハンド/エリック・クラプトン
2002. 1.14
現在でもライブの定番の「ワンダフル・トゥナイト」「コカイン」を含む1977年発表の名盤。相変
わらずブルースを基盤としながらも、ヒットした「レイ・ダウン・サリー」のようなカントリー風もあり
、実にレイドバックした雰囲気。クラプトンは若い頃の方が渋かった。
☆☆☆☆☆

0802 ONE MORE FROM THE ROAD DELUXE EDITION
     /Lynyrd Skynyrd
     ワン・モア・フロム・ザ・ロード〜デラックス・エディション
     /レーナード・スキナード
2002. 1.23
1976年に発表された傑作ライブ・アルバムが、25周年を記念して未発表音源などを追加し
たデラックス・エディションとなって甦った。豪快ながらキャッチーな曲と演奏は、25年の時を経
ても色褪せない。これを聴かずしてアメリカン・ロックを語るなかれ!
☆☆☆☆☆

0803 HUMA−THYTHM/hitomi
     
2002. 2. 1
通算5作目にしてhitomiはついに自身のブランドを確立した。デジタルなロック・サウンドをバッ
クに奔放に歌いまくる彼女の歌声が痛快だ。楽曲の良さもあり、間違いなくhitomiの代表作と
なるであろう傑作。
☆☆☆☆☆

0804 LAUNDRY SERVICE/Shakira
     
2002. 2. 6
コロンビアの国民的美人歌手の初英語アルバム。得てして英語圏外の歌手が英語で歌うと、
すっかりアメリカナイズされて没個性的になってしまう場合が多いが、このアルバムもその典型
と言える。エキゾチックな雰囲気は多少感じられるけど。
☆☆☆

0805 THE ESSENTIAL JOURNEY
     
2002. 2. 8
ジャーニーのスティーブ・ペリー時代の曲の中から選りすぐった2枚組ベスト。お馴染みのヒット
曲はもちろん、隠れた名曲も多数収録されお買い得。かつての人気が決してフロックではなか
った事を改めて認識させられる。
☆☆☆☆☆

0806 GOOD ROCKIN’ TONIGHT
     :THE LEGACY OF SUN RECORDS
     グッド・ロッキン・トゥナイト〜サン・レコード・トリビュート
2002. 2.16
ベテランから若手まで、超豪華なメンバーが、サン・レコードのヒット曲をカバーした、聴き応え
十分のアルバム。オリジナルに忠実なベテランに比べ、新しい解釈をみせる若手のトラックが
素晴らしい。マッチボックス・トゥエンティ、キッド・ロックなどは名演だ。
☆☆☆☆

0807 THE HIT PARADE/PUFFY
     
2002. 2.27
意外な選曲が楽しめるPUFFYのカバー・アルバム。とはいえ、どの曲も彼女たちのカラーに染
め上げられており、違和感全くなしというのが凄い。奥田民生も加わったお馴染みDr.Strang
e Loveのバックも貢献度大。
☆☆☆☆☆

0808 DROPS OF JUPITER/Train
     ドロップス・オブ・ジュピター/トレイン
2002. 3. 2
グラミー賞にもノミネートされて話題を集めたトレインの2nd。今どき珍しいメロディ重視のロッ
ク・バンドであり、派手さはないもののじっくりと聴けるのが魅力。こういうバンドが人気ある(し
かも評論家のウケもいいらしい)なんて、まだまだアメリカ捨てたもんじゃない。
☆☆☆☆

0809 AT THE THIRD STROKE/Russ Ballard
     サード・ストローク/ラス・バラード
2002. 3. 9
元アージェントのメンバーで、レインボーやアメリカのヒット曲の作者としても知られるラス・バラ
ードのソロ・アルバム第三弾(1978年発表)。時代のせいか、AOR風の作りであるが、やはり
ソングライターとしては非凡な人だ。ギタリストとしてもなかなか。
☆☆☆☆

0810 INFINITY/Journey
     
2002. 3. 9
スティーフ・ペリー加入後、初のアルバム(1978年発表)。ロイ・トーマス・ベイカーをプロデュー
サーに迎え、重厚でドラマチックなロックが展開される。ペリーとニール・ショーンという2枚看板
の若々しいプレイも素晴らしい。
☆☆☆☆

