| 151 GO WEST ゴー・ウェスト | 1987. 4.25 |
| 1985年にデビューした2人組。この1stは打ち込み中心の音ながら、ボーカルが仲々ソウル フルなのと、ギターソロがエキセントリックなのとで飽きずに聴ける。イントロに必ずシンセを持 ってくるアレンジがワンパターンなのだが、そこがまた良い。 | ☆☆☆☆ |
| 152 WHITNEY HOUSTON そよ風の贈り物/ホイットニー・ヒューストン | 1987. 4.25 |
| 歌姫ホイットニーの1st。このアルバムを出す前に様々な人とデュエットでレコードを出していた という理由でグラミーの新人賞候補からはずされてしまったのは、やっぱり変。しかし、歌のう まさはさすが。バラードが多くて、ちょっと食傷気味になるが。 | ☆☆☆ |
| 153 BLOW BY BLOW/Jeff Beck | 1987. 4.28 |
| ベックは何といっても、これでしょう。サウンドから手法から何から何まで衝撃的なレコードだっ た。バックを固めるメンバーたちも、ベックに負けじと素晴らしいプレイを聴かせる。今聴いても このアルバムの斬新さは色褪せていない。全ロック・ファン必聴の名盤。 | ☆☆☆☆☆ |
| 154 RAINBOW RISING/Blackmore’s Rainbow | 1987. 4.28 |
| この頃のリッチーは凄かった。パープルを脱退しレインボーを結成しての2作目(1976年発表 )だが、パープルが解散して欲求不満気味だったハード・ロック・ファンを虜にするには十分過 ぎる内容だった。ロニー・ジェイムス・ディオのボーカルも素晴らしい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 155 CROWDED HOUSE | 1987. 5. 8 |
| 1987年にヒットした「ドント・ドリーム・イッツ・オーバー」を含むクラウデッド・ハウスの1st。「ド ント・ドリーム〜」は80年代を代表する名曲と言っていいくらいだが、その他の曲も粒ぞろい。 捨て曲なし。実に素晴らしい、の一言。 | ☆☆☆☆☆ |
| 156 THERE AND BACK/Jeff Beck | 1987. 5.15 |
| 「プロウ・バイ・ブロウ」「ワイアード」と傑作インストアルバムが続いた後、約4年のインターバル を経て1980年に発表されたアルバム。当時は不評だったような気がするが、前作のような火 花散る楽器バトルはないものの、ギター・インスト小品集といった感じで、決して悪くない。 | ☆☆☆☆ |
| 157 ELECTRIC/The Cult | 1987. 5.15 |
| 1987年の発表当時、やたらとメディアに絶賛されていたので、興味を持って買ってみた記憶 がある。ハードロックというには爽快感があまりなく、妙に重苦しい雰囲気で、どうも好きにはな れなかった。「ワイルドで行こう」の重たいカバー収録。 | ☆☆ |
| 158 THE SINGLES/Dave Stewart & Barbara Gaskin ザ・シングルズ/デイブ・スチュワート&バーバラ・ガスキン | 1987. 5.29 |
| デイブ・スチュワートとはユーリスミックスの人ではなく、ブラッフォードのキーボード奏者だった 人である。彼は妻の歌手バーバラ・ガスキンと組み、ありとあらゆるジャンルの曲をカバーした シングルを出しヒットさせた。やはり一筋縄ではいかない人である。 | ☆☆☆ |
| 159 GO/チェッカーズ | 1987. 5.29 |
| チェッカーズが脱アイドル宣言したアルバム、という事になるのだろうか。全曲メンバーのオリ ジナルで固めた初のアルバムなのである。仲々いい曲を書くので驚いた。アレンジも良く出来 ている。アイドル人気は維持しつつ、彼らはアーティストとしての評価も手に入れた。 | ☆☆☆☆☆ |
| 160 VINTAGE/南佳孝 | 1987. 6. 7 |
| タイトル通り大人のミュージシャンによる大人の為のポップスである。1987年発表だが、南佳 孝の80年代の作品の中では、最高傑作といっていいのではないか。PSY’Sの松浦雅也や小 西康陽といった若手とも組んだりして、余裕綽々。 | ☆☆☆☆☆ |
| 161 WINGS/ルック | 1987. 6.18 |