0811 GREATEST HITS LIVE/Daryl Hall & John Oates
     グレイテスト・ヒッツ・ライブ/ダリル・ホール&ジョン・オーツ
2002. 3.15
ホール&オーツの1982年に発売予定だったライブ音源が20年経って陽の目を見た。何故
お蔵入りだったのだろう?「プライベート・アイズ」「アイ・キャント・ゴー・フォー・ザット」の2大ヒッ
ト直後のツアーであり、乗りに乗った演奏が聴ける。
☆☆☆☆

0812 C’MON,C’MON/Sheryl Crow
     カモン・カモン/シェリル・クロウ
2002. 4. 2
スタジオ録音作としては約4年振り、通算4枚目。スティービー・ニックス、レニー・クラビッツ等
多彩なゲストを迎え、悪かろうはずがない。コンパクトにまとめた曲が多く、前よりキャッチーに
なった印象だが、正統派アメリカン・ロック魂は健在。
☆☆☆☆☆

0813 DOUBLE WIDE/Uncle Kracker
     ダブル・ワイド/アンクル・クラッカー
2002. 4.12
キッド・ロックのバンドでDJをしている人の初ソロ・アルバム。ヒップホップ的な味付けはしてい
るものの、予想以上にオーソドックスなアメリカン・ロック。ヒップホップ嫌いも多いとは思うが、
一度先入観を捨てて聴いてみる事をお薦めする。意外な掘り出し物だ。
☆☆☆☆

0814 DARYL HALL & JOHN OATES
     サラ・スマイル/ダリル・ホール&ジョン・オーツ
2002. 4.20
RCAに移籍しての初アルバム(1975年発表)。「サラ・スマイル」のヒットを生み、ホール&オ
ーツが人気を確立した記念すべき作品だ。バラエティに富んだ内容で、飽きずに聴ける。ホー
ルとオーツのバランスが取れているのもいい。
☆☆☆☆

0815 THE GRAND ILLUSION/Styx
     
2002. 4.20
1977年発表。「カム・セイル・アウェイ」がヒットし、スティクスはトップ・バンドの仲間入りをした
。デビュー時からのプログレ的要素とポップ感覚がいい形でブレンドされており、時代にマッチ
した新しいスタイルのロックを完成させた。リズム隊が弱いのが泣き所だが。
☆☆☆☆

0816 PARADISE THEATER/Styx
     パラダイス・シアター/スティクス
2002. 5.12
名実共にスティクスの代表作と言っていいだろう(1981年発表)。「ザ・ベスト・オブ・タイムズ」
の主題をアルバムの始まりと終わりに配したコンセプト・アルバム風の作りが功を奏し、構成
良し・曲良し・ついでにアートワークも良し、と素晴らしい出来映えである。
☆☆☆☆

0817 メイド・イン・ジャパン/フラワー・トラベリン・バンド
     
2002. 5.12
70年代初頭に活動したバンド。ジョー山中が在籍していた事でも知られるが、日本人離れした
テクニックとノリは海外でも評価が高かった。今聴いてみると、日本人向きの部分をうまく抽出
したロックという感じだが、それならばもう少し曲が良くないと、という気がする。
☆☆☆

0818 BLUE NUDE/南佳孝
     
2002. 5.23
カバー・アルバム第二弾はボサノバである。ボサノバの古典的名曲のみならず、チャック・ベリ
ーやニール・セダカらの曲も取り上げて、ボサノバ・タッチのアレンジで聴かせる。非常に涼し
げで、尚且つ豊潤な大人の世界。もう、たまりません。
☆☆☆☆☆

0819 ARGUS/Wishbone Ash
     百眼の巨人アーガス+3 30周年記念エディション
     /ウィッシュボーン・アッシュ
2002. 5.29
ウィッシュボーン・アッシュの代表作にボーナス・トラックを加えた再発盤。美しいツイン・リード
がウリのバンドだったが、今聴いてみると普通のロックンロールバンドという感じ。悪くはないが
、イメージが全然違う。もっと、叙情的でドラマチックなハード・ロックかと思っていた。
☆☆☆

0820 BE NOT NOBODY/Vanessa Carlton
     
2002. 6. 8
アメリカン・ロック期待の新星だ。このデビュー作から「サウザンド・マイルズ」がヒットし、幸先良
いスタートを切った。自ら弾くピアノを基調としたサウンドも曲も独特の雰囲気を漂わせ、大物
の片鱗が垣間見える。アルバムで勝負するタイプとみた。
☆☆☆☆☆

0821 COCKY/Kid Rock
     コッキー/キッド・ロック
2002. 6. 8
今やアメリカのティーンエイジャーの間で絶大な人気を誇るというキッド・ロック、いわゆるラウド
系に分類されるサウンドだと思うが、このアルバムではシェリル・クロウとも共演し、伝統的なア
メリカン・ロックの血は流れている、と言うことを感じさせる。
☆☆☆☆

0822 FOREIGNER
     
2002. 6.20
フォリナーの1977年発表の1stをデジタル・リマスターし、4曲のボーナス・トラックを追加した
もの。この4曲がいずれも未発表のデモ・テイクで、正規バージョンとはかなり異なる仕上がり
なのが興味深い。このデモのままで発表されていたら、彼らの評価はどうなっていたのか?
☆☆☆☆☆

0823 GOLDEN BEST☆南佳孝/SINGLES 1978−1993
     
2002. 6.25
ソニーと東芝EMIの共同企画の一枚だが、ソニー時代のシングルを年代順に収録というのが
嬉しい。残念ながら誰でも知ってるヒット曲は少ないが、グレードの高い曲ばかりで、改めて南
佳孝の作曲能力の高さに敬服してしまう。
☆☆☆☆☆

0824 E.Y 80’S/矢沢永吉 
     
2002. 7. 1
矢沢永吉のワーナー在籍時代の全シングルを収録したベスト盤。こちらもとにかく佳曲揃い、
永ちゃんもソングライターとしては大変に非凡な人なのだ。80’sそのものというアレンジの曲も
あり、さすがに時代を感じさせる部分はあるが、曲がいいのであまり気にならない。
☆☆☆☆☆

0825 A PASSION PLAY/Jethro Tull
     
2002. 7.13
タルが大作志向だった頃の代表作(1973年発表)。マタイ受難曲をモチーフに展開されるプ
ログレッシブな世界だ。ELPやイエスといった同時代のバンドに比べるとやや難解かもしれな
いが、巧みな構成で引きずりこまれてしまう。全米bPになったというのも、これまたすごい。
☆☆☆☆

0826 THE POWER OF JENNIFER RUSH
     
2002. 7.13
エルトン・ジョンと「Flames Of Paradise」で共演したという事しか知らないが、80年代には
イギリスで結構人気あったという女性歌手のベスト盤。「Flames〜」以外は特筆すべきはなし
。フィル・ラモーン、デズモンド・チャイルドらプロデューサーのクレジットは凄いけど。
☆☆☆

0827 AB’S BEST COLLECTION 〜MOON YEARS〜
     
2002. 7.25
芳野藤丸を中心に結成され、80年代半ばに活動していたバンドのベスト盤。ファンキーでメロ
ウでお洒落で、フュージョンの方法論も取り入れたシティ・ポップスとでも言うべきか。テクニック
とサウンドのクォリティは当時も今も非常に高いレベルにあり、彼らの先鋭性には驚嘆する。
☆☆☆☆

0828 P.M.9/矢沢永吉
     
2002. 8. 6
矢沢永吉のロス・レコーディング第二弾(1982年発表)。今回は全て自作の日本語の曲で固
め、ロスの腕利きたちをバックに、渋くカッコいいロックを聴かせる。粒よりの楽曲といい古臭さ
など微塵もないサウンドといい、矢沢の才能をとことん見せつけた傑作だ。
☆☆☆☆☆

0829 LAURA NYRO LIVE/THE LOOM’S DESIRE
     ローラ・ニーロ・ライブ/ザ・ルームズ・デイザイア
2002. 8.10
ローラが闘病生活に入る前、1993年と1994年のボトム・ラインでの演奏を収めた2枚組ライ
ブ盤。コーラス隊と自身のピアノだけをバックに、新旧取り混ぜたレパートリーを歌う。その豊
潤な歌声にはひたすら酔いしれるばかりである。
☆☆☆☆☆

0830 DOUBLE VISION/Foreigner
     
2002. 8.16
これもデジタル・リマスター&ボーナス・トラックのリイシュー。本編の素晴らしさは言わずもがな
であるが、期待のボーナス・トラックが既発表ライブであるのは、はっきり言って手抜きである。
せっかくのリイシューが台無しだ。スタッフは反省しなさい。
☆☆☆☆☆

0831 SWEET LOVE/THE VERY BEST OF ANITA BAKER
     ベリー・ベスト・オブ・アニタ・ベイカー
2002. 8.25
文句なしのベスト盤。アニタの名前を聞かなくなって久しいが、その艶やかな声も人力による演
奏も、とにかく素晴らしいの一言。どんなにテクノロジーが発達しようとも、人間によって生み出
される音楽が最高なのだ、という事をアニタは自ら証明している。祈・復活。
☆☆☆☆☆