| この頃、ルックの曲には「夢を追い続ける瞳」とか「少年の心」とかいった陳腐なキーワードが 目立ち始めていた。この通算3作目にもそうした曲が収められているが、得てしてその手の曲 は面白くなく、脳天気なポップス曲の方がずっと出来が良かったりする。 | ☆☆☆ |
| 162 TANGO IN THE NIGHT/Fleetwood Mac | 1987. 6.21 |
| 『ファンタスティック・マック』と並ぶフリートウッド・マックの大傑作。リンジー・バッキンガムのソ ロ・アルバムの為のセッションがバンドのアルバムに発展したらしいが、久々とはいえレベルの 高い楽曲が揃いヒット連発、フリートウッド・マック健在をアピールした。 | ☆☆☆☆☆ |
| 163 VANILLA FUDGE | 1987. 6.21 |
| 今は死語となった‘アートロック’を代表するバンドのアルバム。名盤と言われているが、正直 な所僕にはこのアルバムが理解出来ない。有名曲の斬新なカバーがウリだが、その解釈の仕 方にも納得しかねる。 | ☆ |
| 164 ON THE BORDER/Eagles | 1987. 6.27 |
| イーグルスの3作目(1974年発表)。このアルバムからドン・フェルダーが加わって5人組とな り、サウンドがよりスケール・アップした。カントリー・ロックの枠を越えたアメリカン・ロックの傑 作である。ちょっと意外なトム・ウェイツのカバーも含め、隠れ名曲多し。 | ☆☆☆☆☆ |
| 165 BEVERLY HILLS COP U(O.S.T.) | 1987. 7.16 |
| 御存知エディー・マーフィー主演映画のサントラ。目玉は何といっても、ボブ・シガー単独名義で 発表され、全米Y1になった「シェイクダウン」だろう。非常にカッコいい曲である。他、ジョージ・ マイケルの初ソロ曲などが収められている。 | ☆☆☆☆ |
| 166 BURNIN’ SKY/Bad Company | 1987. 7.25 |
| バッド・カンパニーの4作目(1977年発表)。かなり音楽的な幅を広げ始めており、レイド・バッ クしたような曲もある。ポール・ロジャースは相変わらず素晴らしい。タイトル曲のギター・ソロ のミックスに、これまでの彼らとは違う物を感じた。かなりアメリカ志向が強まっている。 | ☆☆☆☆ |
| 167 ELTON JOHN LIVE IN AUSTRALIA WITH THE MELBOURNE STMPHONY ORCHESTRA 〜栄光のモニュメント〜エルトン・スーパー・ライブ/エルトン・ジョン | 1987. 7.25 |
| タイトル通りエルトンのオーストラリアでのライブ。曲はほとんどが初期のもので、オーケストラ と共演することにより、より一層ドラマチックなライブ・テイクとなって甦った。惜しむらくは手術 直前だったというエルトンの喉。確かにあまり声が出ていない。 | ☆☆☆☆ |
| 168 STRANGE FRONTIER/Roger Taylor | 1987. 7.25 |
| クイーンのドラマー、ロジャー・テイラーの2枚目のソロ・アルバム。クイーンの中で彼が担って いる役割がよく分かる。しかし、その部分が80年代のクイーンにおいて、主流になっていた事 もよく分かってしまう。ボブ・ディランのカバーなど、ロジャーの趣味が100%発散されている。 | ☆☆☆ |
| 169 HYSTERIA/Def Leppard | 1987. 8.10 |
| オリンピック・イヤーにしかアルバムを出さない、と言われているデフ・レパードだが、1987年 のこの大ベストセラー・アルバムも前作から5年振りだった。ドラムのリック・アレンが事故で片 腕を失うという不幸を乗り越えて、彼らは物凄いアルバムをものにした。 | ☆☆☆☆☆ |
| 170 RICHARD MARX | 1987. 8.10 |
| シングル「ドント・ミーン・ナッシング」にジョー・ウォルシュが参加していると聞き、ウェストコース ト風と勝手に想像していたら、かなりAOR寄りの音だった。曲の良さ、張りのあるボーカルが 素晴らしい。バラード系よりロック色の強い曲の方が出来が良い。 | ☆☆☆☆☆ |
| 171 JOHN LENNON/PLASTIC ONO BAND ジョンの魂/ジョン・レノン | 1987. 8.27 |
| 発表当初はあまりにも赤裸々な内容が、ビートルズ・ファンには衝撃的だったらしい。音数の 少ないサウンドにストレートな歌詞、確かにビートルズのイメージとは違うジョン・レノンの姿が ある。ちょっと息苦しいかも。 | ☆☆☆ |