0832 BACK TO THEN/Darius Rucker
     バック・トゥー・ゼン/ダリアス・ラッカー
2002. 8.25
フーティー&ザ・ブロウフィッシュの看板ボーカリストの初ソロアルバム。バンドとは方向性を変
え、ネオ・フィリーの一派と組みR&Bに挑戦している。その実力は既に証明済みだが、バック
トラックも彼の声の魅力を最大限に引き出す事に重点を置いている所に好感が持てる。
☆☆☆☆

0833 HEAD GAMES/Foreigner
     
2002. 9. 7
フォリナーの3rdのリイシューでは、ボーナス・トラックとして未発表の「Zalia」が収録された。イ
アン・マクドナルドとルー・グラムの共作で、摩訶不思議な雰囲気を漂わせる佳曲だ。ハードに
まとめた本編とは全くの別世界。
☆☆☆☆☆

0834 I AM SAM
     
2002. 9. 7
ショーン・ペン&ミッシェル・ファイファー主演映画のサントラ。オルタナ系アーティストたちによる
、全編ビートルズのカバーである。全体的にアコースティックな雰囲気に統一されており、仲々
良い感じだ。ウォールフラワーズ、バインズ、シェリル・クロウあたりのテイクが特にいい。
☆☆☆☆

0835 ANTHOLOGIA:THE 20TH ANNIVERSARY 
     GEFFEN YEARS COLLECTION(1982−1990)/Asia
     アンソロジア〜20thアニバーサリー・コレクション/エイジア
2002. 9.15
タイトル通り、エイジャがゲフィンに残した全音源を収録した2枚組。発表順に並んでいるので、
サウンドの変遷振りがよく分かる。今聴いてみると、ポップさとプログレっぽさがうまくブレンドさ
れた1stは傑作だったと思うが、2nd以降はAOR方面に流れてしまっており、今いち。
☆☆☆☆

0836 LIVE AT THE BAKED POTATO HOLLYWOOD 6−4−99
     /Buzz Feiten & The Whirlies
     ベイクド・ポテト・ライブ/バジー・フェイトン・ワーリーズ
2002. 9.28
バジー・フェイトン率いるワーリーズが、1stを出す一年前に行ったライブを収めた2枚組。曲は
既に出来上がっているが、結成したばかりのバンドはかなり荒削りな演奏だ。フェイトンはひた
すら弾きまくっており、彼のソロライブみたいな雰囲気もある。
☆☆☆☆

0837 THROUGH THE LOOKING GLASS/TOTO
     スルー・ザ・ルッキング・グラス/TOTO
2002.10. 7
久々の新作はカバー・アルバムだった訳だが、これが実に素晴らしい内容だ。ボブ・マーリー、
スティービー・ワンダーからビートルズ、ディランに至るまで、かなり意外な選曲もあるが、アレ
ンジから演奏に至るまで、TOTOの音楽センスが遺憾なく発揮された傑作。
☆☆☆☆☆

0838 三日月ロック/スピッツ
     
2002.10.15
バンド・サウンドを意図的に強調した感のあった前作に比べると、一般的なスピッツのイメージ
に近いと思う。毎度のことながら、ボーカルとバンドが有機的に絡み合う事で生まれる独特の
グルーブは素晴らしい。「ハバロア」は隠れた名曲では。
☆☆☆☆

0839 ORDINARY DAY/Vanessa Carlton
     オーディナリー・デイ〜スペシャル・ツアー・エディション
     /バネッサ・カールトン
2002.10.19
シングル曲にアルバム未収録曲やライブ・テイクを加えた日本独自企画のミニ・アルバム。ビ
デオ・クリップが収録されているのが嬉しい。日本でのプロモーション・ライブ時の演奏も収め
られており、素晴らしかった来日公演を思い出す。
☆☆☆☆

0840 4/Foreigner
     
2002.10.19
80年代初頭に大ベストセラーとなったフォリナー4作目のデジタル・リマスター。改めて聴くと、
曲の良さといい重厚なサウンドといい、80’sを代表する名盤である事を再認識させられる。
ボーナストラックは近年のアンプラグド・ライブで、特筆するほどの事はない。
☆☆☆☆