| 172 ALPHABET CITY/ABC アルファベット・シティ/ABC | 1987. 9. 4 |
| 「ホエン・スモーキー・シングス」がヒットしたABCの4枚目。ストリングスとピアノのユニゾンとい うABC得意のゴージャスなアレンジがたまらない。タイトルとジャケットがちょっとダサいが、そ れ以外はお洒落に決まってて、素晴らしい。 | ☆☆☆☆ |
| 173 HOW TO BE A ZILLIONAIRE/ABC | 1987. 9.14 |
| こちらはABCの3枚目。デビュー・アルバムから徐々に音数が減り、今回は打ち込みを多用し 、デジタルな触感のサウンドである。ヒットした「ビー・ニア・ミー」は歌詞もメロディもABCらしい 名曲だが、やはりあのゴージャスなサウンドがないと物足りない。 | ☆☆☆ |
| 174 STRAIGHT SHOOTER/Bad Company | 1987. 9.14 |
| バッド・カンパニーの2nd。成功したデビュー・アルバムの後を受けてやりにくかったとは思うが 、かなりポップな面も見せている。後のアメリカ志向も「シューティング・スター」などに感じられ、 R&Bバラード風な「アンナ」共々、今聴くと興味深いものがある。 | ☆☆☆☆ |
| 175 BANANARAMA 愛しのロバート・デ・ニーロ/バナナラマ | 1987. 9.19 |
| 市井のOLが一夜明けたらスターになっていた、という雰囲気の女の子3人組のバナナラマの 2作目。「ちぎれたハート」がヒットしたが、この曲は間違いなく名曲であろう。他の曲はちょっと 印象が薄いかも。気楽に聴けていいけど。 | ☆☆☆ |
| 176 LONDON TOWN/Wings LONDON TOWN/ウィングス | 1987. 9.19 |
| 1976年のアメリカツアーを大成功させたウィングスが1978年に発表したアルバムはタイトル からして英国宣言という感じ。穏やかで落ち着いた作風の中にもどこか湿り気みたいな物を感 じさせる傑作。最近、とあるCDショップでラウンジのコーナーに置かれていた。 | ☆☆☆☆ |
| 177 TUSK/Fleetwood Mac | 1987.10. 1 |
| 『噂』の大ヒット後、次作に注目が集まる中1979年に発表されたアルバム。とにかくファースト ・シングルの「タスク」には驚いた。アフリカっぽいリズムにお経のような歌。アルバム全体でも 今までのマックらしい曲と違うイメージの曲が交互に並び、『噂』の影は感じられない。 | ☆☆☆☆ |
| 178 BACK TO THE EGG/Wings バック・トゥー・ジ・エッグ/ウィングス | 1987.10. 1 |
| 1979年発表。前作とは趣を変え、タイトル通り原点回帰とも言えるロック・アルバム。やや勇 み足、という感じがしなくもないが。ロック界の大物を集めたロッケストラ・セッションが話題にな ったが、誰が何をやってんだか分からなくて、意味不明。 | ☆☆☆ |
| 179 DANCING ON THE COUCH/Go West ダンシング・オン・ザ・カウチ/ゴー・ウェスト | 1987.10. 9 |
| ゴー・ウェストの2nd、1987年発表。デビュー作より音楽的な幅を広げ、ジャズっぽい曲にま で挑戦しているが、あまり成功していないような気がする。打ち込みパワー・ポップ路線からの 脱却を狙ったのだろうけど、まだ早過ぎたのではないだろうか。 | ☆☆☆ |
| 180 THE MYTHS AND LEGENDS OF KING ARTHUR AND THE KNIGHTS OF THE ROUND TABLE /Rick Wakeman アーサー王と円卓の騎士たち/リック・ウェイクマン | 1987.10.20 |
| イギリスに伝わるアーサー王伝説をモチーフに、イエスでお馴染みのキーボード奏者リック・ウ ェイクマンが作ったトータル・アルバム。意外と分かりやすい作りで却って拍子抜けした。もっと イギリス的な荘厳な物をイメージしていたのだけれど。 | ☆☆☆ |
| 181 サディスティック・ミカ・バンド | 1987.10.20 |
| 日本のロック創世記の偉大なるバンドのデビュー・アルバム。バンド名はプラスティック・オノ・ バンドのもじり、音はT・レックスあたりをヒントにした物と、当時からかなりいかがわしい事を やっていてよろしい。リーダーの加藤和彦をはじめ、多くの有能なミュージシャンを輩出した。 | ☆☆☆☆ |
| 182 TALES OF MYSTERY AND IMAGINATION /The Alan Parsons Project 怪奇と幻想の物語〜エドガー・アラン・ポーの世界〜 /アラン・パーソンズ・プロジェクト | 1987.10.30 |
| エンジニア・プロデューサーとしてビートルズ、ピンク・フロイドなどのアルバム制作に関わって きたアラン・パーソンズによる音楽プロジェクトの第一弾。1976年発表。エドガー・アラン・ポ ーの作品を見事に音楽化した名盤。後に彼らは路線変更し、ヒットを飛ばす。 | ☆☆☆☆☆ |
| 183 COSA NOSTRA BECK−OLA/Jeff Beck ベック・オラ/ジェフ・ベック・グループ | 1987.10.30 |
| ジェフ・ベックがロッド・スチュワートと結成したジェフ・ベック・グループの1st。ブルースを基盤 に独自の解釈を加え、いわゆるハード・ロックのひな形とも言えるサウンドを作り上げたベック はやはり凄い。ジミー・ペイジはこれを聴いてツェッペリンをハードロックバンドにしたらしい。 | ☆☆☆ |
| 184 MEN AND WOMEN/Simply Red | 1987.11. 2 |
| 80年代UKソウルの中でも郡を抜いた存在だったシンブリー・レッドの2nd。独特のソウル感 覚に加え、全体的に演奏がタイトにまとめられ、非常に聴き応えのある内容となっている。他 のバンドに比べると、やはりボーカルのミック・ハックネルの存在が大きい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 185 SEVEN AND THE RAGGED TIGER/Duran Duran セブン&ザ・ラグド・タイガー/デュラン・デュラン | 1987.11. 9 |
| デュラン・デュランの3作目。全曲を通して、ミステリアスな物語性が感じられる傑作。彼らの代 表作と呼んでいいだろう。「リフレックス」のナイル・ロジャースによるリミックス・バージョンが全 米Y1となったが、他の曲も素晴らしい。 | ☆☆☆☆☆ |
| 186 SARAVAH!/高橋ユキヒロ | 1987.11.19 |
| 当時(1978年)はまだサディスティックスのメンバーだった高橋幸宏のソロ・アルバム。お洒 落でダンディーなイメージの人だっただけに、アルバムもそっちの線を狙った作りだが、成功し たとは言い難い。ただ、この頃からヨーロッパに目が向いているのが分かるのは面白い。 | ☆☆ |
| 187 CLOUD NINE/George Harrison クラウド・ナイン/ジョージ・ハリスン | 1987.11.25 |
| ジョージ・ハリスンの『ゴーン・トロッポ』以来5年振りとなったアルバム。「セット・オン・ユー」の 全米Y1ヒットを生み、アルバム自体も評判となった。正に返り咲き。ジェフ・リンのビートルズ ・コンプレックス丸出しのプロデュース振りが気になるが、ジョージらしさの出た好盤。 | ☆☆☆☆ |
| 188 FAITH/George Michael FAITH/ジョージ・マイケル | 1987.11.25 |
| ワム!解散後のジョージ・マイケルの初ソロ・アルバム。かなり期待していただけにがっかりだ った。わざと薄っぺらにした音、内にこもるようなボーカル、所々に漂う猥雑さ、ワム!のイメ ージを必死になって払拭しようとしてる感じ。売れたのが、せめてもの救い? | ☆☆ |
| 189 E・S・P/Bee Gees | 1987.11.30 |
| オリジナル・アルバムとしては久々だった。80年代に入ってからずっと悩まされ続けてきた大 ヒットのプレッシャーから、ようやく解放されたような感じが全体に漂っている。過去のヒット曲 を焼き直したような曲がなくもないが、定評あるメロディ作りのセンスは健在。 | ☆☆☆ |
| 190 ELTON JOHN’S GREATEST HITS VOL.V 1979−1987 | 1987.11.30 |
| タイトル通り、エルトンのグレイテスト・ヒッツ第三弾。日本発売はされなかった。70年代の頃 のような強烈なヒット・メイカーとしてのイメージには欠けるものの、常に水準の高い作品を作 り、安定してヒットを放ってきた彼の80年代の足跡を見直すには最適。 | ☆☆☆☆ |