0841 インディゴ地平線/スピッツ
     
2002.11. 6
このアルバムが出た1996年はスピッツは大ヒット連発、正に日本中を席巻していた。現在と
比べるとそんなにストイックな雰囲気はなく、ストリングスなどもあしらって華やかな感じの曲も
ある。超名曲「チェリー」を収録しているが、他の曲が決して負けてないのが凄い。
☆☆☆☆☆

0842 ON AND ON/THE HITS OF STEPHEN BISHOP
     ベスト・オブ・スティーブン・ビショップ
2002.11. 9
日本のAORファンには今でも人気の高いシンガー・ソングライターのベスト盤。実質的には70
年代に発表された1stと2ndで終わっているような人ではあるのだが、やはりその2枚からの
曲が多いし、出来も良い。「雨の日の恋」「オン・アンド・オン」といったヒット曲が目玉。
☆☆☆

0843 FULL MOON LIVE featuring BUZZ FEITEN,
     NEIL LARSEN,LENNY CASTRO,ART RODRIGUEZ,
     VERNON PORTER
     フル・ムーン・ライブ
2002.11.17
80年代初頭、“ラーセン・フェイトン・バンド”と名乗って活動していた時期のライブ音源。イン
スト中心でボーカル入りが一曲しかないのは不満だが、サンバ風のリズムに乗って繰り広げ
られる演奏は圧巻。単なるテクニックの見せびらかしで終わってないのがまた立派。
☆☆☆☆

0844 BRAINWASHED/George Harrison
     ブレインウォッシュド/ジョージ・ハリスン
2002.11.22
2001年11月に亡くなったジョージの遺作が死後一年を経て発表された。亡くなる2〜3年前
から録音を始めていたらしいが、どの曲もポジティブで躍動感に溢れ、実に素晴らしい出来だ
。彼のキャリアで間違いなく3本指に入るであろう傑作が遺作だなんて悲しすぎる。
☆☆☆☆☆

0845 名前をつけてやる/スピッツ
     
2002.12. 5
スピッツのこの1991年の2ndは、ファンの間では名盤として非常に評価が高いらしい。確か
に素晴らしい内容だが、ブレイクする数年前に既にスピッツ独特の世界が完成されている事が
何と言っても凄いと思う。彼らは最初からただ者ではなかったのだ。
☆☆☆☆

0846 MIDDLE MAN/Boz Scaggs
     ミドル・マン/ボズ・スキャッグス
2002.12. 7
1980年発表。かなりロック色を強めてはいるが、中途半端な印象。お洒落でカッコいいアル
バムを作りたかったのだろうが、外見ばかりに気を遣って中味がついてきてない感じがする。
冒頭の3曲以外はどうってことなし。
☆☆☆

0847 BOOGIE WOOGIE CHRISTMAS
     /The Brian Setzer Orchestra
     ブギ・ウギ・クリスマス/ブライアン・セッツァー・オーケストラ
2002.12.18
ブライアン・セッツァーのクリスマス・アルバムなのだから、やっぱりロカビリーでスイングな雰
囲気でいっぱいなのである。「ジングル・ベル」「そりすべり」などのクリスマス・スタンダードが
すっかりロカビリーに変身していて、実に楽しいアルバムだ。
☆☆☆☆

0848 DESIRE/Bob Dylan
     欲望/ボブ・ディラン
2002.12.21
1975年発表、全米bPにもなったヒット作だ。無実の罪を着せられたボクサーを歌う「ハリケ
ーン」は当時でも、ディラン久々のプロテスト・ソングとして話題になった。他にも「モザンビーク
」「コーヒーもう一杯」等佳曲が多く、彼のソングライティングの素晴らしさに圧倒される。
☆☆☆☆☆

0849 僕たちの洋楽ヒット9 1976−77
     
2003. 1. 5
日本でヒットした洋楽を中心にした、大手3社共同企画によるコンピレーション・シリーズ。個人
的な事を言うと、1976−77といえば洋楽にどっぷりハマり始めた頃、ここに収録された曲は
どれも懐かしく、しかも楽曲の魅力は色褪せておらず、たっぷり楽しませて頂いた。
☆☆☆☆☆

0850 MORE THAN YOU THINK YOU ARE/Matchbox Twenty
     
2003. 1.11
今やアメリカン・ロックのトップ・バンドとして高い評価を受けているマッチボックス・トゥエンティ
の3rd。フロントマンのロブ・トーマスに注目が集まるが、他のメンバーも実力派揃いと見た。ト
ーマスとミック・ジャガーが共作した「Disease」をはじめ、どの曲もクォリティが高い。
☆☆☆☆☆