| 191 THE SINGLES/Pretenders ザ・グレート・プリテンダーズ/プリテンダーズ | 1987.12.14 |
| ヒット・メイカーとしてのイメージはないものの、ブリテンダーズも結構良い曲出してるではない の、という事が認識出来るベスト盤。それまでのアルバムから万遍なく選曲され、またUB40 と共演した「アイ・ガット・ユー・ベイブ」も収められていてお買い得。 | ☆☆☆☆☆ |
| 192 THE JOSHUA TREE/U2 | 1987.12.22 |
| アイルランド出身、パンクの洗礼を受けた‘怒れる若者’バンドとしてデビューしたU2だが、そ の後アメリカ音楽に傾倒し、ついにはこのアルバムをベストセラーにするのみならず、グラミー 賞を受賞するまでに至った。ゴスペル・タッチの「終わりなき旅」は名曲。 | ☆☆☆ |
| 193 SAINTS & SINNERS/Whitesnake | 1987.12.22 |
| このアルバムを買った頃、ホワイトスネイクは『サーペンス・アルバス』をヒットさせており、「ヒ ア・アイ・ゴー・アゲイン」と「クライング・イン・ザ・レイン」のオリジナル・テイクが収められている というので聴いてみた。この当時ゴタゴタ続きだったせいか、まとまりに欠ける内容。 | ☆☆☆ |
| 194 SHOVE IT/The Cross 夢の大陸横断/ザ・クロス | 1987.12.30 |
| クイーンのロジャー・テイラーがバンド結成、しかもそのバンドには別にドラマーがおりロジャー はボーカルに専念する、というのには驚いた。そのバンド、ザ・クロス名義のアルバムだが実 際にはほとんどがロジャー一人で録音したらしい。ロジャーのソロを通じても一番の出来。 | ☆☆☆☆ |
| 195 BAD NEWS バッド・ニューズ | 1988. 1. 5 |
| よくは知らないが、イギリスのコメディアンたちが結成したコミック・バンドのアルバムで、なんと プロデュースはブライアン・メイ。「ボヘミアン・ラプソディ」のブッ壊れたカバーが何とも...。言 葉が分かればもっと楽しめるのだろう。 | ☆☆☆ |
| 196 NOT CHECKERS−円高差益還元ライブ /キュート・ビート・クラブ・バンド | 1988. 1. 9 |
| チェッカーズの変名バンド。この頃大胆にもロンドンへ出かけてライブをやってきたらしい。その 時のライブ盤らしいのだが、収録曲の大部分がチェッカーズのレパートリーで、変名にする意 味があるのかどうか、理解に苦しむ。外人相手だから構わないのだろうか。 | ☆☆ |
| 197 SCHMATZ/原田知世 | 1988. 1.14 |
| この頃の原田知世は後藤次利プロデュースでレコードを作っており、デビュー以来のイメージ から脱却して、ロック色を強めていた。「雨のプラネタリウム」なんて名曲もある。ただ、そのロ ック路線もややマンネリかな、と感じてしまうのがこのアルバムの惜しい所。 | ☆☆ |
| 198 KEEP YOUR DISTANCE/Curiocity Killed The Cat キープ・ユア・ディスタンス/キュリオシティ・キルド・ザ・キャット | 1988. 1.18 |
| これもいわゆるUKソウル組。デビュー当時、全員10代だったらしい。スタイル・カウンシルあ たりにも通じるコンテンポラリー・ソウルといった趣だが、他のバンドと同じくこのバンドならでは の個性が感じられないのが残念。いい曲作ってるんだけど。 | ☆☆☆ |
| 199 OUT OF THE BLUE/Debbie Gibson アウト・オブ・ザ・ブルー/デビー・ギブソン | 1988. 1.18 |
| デビー・ギブソン確かデビューした頃は16歳だったはず。この1stからヒットを連発し、ティファ ニーと共にティーン・アイドル旋風を巻き起こした。若い割には作曲からプロデュースまでやる 天才振りも話題だったが、このアルバムで聴けるのは当時流行の音で別に目新しくはない。 | ☆☆☆ |
| 200 BLACK AND BLUE/The Rolling Stones | 1988. 2.10 |
| 1976年発表、個人的には思い入れもあり、ストーンズの最高傑作と呼ばせて頂く。70年代 のストーンズはアメリカ南部的サウンドを追求していたが、このアルバムはやや趣向が異なり 、都会的退廃も見え隠れする作風だ。「メモリー・モーテル」は超名曲。 | ☆☆☆☆☆ |


